記事一覧:週刊ダイヤモンドの見どころ446

定期購読キャンペーンのご案内

記者の目

  • 編集委員 清水理裕

    取材で命を吹き込んだ倒産危険度ランキング2022

    「数字に命を吹き込んで、血が通うような記事を書きたい」。データ担当の編集委員になって3年半が過ぎました。その間、この命題は常に念頭にありました。
     成否を分けるのは取材です。今回2年ぶりに倒産危険度ランキングを担当しました。ワースト上位を中心にいろいろ聞いて回りましたが、前々回と比べ、経営状況が悪くなっている企業が増えており、震撼するものがありました。
     倒産はM&A以上に重大で、人で言えば死に相当するもの。瀬戸際で急回復するケースもあり、軽々に書けない内容も正直多いです。ですが今回、行間にそういった危機意識をにじませました。この特集が再度、注目される局面がきっと来ると思います。熟読いただければ幸いです。

  • 副編集長 鈴木崇久

    「傘をくれ」と聞くと思い出す言葉

    「止まない雨はない」より先にその傘をくれよ──。人気アニメ「チェンソーマン」の主題歌、米津玄師さんの「KICK BACK」 という曲の歌詞の一節です。
     愛情や助けを求める主人公の心の叫びを代弁しているのでしょう。ただ、銀行業界の担当記者だった身としては、別の言葉を想起します。
    「晴れの日に傘を差し出し、雨の日に取り上げる」。会社の好調時は「融資させて」と頼み、苦境時はお金を回収。そんな銀行へのやゆです。銀行業界には「貸さぬも親切」なる言葉もありますが、経営者の心境は「ご託はいいからその傘をくれよ」でしょう。
     市場から退出せざるを得ない会社もあるでしょうが、その見極めの重みは忘れないでと切に願います。

最新号の案内2022年12月10日号

表紙

特集「危険水域」の上場509社総点検 倒産危険度ランキング 超円安 物価高 ゼロゼロ融資終了

倒産件数が歴史的低水準だった2021年から一転、企業の倒産がじわじわと増えている。ゼロゼロ融資終了、円安、物価高、人手不足……。コロナ禍に伴う豊富な支援で倒産を免れていた企業の「選別」が始まった。ダイヤモンド編集部が上場企業3935社の倒産…

特集2味の素 絶好調下の焦燥

味の素が絶好調だ。2021年度決算では過去最高益を更新し、今期も4期連続の過去最高益を見込む。原材料高で減益に陥る企業が多い食品業界の「勝ち組」だ。しかし、好調の内訳に目を向けると、けん引役は非食品事業で、〝本業〟の食品事業には暗雲も垂れ込…