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2023年12月16日号
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今週の週刊ダイヤモンド2023年12月16日号[880円]

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特集 ソニー・ホンダの逆襲

ソニーグループとホンダは、尖った商品を次々と世に送り出し成長してきたが、近年は、消費者を驚かせるようなヒット商品を生み出せていない。両社は、次なる成長のために〝唯我独尊〟の姿勢を改め、電気自動車(EV)の共同開発に乗り出した。本特集は、EV開発の裏側に迫るとともに、ソニー、ホンダの実力や凋落リスクを明らかにする。

ココが見どころ

ソニーとホンダが旧弊打破に向けて異例のタッグ、EV共同開発で抱く野望とは

『週刊ダイヤモンド』12月16日号の第1特集は「ソニー・ホンダの逆襲」です。ソニーとホンダは、尖った商品を次々と世に送り出し成長してきましたが、近年、消費者を驚かせるようなヒット商品を生み出せていません。両社は、次なる成長のために“唯我独尊”の姿勢を改め、電気自動車(EV)の共同開発に乗り出しました。本特集は、EV共同開発の裏側に迫るとともに、ソニー、ホンダの実力や課題を明らかにします。

目次

特集ソニー・ホンダの逆襲

  • 【Part 1】くせ者同士のタッグ
  • ”孤高”の企業だったソニー、ホンダ EV共同開発で抱く野望
  • 超ハイスペックEV価格は2000万円!? ソニー・ホンダの”怪物”の真価
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  • 【Part 2】好調ソニーに忍び寄る影
  • エレキで「リストラ再来」はあるのか? 30年ヒット作不発の危機
  • イメージセンサー「1兆円投資」に暗雲 「アップル依存」の陥穽
  • 稼ぎ頭ゲーム事業が「低収益化」の危機 マイクロソフトと大決戦
  • 巨額買収や成長投資…軍配はどちらに? ソニーvsパナ「宿命の対決」
  • ソニー最大のリスクは経営人材の枯渇? 「ポスト十時」有力候補は
  • 〈インタビュー〉丸山茂雄(ソニー・ミュージックエンタテインメント元社長)
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  • 【Part 3】ホンダの焦燥
  • ホンダが直面する三つの大問題 GM共同開発中止の真相
  • ホンダの剛腕・三部体制の権力構造 正念場を指揮する次期社長候補
  • 〈Column〉トヨタが牛耳る自工会人事 ホンダの悲哀と「秘めた反骨」
  • ホンダが日立の問題児を引き取る裏事情 自動車業界の最大の謎に迫る
  • N-BOX頼みのホンダ販売店を襲うEVショック! 「ディーラー社数3分の1」の構造改革
  • 〈Column〉ホンダが王者トヨタから再び金星を挙げられる理由
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  • 【Part 4】”唯我独尊企業”の実力
  • トヨタ車やアップルカーに勝てるのか ソニー・ホンダの革新力は?
  • 「創業者の理念」と「高給」に恵まれるが、悩みは深い…ソニー&ホンダ両社員の本音
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  • 【Part 5】ハンドルがなくなる時代の自動車・半導体 存亡ランキング292社
  • 自動車産業を「生き残り力」で格付け ホンダが2位と、大健闘!

特集2家族が恨み骨髄 絶対やってはいけない 「相続の不始末」 生前贈与・不動産・遺言書・終活

News

  • 【Close Up】国内最大MBOの大正製薬 ”独裁”回帰に初代の教え
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  • 【Close Up】オープンハウスらに反撃開始も 大和ハウス「分譲シフト」に潜む死角

ウォール・ストリート・ジャーナル発

  • アルゼンチンが地で行く「財政支配」

政策マーケットラボ

  • マイナス金利解除の準備開始 日銀の2%物価目標のゆがみ
  • 河野龍太郎(BNPパリバ証券経済調査本部長チーフエコノミスト)
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  • ウクライナ「妥協的停戦合意」は円安・株高・商品安につながるか
  • 山本雅文(みずほ証券チーフ為替ストラテジスト)

データ

  • 【数字は語る】+1.9% 日本銀行「経済・物価情勢の展望(2023年10月)」における政策委員の物価見通し(久後翔太郎)

連載・コラム

  • 牧野 洋/Key Wordで世界を読む
  • 小林快次/大人のための最先端理科
  • 池上彰と増田ユリヤの世界最前線
  • 菅 義偉/官邸の決断
  • 井手ゆきえ/カラダご医見番
  • 深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
  • Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書
  • Book Reviews/オフタイムの楽しみ
  • Book Reviews/目利きのお気に入り
  • Book Reviews/ビジネス書ベストセラー
  • 山本洋子/新日本酒紀行
  • 後藤謙次/永田町ライヴ!
  • From Readers From Editors
  • 世界遺産を撮る

次号予告

2023年12月30日号

特集2024総予測 日本と世界が新次元! どうなる? 株価・金利・賃金・円相場・企業

特集2123人の経済学者・エコノミストが選んだ ベスト経済書

※特集タイトルや内容は、変わることがあります。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 副編集長 名古屋和希

    ソニーが見せた物言う株主対応の“お手本”

     物言う株主(アクティビスト)の存在感が増し、企業対アクティビストの攻防を取材することが多くなりました。ただし、企業の多くが、物言う株主の要求にたじたじとなる場面を見掛けることが少なくありません。
     アクティビスト対応の〝お手本〟といえるのが、ソニーグループです。2019年に米投資ファンドに半導体事業の分離を求められたソニーは、分離案を拒絶。半導体事業を中核に位置付けた成長戦略を打ち出し、投資家の理解を勝ち取っていったのです。
     結局、ソニーは「有言実行」を果たし、企業価値を高めました。アクティビスト対応の本質は、投資家と対話し、説得していくことなのです。ソニーの教訓は示唆に富みます。

  • 編集部 猪股修平

    入社して早3カ月、新参記者として山を登り続けたい。

     どうやら編集部内で私が最年少らしい。9月に仲間入りをして、気付けば師走になりました。至らぬ点を「若いから挽回できる」と言い訳もしていられません。
     末っ子でひよっこ、ならばとっとこ駆け回って頑張ろう。と思って、三歩進んで二歩、いや、二・五歩下がっている……。一進一退で社内外の皆さまにご指導をいただく毎日です。
     初めて特集に携わりましたが、年末年始にかけてさらにヤマ場があります。今はまだ右も左も分からず「そこに山があるから登る」との心持ちです。いずれは「この山を登ってみせよう」と狙えるくらい、果敢に特集を組みたいです。滑落しないよう、クライマーズハイには気を付けつつ。

先週号の案内2023年12月9日号

表紙

特集 新・理系エリート

少子化が進む中、国は2010年代半ばから大学側に人文科学系などの文系リストラを促すようになった。その一方で、AI・データサイエンスの急速な技術進化が社会やビジネスに大きな影響を与え、また世界的に脱炭素化へ向けた再生可能エネルギーの活用が進む…

特集2シン・稲盛和夫論

京セラ創業者の稲盛和夫氏が昨年8月24日に90歳で逝去し、1年余りがたった。「経営の神様」などと評され、その経営哲学に共感する声は今なお多い。だが、実は稲盛氏を巡っては、いまだ知られざる逸話や意外な人脈なども存在する。それらを再発掘し、改め…