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2023年12月9日号
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今週の週刊ダイヤモンド2023年12月9日号[900円]

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特集 新・理系エリート
170大学ランキング&754学部・学科

少子化が進む中、国は2010年代半ばから大学側に人文科学系などの文系リストラを促すようになった。その一方で、AI・データサイエンスの急速な技術進化が社会やビジネスに大きな影響を与え、また世界的に脱炭素化へ向けた再生可能エネルギーの活用が進むことから、デジタル系人材やグリーン系人材を育成する理系学部・学科の充実を後押しする。デジタル人材が重宝される職場や社会で理系コンプレックスを抱く親世代には、早いうちに子供の理系志向を促す者が少なくない。こうしたシフトが進む手前の今こそ、〝理系の入り時〟である。

ココが見どころ

大学「理系」は今が“入り時”!時流に乗る高いDX・GX系学部でも受験倍率が跳ね上がらない理由

『週刊ダイヤモンド』12月9日号の第1特集は「新・理系エリート」です。小中高生から大学生、社会人までそれぞれが新たな時代の理系エリートになる道に迫ります。

目次

特集新・理系エリート 170大学ランキング&754学部・学科

  • 【Part 1】DX・GXの波に乗る 理系の新勢力
  • 一橋大データ系学部にラブコール殺到 「年収2000万で入社して」
  • NTTデータとアクセンチュア 就活超人気でも安泰ならず
  • 東京農大11学科は文系3科目受験OK 農大「数学なし入学ルート」
  • 青学、立教、横国の新学部が脅威に 慶應大を襲う「SFC包囲網」
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  • 【Part 2】ものづくりとヘルスケア 伝統理系の明暗
  • 熊本大と北大にリスク回避の抜け道 半導体と情報系「二股ルート」
  • 東進「理系学部W合格者の進学率」で判明! 「早慶上理」よりも難関国立大
  • 薬学部淘汰危険度ランキング最新版 姫路獨協が不名誉な”3連覇”
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  • 【Part 3】小中高から育てる 理系エリート新世代
  • 早稲田関係者がリスト入りに歓喜! 鉄緑会「指定校」意外な基準
  • 中学・高校受験から大学受験まで 理系エリートを育む塾マップ
  • 慶應やMARCHはコスパが低い 中高一貫校の理系進学コスパ
  • 最新2023年度入試 理系に強い全国高校ランキング
  •  旧帝国大学・理系学部&東京工業大学の現役合格者数ベスト100高校
  •  早慶MARCH・理系学部+東京理科大学合格者数ベスト100高校
  •  名門理系大学合格者数ベスト100高校
  • 〈Column〉「高学歴発達障害」の就職 ベストな進路はIT分野
  • 旧帝大など難関大進学への穴場ルート 高専の進学力は高校の4倍
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  • 【Part 4】社会人も成り上がる 理系大学院ルート
  • 東大・京大に文系社会人も入れる! 理系の名門大学院の”穴場”
  • 文系からでも受けやすい! 理系学部編入”穴場の穴場”
  • 旬の学問分野は? 採用が増えるのは? 社会人教授「狙い目マップ」
  • 156大学・理系327学部 偏差値42年間の推移 早見表

特集2シン・稲盛和夫論 思想の深遠を再発見!

News

  • 【Close Up】太田純・三井住友FG社長が死去 ”カラを破る”機運維持できるか
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  • 【Close Up】「自爆営業」禁じられ共済が大幅減益 「1500億円減益」の衝撃試算

ウォール・ストリート・ジャーナル発

  • インフレは不快、住宅インフレは最悪

政策マーケットラボ

  • 日本のデジタル赤字8年で倍増 執拗な円安が続く要因に
  • 唐鎌大輔(みずほ銀行チーフマーケット・エコノミスト)
  •   
  • 中国「一帯一路」”質への転換”で習演説が触れなかった重要問題
  • 佐野淳也(日本総合研究所調査部主任研究員)

データ

  • 【数字は語る】8兆円 2020年の目標値として、日本政府が16年に設定した訪日外客消費額の政府目標(小林俊介)

連載・コラム

  • 牧野 洋/Key Wordで世界を読む
  • 佐藤 優/次世代リーダーの教養
  • 加藤文元/大人のための最先端理科
  • 井手ゆきえ/カラダご医見番
  • 深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
  • Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書
  • Book Reviews/オフタイムの楽しみ
  • Book Reviews/目利きのお気に入り
  • Book Reviews/ビジネス書ベストセラー
  • 山本洋子/新日本酒紀行
  • 後藤謙次/永田町ライヴ!
  • From Readers From Editors
  • 世界遺産を撮る

次号予告

2023年12月16日号

特集〝唯我独尊企業〟異例のタッグの行方 ソニー・ホンダの逆襲

特集2家族が恨み骨髄 絶対やってはいけない相続の不始末

※特集タイトルや内容は、変わることがあります。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 野村聖子

    数字に弱いのは「文系」出身だからじゃなかった

     昔から数字には弱かったのですが、40歳を超えて老眼が入ってきたせいか、最近ますます数字アレルギーが強くなってきました。
     弊誌は経済メディアですから、数字と向き合う仕事から逃れることはできません。
     今特集でもランキングの基となる、膨大な数字が並んだ生データを一目見るなり頭がクラクラして、ついついデータ整理を後回しにしてしまいました。
    「これは私がゴリゴリの文系出身だからに違いない」と思っていたのですが、同じ文系出身であるはずの編集部の諸先輩方からそんな様子はみじんも感じられません。
     数字に強い、弱いというのはどうも文理関係なく、私自身の資質の問題だったようで意気消沈しています。

  • 副編集長 千本木啓文

    戦時中の〝理系人材〟育成が生んだ、思わぬ「副産物」とは

     意外な理系人材に、財務大臣を務めた藤井裕久氏がいます。東大法学部卒の元大蔵官僚ですが、終戦までの数カ月、「特別科学学級」で学んでいました。同学級の目的は、秀才を集め、原子爆弾を開発する科学者を育成することでした。勤労動員は免除され、上級学校への進学も保証されていたそうです。
     同学級は科学者だけでなく、元ニコン会長の吉田庄一郎氏や元シチズン時計社長の春田博氏ら産業界の大物を多数輩出しました。
     藤井氏は自伝に「敗戦国の悪あがきのような人材育成が、本来の目的を果たすことなく、むしろ戦後の日本の復興と成長に貢献したことは不幸中の幸いだ」と記しています。あまり語られることのない教育史の一ページです。

先週号の案内2023年12月2日号

表紙

特集ゼネコンショック 2024年

2024年4月1日から、建設業にも働き方改革に伴う残業時間の上限規制が適用される。ただでさえ、高齢化や人手不足、長時間労働の三重苦にあえぐ中、「2024年ショック」が追い打ちをかける。業界では生き残りを懸けた合従連衡が進む見通しだ。業界再編…

特集2JR東日本 脱・鉄道への分岐点

鉄道最大手のJR東日本が分岐点を迎えている。本業の鉄道事業の利益水準は新型コロナウイルス禍前には戻らない見通しで、不動産を柱とする非鉄道事業へのシフトを加速する。今年に入り、長らく懸案となってきた、鉄道事業が抱える赤字ローカル線問題にも踏み…