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2023年4月8日号
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今週の週刊ダイヤモンド2023年4月8日号[880円]

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特集 儲かる農業 2023
下剋上 ピンチをチャンスに!

JAグループに対する怒りが沸騰している。肥料や飼料の高騰で農家が廃業しているのに、手を差し伸べる組織が少ないからだ。農協に代わって農業の「主役」に躍り出るプレーヤーはどの企業か。また、金融事業の減益ショックに耐えられず、消えゆく農協はどこなのか──。農家1738人から得たアンケートの回答と、ダイヤモンド編集部の総力取材で迫る。

ココが見どころ

農協“保険自爆営業”自粛で迫る減益ショック、「赤字危険度」ワースト1位はJA京都

『週刊ダイヤモンド』4月8日号の第1特集は「儲かる農業2023 下克上」です。JAグループに対する農家の怒りが沸騰しています。肥料や飼料の高騰で離農が相次いでいるのに、手を差し伸べる農協の組織が少ないからです。農協に代わって農業の「主役」に躍り出るのはどの企業か。また、金融事業の減益ショックに耐えられず、消えゆく農協はどこなのか――。農家1738人から得たアンケートの回答と、ダイヤモンド編集部の総力取材で迫ります。

目次

特集儲かる農業 2023 下剋上 ピンチをチャンスに!

  • 【Part 1】 怒る農家vs潤うアグリ企業
  • 値上げできないのは農家だけ? 肥料、食品メーカーが暴利
  • 農家版プラットフォーマー9陣営を格付け トヨタ脱落、“老舗”神明が躍進
  • 農家が判定 使える農業ツール選手権
  • 農業で「使える&期待外れ」ツールを忖度なしに格付け 全農とベンチャーが生産DXでシェア争奪!
  • 農家が判定 価格転嫁できた・できなかった農産物の販路ランキング 
  • 農家の生命線! 儲かる販路ランキング 産直アプリ「ポケマル」が復活
  •  
  • 【Part 2】 逆境をバネにする豪農たち
  • 上位陣のコメ生産費は平均の3分の1! 最高益を叩き出す変革者たち
  • 中小キラリ農家ランキング「ベスト22」 1位は香川で1億最速突破! ヒューリック参画イチゴ農家
  • 農家厳選! 「カリスマ農家」ランキング 首位は常連、7位のらくら農場
  • 中国26ha所有は氷山の一角にすぎない! 外資が買い漁る「農地と森林」
  •  
  • 【Part 3】 組合長たちの“反乱”
  • 首位ふくしま未来、2位兵庫・たじま 農家が選定「支持率ランキング」
  • 〈インタビュー〉 数又清市(JAふくしま未来組合長)
  • JA北海道「農家vs学経」内部抗争に見る 農協中央会と連合会の落日
  • 〈インタビュー〉 有塚利宣(JA帯広かわにし代表理事組合長)
  • 農協組合長がJA共済連、全中に反旗! 農家が搾取構造に怒りの鉄拳
  • 「JA人材流出深刻度」ランキング 止まらぬ農協職員の集団離職
  • JAに甘い県庁は“自爆”を止められない 「共済不正」のお目こぼしを暴く
  • 〈Column〉 禁断の「天下りポスト」が復活 農水省、萎んだ改革マインド
  •  
  • 【Part 4】 農協沈没
  • 過去最多157JAが赤字転落 立て直し困難な農協の末路
  • 金融減益ショックで消える農協を財務データから解明 JA赤字危険度ランキング 全512JA

特集2ネット証券 ゼロの衝撃

News

  • 【Close Up】 混迷セブン&アイに社長退任要求 西武池袋売却の「禁じ手」浮上
  • 【Close Up】 量子コンピューター支える日本企業 「国産初号機」どこまで国産?

ウォール・ストリート・ジャーナル発

  • FRBの綱渡り政策、いつまで続く?
  • AT1債市場に動揺、クレディS債の無価値化で

政策マーケットラボ

  • 米銀破綻後のドル円相場 円売り介入の可能性を考える
  • 山本雅文(みずほ証券チーフ為替ストラテジスト)
  •  
  • 人口世界一インド経済の虚実 高成長で注目もくすぶる課題
  • 西濵 徹(にしはま・とおる) (第一生命経済研究所経済調査部主席エコノミスト)

データ

  • 【数字は語る】
  • 20.3% 2022年の出生数の14年の出生数に対する減少率(須田美矢子)

連載・コラム

  • 牧野 洋/Key Wordで世界を読む
  • 佐藤 優/次世代リーダーの教養
  • 加藤文元/大人のための最先端理科
  • 井手ゆきえ/カラダご医見番
  • 深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
  • Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書
  • Book Reviews/オフタイムの楽しみ
  • Book Reviews/目利きのお気に入り
  • Book Reviews/ビジネス書ベストセラー
  • 山本洋子/新日本酒紀行
  • 後藤謙次/永田町ライヴ!
  • From Readers From Editors
  • 世界遺産を撮る

次号予告

2023年4月15日・22日合併特大号

特集2024年 最新入試に対応! わが子が伸びる中高一貫校&小学校&塾

特集2就職人気企業ランキング 2023年春(2024年卒・就活後半戦調査)

※特集タイトルや内容は、変わることがあります。

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記者の目

  • 編集部 千本木啓文

    JA赤字危険度ランキングでJA京都が1位!作為はありません

     JA京都の中川泰宏氏についての書籍『農協のフィクサー』を上梓しました。いわば本誌からのスピンアウトであり、出版できたのは農業特集を8年も続けさせてくれた編集部のおかげです。
     でも、困ったことがあります。本特集のJA赤字危険度ランキングでJA京都が全国ワースト1位になったのです。恣意的な操作を疑われかねません。調べたところ、JA京都は2021年ワースト36位、22年3位、今回1位と、当方が手を加えなくとも自ら順位を上げていました。
     ランキングの指標を改善し、結果的に1位でなくなるならOKです。ただ、改善の結果、最もヤバいのは農協の親玉、農林中央金庫だったなどという結論になれば、それはそれで大ごとです。

  • 副編集長 清水量介

    国の花粉症対策が進まない理由は自分にあった

     3月半ばに今号の編集後記担当だと知った当初は「なぜ国は花粉症対策にもっと力を入れないのか」と強く問題提起するつもりでした。
     ある調査によれば関東では6割以上の人が花粉症とのこと。私自身ももう20年以上も悩まされています。鼻詰まりに、低下する集中力。経済的損失も大きいはずです。
     と、まあ、このような編集後記を執筆しようと予定していたのですが……。実際に締め切り間近となった今は、症状も和らいできた3月末。するとなんだか「ムキになって主張するのもなあ……」という気も。
     ずばり、これがきっと花粉症対策が進まない原因ですね。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」を国民全体で繰り返しているのかもしれません。

先週号の案内2023年4月1日号

表紙

特集部長・課長の残酷 役職定年 給料 出世

「賃上げ」が今年の春闘の話題となる中、誰しも気になるのが自分の給料の行方だ。年収を上げる早道の一つは、社内での出世である。どうすれば部長・課長に出世でき、その待遇はどうなっているのか。そして部長・課長に昇進しても、シニア社員には「役職定年」…

特集2電力バトルロイヤル

大手電力会社が大揺れだ。関西電力や中部電力など大手4社が絡むカルテルは史上最高額の課徴金納付命令が見込まれ、電力自由化の理念を踏みにじる大手電力の送配電会社による情報漏洩も発覚した。自らが招いた荒波の真っただ中にある電力業界で、周りは敵ばか…