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2024年10月26日号
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今週の週刊ダイヤモンド2024年10月26日号[950円]

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特集 物流大戦

物流業界が大再編時代に突入した。トラックドライバーの残業時間が制限される「2024年問題」に対応し切れない中小事業者の倒産や事業譲渡が増え、ヤマトホールディングスやSGホールディングスなど上場大手もM&Aで生き残りを懸ける。その一方で、自前物流を構築するアマゾンジャパンやスタートアップなど新参者が台頭。日本経済を底支えする物流業界で今、一体何が起きているのか。戦いの最前線に迫る。

ココが見どころ

ヤマト、佐川、アマゾン…物流業界はM&Aで生き残りを懸ける大再編時代に突入!

『週刊ダイヤモンド』10月26日号の第1特集は『物流大戦』です。トラックドライバーの残業時間が制限される「2024年問題」に対応し切れない中小事業者の倒産や事業譲渡が増え、ヤマトホールディングスやSGホールディングスなど上場大手もM&Aで生き残りを懸ける戦いが始まっています。日本経済を底支えする物流業界で今、何が起きているのか。その最前線に迫ります。

目次

24年10月26日号

  • 【特集】物流大戦


  • 「Prologue」物流業界はM&Aで生き残りを懸ける大再編時代に突入!

  • (大図解) 相次ぐ買収や出資で勢力図激変! 物流最新業界マップ


  • 「Part 1」物流戦国時代

  • 異色の経営者が群雄割拠する物流業界 再編の発火点は「和佐見銘柄」
  • (Interview)鎌田正彦●SBSホールディングス社長
  • TOB合戦で"高値つかみ"の佐川 "動かぬ王者"ヤマトの真意
  • またとない好機と物流業界に営業大攻勢 中小M&A仲介業者の思惑


  • 「Part 2」狙われる物流企業

  • セイノーや福山通運も狙われる!? 物流の不動産「含み益」に照準
  • (Interview)中谷康夫●ロジスティード会長兼社長
  • (Interview)平野博文●KKRジャパン社長
  • 【独自】日本パレットレンタルで社長解任 「クーデター」勃発の真相
  • (Column)トラック運転手の年収相場 3年以内に増加基調へ転換!?


  • 「Part 3」アマゾン戦線異状あり

  • 「絶対に負けられない戦い」の舞台裏 アマゾンvsヤマト大攻防戦
  • 「送料無料」「即日配送」は持続可能か 現実化する輸送力不足の真相
  • トラックGメンが今年末も強権発動か 摘発必至「ブラック荷主」の正体


  • 「Part 4」物流革命

  • トヨタ勢先行、伊藤忠&ヤマトも追撃 熱闘! プラットフォーマー競争
  • 自動倉庫、ドローン…新技術が続々登場 物流ベンチャー「10傑」厳選
  • 仕分ける荷物は毎日100万個! 24時間眠らない最新鋭倉庫 佐川「Xフロンティア」の全貌
  • JAL、ANA、JR貨物が本格参戦 脱トラック模索も課題山積



  • 【特集2】米大統領選 経済・株・為替はこう動く!

  • もしトラもしハリ損得勘定



  • 【News】

  • (Close Up)「楽天カード+みずほFG」誕生へ カード業界トップ3に激震
  • (Close Up)セブンと創業家は祖業の主導権を維持 ヨーカ堂は「売却」ではない!?


  • 「ウォール・ストリート・ジャーナル発」

  • AIはデフレ招く、それでも豊かな時代に


  • 「政策マーケットラボ」

  • 石破政権「一丁目一番地」は「社会保障」 現役世代の手取り増やす支援を
  • デービッド・アトキンソン●小西美術工藝社社長
  • TOPIX改革は第2段階へ 除外候補企業がなすべきこと
  • 本橋陽介●フロンティア・マネジメントマネージングディレクター


  • 「Data」

  • (数字は語る)
  • 9.2% 2021年上期から24年上期にかけての輸出数量の減少率●村瀬拓人



  • 【連載・コラム】

  • 牧野 洋/Key Wordで世界を読む
  • 小林快次/大人のための最先端理科
  • 佐藤 優/次世代リーダーの教養
  • 井手ゆきえ/カラダご医見番
  • 深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
  • Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書
  • Book Reviews/オフタイムの楽しみ
  • Book Reviews/目利きのお気に入り
  • Book Reviews/ビジネス書ベストセラー
  • 山本洋子/新日本酒紀行
  • 後藤謙次/永田町ライヴ!
  • From Readers From Editors
  • 世界遺産を撮る

次号予告

2024年11月9日号

特集最強財閥 三菱・三井・住友 最強オーナー企業ランキング

特集2楽天 延命 今なお迫る危機

※特集タイトルや内容は、変わることがあります。

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記者の目

  • 編集部 田中唯翔

    とにかく動く、がモットーです

     初めまして。今年の4月に新卒入社した、記者の田中です。特集の「物流大戦」は読んでいただけたでしょうか。実はこれが、私にとって初めて参加した特集となりました。入社して半年、やっと自分の記事が雑誌に載ったと、内心安堵しています。
     去年の今頃も締め切りに追われていました。学生最後の難関、卒業論文です。大学では渋谷とメディアの関係性について研究していましたが、縁があったのか、今では神宮前の出版社で働いています。
     先を見据えて、縁をつくることはできません。しかし自分から動かなければ、何事も始まらない。これは記者の仕事も同じだと、日々実感しております。
     とにかく動く、をモットーに頑張る所存です。

  • 副編集長 大矢博之

    自動運転の普及を阻む、物流現場の人件費“安過ぎ”問題

    「昔は人間が車を運転していた野蛮な時代がありました。未来の常識はきっとこう変わりますよ」
     大手自動車メーカーで自動運転の開発に取り組む技術者が、以前取材に語った言葉です。交通事故で親族を亡くした彼は、人的ミスのない自動運転ならば、「交通事故死ゼロの世界を実現できる」と力説していました。そして自動運転の実用化が早そうな領域として話題になったのは、物流拠点間の長距離輸送。走行ルートが決まっている上に、長時間走行で運転手の負荷が大きいことが理由でした。
     特集では、日本の人件費が安過ぎることが、物流現場の省人化を阻む課題だと指摘されています。自動運転など次世代技術の普及に、賃上げ環境は欠かせません。

先週号の案内2024年10月19日号

表紙

特集まだ間に合う!生成AI

2022年11月にChatGPTが登場してから約2年。進化を続ける生成AIは、日常で使うアプリケーションや業務ソフトウエア、端末に入り込み、実用的なフェーズへと突入した。生成AIを使いこなすことは、ビジネスパーソンの必須スキルになるだろう。…

特集2新卒就活戦線総括

企業の採用予定数は4年連続で拡大し、売り手市場は継続している。早期化が加速する中で、重複内定は増加。内定獲得後も妥協せずに活動を継続する学生が目立ち、長期戦の様相も見られた2025年新卒就職・採用戦線を、企業と学生双方の視点からデータととも…