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特集 商社
非常事態宣言

総合商社の業績が堅調だ。2021年3月期に業界トップに躍り出た伊藤忠商事は3年以内に商社史上初の連結純利益6000億円をうかがう勢いで、三菱商事などライバル各社も22年3月期に大幅増益を見込む。だが、足元では商社のビジネスモデルを崩壊させかねない七つのリスクが迫る。今こそ「非常事態宣言」を発令し、変われない商社に未来はない。就職人気ナンバーワンの商社の裏側で起きている地殻変動を明らかにする。

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記者の目

  • 編集部 重石岳史

    商社のリーダーにこれまで以上に求められる「嫌われる勇気」

     三菱商事の垣内威彦社長が、インタビューで語った言葉が印象に残っています。いわく、「嫌われたくないような人は(社長に)向いていない」。変化の激しい時代、従来の延長線上で物事を考えていては駄目。たとえ社員に嫌われても、既存ビジネスの撤退を含めて決断しなければいけない、と。
     例えば社長が石炭火力発電所の撤退に言及すると、担当の社員から猛反発に遭うという話を聞きます。顧客やパートナーと現場で向き合う社員の気持ちはよく分かります。しかし社長は今、会社の論理だけでなく、社会の要求にも応えなければなりません。商社のリーダーが「嫌われる勇気」を持つことが、これまで以上に求められている時代なのかもしれません。

  • 編集長 山口圭介

    「脱資源」を実現するには強権発動を辞さない突破型社長が必要

    「脱資源を急ぐ」。私が商社業界を担当していた2010年、商社トップはしきりにそう発言していましたが、資源部門への過度な収益依存は今も業界の課題です。  そんな中、非資源事業がけん引する形で、伊藤忠商事が純利益・株価・時価総額で首位に立つ商社3冠を達成しました。立役者は10年に社長に就いた岡藤現会長。社長レースでは下馬評にすら挙がらなかった超大穴でしたが、長期政権の基盤を固めると権力を駆使して改革を進めました。
     今後、商社の資源事業を直撃する「脱炭素」の激流は加速する一方です。各社が本当の意味で脱資源を実現するには、各部門の利害を取りまとめる調整型ではなく、強権発動も辞さない突破型のトップが必要でしょう。

先週号の案内2021年6月12日号

表紙

特集教師大全 出世・カネ・絶望

文部科学省は教師の仕事の魅力を広めようと、Twitter(ツイッター)で「#教師のバトン」のハッシュタグを付けた発信をするように現場へ呼び掛けた。ところが教師たちは過酷な現場の惨状をどんどん投稿。プロジェクトは大炎上した。絶望を深める現場と…

特集2タワマン 全内幕

富の象徴か羨望の的か? 非住民にとっても興味の対象であり、しばしばメディアをにぎわせる存在、それがタワーマンション。売買市場の最前線から管理・修繕・防災の知られざる真実まで、業界人が最新事情を明かす。中古時に値段が上がったタワマンのリセール…