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2023年4月1日号
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今週の週刊ダイヤモンド2023年4月1日号[780円]

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特集 部長・課長の残酷
役職定年 給料 出世

「賃上げ」が今年の春闘の話題となる中、誰しも気になるのが自分の給料の行方だ。年収を上げる早道の一つは、社内での出世である。どうすれば部長・課長に出世でき、その待遇はどうなっているのか。そして部長・課長に昇進しても、シニア社員には「役職定年」という悲劇が待ち受ける。部長・課長の本当の給料や出世事情、シニアの残酷な現実を追った。

ココが見どころ

部長の平均年収900万円、課長762万円…正社員の残酷ヒエラルキーの全貌

『週刊ダイヤモンド』4月1日号の第一特集は「部長・課長の残酷」です。「賃上げ」が今年の春闘の話題となる中、年収を上げる早道の一つは社内での出世。しかし、上場企業の平均年収は公開されているものの、部長・課長のリアルな待遇が世に出ることはほとんどありませんでした。さらに部長・課長に昇進しても、シニア社員には「役職定年」という悲劇が待ち受けます。そこで、ダイヤモンド編集部は主要企業の部長・課長の本当の給料や出世、役職定年事情を徹底調査し、シニアの残酷な現実に迫ります。

目次

特集部長・課長の残酷 役職定年 給料 出世

  • 【Prologue】 部長90万人 課長174万人 会社員ヒエラルキーと給料残酷格差の全貌
  •  
  • 【Part 1】 製造 人事改革のシニア包囲網 部長・課長の残酷
  • (ホンダ) 「最低評価でも年収1100万」社員の淘汰 シニア人材“三つの追放策”
  • (パナソニック・ソニー) 道半ば「ジョブ型人事」の破壊力 パナソニックの部課長は消滅?
  • (電機) 部長・課長の年収はパナ、日立に匹敵 三菱電機の管理職「若返り」作戦
  • (ITベンダー) NTTデータの部長はNRIの課長並み 勝ち組3社でも年収格差鮮明
  • (製薬) 武田薬品より成果を出したウエット人事 第一三共「花道ポスト」の是非
  • (NTTグループ) ドコモとコムがグループ序列の勝ち組に! 管理職2.6万人を「強制格付け」
  • 〈Column〉 出世コース外れても“高コスパ”? 「部下なし管理職」の高待遇
  •  
  • 【Part 2】 金融 年功序列の文系エリート 部長・課長の悲哀
  • (メガバンク) アメとムチ駆使する三菱UFJの実力主義 文系最高峰の給与体系の現実
  • (損害保険) 24年4月に「新ステージ制」へ移行 東京海上“エリート”の受難
  • (生命保険) 明治安田が24年4月から年功序列“廃止” 課長昇進が最速「30代前半」へ
  • (証券) 激戦を勝ち抜いたシニアは強者ぞろい 外資系証券の高報酬実力社会
  •  
  • 【Part 3】 流通・インフラ 環境激変で明暗鮮明 部長・課長の大格差
  • (商社) 資源バブルで年収2000万円課長続出 三菱商事の勝ち組給料事情
  • (食品) キリンはだぶつくシニアにシビア? ビール4社の「給与格差」
  • (電力・ガス) 「安定の東ガス」の競合はJERA? 東電と年収100万円超格差!
  • (ゼネコン) 清水建設「出世の登竜門」は超難関!? 昇進試験が厳しい裏事情
  • 昇進したいビジネスパーソン必読! 人事部長5人が本音でぶっちゃけ 「ポスト激減で出世の条件が激変」
  •  
  • 【Part 4】 16業界別 部長・課長 年収ランキング
  • 金融業界ならば1000万円は堅い? 16業界の部課長「年収格差」
  • フジテレビ、スクエニの凋落が鮮明 150社年収推移「早見表」

特集2電力 バトルロイヤル

  • カルテル事件で社長レースは混沌 中部電次期トップ候補は3人
  • 関西電力の“裏切り”で過去最悪赤字 中国電力を襲う「最凶シナリオ」
  • 関電情報漏洩で大ガス&新電力が逆襲!? 大手電力の「解体論」も再燃
  • 中国・中部・九州「電力カルテル3社」 経営陣に迫る株主代表訴訟
  • Scoop! かつての新電力首位も大逆風で白旗 東電系が取次へ“格落ち”の内幕
  • 電事連トップ人事で有力候補「全員アウト」 九電社長が異例の4年目突入!

緊急特集

  • SVB破綻で危機再燃 地銀「含み損」の時限爆弾

ウォール・ストリート・ジャーナル発

  • 米銀破綻から得られる三つの教訓とは
  • 米銀破綻でバイデン氏に試練 国民の反発避ける

政策マーケットラボ

  • ウクライナ戦争1年の大誤解 「台湾連動論」と「中ロ同盟」
  • 岡田 充(ジャーナリスト)

データ

  • 【数字は語る】
  • 15% G7における過去の景気後退局面のうち雇用が減少しなかった割合(長井滋人)

ダイヤモンド・オンライン発

  • 「タンス預金で相続対策」来年から困難に? 新紙幣発行の“意外な落とし穴”

連載・コラム

  • 牧野 洋/Key Wordで世界を読む
  • 藤井啓祐/大人のための最先端理科
  • 池上彰と増田ユリヤの世界最前線
  • 井手ゆきえ/カラダご医見番
  • 深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
  • 山本洋子/新日本酒紀行
  • Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書
  • Book Reviews/オフタイムの楽しみ
  • Book Reviews/目利きのお気に入り
  • Book Reviews/ビジネス書ベストセラー
  • 後藤謙次/永田町ライヴ!
  • From Readers From Editors
  • 世界遺産を撮る

次号予告

2023年4月8日号

特集経営危機に奮闘する農家・JAをランキング 儲かる農業2023 ピンチを チャンスに

特集2ネット証券 ゼロの衝撃

※特集タイトルや内容は、変わることがあります。

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記者の目

  • 編集部 土本匡孝

    13年間ありがとう、西成の中古自転車

     13年間、毎日のように乗ってきた赤いママチャリとお別れです。
     日本一の日雇い労働者の街、大阪・西成で購入。前職の新聞記者は転勤が多く、「大阪→大分→京都→大阪→東京」と、各地で良き相棒となってくれました。しかしもうボロボロ。先日チェーンが外れ、ついに直す気がなくなりました。
     購入前、一部のパーツを自ら磨きました。中古自転車の修理・販売をする西成の労働者たちの取材を兼ねてでした。
     足しげく通って信用してもらい、社会面記事となったのは1カ月余りも後。「最近のおまえさんは、汗をかく泥くさい記事を書いていないんじゃないか」。もしもお世話になった西村さん(故人)に会えたなら、あの頃のようにまた怒られそうです。

  • 編集部 重石岳史

    ドラマ『エルピスー希望、あるいは災いー』を観て思ったこと

     知人の薦めで最近、「エルピス─希望、あるいは災い─」を一気見しました。民放で昨年放映され、テレビ報道の裏側を描いて話題となったドラマです。
     長澤まさみさんが演じるアナウンサーらが、冤罪事件の真実を追うストーリー。私も全国紙の司法記者だった頃、冤罪の疑いがある事件を取材したことを思い出しました。
     裁判所が有罪認定した事件を「シロ」と書くのは、並大抵の覚悟ではできません。証拠集めに膨大な時間と労力を要し、異動もあって私は真実にたどり着けませんでした。
     冤罪は実際に起きています。99.9%の有罪率を誇る検察も時に間違える。司法取材でも経済取材でも「まさか」は必ず起きる。改めてそう肝に銘じた次第です。

先週号の案内2023年3月25日号

表紙

特集ボケても寝込んでも安心! お金の終活 シニアの資産運用&死に際のお金の管理

主に60代からの資産運用、死ぬまでのお金の管理をどうするか? まとまった資金がなければ、長く働くか支出を抑えるのみだから、悩む必要はない。ある程度、金融資産があるシニア向けの、大きく増えないけど減らさない運用とは? 高齢化で怖いのが、ボケた…

特集2複合機“ドル箱”崩壊

大手日系メーカーにとって長らく「ドル箱」だった複合機事業に崩壊の時が近づいている。ペーパーレス化の浸透で需要減退は避けられない上、地政学リスクが影を落としつつあるのだ。日本勢が占有し続けてきた複合機市場の〝異常性〟を明らかにするとともに、生…