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2024年12月7日号
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今週の週刊ダイヤモンド2024年12月7日号[990円]

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特集 最新版 倒産危険度ランキング

船井電機の破産をきっかけに倒産への危機感が高まっている。実際足元で倒産が急増しており、2024年度の倒産件数は11年ぶりに1万件を突破する勢い。人件費高騰や物価高、金利上昇や金融機関による融資姿勢の厳格化も相まって、来年度は「倒産ドミノ」勃発の可能性が高まっている。上場企業約3900社の倒産危険度を総点検した結果、434社が「危険水域」と判定された。今こそ倒産の最新事情に迫っていこう。

ココが見どころ

2025年は「倒産ドミノ」勃発!?船井電機破産で高まる危機感、企業を襲う物価・人件費・金利高

『週刊ダイヤモンド』12月7日号の第1特集は「倒産危険度ランキング」。船井電機は経営破綻し、日産自動車も窮地に立たされている。大手や名門企業すら「倒産ドミノ」の脅威が迫っているのだ。そこで今回、倒産危険度を総点検したところ、434社が倒産“危険水域”と判定された。今こそ倒産の最新事情に迫っていこう。

目次

24年12月7日号

  • 【特集】最新版 倒産危険度ランキング

  • 「Prologue」2025年は「倒産ドミノ」勃発!? 企業を襲う物価・人件費・金利高


  • 「Part 1」2025年は急増! 倒産危険度ランキング

  • ワースト上位に社名ロンダリング企業 434社が倒産"危険水域"
  • 倒産危険度「悪化度」ワースト50社 会計騒動エネチェンジ8位


  • 「Part 2」トランプ復権・円安・金利高で激変 17業種別倒産危険度ランキング

  • (自動車、鉄鋼・金属) 「下請けいじめ」にリストラ9000人 日産自動車がワースト2位
  • (小売り、アパレル、外食) コロナ禍のどん底からの回復で明暗 さいか屋がワースト1位
  • (電機・精密、機械) 2期連続赤字のシャープもランクイン 「第二の船井電機」現れるか
  • (半導体・電子部品、情報・通信) AI、DXブームに乗れない企業は苦境 JDIはワースト11位
  • (化学、紙・パルプ、電力・ガス) 脱炭素など激変で上位企業も"危険水域" レゾナックがワースト3位
  • (建設、不動産) 人手不足や資材高騰で採算悪化 ワースト1位は創建エース
  • (旅行・ホテル、航空・鉄道、陸運・海運) インバウンド活況に乗れない崖っぷち 2位常磐興産はファンド傘下に


  • 「Part 3」倒産危険度ランキング 完全版434社



  • 【特集2】大学3年生が選んだ 就職人気企業ランキング

  • 2024年夏 2026卒就活【前半戦】調査


  • 【News】

  • (Close Up)熊本「交通系ICカード廃止」で乗客混乱 全国の自治体が注目する大実験
  • (Close Up)共同通信が地方記者を最大30人減 現場からは悲鳴と困惑相次ぐ


  • 「ウォール・ストリート・ジャーナル発」

  • ラマスワミ氏、使命は数兆ドルの削減 マスク氏とタッグ
  • 米アイデンティティー政治の動因、人種から階級に


  • 「政策マーケットラボ」

  • トランプノミクス2.0「最悪シナリオ」 関税引き上げ機にスタグフレーション
  • 菅井 郁●みずほリサーチ&テクノロジーズ主任エコノミスト
  • 日本銀行「12月利上げ」の公算 個人消費以外の正当化の理由
  • 唐鎌大輔●みずほ銀行チーフマーケット・エコノミスト


  • 「Data」

  • (数字は語る)
  • 2.5% 新型コロナウイルス・パンデミック前のサービスの物価上昇率の米日格差:2002~19年の平均●須田美矢子


  • 【連載・コラム】

  • 牧野 洋/Key Wordで世界を読む
  • 菅 義偉/官邸の決断
  • 藤井啓祐/大人のための最先端理科
  • 池上彰と増田ユリヤの世界最前線
  • 井手ゆきえ/カラダご医見番
  • 深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
  • Book Reviews/佐藤 優/知を磨く読書
  • Book Reviews/オフタイムの楽しみ
  • Book Reviews/目利きのお気に入り
  • Book Reviews/ビジネス書ベストセラー
  • 山本洋子/新日本酒紀行
  • 後藤謙次/永田町ライヴ!
  • From Readers From Editors
  • 世界遺産を撮る

次号予告

2024年12月14日号

特集最新決算「勝ち組&負け組」株価、序列、人事で明暗!

特集2激震! 新リース会計 財務悪化リスクランキング

※特集タイトルや内容は、変わることがあります。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集委員 清水理裕

    次の船井電機は?業界担当記者全11人が総力取材

     全国の倒産件数の急増に加え、船井電機の突然の破産劇が起きたので、当初の予定よりも前倒しの本誌で倒産危険度ランキングを取り上げることになりました。
     これに伴い、今回は11人という大所帯で総力取材の態勢を組みました。ちなみに前回の参加者は3人です。業界担当の記者たちが大勢関わってくれたことで、前回以上に読み応えのあるものになったと思います。
     ところで今回誌面で扱えなかった医薬品、ガラス・土石製品、卸売業の3業界については、それぞれ「ダイヤモンド・オンライン」で12月中に分析記事を配信する予定です。いずれも倒産特集としては初めて扱う業界なので、よろしければこちらもぜひご覧ください。

  • 副編集長 千本木啓文

    高い米価がコメ農家の「退職金」に、農業の厳しい現実

     米価が高止まりしています。ある農業法人はいまが商機とみて、銀行から借り入れを行い、他の農家からコメを買い取ってネット販売したところ1億円の利益が出たとほくほく顔です。
     他方、離農が増えている現実も。帝国データバンクによれば今年のコメ農家の倒産、廃業は過去最多になりそうです。倒産までいかずとも、高い米価が「退職金」になっているケースもあります。農家が借金を返したり、老後の備えを充実させたりして次々と引退しているのです。
     本編集部は、農家と農協役職員に、激変期を生き抜く経営戦略などを聞く二つの調査を実施中です。回答いただける方は「ダイヤモンド」「農業」「アンケート」で検索いただければ幸いです。

先週号の案内2024年11月30日号

表紙

特集中高一貫校&塾

緩和予測から一転、2025年の中学入試は関東、関西とも史上最高レベルの激戦となる見込みだ。近年は「中堅校」への注目が高まり、受験者層が拡大。今後数年間は中学受験ブームが継続すると予想されている。偏差値やブランドだけではない、わが子が成長する…

特集2武田薬品リストラ 最終章

国内製薬最大手であり、グローバル企業へと脱皮を果たした武田薬品工業のリストラが最終章を迎えている。今まさに動いている大リストラを詳報するとともに、賛否渦巻くこの10年のクリストフ・ウェバー社長CEO(最高経営責任者)による経営や改革を検証し…