ラウンドデビューしたビギナーがリピーターに
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに再びブームが到来したゴルフ。新型コロナが感染症法上の5類に移行し、他のレジャー産業が復活すると再び衰退するのでは、との懸念があった。しかし、ゴルフ人気は根強く、そのブームはまだまだ続いている。
経済産業省の特定サービス産業動態統計調査によると、2023年のゴルフ場来場者は約1050万人。2000年以降で過去最多となった22年の1053万人を下回ったものの、ラウンドデビューしたビギナーがその魅力にはまり、リピーターとして定着したようだ。また新型コロナが5類に移行したことに伴い、接待ゴルフも復活している。
これによりゴルフ場の予約が取りにくくなる事態が続き、ゴルフ場会員権を購入するゴルファーが増えている。その結果、ゴルフ場会員権の相場も堅調に推移する。
ゴルフ場会員権売買仲介最大手の桜ゴルフによれば、関東圏のゴルフ場会員権について、23年の平均相場の年間騰落率は5.4%。20年から4年連続で会員権相場は前年を上回る好調ぶりで、今年もその傾向を維持している。
ゴルフにはまったビギナーを中心に、アマチュアゴルファーをいち早く取り込むべく急増しているのが、インドアゴルフ練習場だ。
とりわけ仕事帰りに利用しやすいよう、レッスンプロも配置したインドア練習場が、都内で雨後のたけのこのように増えている。全日本ゴルフ練習場連盟のまとめによると、関東地方においては21年からの3年間で、107カ所も新たに開設された。
ラウンドデビューしたビギナーゴルファーがリピーターに定着した影響は、ゴルフ用品市場にも大きく波及した。
矢野経済研究所の調査によれば、23年のゴルフ用品の市場規模は、前年に続いて3000億円の大台を突破する見込み。すでにニューカマーの増加を見越してアパレル業界がゴルフウエア事業に次々と参入。ギアにこだわるアマチュアゴルファーも増え、新品だけでなく中古品市場も活況を呈している。
恒例ゴルフ場ランキング、「接待に最適」ベストコース
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