記事一覧:From Readers From Editors421件
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2013年3月9日号弊社刊『入社1年目の教科書』でも知られる岩瀬大輔・ライフネット生命保険副社長の新著『がん保険のカラクリ』。岩瀬さんはこの本の中で、多くの消費者は保険の基本的な原理を理解せずに情緒的に商品を選択している、結果として必要以上の保険商品を購入している、と問題提起しています。
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2013年3月2日号投資家はなぜ、もうかっている株をさっさと売りたくなる一方で、損している株を手放そうとしないのか。投資の肝の一つは、自分たちの心理の癖を知ることにあります。行動ファイナンスで提示、検証されてきたキーワードを押さえておくことは、大きな武器となります。
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2013年2月23日号税制改正となると、まず目が行くのは最高税率でしょう。2013年度税制改正大綱では、所得税で新たに45%の税率が設けられ、相続税においても最高税率が50%から55%となります。ただし、広く私たちに影響が及ぶのは、課税ベースの拡大です。相続税でいえば基礎控除額の引き下げです。
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2013年2月16日号「学ぶ」という言葉の語源は、「真似ぶ」であるとされます。文芸評論家・清水良典さんの『あらゆる小説は模倣である』は「小説は多かれ少なかれ、他の小説を手本にし、影響を受け、技を盗み、足跡を追いかけて書かれるものだ」として、巧みに模倣することで自分のものにしていく創作法を指南します。「真似る=学ぶ」というわけです。
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2013年2月9日号「うけまけ(請負)だから……」。ゼネコン業界を取材すると、必ずといっていいほど聞かされるのが、この言葉。なんとも自嘲的な言い回しです。発注者の言いなりにならざるを得ないから価格を安くし、不平等な契約をのむしかない。どうやら、ゼネコン業界では半ば常識化している発想のようですが、部外者の私にとっては、聞かされるたびに物悲しい気分になる言葉です。
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2013年2月2日号自らポジションをつくって為替取引をするプロップディーラー。巨大市場の最前線に立つ彼らは、こう言っていました。 「もうけを生む最大のカギは、損失のマネージ(損失許容額をあらかじめ想定し、その範囲に収めること)です」
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2013年1月26日号日本の企業経営の課題としてかねて、多くの余剰資金を抱えている点が指摘されています。その背景として、倒産法制度によるインセンティブに着目する研究があります。企業再生には、法的整理への着手が早ければ早いほどいいとされます。日本でも民事再生法など再建型の倒産法制度が取り入れられ、それなりに定着してきました。
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2013年1月19日号葬儀をめぐるさまざまなトラブル。『お寺の経済学』(中村隆信著)はその原因を「お寺と檀家の関係の弱体化」とします。日本独特の檀家制度は、キリシタン禁制と仏教勢力の牽制を狙いとし、お寺は檀家という顧客と長期関係を結び、安定収入を得るため葬儀を手がけ、追善供養なども行うようになります。こうした寺檀制度がここにきて際立って弱体化し、それらに代わって葬儀を取り仕切るようになったのが葬儀社というわけです。
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2013年1月12日号世の閉塞感を打ち破る頼みの綱がテクノロジーの革新です。医療技術の進歩は、私たちの暗夜の灯となり、夢を与えてくれます。今号の特集は、実用化を目前に控えた待望の医療新技術を全網羅しました。ただし、夢の背後には厄介な現実も控えています。誰もが公的保険に加入することで、必要なときに医療を受けられる国民皆保険制度の問題です。私たちは今、保険料だけでなく税金を投入することによって、安価な医療サービスを当たり前のように享受しています。ですが、技術革新は医療コストをさらに押し上げていくでしょう。
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2013年1月5日号年金、医療、介護制度の問題は、先の衆議院選挙でさしたる争点にはなりませんでした。しかし、これらが根っこに抱える問題は着実に深刻化しています。要は、将来世代にツケを回すことによって何とか持続している制度をこのまま放置していいのか、世代間の格差をさらに拡大させていいのか、です。これから議論が始まる社会保障制度改革国民会議に先立ち、気鋭の論客が改革プランを徹底議論した特集「誌上版会議」をぜひご覧ください。
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2012年12月22日号2012年ベスト経済書の2位にランクインした『「失われた20年」と日本経済』(深尾京司著)。私たちが直面する長期経済停滞は、一過性ではなく慢性的な需要不足、生産性の低迷によるという論考を展開しています。
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2012年12月15日号「この商品を買った人は、こんな商品も買っています」ECサイトといえば、真っ先に思い浮かぶのが、顧客の購入履歴を基にして、こうしたお薦め商品情報を表示するレコメンダーシステム。それに顧客による評価、レビューのシステム。アマゾンが得意とするものです。本のようにユーザーの好みや志向が細分化した商品分野では、こうした誘引が効果を発揮するのは確かでしょう。一つ一つはあまり売れていないマイナー商品であっても足し合わせると大きくなるというロングテール戦略は、ECサイトの代名詞です。
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2012年12月8日号きちんと貯金をしておいたほうがいいのは、よくわかっている。けれども、お金がなかなか貯まらない。結構、多くの方の実感だろうと思います。自分にルールを課してやろうと思っても長続きしません。人生のいずれかの時点で、家を買う、クルマを買うといった、はっきりした目標やめどを持っている人は大丈夫でしょう。明確な動機があれば、苦にならないはずです。
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2012年12月1日号現大学3年生の就活が12月1日に本格スタートします。その後、来年の4月1日から面接などの選考活動が解禁され、内々定が出されることになります。昨年と同様の短期決戦。就活生には、エンジン全開で試練を乗り越え、思い残すことなく活動するよう期待します。ただし、心に留めておいてもらいたいことがあります。企業の採用担当者は口をそろえてこう“忠告”します。「内定獲得はゴールじゃない」。
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2012年11月24日号今号の特集「健康食品・サプリのウソホント」中で紹介している人間心理の不思議に、プラセボ効果というのがあります。実際のところは薬理作用がない偽薬、偽注射であっても、信じ込むことによって症状が癒やされることを指します。錠剤よりもカプセル形状のほうが、また小さなカプセルよりも大きなカプセルのほうが偽薬効果は大きく、偽薬よりも偽注射といったように本物っぽいほうが効果大だとされます。さらに処方する医師との信頼関係が強いほど、期待度が大きいほど効果が大きいとされています。
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2012年11月17日号地図情報が今後ビジネスの要諦になることは特集でも取り上げましたが、地図はこれから行く場所を教えてくれるものであると同時に、自分の現在を見つめ、歩いてきた道を振り返るためのものでもあります。私たちが地図に対し無意識に抱く感情に触れる“何か”があったからこそ、アップルiOS地図問題はあれほどの騒動になったのではないかと思います。
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2012年11月10日号尖閣諸島国有化を契機とした反日デモをめぐる中国側の報道を見ると、暴徒化したデモの様子が伝えられることはほとんどなかったようです。これには、当局が報道に対しては何かしらの影響を及ぼしているものと推測されます。中国では、報道の自由が十分に保障されているとは考えにくいです。
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2012年11月3日号ある有名大学が新設する小学校のパンフレットには、出身者だからといって優遇しないとわざわざ明記されています。一方、この大学には既存の附属の小学校があるのですが、その学校のパンフレットには出身者の優遇について何も書かれていません。これは何を意味するのか知りたいところです。
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2012年10月27日号今回初めて病院特集に携わり、よくわかったことがあります。一つは、地域医療の連携を早く構築しなければ、病院にとっても患者にとっても不幸をもたらすということ。いくつかの病院を訪ね歩き、実感しました。
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2012年10月20日号日本を筆頭に先進国共通の課題の一つは、社会の根幹を成す中間所得層の復活です。需要の拡大による健全な経済成長のカギを、中間層、勤労者が握っているのは間違いありません。