記事一覧:特集10409

  • 特集 Part1
    孫の“買い物”がさらに加速!

    2015年01月24日号  

    「買い物好き」と称される孫正義社長は、創業以来その名に恥じぬ買いっぷりを見せてきた。そして、アリババへの投資で得た9兆円以上の投資リターンと最強の相棒を手に入れた今、その意欲は一段と増している。

  • 特集 Part1
    ニケシュ・アローラ(ソフトバンク副会長)独占インタビュー

    2015年01月24日号  

    昨年10月、ソフトバンクがさらなる世界展開をするため経営参画したニケシュ・アローラ。米グーグルの最高幹部の職を辞してまで、孫正義と目指したい夢とは何か。就任後、その経緯を初めてメディアに語った。

  • 特集 Part2
    【図1-3】SoftBank 世界を買い付けるM&Aネットワーク

    2015年01月24日号  

  • 特集 Part2
    ニケシュ登場で高まる買収観測 米ヤフーはお買い得なのか?

    2015年01月24日号  

    孫正義社長とニケシュ・アローラ氏が、次に兆円単位のカネを投じるのはどこなのか──。その答えを探すとすると、IT産業の本場である米国で、正々堂々とビジネスを展開するための“器”になり得る企業と考えるのが王道だ。目下のところ、かつて株主だった(現在は大半を売却済み)米ヤフーがその有力候補といわれている。時価総額は約464億ドル(約5兆5680億円、1月10日時点)だが、米ヤフーもソフトバンク同様にアリババ株を16.3%と大量保有しており、その評価益だけで410億ドル超(約5兆円)になる。

  • 特集 Part2
    「ローカルヒーローを見つけ出す!」 天竺目指して西方遠征

    2015年01月24日号  

    「中国を制するものが、世界を制す」。孫正義社長が最初にそう語ったのは、2000年の元旦のことだった。アリババ集団創業者のジャック・マー氏と初めて出会ったのはその前年のこと。昨年、アリババが世界最大規模の株式公開を果たしたのだから、まさに15年かけて“世界制覇”したといえる。そして、まさに中国から世界を制したその年に、孫社長はインドに照準を合わせた。インドでの「第2のアリババ探し」を公言する孫社長の新たな視線を理解するには、その15年という“時間差”が一番のキーとなる。

  • 特集 Part2
    第2のアリババを探して 二人三脚での買収行脚

    2015年01月24日号  

    「日本政府は幾らお金を出すのですか」。2014年9月2日、ソフトバンクの孫正義社長は帝国ホテルである大物と向かい合っていた。インドのナレンドラ・モディ首相だ。日印首脳会談で来日していた5日間に予定をこじ開けてもらい、宿泊先まで押し掛け、ひそかに念願の対面を果たしたのだ。首脳会談後、日本からインドへ3.5兆円の投融資が発表されたが、孫社長は純投資分が1兆円規模と聞くと、勝負を懸けた。

  • 特集
    孫正義 世界を買う

    2015年01月24日号  

    世界のソフトバンクになる──。1月9日の正午すぎ、孫正義社長は自身が会長を務める業界団体の賀詞交換会のために都内のビルに姿を現した。その表情は張り詰め、目線はずっと遠くを見詰めたままだ。本誌の取材に対して、たった一言つぶやいた冒頭の言葉の意味は何か。いよいよ世界的な企業に"脱皮"しようとする同社の現場を徹底レポートする。

  • 特集 Part3
    【Column】 電力事業はどうなった? 水面下で進む次の“秘策”

    2015年01月24日号  

    「自然エネルギーを増やそう!」。2011年の福島原発事故の直後、孫正義社長が熱弁する姿を覚えている人は多いだろう。当時、孫社長は「東日本太陽光ベルト」の構想を提唱し、私費10億円をつぎ込んだ財団や協議会を設置、首相とも関係を深めるなど、再生可能エネルギー推進運動を先導した。

  • 特集 Part3
    【Column】 Mr.悲観論者? 藤原CFOが掲げる座右の銘

    2015年01月24日号  

    孫正義社長のワンマン企業とみられがちのソフトバンクだが、取締役会はイエスマンばかりではない。特に藤原和彦・ソフトバンクモバイルCFOは、大型投資のたびに「それでは赤字で倒れます!」「破綻します!」と悲観的意見を言い募り、警鐘を鳴らす役回りだ。

  • 特集 Part4
    孫社長もあずかり知らぬ ベンチャー投資の“先物買い”

    2015年01月24日号  

    これまで表に一切出なかったソフトバンクのベンチャー投資の舞台裏。世界中で日々生まれる新ビジネスをどう見つけているのか、本誌の現地取材で明らかになった。

  • 特集 Part3
    小が大を呑む数々の大勝負と 執念の資金調達テクニック

    2015年01月24日号  

    1994年7月22日、店頭市場に株式公開したソフトバンクは、2万円近い初値と、100倍台のPER(株価収益率)で、期待の新興企業として注目を浴びた。また、発行済み株式の約70%を持つ37歳の創業者・孫正義社長は、時価評価で200億円以上の資産を手にし、一躍有名人となった。その後、ソフトバンクは大型買収で名をはせる。94年12月、米ジフ・デービスの展示会部門を約127億円で、翌95年4月に米インターフェースグループのパソコン展示会「コムデックス」事業を約749億円で買収。ジフからは96年2月に出版部門も1853億円で買い取った。

  • 特集 Part4
    孫を惚れ込ませた起業家たち 共通する“ぶっ飛び経営”伝説

    2015年01月24日号  

    15年前の夏、北京で、この男に会っていなければ、「孫正義」の名前が世界にここまで轟くことは、あるいはなかったかもしれない。ジャック・マー。中国の電子商取引で圧倒的なシェアを誇る「アリババ集団」の創業者だ。米国史上最大の250億ドル(2兆9000億円)を調達したアリババの株式公開は、まさに2014年のIT業界のハイライトだった。

  • 特集 Part3
    孫の“大人買い”を支える 攻めの財務戦略の秘密

    2015年01月24日号  

    「歴史的な低金利でローンも社債も資金調達には絶好のタイミングだ」すでに10兆円もの借金を抱えているソフトバンク。しかし、その金庫番を務める財務部長の後藤芳光常務は、事業成長のためにさらなる資金調達をできるだけの財務余力があると考えている。企業にとって最大のリスクは倒産だ。そのため無借金経営を目指す企業もいる。しかし、ソフトバンクは正反対で、倒産しない予防線を幾つも張りながら適正値を見極めて目いっぱいの借金を抱える。自己資本でできる何倍もの規模のビジネスができるからで、成長スピードを買うために借金でレバレッジ(てこ)をかけているのだ。

  • 特集 Part4
    秒速で出資を決める “孫流”口説き術の全貌

    2015年01月24日号  

    米西海岸サンフランシスコ市から、車で南に下ること2時間半。モントレー半島の丘をゆっくり下りると、海外線沿いに一面の緑が広がる。ペブルビーチ・ゴルフリンクス。海岸線の造形美を組み込んだ世界のゴルファー憧れのコースだ。5度の全米オープンの会場として、数々の名勝負が今に語り継がれるのと同様、ここはソフトバンクの孫正義社長をめぐる伝説的な出資劇の舞台ともなってきた。

  • 特集 Part5
    柳井 正(ファーストリテイリング・ユニクロ会長兼社長)インタビュー

    2015年01月24日号  

    2001年からソフトバンクの社外取締役を務めるファーストリテイリングの柳井正会長兼社長。本業での利害関係は薄く「孫正義社長のイエスマンになる必要がない人」(ソフトバンク幹部)として、忌憚ない議論を交わしてきた。その目に孫社長の“買い物”はどう映っているのか。

  • 特集 Part5
    今ならば間に合う撤退戦 スプリント売却の好機到来!

    2015年01月24日号  

    2015年、スプリントの経営はどうなるのだろうか。米通信業界では「ソフトバンクがスプリントを手放すのは時間の問題」との噂が出始めている。円安や無線免許の高騰など、売却に適した条件が揃っているからだ。ソフトバンクは円ドルレート80円台でスプリントを買収した。現在は1ドル120円前後で推移しており約40円もドルが強くなっている。ドル資産のスプリントを売却すれば、為替差益でスプリントの投資減損を帳消しにはできないが、圧縮することはできる。

  • 特集 Part5
    マルセロ・クラウレ(スプリントCEO)独占インタビュー

    2015年01月24日号  

    マサ(孫社長)に初めて会ったのは2012年12月。そして、最初の大きなビジネスが決まったのが12年12月12日という特別な日だった。マサのことは以前から知っていて、「マサとあなたはよく似ているから、ぜひ会うべきだ」と言ってくれる人もいた。だから、出張でアジアに行くたびに、マサに会えるようアシスタントに調整を頼んでいたんだ。

  • 特集 Part5
    Tモバイル買収不発! スプリント単独再建の誤算

    2015年01月24日号  

    「おまえを信じている。何とかスプリントを再建してほしい」 昨年7月、まだ世間がソフトバンクによる米大手通信会社の“ダブル買収”に沸き立っていた時期のこと。孫社長は2年以上にわたる交渉をついに断念して、右腕のマルセロ・クラウレCEOに単独再建を託すことを決めた。

  • 特集 Part3
    私は金の卵を産むガチョウだ! 孫正義の投資成績表

    2015年01月24日号  

    「世界中のベンチャーキャピタリストの実績の中でもソフトバンクは圧倒的一番かもしれない」。孫正義社長はプレゼンテーションの場で、自らが投資して急成長を遂げた企業を「金の卵」に例え、ソフトバンクはイソップ寓話に登場する「金の卵を産むガチョウ」であると言い放った。その自信の源であり、累計投資額3877億円に対して11兆6699億円を回収し、リターン30倍、IRR(内部収益率)45%をたたき出した投資の成績表がこれだ。

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記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

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表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…