記事一覧:Key Wordで世界を読む291

  • forensic accounting(フォレンジック会計)

    Key Wordで世界を読む
    forensic accounting(フォレンジック会計)

    2019年9月7日号  

    「フォレンジック会計(forensic accounting)」をご存じだろうか。経済犯罪の捜査手法を取り入れて不正を暴く会計分野のことだ。米コングロマリット(複合企業)のゼネラル・エレクトリック(GE)を巡って、改めて脚光を浴びている。

  • Hong Kong's disinformation war(香港偽情報戦争)

    Key Wordで世界を読む
    Hong Kong's disinformation war(香港偽情報戦争)

    2019年8月31日号  

    逃亡犯条例改正案(extradition bill)をめぐって香港の抗議活動が先鋭化し、8月12日には数千人の市民が香港国際空港のロビーを一時占拠した。

  • Extinction Rebellion(エクスティンクション・レベリオン=XR)

    Key Wordで世界を読む
    Extinction Rebellion (エクスティンクション・レベリオン=XR)

    2019年8月24日号  

    7月15日、英国。ロンドン、カーディフ、リーズ、ブリストル、グラスゴー各都市の大通りに、大勢の環境活動家(environmental activist)と共に色鮮やかなヨットが突如として出現。

  • artificial general intelligence(汎用人工知能)

    Key Wordで世界を読む
    artificial general intelligence(汎用人工知能)

    2019年8月10日号  

    今後市場の急拡大が見込まれる人工知能(AI)。いずれは人間をも凌駕する「汎用人工知能(artificial general intelligence=AGI)」へ進化するのだろうか。その可能性大と考える有力IT(情報技術)企業の一つが米マイクロソフトだ。7月22日、AGIの開発で知られる米「オープンAI」に10億ドル(約1100億円)出資すると発表した。

  • electric trike(電動トライク)

    Key Wordで世界を読む
    electric trike(電動トライク)

    2019年8月3日号  

    電気自動車(EV)業界で米テスラに対抗できるのは、2015年にカナダで設立されたエレクトラ・メカニカではないか──。業界関係者や投資家の間でそんな見方が出ている。

  • Baked Alaska(ベイクドアラスカ)

    Key Wordで世界を読む
    Baked Alaska(ベイクドアラスカ)

    2019年7月27日号  

    「べイクドアラスカ(Baked Alaska)」と聞けば、米国伝統のデザートを思い浮かべる人が多いだろう。雪山のようなメレンゲで覆われており、極寒地アラスカを彷彿とさせるお菓子である。しかし、ここにきて米国のメディアをにぎわしている「ベイクドアラスカ」はお菓子ではない。

  • Deutsche Bank collapse(ドイツ銀行崩壊)

    Key Wordで世界を読む
    Deutsche Bank collapse(ドイツ銀行崩壊)

    2019年7月20日号  

    米ニューヨーク・ウォール街のど真ん中にそびえ立つ「ドイツ銀行米国本店ビル」。米通信社ブルームバーグによれば、役員フロアには引っ越し用の段ボールが積まれ、一部の若手トレーダーは昼間から近くのパブでビールを飲んでいるという。

  • health care merger spree(ヘルスケア買収熱)

    Key Wordで世界を読む
    health care merger spree(ヘルスケア買収熱)

    2019年7月13日号  

    米ヘルスケア業界を舞台に買収熱(merger spree)が高まっている。新薬の特許切れ(patent expiration)に直面する業界大手が新たな収益源を求め、大型M&A(企業の合併・買収)に相次ぎ乗り出しているためだ。

  • Tesla woes(テスラの災難)

    Key Wordで世界を読む
    Tesla woes(テスラの災難)

    2019年7月6日号  

    飛ぶ鳥を落とす勢いだった電気自動車(EV)メーカーの米テスラ。第1四半期に赤字転落するなどで、ここにきて混迷を極めている。

  • Anglo-American special relationship(英米特別関係)

    Key Wordで世界を読む
    Anglo-American special relationship(英米特別関係)

    2019年6月22日号  

    同じアングロサクソン文化圏に属する英米両国は歴史的に強く結ばれ、世界に向けて長らく「英米特別関係(Anglo-American special relationship)」をアピールしてきた。「特別関係」は当たり前であり、話題になることもあまりなかった。

  • trade war crash(貿易戦争暴落)

    Key Wordで世界を読む
    trade war crash(貿易戦争暴落)

    2019年6月15日号  

    米中貿易戦争の再燃を背景に、世界の主要株式市場では先行き不安がにわかに高まっている。早期決着は難しいとの見方から、投資家の間では「貿易戦争暴落(trade war crash)」を懸念する声も出ている。

  • Venezuela's collapse(ベネズエラ崩壊)

    Key Wordで世界を読む
    Venezuela's collapse(ベネズエラ崩壊)

    2019年6月8日号  

    史上最悪ともいわれるハイパーインフレが消費者を直撃、2014年以降で300万人以上が国外脱出、大恐慌時代の米国以上に国内総生産(GDP)が縮小──。世界最大の原油埋蔵量(oil reserves)に恵まれ、かつて豊かさで南米一といわれたベネズエラ。今では極度の経済不振に直面しており、メディア上では、「ベネズエラ崩壊(Venezuela's collapse)」と騒がれている。

  • renewed Boeing crisis(ボーイング危機再燃)

    Key Wordで世界を読む
    renewed Boeing crisis(ボーイング危機再燃)

    2019年6月1日号  

    2度の墜落事故を受けて世界各国で運航停止(grounding)に追い込まれるなど、経営危機に陥っている米ボーイング。ここにきて新たな懸念材料が加わり、危機再燃(renewed crisis)の様相を呈している。

  • Sixth Extinction(6度目の大絶滅)

    Key Wordで世界を読む
    Sixth Extinction(6度目の大絶滅)

    2019年5月25日号  

    過去4億5000万年の間に、地球上の生命は「ビッグファイブ」と呼ばれる5回の大絶滅(mass extinction)を経験している。現在は「6度目の大絶滅(Sixth Extinction)」のさなかにあるのだろうか。「6度目の大絶滅」説を唱え、世界に知らしめた筆頭格は米有力誌ニューヨーカーの記者エリザベス・コルバート氏だ。

  • single-payer healthcare plan(国民皆保険)

    Key Wordで世界を読む
    single-payer healthcare plan(国民皆保険)

    2019年5月18日号  

    米株式市場でヘルスケア関連株が強烈な売りを浴びせられている。民間医療保険制度の代わりに、連邦政府が運営する国民皆保険(single-payer healthcare plan)の導入を目指す動きが出ているためだ。

  • climate refuge(温暖化避難地)

    Key Wordで世界を読む
    climate refuge(温暖化避難地)

    2019年5月11日号  

    1930年代に米中西部の大平原を襲った砂嵐「ダストボウル(Dust Bowl)」をご存じだろうか。農業が崩壊し、350万人が移住を余儀なくされた。「黒人の大移動(Great Migration)」はどうだろうか。米南部の人種差別を嫌い、20世紀に入って600万人の黒人が北部の工業地帯へ移住した。

  • modern monetary theory(MMT=現代金融理論)

    Key Wordで世界を読む
    modern monetary theory(MMT=現代金融理論)

    2019年4月27日号  

    政府は財政赤字(fiscal deficit)を続けてどんなに借金を増やしても構わない──。このような異説を唱える「現代金融理論(modern monetary theory=MMT)」が米国で旋風を巻き起こしている。

  • The world's most profitable company(利益世界一企業)

    Key Wordで世界を読む
    The world's most profitable company(利益世界一企業)

    2019年4月20日号  

    第2次世界大戦前に米国の石油メジャーによってサウジアラビアで設立されたアラムコ。1970年代にサウジ政府によって国有化され、今や「生みの親」を圧倒する存在になっていることが明らかになった。

  • Netflix killer(ネットフリックスキラー)

    Key Wordで世界を読む
    Netflix killer(ネットフリックスキラー)

    2019年4月13日号  

    史上初の「グローバルインターネットテレビ」を自負し、全世界で1億4000万人近くの有料会員を抱える米ネットフリックス──。強力な「ネットフリックスキラー(Netflix killer)」の出現で、いよいよ急成長路線も曲がり角を迎えるのだろうか。

  • Anglosphere(アングロスフィア)

    Key Wordで世界を読む
    Anglosphere(アングロスフィア)

    2019年4月6日号  

    3月末の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を目前にしてますます混迷を深める英国。ブレグジット後には英国にとって「アングロスフィア(Anglosphere)」というバラ色の世界が待っているのだろうか。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

最新号の案内24年4月27日・5月4日合併特大号

表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…