記事一覧:Key Wordで世界を読む291

  • coal exit(脱石炭)

    Key Wordで世界を読む
    coal exit(脱石炭)

    2020年2月8日号  

    昨年12月にスペイン・マドリードで開かれた国際会議で石炭火力発電(coal-fired power)の削減に踏み込めず、環境団体から「化石賞(Fossil of the Day)」を贈られた日本。日本と同様に石炭依存度が高いドイツはどうするのか。石炭削減どころか石炭全廃である。

  • climate change investing(気候変動投資)

    Key Wordで世界を読む
    climate change investing(気候変動投資)

    2020年2月1日号  

    1月10日、米国の首都ワシントンで抗議運動「マネーパイプラインを止めろ(Stop the Money Pipeline)」が立ち上がった。ハリウッド映画「ジョーカー」の主演俳優ホアキン・フェニックス氏を含め、100人以上の逮捕者が出て話題になった。

  • recession-proof economy(耐リセッション経済)

    Key Wordで世界を読む
    recession-proof economy(耐リセッション経済)

    2020年1月25日号  

    米中貿易戦争、世界景気減速、地政学的リスク(geopolitical risk)──。米国経済を取り巻く環境を点検すると、リセッション(景気後退)は不可避のように見える。だが、米投資銀行ゴールドマン・サックスが2019年末にまとめた調査リポートはまったく違う見方を示している。

  • gene therapy(遺伝子治療)

    Key Wordで世界を読む
    gene therapy(遺伝子治療)

    2020年1月18日号  

    かつてSFで取り上げられる夢物語と見なされていた遺伝子治療(gene therapy)。今では様変わりし、バイオテクノロジー業界の「ネクスト・ビッグ・シング」として熱い視線が注がれている。

  • new trade era(新貿易時代)

    Key Wordで世界を読む
    new trade era(新貿易時代)

    2020年1月11日号  

    いよいよ「新貿易時代(new trade era)」の幕開けとなるのか。昨年12月12日の英下院総選挙でジョンソン首相率いる保守党が圧勝し、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)がほぼ確実になったのである。

  • Santa Claus rally(サンタクロース・ラリー)

    Key Wordで世界を読む
    Santa Claus rally(サンタクロース・ラリー)

    2019年12月21日号  

    毎年クリスマスシーズンを迎えると、米国では子どもに加えて投資家もサンタからのすてきなプレゼントを期待するようだ。「サンタクロース・ラリー(Santa Claus rally)」である。

  • deepfake(ディープフェイク)

    Key Wordで世界を読む
    deepfake(ディープフェイク)

    2019年12月14日号  

    「月探査に飛び立った男たちが月で安らかに眠る運命となりました」──。1969年7月、リチャード・ニクソン米大統領はテレビ画面に現れ、アポロ11号の帰還失敗について6分間の演説を行った。ニール・アームストロング船長らは月に取り残されることになったのだ。

  • streaming era(ストリーミング時代)

    Key Wordで世界を読む
    streaming era(ストリーミング時代)

    2019年12月7日号  

    1920年代にトーキー映画(talkies)、50年代に地上波テレビ(broadcast television)、80年代にケーブルテレビ(cable television)──。米ニューヨーク・タイムズ紙のエンターテインメント担当記者ブルックス・バーンズ氏によれば、米ハリウッドではおよそ30年周期で大変革が起きている。

  • two-cent wealth tax(2セント富裕税)

    Key Wordで世界を読む
    two-cent wealth tax(2セント富裕税)

    2019年11月30日号  

    「2セント! 2セント!」──。これが支援者の間で合言葉になり、2020年米大統領選挙の民主党候補指名を目指すエリザベス・ウォーレン上院議員にとって大きな追い風になっている。

  • smartwatch war(スマートウオッチ戦争)

    Key Wordで世界を読む
    smartwatch war(スマートウオッチ戦争)

    2019年11月23日号  

    「スマートウオッチ戦争がいよいよ本格化する(the smartwatch wars just got real)」──。11月初頭、米アップル製品を主に扱う米ニュースサイト「マックワールド」は刺激的な見出しを掲げた。

  • political advertisement(政治広告)

    Key Wordで世界を読む
    political advertisement(政治広告)

    2019年11月16日号  

    ソーシャルメディア上で政治広告(political advertisement)はうそであっても自由に認められるべきなのか、それとも一律に禁止されるべきなのか。米有力SNS(会員制交流サイト)が異なる対応を示したことで、来年の米大統領選挙を前に米政界で白熱した議論が巻き起こっている。

  • troll farm(トロールファーム)

    Key Wordで世界を読む
    troll farm(トロールファーム)

    2019年11月9日号  

    来年の米大統領選挙を控え、米フェイスブックがまたしてもロシアの「トロールファーム(troll farm)」の標的にされているようだ。

  • united Ireland(アイルランド統一)

    Key Wordで世界を読む
    united Ireland(アイルランド統一)

    2019年11月2日号  

    アイルランド統一(united Ireland)──。かつて北アイルランドを舞台に武装闘争を繰り返したアイルランド共和軍(IRA)の夢がついにかなう日が来るのだろうか。

  • the world's most important number(世界最重要数字)

    Key Wordで世界を読む
    the world's most important number(世界最重要数字)

    2019年10月26日号  

    金融関係者の間で長らく「世界最重要数字(the world's most important number)」と呼ばれてきた金利をご存じだろうか。「ロンドン銀行間取引金利(London interbank offered rate)」、略して「LIBOR(ライボー)」のことだ。

  • clean meat(クリーンミート)

    Key Wordで世界を読む
    clean meat(クリーンミート)

    2019年10月19日号  

    家畜から生産される伝統的食肉(conventional meat)の終わりの始まりなのだろうか。9月末、ハンバーガーチェーン世界最大手である米マクドナルドがカナダで新商品「PLT」の試験販売を始めたのだ。

  • deep tech(ディープテック)

    Key Wordで世界を読む
    deep tech(ディープテック)

    2019年10月12日号  

    これからの世の中に大変革(disruption)をもたらすのは「ハイテク(high tech)」ではなく「ディープテック(deep tech)」なのだろうか。そう考える投資家は多いようだ。

  • last internal combustion engine(最後の内燃機関)

    Key Wordで世界を読む
    last internal combustion engine(最後の内燃機関)

    2019年10月5日号  

    19世紀後半に誕生し、モータリゼーションの原動力になってきた内燃機関。電気自動車(electric vehicle=EV)へのシフトが鮮明になった今、いよいよ歴史的役割を終えるタイミングに近づきつつあるのだろうか。

  • phantom capital(ファントム資本)

    Key Wordで世界を読む
    phantom capital(ファントム資本)

    2019年9月28日号  

    外国での企業買収や工場建設などと定義される対外直接投資(foreign direct investment=FDI)。人口60万人の小国ルクセンブルクがFDIの受け入れ規模で米国と肩を並べ、中国を大幅に上回ると聞けば、多くの人はにわかには信じられないだろう。

  • Brexodus(ブレクソダス)

    Key Wordで世界を読む
    Brexodus(ブレクソダス)

    2019年9月21日号  

    欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の期限を10月末に控え、ますます混迷を深める英国。国内経済の空洞化につながる「ブレクソダス(Brexodus)」が加速するのも無理はない。

  • lungs of the earth(地球の肺)

    Key Wordで世界を読む
    lungs of the earth(地球の肺)

    2019年9月14日号  

    8月下旬にフランスで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)。ホスト役のエマニュエル・マクロン仏大統領は南米アマゾンの森林火災(forest fire)を主要テーマの一つにしようと考え、サミット直前にツイートした。

定期購読のご案内

記者の目

  • 編集部 宮井貴之

    カレー物価指数と締切と時々ダイエット

     スパイスを買いそろえて自ら作るほどカレーライスが好きだ。もちろん食べ歩きも好きで、以前の職場にいたインド出身の同僚からお薦めの店を聞いては、開拓するのが日々の楽しみだった。
     だが、そんなささやかな趣味にも値上げの波が容赦なく押し寄せた。帝国データバンクによると、カレーライス1食当たりのコストを示す「カレーライス物価」が6カ月連続で最高値を更新したという。野菜の価格が下落した一方、コメ価格の高騰が全体を押し上げた。
     趣味を奪われると嘆いたものの、足元を見るとたるんだ腹が。原稿の締め切りが近づくたびに暴食してきたのだ。趣味を運動に切り替える好機か。そうポジティブに捉えることにしよう。

  • 副編集長 清水量介

    酔い止め対策で自動車需要喚起?

     かつては自動車の運転が好きで、マツダのロードスターに乗っていました。しかも、マニュアルです。
     ところが、今は自動車を所有していません。所有しない理由は二つです。「家から徒歩で1分程度のところにカーシェアの拠点が複数登場した」ことが一つ。
     もう一つは「子どもたちの車酔いが激しく遠出ができない」ことです。近場の移動だけに多大なコストがかかると思うと、所有する気が起こらないのです。都市部では、そんな人たちが増えているのではないでしょうか。
     自動車メーカーや部品メーカーの方々は、自動車需要の底上げのために「画期的な子どもの酔い止め」対策にトライしてみるのもいいかもしれませんね。

最新号の案内2024年11月23日号

表紙

特集自動車・サプライヤー非常事態

トヨタ自動車が空前の利益をたたき出す一方、サプライヤーは生産コストを価格に転嫁できず、苦境にある。部品メーカーが完成車メーカーに依存し支配される現状は、技術革新で出遅れる原因にもなっており、このままでは自動車業界が地盤沈下しかねない。サプラ…

特集2ビール 最後のバブル

ビール業界に追い風が吹いている。2023年秋の酒税改正によるビールの値下げで販売が上向いているのだ。ビール市場全体が縮小傾向にある中、ビール各社は最後のチャンスをどう生かすのか。最新動向を追った。