記事一覧:企業レポート Managerial Analysis145件
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企業レポート Managerial Analysis
千代田化工建設 「LNG特化型」からの脱却 長い低迷から“攻め”に転回
2013年8月31日号かつて、海外で石油・天然ガスなどのプラント建設を手がける日本の“専業エンジニアリング”でトップの座にあった千代田化工建設。2000年前後に倒産寸前の危機に陥ってからは「業界2位」に定着したが、この7月から反転攻勢に打って出た。
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谷 真(すかいらーく社長)インタビュー
2013年8月24日号──ガストが大改装を行う。最近のコンビニの弁当の品質は上がっている。一方で、マクドナルドや牛丼という存在がある。おなかを満たすという戦いはかつてないほど熾烈だ。では、コンビニやファストフードと真っ向勝負する戦いに参入するのか? そうではない。郊外に多くの人が住む日本の住宅事情の中で、われわれが果たす役割がある。毎日の生活の中で欠くべからざる存在となるために、居住空間を改めていく。おなかを満たすだけではなく、そこにいる時間を価値として提供したい。
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外部人材登用や店舗改革など 今までの文化刷新する大改革
2013年8月24日号谷社長による改革の第1幕は、止血という側面が強かった。しかし、利益体質が定着してきたことで、攻勢に打って出る。どの改革もこれまでの文化を改める壮大なものだ。
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すかいらーく ファミレスとは何かを問う 常識破りの改革で再上場へ
2013年8月24日号かつては外食業界の王者として長く君臨したすかいらーく。洋食が普及する前からファミリーレストランを大量出店し、急成長した。しかし、市場の変化により失速。投資ファンドの傘下となった。今、そのすかいらーくが再び成長しようとしている。
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高原豪久(ユニ・チャーム社長)インタビュー
2013年8月17日号──3月から、高原豪久社長自らが、1カ月のうち10日ほどを中国とインドで交互に執務することにした。何か発見はあったか。6月に中国へ行った際、北京郊外の一般家庭を調査でヒアリングして回り、一人っ子政策の影響を肌で感じた。共働きの中流階級の家庭で、高級な外資系の製品を使っており、子どもを大切に育てていた。中国、インドに限らず、各国で年1~2回は現地の住宅を訪ねるようにしている。
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ユニ・チャーム アジアでおむつ市場を席巻 シェア1位握る強さの秘密
2013年8月17日号日用品大手、ユニ・チャームが快進撃を続けている。アジア各国で紙おむつのトップシェアを獲得して海外売上高比率が50%を超えた。一方、国内では大人用の紙おむつで稼ぐ。国内と海外で、抜きんでることができた理由は、実は共通している。
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畑中好彦(アステラス製薬社長)インタビュー
2013年8月3日号センチメンタルな感情がないと言えば、うそになる。製薬大手各社が発酵研究から手を引いている中で、むしろ、発酵研究を残すことはチャンスなのかもしれない。発酵研究から新薬が生まれるチャンスがゼロになったとも思わない。しかし、今後、限りある資源をどのように生かすかを考えると、発酵研究よりも他の領域に配分しようと合理的に考えて割り切った。
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アステラス製薬 「武田超え」の好業績でも 研究部門削減を急ぐ危機感
2013年8月3日号アステラス製薬は今年、名門とされる発酵創薬研究をやめ、海外の研究所も複数閉鎖する。王者の武田薬品工業を営業利益で上回り、業績は堅調だ。なぜ今、リストラを急ぐのか。その真相に迫った。
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木村 康(JXホールディングス会長)インタビュー
2013年6月22日号上流と下流、石油と非石油、国内と海外、どこかに偏るのではなくバランスの取れた企業集団にしたい。収益を中長期的に安定させることが大命題。何かに選択と集中をするような感じではない。
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JXホールディングス 総合エネルギー帝国を築く石油王者の危機感なき危機
2013年6月22日号石油精製販売を主力に、天然ガス、電力など複数のエネルギー事業と金属事業を展開する10兆円企業は、巨艦をどう成長させていくのか。大型合併によって誕生した世界に例がない総合エネルギー企業の今を追った。
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平林 朗(エイチ・アイ・エス社長)インタビュー
2013年6月15日号エイチ・アイ・エスは2012年12月にチャーター便子会社を設立した。認可前のため、詳細は言えないが、夏の就航に向けて準備を進めている。タイを中心としたアジアの海外旅行需要が急拡大し、現地発の旅行も伸びている。チャーター便子会社を傘下に持つことで、座席の確保や価格面から旅行商品を差別化できる。タイからの訪日旅行にもチャーター便を活用する。
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エイチ・アイ・エス タイでチャーター便を運航 海外ビジネス拡大の勝算
2013年6月15日号エイチ・アイ・エスは売り上げの大半を日本人の海外旅行で稼ぐが、少子化で市場そのものが縮小に向かっている。次の成長を目指し、リスクを取って注力するチャーター便と海外ビジネスの成否を分析する。
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宮坂 学(ヤフー社長兼CEO)インタビュー
2013年5月25日号──相次ぐ提携で「爆速」を世に広めた。ポータルサイトとしての役目は、ウェブ上でナンバーワンサービスの集合体であることだ。今、ヤフーには150くらいのサービスがあるが、すべてで1位を取るのは現実的でない。ニュースや検索、メールなどはこのままナンバーワンを維持するが、1位を取れないサービスは手じまいし、トップと組むようにしてきた。結果として、食べログやクックパッド、グリー、モバゲーなどと提携した。提携ありきの戦略ではない。
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【Column】 経営理念を落とし込んだ 新タイプの人事制度
2013年5月25日号ヤフー社員が社員IDと共に肌身離さず持つカードがある。「バリューカード」といい、新体制の経営理念を示したものだ。それには、世の中の課題にITを利用して解決していく「課題解決エンジン」が掲げられ、その実現のために「課題解決」「爆速」「フォーカス」「ワイルド」という四つの価値基準が記載されている。
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マイナス成長で問われる Eコマース事業の立て直し
2013年5月25日号ヤフーの中で、昨年5月、大きなプロジェクトが幕を閉じた。その名も「コマースリノベーション」。多種多様なお店を集めた仮想モール「ヤフーショッピング」と、入札による個人間取引の「ヤフーオークション(ヤフオク)」という二つのEコマース事業を統合するというものだった。サービス開始から10年を迎えた2009年、プロジェクトは始まった。ショッピングの出店者がヤフオクにも出品できるようにするなど、相乗効果を出そうとしたのである。
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ヤフー 6年ぶりの好業績で発進した新体制「爆速」経営の急所
2013年5月25日号5期連続で増収増益を続けていたものの閉塞感が漂っていたヤフー。電撃的なトップ交代により誕生した新体制は、「爆速経営」によりさらなる飛躍を遂げている。だが、あまり語られない「急所」が隠されている。
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高橋 誠(新日鉄住金エンジニアリング社長)インタビュー
2013年4月20日号1985年9月、中国の上海にある宝山鋼鉄の第1高炉に“火入れ”するまで、5年近く中国案件に携わった。まだ若く、彼らの「なぜ?」と向き合う異文化体験を通して、大きく成長できた。
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新日鉄住金エンジニアリング 製鉄事業の苦境が続く中でグループで最も稼ぐ子会社に
2013年4月20日号2012年10月、旧新日本製鐵と旧住友金属工業が経営統合して新日鐵住金が誕生し、東アジアでの“失地回復”に向けて動き出した。そんな中で、06年7月に分社して以来、グループに貢献してきた新日鉄住金エンジニアリングの存在が注目を集めている。長らく旧新日鐵の社内で“傍流扱い”だったが、巨大組織の親会社にはできないやり方で実力値を上げている。
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佐藤康博(みずほフィナンシャルグループ社長)インタビュー
2013年4月13日号ずっと守りに入っていたが、ここから攻めに転じていこうと思っている。新中期経営計画は、特に他のメガバンクとの差別化をそうとう意識した。持ち株会社が銀行、信託、証券を横断的に束ね、1人のお客さまに対してさまざまなサービスを提供するという体制をはっきりつくるというのが最大の眼目だ。この持ち株会社による横串と、銀行、信託、証券という縦串は、信託や証券の社長が常任メンバーとして入る持ち株会社の経営会議で調整していく。
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みずほフィナンシャルグループ 寄せ集め証券のてこ入れがカギ 復権をかけた新体制の成否
2013年4月13日号みずほフィナンシャルグループ(FG)が佐藤康博社長の下、非効率の象徴とされた2バンク体制から決別し、新みずほ銀行として船出する。これに伴い、新中期経営計画ではFG主導のグループ一体経営を明確に打ち出した。「顧客基盤が厚い」といわれながら、これまで他の2メガバンクの後塵を拝しがちだったみずほは、はたして復権することができるのか。