記事一覧:企業レポート Managerial Analysis145件
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企業レポート Managerial Analysis
凸版印刷 “つなげる力”に多角化戦略の強み 協業のまとめ役や販売促進を請負う
2012年10月13日号凸版印刷の経営が節目を迎えている。紙の印刷は減少の一途をたどり、大型テレビ用カラーフィルターは縮小トレンドに入り、次の成長に向けた多角化戦略の再構築が急務だ。成否を決める競争優位は「つなげる力」と「調整力」。他社との協業でリスクを減らし、企画や事務局の請負で顧客とウィンウィンの関係を生み、事業の柱を多くしようとしている。
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金子眞吾(凸版印刷社長)インタビュー
2012年10月13日号液晶パネルの値下げがここまで急速に来るとは思わなかった。凸版印刷の2012年3月期決算もエレクトロニクス事業が赤字となり、大幅減益となった。
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齊藤正俊(ニチイ学館社長)インタビュー
2012年9月22日号5月に「COCO塾」をはじめ、英会話教室を本格的に事業展開するとあらためて表明した際、「介護や医療などのヘルスケア関連の事業に特化すべきではないか」という指摘を多くの市場関係者から受けた。多くの企業が実施している「選択と集中」の逆を行く経営との批判もあった。
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ニチイ学館 介護最大手が英会話事業を急拡大 意外な多角化戦略の実態と課題
2012年9月22日号介護と医療事務受託の最大手として名をはせるニチイ学館が英会話事業に力を入れ始め、テレビCMや地下鉄のポスターなど派手な宣伝活動を展開している。いち早く高齢社会を見据え優良企業として成長してきたにもかかわらず、なぜ、いまさら畑違いに見える事業に多額の投資をするのか。同社が推し進める多角化戦略の実態と課題に迫った。
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末川久幸(資生堂社長)インタビュー
2012年9月15日号従来、資生堂はトップラインである売上高を伸ばせば、いずれ利益もついてくるはずだという売上高ありきの経営を行ってきた。例えば拡大期にある中国事業は先行投資を行ってでも売上高を伸ばし、シェアを確保していかないと勝ち残れないだろう。
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資生堂 6年連続減収の国内事業 美容部員の人件費が重荷
2012年9月15日号「信じられないほど悪い数字だ」。5月末、化粧品業界の関係者は資生堂が開示している月次数値に目を疑った。4月の国内化粧品売上高が、前年同月比で26%も減少したのだ。資生堂は「3月に店頭の品ぞろえ強化をお願いした影響も一部あった」と説明するが、簡単に言えば販売店の店頭在庫を膨らませて3月の売上高を稼いだということ。いずれ返品となる可能性は大きい。
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資生堂 新規ネット事業で店舗は混乱 国内化粧品回復へコスト減が急務
2012年9月15日号化粧品業界の盟主である資生堂に異変が起こっている。2005年度を境に国内化粧品の売上高減少が続いており、12年度第1四半期はついに営業赤字に転落した。ネットを活用した新ビジネスモデルは4月に満を持してスタートしたものの、順風満帆とはいえない。コスト構造、事業構造の見直しはスピード感に乏しく、前途は多難だ。
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和泉 學(チムニー社長)インタビュー
2012年9月8日号かつて、親会社が食品会社だった時代は、チムニーはメーカーの販売先という立場だった。言ってみれば、メーカーが川上にいて、チムニーは川下にいた。それが、MBOを経て、カーライルが親会社になることで、立ち位置が大きく変わり、自由な発想ができるようになった。
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チムニー MBOを契機に企業文化を変革 情報共有と責任明確化で組織に活力
2012年9月8日号外食市場は長く縮小傾向にある。特に居酒屋は若者を中心に酒離れが強まって、多くのチェーンが苦境に立たされている。その中でチムニーは近年、異例の業績拡大を続け、店舗数では大手ワタミを抜いた。その契機はMBO(マネジメント・バイアウト)にある。新たな経営体制の下、もともと持っていた高い競争力が、組織経営の浸透でさらに強化された。
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企業レポート Managerial Analysis
TOTO インドネシアでもシェアトップ “超”現地化経営の強さとひずみ
2012年9月1日号中国で高級ブランドとしての地位を確立したTOTOは、中国進出する日本企業の手本にもなっているが、インドネシアでも実はシェアトップ。製造・販売共に地域に根差した“究極の現地化”経営をレポートする。
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加藤 薫(NTTドコモ社長)インタビュー
2012年8月4日号今NTTドコモがiPhoneを販売することはない。われわれには端末開発やネットワーク、クラウドの技術に加えコンテンツ配信プラットホームがある。端末のラインアップとしてあるのはいいが、条件を見極めなければ、すべてをアップルに委ねて、通信網だけを貸す「土管屋」になってしまう。
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企業レポート Managerial Analysis
NTTドコモ 若手が技術革新を起こした 「しゃべってコンシェル」秘話
2012年8月4日号ドコモ発の無料アプリ「しゃべってコンシェル」が大ヒットしている。その開発は若手が担い、完成品しか展開できないというドコモの慣習を破った結果だった。
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企業レポート Managerial Analysis
NTTドコモ 104の災害基地局設置 インフラ設備への意地
2012年8月4日号JR代々木駅そばにあるドコモタワー。直径15メートルの大時計に地上50階ほどの高さを誇る塔型の建物で、オフィスビルかと思いきや、実は建物の上半分は通信設備があるのみ。吹きさらしで鉄骨の足場が組まれているのだ。
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NTTドコモ iPhoneを販売しない巨艦が狙う 「総合サービス企業」の真贋
2012年8月4日号設立20周年を迎えたNTTドコモが岐路に立たされている。iPhoneに翻弄されて「独り負け」の状態が続いていたからだ。新端末を引っ提げ、サービス分野に乗り出すなど反転攻勢に出始めているが、新たな戦略には疑問符が付く。加藤薫新社長の下、スマートフォン時代にドコモが向かう先に迫った。
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ユー・エス・ジェイ(USJ) 周年特需の反動や値上げ後も集客増 営業利益率3割まで復活した理由
2012年7月21日号大阪にあるテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(運営会社:ユー・エス・ジェイ)が低迷期を脱して復調している。今年4~6月期の客数は前年同期比25%も伸びている。周年イベントによる特需の反動や料金の値上げというマイナス要因をものともしない力強さだ。この背景にある経営戦略の変更を探った。
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津谷正明(ブリヂストンCEO)インタビュー
2012年7月7日号新興メーカーの台頭は目覚ましいが、低価格な汎用品を武器にする彼らと同じ商売をするつもりはない。われわれはもう一段上、つまり高付加価値な商品やサービスを展開、彼らとは違う土俵で勝負していく。
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ブリヂストン 【Column】タンポポからタイヤを作る天然ゴムの最先端研究
2012年7月7日号タイヤの品質・性能を大きく左右する天然ゴムは、ここ数年、投機マネーの流入もあり価格が高騰。天然ゴムはパラゴムという木から採取するが、仮に病害が起これば一気に調達難に陥る。そこでブリヂストンではパラゴム以外の天然ゴム資源の開拓を急いでいる。
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ブリヂストン 競争が激化する新興市場で “断トツ”経営への飽くなき挑戦
2012年7月7日号タイヤ業界で3年連続、世界シェアナンバーワンのブリヂストン。生産の8割を海外で行うなど日本でも有数のグローバル企業だ。だが、新興市場ではその地位も盤石ではない。新興メーカーの台頭で業界は様変わりし、中国では数百ものブランドが乱立する中、ブリヂストンは独自戦略を展開しようとしている。勝算はあるのか。
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日立造船 古川実(日立造船会長兼社長)インタビュー
2012年6月16日号私は日立造船が日本で3位、すなわち世界で3位だった時代や、日本の造船業が世界の七つの海を支配するとされた絶頂期を知っている。だが、2002年に造船業の分離を始めたのは、もう他に選択肢がなかったからだ。
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日立造船 創業130年目に第二の創業宣言 造船なき重機メーカーの捲土重来
2012年6月16日号日立造船は最も早く海外輸出を加速させた名門造船メーカーだが、独立系ゆえに造船比率が高く、「いつ倒産しても不思議はない」と言われ続けてきた。後に、産業界でも類例のない“本業の切り離し”に踏み込んだ同社は、造船時代とは異なる環境ビジネスで再び飛躍を遂げつつある。