記事一覧:世界遺産を撮る210件
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世界遺産を撮る
ピサのドゥオモ広場(PIAZZA DEL DUOMO, PISA)
2017年9月2日号今回のイタリア訪問はピサにあるサンターナ大学院大学の招待だった。大学に着いてあいさつもそこそこに、急いでドゥオモ広場に駆け付けると、午後の斜めに差す日光に照らされたピサの斜塔を撮ることができた。
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アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群(NUBIAN MONUMENTS FROM ABU SIMBEL TO PHILAE)
2017年8月26日号初めてエジプトを訪れたのは1996年1月。格安ツアーに申し込み、たくさんの若い女性に囲まれながら旅をした。午前中にルクソールに着いた一行はそこで小型機に乗り換え、アブ・シンベル神殿に向けて出発。ようやく昼ごろ到着した。
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アントニ・ガウディの作品群(WORKS OF ANTONI GAUDI)
2017年8月12日号バルセロナを訪れるのは今回が2回目だった。日曜日の午後に到着すると早速、アントニ・ガウディ作品の一つであるカサ・ミラへ直行した。撮影の許可が取れなかったので普通の観光客として入園するしかなく、三脚の持ち込みが許されなかった。
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バチカン市国(VATICAN CITY)
2017年8月5日号私の両親は、当時としては非常にハイカラで、教会で挙式した夫婦だった。その縁もあってか、かねて機会があればローマ法王にお目にかかりたいと思っていた。
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日光の社寺(SHRINES AND TEMPLES OF NIKKO)
2017年7月29日号日光は東京から日帰りできる身近な世界遺産なので、これまで数え切れないほどのカメラマンが撮影に出向いているだろうし、私も何度行ったか覚えていないほど訪れている。けれどその写真はどれも似たような構図のものが多く、どうにかもっと良い作品を撮れないものかと考えていた。
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イスタンブール歴史地域(HISTORIC AREAS OF ISTANBUL)
2017年7月22日号イスタンブールを初めて旅したのは、私が世界遺産を撮り始めたころ、もう20年も前のことだ。空港から街へ向かうバスで乗り合わせた女性に「安全に気を付けてね」と話し掛けられ、「万が一すりに遭っても、くよくよせずに忘れることが一番よ! 小さいことを気にして、楽しい旅が台無しになるのはつまらないわ」とアドバイスされた。
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ハロン湾(HA LONG BAY)
2017年7月15日号経済発展の著しいベトナムに着くと、誰もがビジネスチャンスを狙っているようなギラギラとした熱気を感じた。ハノイからハロン湾へ、すし詰めの乗合バスで向かうと、あいにくの大雨。翌日、ようやく雨がやんだので、船で海へ出たものの、霧が立ち込めて景色が何も見えない。
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モン-サン-ミシェルとその湾(MONT-SAINT-MICHEL AND ITS BAY)
2017年7月8日号モン-サン-ミシェルがあまりにも美しいので、早朝、パリから大移動した上に空腹ということも忘れて、夜まで撮影に没頭した。
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古都アユタヤ(HISTORIC CITY OF AYUTTHAYA)
2017年7月1日号タイ・バンコクから気軽に行ける世界遺産であるアユタヤには、もう何度も訪れている。ちなみに今回の渡航は初めてシンガポール航空を利用したのだが、客室乗務員の品の良さと素晴らしい接客に魅了されてしまった。
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古都ダマスクス(ANCIENT CITY OF DAMASCUS)
2017年6月24日号出発に当たり、在日本シリア大使館にビザの申請に行くと、渡航目的が写真撮影という点が引っ掛かったのか、3週間を過ぎても許可が下りなかった。
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ウルル-カタ・ジュタ国立公園(ULURU-KATA TJUTA NATIONAL PARK)
2017年6月17日号エアーズ・ロックは岩石に打ち付けた鎖をたどって登る。急傾斜も多く、過酷な道のりだ。通常は往復2~3時間かかるが、わずか12分の最短記録もあるという。
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フィリピン・コルディリェーラの棚田群(RICE TERRACES OF THE PHILIPPINE CORDILLERAS)
2017年6月10日号フィリピン・ルソン島北部に広がるコルディリェーラの棚田群は、総面積が1万0360平方キロメートルにも及ぶ世界最大の棚田だ。
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フィレンツェ歴史地区(HISTORIC CENTRE OF FLORENCE)
2017年6月3日号2010年6月、フィレンツェのボルゲーゼ宮殿で、イタリアの世界遺産をテーマとする個展を開催した。そしてフィレンツェ市とメディチ図書館にそれぞれ、作品を収めることができた。
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ペトラ(PETRA)
2017年5月27日号天然の巨岩を掘って造られたペトラ遺跡を訪れたのは、もう20年近く前のことだ。光の加減によって岩肌がさまざまな色みに映るこの遺跡を高所から撮影しようと、現地の子供の案内で山頂まで登った。
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エローラ石窟群(ELLORA CAVES)
2017年5月20日号夕暮れ時の斜光線でエローラ遺跡と仏像を撮影した後、さらに裏手の崖の上に登った。遺跡はちょうど落日の残映に包まれており、納得のいく一枚が撮れた。過密スケジュールの疲れからか、その晩は宿に戻るとすぐに眠りこけてしまった。
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クスコ市街(CITY OF CUZCO)
2017年5月13日号クスコ空港に到着するや否や、心臓はバクバクと鳴り、こめかみは血管が破裂するのではと思うくらい痛くなった。高山病が私を待ち受けていたのだ。
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ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院(HISTORIC CENTRE OF OPORTO, LUIZ I BRIDGE AND MONASTERY OF SERRA DO PILAR)
2017年4月29日号2011年秋、1カ月半ほどかけてじっくりヨーロッパを旅した。10月中旬にバルカン半島からスペインのマドリードへ飛び、そこから車で北西へと移動し、ポルトガル西海岸のポルトにたどり着いた。
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黄龍の景観と歴史地域(HUANGLONG SCENIC AND HISTORIC INTEREST AREA)
2017年4月22日号黄龍は、同じく世界遺産である九寨溝の近くにある。ユネスコのあっせんで九寨溝の撮影を終えた後、黄龍にも行かないかと勧められ、喜んで送ってもらったのだが、何の用意もしていなかったため、ひどい目に遭った。
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ボロブドゥル寺院遺跡群(BOROBUDUR TEMPLE COMPOUNDS)
2017年4月15日号世界七大奇観の一つと称されるボロブドゥル寺院には、かねがね撮影に行きたいと考えながらも、中国人にインドネシアへの入国ビザが下りるのは極めて厳しいといわれていた。しかし、2001年夏にインドネシア大使館に電話で問い合わせたところ、中国籍でもビザなしで入国できるようになったとのこと。あまりにうれしくて、電話を切るや大使館に駆け付け、あらためて確かめたくらいだ。
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ポルトヴェネーレ、チンクエ・テッレ及び小島群(パルマリア、ティーノ及びティネット)(PORTOVENERE, CINQUE TERRE, AND THE ISLANDS (PALMARIA, TINO AND TINETTO))
2017年4月8日号岸壁に色とりどりの家々が積み木のように立ち並ぶチンクエ・テッレは「五つの土地」という意味。モンテロッソ、ヴェルナッツァ、コルニーリア、マナローラ、リオマジョーレの五つの村から成る。