記事一覧:Close Up709件
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インバウンドの主戦場は化粧品に 激戦区・銀座で分かれた明暗
2017年11月11日号今期は業績が回復しつつある百貨店業界。インバウンド需要が再び高まり、化粧品で活況を呈しているためだ。ただ激戦区である東京・銀座では、こうした波に乗れない店舗も出ており、明暗がはっきりとしてきた。
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“虎の子”の電力事業にも暗雲 神戸製鋼、法令違反の大きな代償
2017年11月11日号10月8日に発覚した神戸製鋼所の検査データ改ざん問題は、収束するどころか影響が拡大する一方だ。ついに同社の虎の子事業や、安定的だった財務面にも不安が波及し始めている。
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破格の早期退職金リストを入手 リストラに猛進する三越伊勢丹
2017年11月4日号在庫は最大90%オフの社員割引で一斉処分、バブル入社組を破格の退職金で追い出し、郊外店や高級食品スーパーの株式も手放すなど、杉江俊彦社長率いる三越伊勢丹ホールディングスはなりふり構わずリストラに走るが、将来像は見えない。
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「野菜工場」が第2ステージへ 米中・新興企業が巨額投資で隆盛
2017年10月28日号2018年、野菜工場の建設が国内外で相次ぐ。先行投資をして野菜工場の黒字化に道を開いた日系企業に、やっと“刈り入れの時期”が到来するわけだ。しかし、米中の新興勢力が巨額投資を行い、市場を席巻しようとしている。
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「つみたてNISA」受け付け開始も… 制度普及を阻む三つの壁
2017年10月28日号森信親・金融庁長官の肝いりで新設された「つみたてNISA」。10月から口座開設の受け付けが始まったが、販売会社の金融機関は慎重姿勢が根強い。早くも業界内に冷めた雰囲気も漂う中、足元では普及を阻みかねない三つの“壁”が浮上している。
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グーグル、LINEが国内で先行 AIスピーカー旋風なるか
2017年10月21日号米グーグルとLINEが人工知能(AI)を搭載したスピーカーを国内で発売した。米アマゾンやソニーも年内の発売を控えており、スマートフォンの次の市場を狙う各社の競争が激化している。
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横並び崩れ3社が“個性”をアピール iPhone料金競争の舞台裏
2017年10月14日号安さか、大容量か、分かりやすさか──。横並びだった通信大手3社の料金プランに、“個性”が見え始めた。秋のiPhone商戦からユーザーの囲い込みを狙う3社の戦略を探った。
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机上の空論に現場はため息 ヤマト新中計の非現実感
2017年10月14日号宅配危機に揺れるヤマトホールディングスが新しい中期経営計画を発表した。値上げや夜間専門ドライバーの新設でスピードV字回復を図るという。しかしその内容に現場ドライバーや中小事業者は首をかしげる。
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手数料体系見直しを迫った 損保各社と代理店の構造問題
2017年10月7日号国会質問をきっかけに、損害保険各社が代理店の手数料体系の見直しを余儀なくされている。背景にあるのは、業務水準の低い「老齢代理店」への対応という悩ましい構造問題だ。
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久方ぶりの海運特需に業界騒然! 「LNG拠点化構想」の現実味
2017年9月30日号船の給油拠点として輝くシンガポールを、指をくわえて見ているしかなかった日本。しかし国際的な環境規制の強化が決まり、「クリーンなLNGへの燃料シフト」という千載一遇のチャンスが巡ってきた。LNGの輸入大国である日本は、燃料補給の一大拠点としての地位確立を狙っている。
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地銀の決算“化粧”術は全てお見通し 金融庁が貸し剥がし策に警告
2017年9月30日号金融関係者が毎年公表を待ちわびるレポートがある。監督官庁である金融庁が行政における1年間の進捗や実績をまとめる「金融レポート」だ。そこで示される“ご当局”の問題意識を解読しようと金融関係者は読みあさるのだが、その中で今年初めて、貸し剥がしによる決算の数字づくり疑惑が言及される見通しだ。
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北朝鮮有事には間に合わない? 膨張する防衛予算の「使い道」
2017年9月23日号第二次安倍政権が発足して以降、日本の防衛関係費は右肩上がりで増えている。北朝鮮の核・ミサイル暴発リスクや中国の侵攻リスクが高まっていることが、防衛予算膨張の“免罪符”になりつつある。防衛予算の最適な使い道とは? 注目すべきポイントを絞って、予算項目を点検した。
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神田潤一(マネーフォワード渉外・事業開発責任者)特別インタビュー
2017年9月23日号9月1日、ある人事に金融業界は騒然とした。直近は出向先の金融庁で、金融とテクノロジーの融合である「フィンテック」の関連政策を担当した名物官僚が、23年間在籍した日本銀行を退職。フィンテック企業に移籍を果たしたのだ。本人にその異例の転身の真意を聞いた。
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系列も取引先も手心許さず 議決権行使の「個別開示元年」
2017年9月16日号株主と企業のなれ合いを招き、緊張感なき経営の助長が問題視される株式持ち合い。近年はその解消が進んできたが、実は「隠れたなれ合いの構図」ではないかと疑いを掛けられてきたもう一つの問題は手付かずのままだった。しかし、ついに今年の株主総会から疑惑払拭に向けた試みが開始。波乱を呼んでいる。 本誌・鈴木崇久
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東入來信博(ジャパンディスプレイ会長兼最高経営責任者(CEO))特別インタビュー
2017年9月9日号JDIの技術に魅力を感じるグローバルパートナーを探していますが、結果的に複数と手を組む感じになると思います。融資枠は来年8月までの契約ですが、そこまで引きずるわけにもいかないので、来年3月末くらいまでにめどを付けたい。今、いろいろと動いています。
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再建資金5500億円の試算も JDIのスポンサー交渉は混迷へ
2017年9月9日号経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)が、生き残りに向けてスポンサー探しに奔走している。年度内を目標とする資金調達の交渉は時間との戦いだ。
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緊張高まる北朝鮮ミサイルの脅威 市場の目は次の「Xデー」へ
2017年9月9日号北朝鮮のミサイル発射直後こそ混乱に見舞われたものの、ひとまず落ち着きを取り戻した金融市場。それでも危機が去ったわけではなく、潜在的な不安は付きまとう。こうした中、市場の目線は次の「Xデー」の行方がどうなるかに移り、固唾をのんで見守っている。
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東証が富士通を切り採用 IT業界を席巻する謎ベンチャー
2017年9月9日号長年、大手のITベンダーの牙城だった金融機関や自治体のITシステム。この牙城に異変が起きている。名だたる優良顧客が続々と、ITシステムを設立わずか8年の米国のベンチャー企業が提供するものに置き換えているのだ。 本誌・鈴木洋子
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半数超えの55行が減益 地銀が迫られる収益構造転換
2017年9月2日号全国の銀行の第1四半期(4~6月期)決算が出そろった。日本銀行のマイナス金利政策などで利ざやが低迷する中、有価証券の運用で大損を被り、経常赤字に陥る地方銀行も現れた。今回の決算をひもとくと、メガバンクと同じく銀行本体以外のグループ企業の強化という構造転換に迫られる地銀の姿が浮かび上がる。
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王者コカ・コーラの大転機 1兆円ボトラー船出は好調
2017年8月26日号東西のボトラー2社が統合し、国内最大級の清涼飲料販売会社として4月に誕生したコカ・コーラボトラーズジャパンが、8月に決算を発表した。まずまず好調と評されるが、今は船出。大転換期となし得るかが問われる。