記事一覧:Close Up709

  • リクルートが人材派遣世界4位へ「海外」「専門職」狙いM&A活発化

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    リクルートが人材派遣世界4位へ 「海外」「専門職」狙いM&A活発化

    2012年2月4日号  

    年末年始にかけて、人材派遣大手による大型買収が相次いだ。労働者派遣法が施行されて以降、国内派遣市場は急拡大したが、2008年度をピークに縮小に転じた。大手は国内シェア拡大、海外進出に活路を見出すが、職種・地域に特徴のない中小企業は競争から引きずり落とされる。業界の再編淘汰がこれから始まる。

  • 最有力のソニーを軸に最終調整オリンパス提携先争奪戦の内幕

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    最有力のソニーを軸に最終調整 オリンパス提携先争奪戦の内幕

    2012年2月4日号  

    不正会計で揺れるオリンパスの提携先探しが大詰めを迎えている。多くの企業がラブコールを送るなか、本誌オンラインで既報のとおり、ソニーが最有力候補として浮上、最終調整を進めてきた。だが、土壇場で他社が猛烈な巻き返しに出ており、予断を許さない。提携先をめぐるオリンパス争奪戦の全内幕を追った。

  • 有機ELテレビの幕が開いた世界最大の家電見本市CES

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    有機ELテレビの幕が開いた 世界最大の家電見本市CES

    2012年1月28日号  

    2012年1月10~13日、世界最大の家電見本市であるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が米国ネバダ州ラスベガスにて開催された。今回で46回目の伝統ある見本市の出展企業は約2700社を数え、来場者は14万人を超えた。にぎわう会場の中でも、ひときわ華やかな次世代テレビの姿を追った。

  • 格下げとギリシャ支援頓挫で欧州が直面する「3月危機」

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    格下げとギリシャ支援頓挫で 欧州が直面する「3月危機」

    2012年1月28日号  

    欧州時間の1月13日、米格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)が、最上級のトリプルAの格付けを持つフランスなど欧州9ヵ国の一斉格下げを発表した。欧州債務危機に対するユーロ圏の取り組みが不十分、との理由からだ。そこに追い打ちをかけるように深刻な事態が持ち上がっている。ギリシャ危機の再燃だ。

  • プラチナバンド争奪戦で露呈した「電波オークション導入」の欺瞞

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    プラチナバンド争奪戦で露呈した 「電波オークション導入」の欺瞞

    2012年1月21日号  

    携帯電話事業者の垂涎の的であるつながりやすい電波(プラチナバンド)の争奪戦が山場を迎えている。だが、そこで露呈したのは割り当ての制度の欠陥だ。総務省は初めて「オークション的な考え方」を導入するといったのだが、まやかしともいうべき問題点がある。このままでは将来に禍根を残しかねない。

  • 東京電力、「債務の株式化」を検討再建に向けた“神経戦”は大詰め

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    東京電力、「債務の株式化」を検討 再建に向けた“神経戦”は大詰め

    2012年1月14日号  

    東京電力の中長期の再建策を示す「総合特別事業計画」で、「一時的な公的管理」が検討されている。3月末までに策定される予定で、東電、政府、金融機関などの思惑が交錯した“神経戦”は大詰め段階に入った。政府は国民の納得感を模索するなかで、「債務の株式化」などを検討している。

  • スピード重視の「チーム橋下」新大阪市長が挑む三つのねじれ

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    スピード重視の「チーム橋下」 新大阪市長が挑む三つのねじれ

    2012年1月7日号  

    大阪再生を図るため市長への転身を果たした橋下徹氏。初登庁日から改革の道を全力疾走している。まずは、制度疲労著しい統治機構の刷新と水ぶくれした市の徹底スリム化だ。地方分権と真の民主主義の確立を目指す大阪維新の改革。その要となる都構想実現に向け、大きな一歩を踏み出した橋下市政の初動を追う。

  • 成果乏しいEU首脳会議欧州一斉格下げの危機

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    成果乏しいEU首脳会議 欧州一斉格下げの危機

    2011年12月24日号  

    12月8日の欧州中央銀行(ECB)理事会と、9日まで2日間にわたって行われた欧州連合(EU)首脳会議は、欧州債務危機の行方を決める最重要会合として注目を集めた。ある程度は危機対応の進展が見られたものの、足元の火種であるギリシャや周辺の重債務国、さらには欧州の銀行の資金繰り危機は去っていない。

  • 増資インサイダー疑惑で新展開当局が狙う10社リストの震撼

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    増資インサイダー疑惑で新展開 当局が狙う10社リストの震撼

    2011年12月17日号  

    昨年夏以降に相次ぎ浮上した増資インサイダー疑惑をめぐり、証券取引等監視委員会の調査が大詰めを迎えている。日本市場の信頼を大きく失墜させたこの疑惑には、法の抜け穴を熟知した国内外のヘッジファンドや運用会社が絡んでいると見られ、市場の番人は難しい決断を迫られている。

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記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…