記事一覧:特集10409

  • 特集
    新幹線50周年 魅惑のJR・鉄道

    2014年09月20日号  

    誕生から50年を迎える新幹線。日本人の仕事、生活を激変させた新幹線は、鉄道技術のけん引役でもある。50年を振り返れば、あらためて新幹線のすごみ、魅力を感じられる。さらに、新幹線を支える在来線では新しい楽しみ方も登場しているし、リニア中央新幹線の着工も目前だ。すでに新幹線と鉄道は次の50年の旅路へと出発しているのだ。

  • 特集 Part1
    新幹線がもたらしたもの

    2014年09月20日号  

    「ピラミッド、万里の長城、戦艦大和に次ぐ、無用の長物」。建設費用は3000億円、当時の国家予算の1割にも相当する東海道新幹線は開業に当たり、世間から、このようにやゆされた。しかし、1964年に開業すると、こうしたネガティブな声は吹き飛んだ。この50年間、死亡事故もなく、ビジネス、観光、地方経済に大きな影響を与え、日本人のライフスタイルのみならず、思考体系まで一変させたのだ。

  • 特集 Part1
    ところで新幹線って何がスゴいの?

    2014年09月20日号  

    新幹線には長年にわたって積み重ねられてきたすごい技術が凝縮されている。技術で誰もがまず思い浮かべるのは速度だろう。東海道新幹線は現在、最高速度が時速270キロメートルで、2015年春からは285キロメートルになる予定だ。東北新幹線のE5系はすでに営業運転で320キロメートルを達成している。さらに、JR東日本は車両の改良で最高速度400キロメートルを目指す。

  • 特集 Part1
    新幹線50年超進化の系譜!

    2014年09月20日号  

    新幹線は50年の間に飛躍的な進歩を遂げた。速度向上だけではなく、乗り心地、車内騒音対策、周囲の環境への配慮など民営化以降は各社が競うようにレベルアップさせている。現役からかつて活躍した車両まで主力新幹線を網羅した。

  • 特集 Part1
    潜入! 新幹線のお医者さん ドクターイエローの“仕事ぶり”

    2014年09月20日号  

    黄色い新幹線を目撃すると幸せになれる──。近年、新幹線の安全運転を支える「ドクターイエロー」が鉄道ファンの間で大人気になっている。通常の新幹線と同じ速度で走行しながら、設備の安全診断を行うのが仕事だ。ベールに包まれたドクターイエローに潜入した。

  • 特集 Part1
    「政治路線は常に悪」ではない “逆説”の我田引鉄の歴史

    2014年09月20日号  

    政治家の介入により不自然な路線や駅が建設されたという疑惑は古くからある。だが、“我田引鉄”と呼ばれるその歴史を丹念にひもとくと、通説とは違った側面が見えてくる。

  • 特集 Part2
    【Column】 新幹線内で子どもと遊べる プラレールカーが大人気

    2014年09月20日号  

    新幹線の中でプラレールが楽しめる──。鉄道好きの親子にはたまらないぜいたくなのではないか。JR西日本は2014年7月から、タカラトミーの鉄道玩具プラレールのジオラマや、プラレールで遊ぶことができる新幹線を走らせている。

  • 特集 Part2
    【Column】 分厚い書類をiPadで電子化 非常時の対応効率化にも貢献

    2014年09月20日号  

    鉄道員にとって必携なのが、運行規定やマニュアル類などの分厚い書類。運転手や車掌はこれらを持ち歩くだけでも一苦労だ。そこで、JR東日本は大胆なIT化に乗り出した。分厚い規定やマニュアルを全てiPadの中に電子化して収容してしまったのだ。2014年に導入を開始し、現在、全社で1万4000台が稼働している。

  • 特集 Part1
    50年の起伏を乗り越えてきた東海道新幹線

    2014年09月20日号  

    開業50周年を迎えた東海道新幹線。順調に成長してきたと思われがちだが、実は、山あり谷ありの起伏を乗り越えてきた。

  • 特集 Part2
    現場はつらいよ! 鉄道員トホホ物語

    2014年09月20日号  

    新幹線や在来線の運行を支える、鉄道会社の社員。正確な運行と、人の命を預かる仕事だけに、現場では多くの難問が鉄道員たちを襲うのである。元JR社員の筆者がその壮絶を明かす。

  • 特集 Part2
    【Column】 JR間の連携弱く“威力半減” ジャパンレールパスの悲哀

    2014年09月20日号  

    足元の円安で、海外からの観光客が急増している。鉄道の旅を楽しむため、JR各社は主に外国人向けの乗り放題パスを発行しているが、その使い勝手といえば……。

  • 特集 Part2
    【Column】 フリーゲージはまたお預け? 長崎新幹線“フル規格”再燃

    2014年09月20日号  

    北陸新幹線の敦賀駅開業時に、導入が検討されている「フリーゲージトレイン(FGT)」。車輪の間隔を変えることで、線路幅の違う新幹線と在来線の両方を走行できる“万能電車”として注目されている。

  • 特集 Part2
    開業目前! 北陸新幹線の光と影

    2014年09月20日号  

    100年に1度の絶好のチャンス──。かねて、谷本正憲・石川県知事も石井隆一・富山県知事も、事あるごとにそう繰り返してきた。8月27日、JR東日本とJR西日本は、北陸新幹線の長野~金沢間の開業日を来年3月14日とすることに決めた。

  • 特集 Part2
    柘植康英(東海旅客鉄道(JR東海)社長)インタビュー

    2014年09月20日号  

    東海道新幹線は、戦後日本の経済復興のけん引車という役割を果たした。また、戦後日本を代表する大きな技術でもある。今になって、つくづく思うのは先人の先見の明。

  • 特集 Part2
    新幹線の有無、強い物販など 事業構造やキャラの違い

    2014年09月20日号  

    1987年、国鉄が民営化され地域ごとにJRが誕生した。それから、30年近くが経過するが各社の経営には常に新幹線の存在が大きく影響してきた。

  • 特集 Part3
    急増中 魅惑のレストラン列車

    2014年09月20日号  

    かつて、長距離の優等列車には食堂車が必ずといっていいほど連結されていた。車内で駅弁を食べるのも楽しいけれど、わざわざ食堂車まで足を運び、テーブル席で車窓を眺めながら出来たての温かい食事をするのは何ともぜいたくな時間だった。しかし、人件費の高騰や利用客の減少などの理由から食堂車は廃止が続き、定期列車で今残っているのは、北海道へ向かう夜行寝台列車のみとなった。

  • 特集 Part3
    こんにちはクルーズトレイン

    2014年09月20日号  

    2013年10月に鳴り物入りでデビューしたJR九州の九州一周超豪華寝台列車「ななつ星in九州」は、ほぼ1年たった今でも衰えることのない人気が続いている。ある駅からある駅までの移動手段という列車ではなく、乗ること自体を楽しむというコンセプトはまさしく豪華クルーズ船の在り方を、そっくり線路を走る列車に移し替えたものだ。

  • 特集 Part6
    夢の技術がいよいよ現実に 背景には新幹線の“高齢化”

    2014年09月20日号  

    新幹線開業50周年を迎えた年に、リニア新幹線も着工──。おめでたい話題ともいえるが、リニア建設の背景には、時間短縮以上に新幹線の老朽化対策という重い課題がありそうだ。

  • 特集 Part3
    さようなら寝台列車

    2014年09月20日号  

    JRの寝台列車の衰退が止まらない。2009年春をもって東京駅から九州方面へのブルートレインが全滅し、14年3月には上野駅発青森駅行き(羽越本線、奥羽本線経由)「あけぼの」の定期運行が取りやめとなった。これをもって、豪華さが売り物ではない「普通のブルートレイン」は全廃である。

  • 特集 Part6
    再開発で品川が独り勝ち!

    2014年09月20日号  

    六本木ヒルズを超える大開発──。リニア新幹線の始点となる品川駅の整備以外に、JR山手線新駅、羽田空港のさらなる拡充も議論されており、まれに見る規模での再開発になりそうだ。

定期購読のご案内

記者の目

  • 編集部 宮井貴之

    カレー物価指数と締切と時々ダイエット

     スパイスを買いそろえて自ら作るほどカレーライスが好きだ。もちろん食べ歩きも好きで、以前の職場にいたインド出身の同僚からお薦めの店を聞いては、開拓するのが日々の楽しみだった。
     だが、そんなささやかな趣味にも値上げの波が容赦なく押し寄せた。帝国データバンクによると、カレーライス1食当たりのコストを示す「カレーライス物価」が6カ月連続で最高値を更新したという。野菜の価格が下落した一方、コメ価格の高騰が全体を押し上げた。
     趣味を奪われると嘆いたものの、足元を見るとたるんだ腹が。原稿の締め切りが近づくたびに暴食してきたのだ。趣味を運動に切り替える好機か。そうポジティブに捉えることにしよう。

  • 副編集長 清水量介

    酔い止め対策で自動車需要喚起?

     かつては自動車の運転が好きで、マツダのロードスターに乗っていました。しかも、マニュアルです。
     ところが、今は自動車を所有していません。所有しない理由は二つです。「家から徒歩で1分程度のところにカーシェアの拠点が複数登場した」ことが一つ。
     もう一つは「子どもたちの車酔いが激しく遠出ができない」ことです。近場の移動だけに多大なコストがかかると思うと、所有する気が起こらないのです。都市部では、そんな人たちが増えているのではないでしょうか。
     自動車メーカーや部品メーカーの方々は、自動車需要の底上げのために「画期的な子どもの酔い止め」対策にトライしてみるのもいいかもしれませんね。

最新号の案内2024年11月23日号

表紙

特集自動車・サプライヤー非常事態

トヨタ自動車が空前の利益をたたき出す一方、サプライヤーは生産コストを価格に転嫁できず、苦境にある。部品メーカーが完成車メーカーに依存し支配される現状は、技術革新で出遅れる原因にもなっており、このままでは自動車業界が地盤沈下しかねない。サプラ…

特集2ビール 最後のバブル

ビール業界に追い風が吹いている。2023年秋の酒税改正によるビールの値下げで販売が上向いているのだ。ビール市場全体が縮小傾向にある中、ビール各社は最後のチャンスをどう生かすのか。最新動向を追った。