記事一覧:櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽370

  • 韓国の朴大統領の統治が日本にとって危機である理由

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    韓国の朴大統領の統治が 日本にとって危機である理由

    2013年5月18日号  

    韓国の朴槿恵大統領が初の外遊で米国を訪れ、七日、オバマ大統領と会談した。彼女は首脳会談の席で、オバマ大統領が北朝鮮の核問題で日米韓の緊密な連携が必要だと語ったのに対し、「北東アジア地域の平和のためには日本が正しい歴史認識を持つべきだ」と応じた。首脳会談の席で他国の歴史認識を批判するという異例の姿勢は、首脳会談に続く共同記者会見でも明らかになった。オバマ大統領が「米国のやるべきこととして、韓国および日本と引き続き緊密に協力していく」と述べたのに対して行われた朴大統領の発言は、日米韓の協力を困難にするだけでなく、韓国の未来をも危うくするものだった。

  • 合祀を気にしていなかった中国定型化した報道はウンザリだ

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    合祀を気にしていなかった中国 定型化した報道はウンザリだ

    2013年5月11日号  

    四月二二日、春の例大祭で靖国神社に詣でた。春も秋も、例大祭のときは澄んだ冷たい空気が御社(みやしろ)を包んでいるように思う。空は晴れやかな青磁色、きりりとした空気が緊張感をもたらし、祖国に殉じた人々の魂が私たちを見つめていると感じる瞬間である。それにしても靖国神社に政治家が詣でることを伝える日本のメディアの報道ぶりは少々常軌を逸しているのではないか。安倍政権の閣僚が参拝したこと、また二三日朝、多くの国会議員が参拝したことを、各メディアはさも重大な誤りであるかのように報じ続ける。国会議員を含む日本国民はむしろ靖国神社に詣でるべきであるが、そのような見方は提示せず、専ら中国や韓国が強く反発すると伝えるばかりだ。

  • 尖閣諸島周辺海域の日台漁業協定 「沖縄県が政府に抗議」の真相

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    尖閣諸島周辺海域の日台漁業協定 「沖縄県が政府に抗議」の真相

    2013年5月4日号  

    沖縄県の仲井眞弘多知事が、四月一〇日に日本と台湾が結んだ尖閣諸島周辺海域に関する漁業協定の撤回を安倍政権に申し入れると、「沖縄タイムス」が報道した。同紙は高良倉吉副知事が杉田和博官房副長官に「抗議」したとも報じた。実態を見てみよう。尖閣諸島問題で大事なことの一つが、中国と台湾が足並みをそろえて対日攻勢に出る事態を防ぐことだ。そのために日本は常に台湾と意思の疎通を図り、日台協力の枠組みをつくらなくてはならない。それは日台の漁民が尖閣周辺の漁場で共に漁ができる協定を結ぶことだと、私は長年主張してきた。

  • 五島列島に突如現れた中国船90隻 海上保安署の対処は2隻の小船

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    五島列島に突如現れた中国船90隻 海上保安署の対処は2隻の小船

    2013年4月20日号  

    宰相たる人物は、国益擁護のために常に全体像を見なければならない。例えば尖閣諸島の防衛においては中国の海洋戦略全体を見なければならない。中国は習近平総書記の下で、海洋戦略を一新した。もともと中国には五龍と呼ばれる海洋権益防御の組織がある。国家海洋局による海洋の調査・管理をする「海監」、公安省による海の治安部隊である「海警」、農業省による漁民と漁場の管轄・管理をする「漁政」、交通運輸省による航行安全を守る「海巡」、税関総署の密輸取り締まり船である。

  • 日本人に生まれたことを幸せと感じられた光景

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    日本人に生まれたことを 幸せと感じられた光景

    2013年4月13日号  

    三月二八日、熊本県菊池市を訪れた。美しく平和な佇まいの中、あちらにもこちらにも驚くほど多くの桜の森があった。津々浦々、日本には本当に多くの桜の名所がある。けれど、菊池にはとりわけ心引かれる美しさがあり、昔からの日本人の素朴な心の温かさが今に伝えられている気がした。

  • 池口恵観氏の45億円はいかに調達されたのだろうか

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    池口恵観氏の45億円は いかに調達されたのだろうか

    2013年4月6日号  

    三月二六日、在日本朝鮮人総連合会(朝総連)の中央本部の土地・建物が競売にかけられ、池口恵観(えかん)氏が法主を務める最福寺(鹿児島市)が四五億円の高値で落札した。最低価格の二倍弱、四五億円の手当はすでについているとのことだが、池口氏が、落札した建物を朝総連に貸してもよいと語ったのには驚いた。その場所を「世界の民族融和」の拠点にしたいというのだ。朝総連は、日本人の拉致や、北朝鮮の核ミサイル開発に必要な技術や資金の調達に関わっていた濃厚な疑惑を持たれている。いま、日本は国を挙げて、厳正な法執行で北朝鮮の暴挙を抑制しようとしている。そんなときに、「賃貸」の形を取って彼らの活動拠点を担保してやるのが宗教家のすることだろうか。そもそも四五億円もの大金はどのように調達したのか。

  • 北朝鮮に謀略戦で敗れたことが韓国のまともな国造りを妨げている

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    北朝鮮に謀略戦で敗れたことが 韓国のまともな国造りを妨げている

    2013年3月30日号  

    韓国がおかしい。例えば韓国人窃盗団が対馬のお寺から盗んだ長崎県有形文化財の仏像を、韓国のお寺が、元々これは一四世紀に自分の寺で作ったものだと主張し、“自分の寺に戻してほしい”と要求する。戻してほしいのは日本のほうだ。三月二五日、初の女性大統領となった朴槿恵氏は、北朝鮮が核の小型化に成功し実戦配備が可能となったこの非常時に、国民の安全ではなく国民の幸福を守るという就任演説を行った。

  • お金の使い方に人、社会、国家の性格が最も正確に表れる

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    お金の使い方に人、社会、国家の性格が最も正確に表れる

    2013年3月23日号  

    春闘で軒並み満額回答が出されている。裾野が広く経済全体に大きな影響を与える自動車業界では、大手一〇社中マツダを除く全社が満額回答だ。円安の影響もあるが、安倍晋三首相の経済界に対する賃上げ要請がきっかけになっているのも確かであろう。国内需要も中国市場も低迷する中での賃上げはかなりの負担だとの分析もあるが、一連の満額回答の背景に日本的経営の精神があるのではないかと思えてならない。

  • 自然に親しんできた生活を守りつつ数百年に一度の大災害に対処したい

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    自然に親しんできた生活を守りつつ数百年に一度の大災害に対処したい

    2013年3月16日号  

    東日本大震災から二年になる。この間、復旧復興はどれほど進んだかといえば、極めて遅い速度である。典型的なのががれき処理である。昨年一二月時点で、岩手、宮城、福島三県の平均で三三・六%しか処理されていない。これは一にも二にも、政治の責任である。例えば新潟県の泉田裕彦知事は、柏崎、三条両市が岩手県のがれきを一般ゴミとして処理したことを「犯罪行為」と非難した。しかし、これらのがれきの放射能レベルは一般の県内のゴミと同じである。心ないのみならず、科学の知識を欠く知事や、民主党政権首脳部の誤った政策が復旧復興を妨げ、かつ、風評被害も広げている。

  • 日本の運命を決する情報戦情報発信本部の設置が急務

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    日本の運命を決する情報戦 情報発信本部の設置が急務

    2013年3月9日号  

    訪米の成功と日米同盟の強化、さらにTPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加決定で、安倍晋三首相の支持率が右肩上がりである。内政外交共にスピード感を伴った政治を見るのは久しぶりであり、大きな山場を、安倍首相は一つも二つも越えたといえる。順風満帆の安倍自民党政権だが、依然として大きな問題が残されている。戦後レジームからの脱却を標榜してきた安倍首相にとっても決して避けて通ることのできない歴史問題だ。

  • チェルノブイリに学ばなかった民主党首脳部にこそ責任がある

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    チェルノブイリに学ばなかった 民主党首脳部にこそ責任がある

    2013年3月2日号  

    福島県相馬市で二〇一一年六月、酪農業の菅野重清さん(当時五四歳)が「原発さえなければ」と書き残して自殺した。今年二月二〇日、妻のバネッサさん(三四歳)が、東京電力に慰謝料など一億一〇〇〇万円を求めて東京地方裁判所に提訴すると発表、同日夜の「報道ステーション」で古舘伊知郎氏は、菅野さんは搾ったミルクをジャブジャブ捨てていた、毎日がこの繰り返しだったと沈痛な表情で伝えた。

  • 外貨を稼ぐ開城工業団地の閉鎖こそ対北朝鮮の有効策

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    外貨を稼ぐ開城工業団地の 閉鎖こそ対北朝鮮の有効策

    2013年2月23日号  

    北朝鮮が二月一二日、核実験を行った。二〇〇六年一〇月と〇九年五月に続く三度目の実験である。北朝鮮当局は今回の実験を「爆発力は大きいが、小型化、軽量化し、高い水準で安全に完璧に(核実験を)実施した」と発表した。事実ならアジア・太平洋諸国は新たな深刻な危機に直面する。とりわけ国際社会が注目しているのは北朝鮮の核爆弾がプルトニウム型か濃縮ウラン型かという点だ。前二回の実験はプルトニウム型だった。今回の核爆弾が濃縮ウラン型であれば、国際社会は北朝鮮による核大量生産という悪夢に直面する。

  • 激化する中国の挑発に対し日本は何をなすべきか

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    激化する中国の挑発に対し 日本は何をなすべきか

    2013年2月16日号  

    尖閣諸島の海と空が尋常ならざる緊迫の中にある。中国は昨年九月以来、尖閣諸島の真北八〇カイリ(約一五〇キロメートル)の海にフリゲート艦二隻を常駐させてきた。この二隻の軍艦と、度々尖閣諸島周辺の領海を侵犯する国家海洋局所属の海洋監視船「海監」などは、これまでバラバラに動いていた。それが一月中旬以降、両者が連携し始めた。尖閣諸島周辺海域に常時中国艦船がプレゼンスを誇示できるように、海監が中国側に引き揚げるときはフリゲート艦が日本の海に前進するという形で双方が協力し始めた。対日作戦の前面に軍が明確な形で立ち始めたのだ。

  • 情緒的反対論が溢れる沖縄地元紙 客観的情報をきちんと伝えるべき

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    情緒的反対論が溢れる沖縄地元紙 客観的情報をきちんと伝えるべき

    2013年2月9日号  

    一月二七日、「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」実行委員会の主催で、東京・日比谷野外音楽堂で「NO OSPREY東京集会」が開かれ、主催者発表で四〇〇〇人が集った。翌日の「沖縄タイムス」「琉球新報」両紙の紙面は、右の東京集会とオスプレイ反対を伝える写真とコメントで埋め尽くされた。両紙は六~七ページ分という圧倒的な分量の紙面を割いて東京集会と反対論を報じたが、その報道ぶりは凄まじい。

  • テロ犠牲者情報の開示は正しい必ずや公益に役立たせてほしい

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    テロ犠牲者情報の開示は正しい 必ずや公益に役立たせてほしい

    2013年2月2日号  

    かつて私は住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)の構築に強く反対した。国民に一一桁の番号を振り、同番号の下に個人情報を統合してコンピュータに入力し、全国三三〇〇自治体(当時)をつなぐ巨大なネットワークに拡大するというのが政府の考えた住基ネットだった。

  • 自国を自力で守る姿勢を鮮明にし アジア諸国と連携を強化する首相

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    自国を自力で守る姿勢を鮮明にし アジア諸国と連携を強化する首相

    2013年1月26日号  

    「中国人民解放軍を平時において積極的に活用する」「軍事闘争への備えを優先する」 これが習近平・中国共産党総書記が繰り返し強調する考え方であり、後述する中国の尖閣諸島問題に関連する対日強硬政策の主因でもある。習氏は前任者の胡錦濤、江沢民両氏と異なり、まもなく党中央軍事委員会主席のポストも手にし、政権発足当初から党と軍の実権を掌握する。前任者の二人が自らの政権を樹立した後も二年ほど、党中央軍事委員会主席のポストを手に入れることができなかったのとは対照的だ。

  • 政権交代で実現した南鳥島沖のレアアース2万年分の海底調査

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    政権交代で実現した南鳥島沖の レアアース2万年分の海底調査

    2013年1月19日号  

    文部科学省所管の独立行政法人、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が小笠原諸島・南鳥島沖の海底に眠るレアアース(希土類)泥の調査に乗り出すことになった。東京大学大学院工学系研究科の加藤泰浩教授の研究チームが六年前から指摘してきたレアアースの宝庫がこの海底に眠っている。加藤教授は南鳥島の海底調査を行うべく経済産業省に調査・研究への支援を要請してきたが、今回、文科省によって調査が実現することになった。

  • なぜ韓国人は日本人を憎むほどに中国人を憎まないのだろうか

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    なぜ韓国人は日本人を憎むほどに 中国人を憎まないのだろうか

    2013年1月12日号  

    日韓米中で新政権が発足し、二〇一三年のアジア・太平洋地域ではこれら四カ国の外交政策が複雑に交差する。その中で、日本外交の基本は日米関係の修復と緊密化であるが、韓国との関係も重要な変数となる。韓国外交を観察していてしばしば驚くのが彼らの親中ぶりだ。歴史上、朝鮮半島を最も苦しめたのは中国である。侵略回数は数百回を数え、朝貢制度で中国は毎年、美しい女性や優れた料理人、陶磁器作りの匠などを召し上げた。そんな屈辱的な扱いをされたにもかかわらず、なぜ、韓国人は日本人を憎むほどには中国人を憎まないのだろうか。

  • 朴槿恵氏を選んだ大統領選挙「大人たちが韓国を死守した」

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    朴槿恵氏を選んだ大統領選挙 「大人たちが韓国を死守した」

    2013年1月5日号  

    一二月一九日、韓国大統領に朴槿恵(パク・クネ)氏(六〇歳)が選ばれた。「左翼の中の左翼」といわれる文在寅(ムン・ジェイン)氏に一〇〇万票の差をつけた。五年前、李明博氏は他の二人の候補を退け、五〇〇万票の差で選ばれたが、この五年間李大統領には保守派としての実績は何もない。支持率低下にあえぐ政権末期には求心力を高めるべく竹島に不法上陸までしてみせた。五〇〇万票差で当選しても左翼陣営に振り回され、妥協を重ねざるを得なかったのであれば、一〇〇万票差の朴氏の立場はどう分析したらよいだろうか。

  • 金正恩体制はミサイル発射で深刻な負の影響を受ける

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    金正恩体制はミサイル発射で 深刻な負の影響を受ける

    2012年12月22日号  

    一二月一二日午前九時四〇分ごろ、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを北西部の東倉里(トンチャンリ)から発射した。予告通りの軌道を通過して、衛星「光明」を「予定の軌道に乗せた」とし、北朝鮮は「衛星打ち上げ」に成功した旨、発表した。ミサイル発射の前日、どのメディアもいっせいに、北朝鮮がミサイルを発射台から取りはずし始めたと報じた。政府も発射は延期との見方を取った。完全に「裏をかかれた」わけである。北朝鮮による情報操作であれば、周辺諸国の裏をかくという意味で金正恩氏は成功したといえる。しかし、少し視野を広げて考えれば、正恩体制は深刻な負の影響を受けることになるだろう。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    農協から届いた「抗議文」を読んで、しばし感傷に浸る

     JA全中から毎年、抗議文をもらうのですが、今年は雑誌の発売前に届きました。特集の一部を「組合長165人が“辛口”評価 JA上部団体の通信簿」としてダイヤモンド・オンラインで先に配信したからです。
     抗議文は、「19万人の農協役職員の0.2%の意見で記事が構成されており、(中略)偏った先入観を植え付ける意図があった」として、続編の配信中止を求める内容でした。
     組合長ら幹部200人超を含む役職員434人の声には傾聴する価値があるはずです。抗議文を読み、自分は若いと思い込んでいる人が鏡に映った老いた姿を見て、こんなはずはないと怒っているような印象を持ちました。自戒を込めて、鏡のせいにしてはいけないと思いました。

  • 編集長 浅島亮子

    ロングセラー第9弾でも攻め続ける農業特集

     今年も人気企画「儲かる農業」特集の第9弾が刷り上がりました。身内ながら感心するのが、毎年新しいコンテンツを加えて特集構成を刷新していることです。今回の新ネタは農協役職員アンケート。ロングセラー企画の定番を変えるには勇気が必要ですが、果敢に新機軸を打ち出しているのです。
     昨年、千本木デスク率いる農協問題取材チームは、共済の自爆営業などJAグループの不正を暴いたことが評価され、報道実務家フォーラム「調査報道大賞」優秀賞を受賞しました。訴訟に屈することなく、問題の本質を突く取材活動を貫いた結果と受け止めています。今回の特集でも粘り強い取材は健在。取材チームの熱量を存分に感じていただければ幸いです。

最新号の案内2024年5月11日号

表紙

特集儲かる農業2024

いよいよ儲かる農業が実現するフェーズに入った。「台頭する豪農」と「欧米のテクノロジー」と「陰の仕掛け人」が”令和の農業維新”というムーブメントを起こしている。他方、農業を牛耳ってきた旧来勢力である農協と農水省は、存在意義を問われる”緊急事態…

特集2家計・住宅ローン・株が激変! 金利ある世界

日本銀行が17年ぶりの利上げで金融政策の正常化に踏み出した。”金利ゼロ”に慣れ切った家計や企業経営、財政はどうなるのか。日本は「成長期待が持てない経済」から抜け出せるのか。それとも低金利は続き、物や資本が余った経済への道を歩むのか。「金利あ…