記事一覧:櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽370件
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
なんでも反対ではなくなりつつある沖縄県民の意識変化を示した市長選
2012年2月25日号沖縄の危うさを感じたのが二月一二日投開票の宜野湾市長選挙だった。普天間飛行場が立地する同市は年来、反米反基地闘争の要の地でもあった。闘争の先頭に立ってきたのが、市長選の最有力候補と見られていた伊波洋一氏である。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
丹羽宇一郎在中国日本大使の 恥ずべき事なかれ主義外交
2012年2月18日号「Voice」三月号に、二〇一〇年七月より在中国日本大使を務める丹羽宇一郎氏へのインタビュー記事が掲載された。私はしばし呆れた。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
価値観を生かした高齢国のあり方 日本モデルとして普及させよう
2012年2月11日号厚生労働省が一月三〇日に発表した「将来人口推計」では、日本の総人口は五〇年後の二〇六〇年に八六七四万人になる。半世紀で人口が四一〇〇万人以上減少する計算だが、これを「産経新聞」は関東の一都六県(人口約四二〇〇万人)が消滅すると表現した。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
人間としての情を封殺する 中国共産党の支配体制
2012年2月4日号オバマ大統領が一月二四日の一般教書演説で、製造業、エネルギー、労働者の技術力、新たな価値観に基づいて、持続的経済を築き上げる、そのため米国内で生産するハイテク企業の税控除を倍増する、工場のない地域に移転する企業には資金調達を支援すると公約し、「中国のような不公平貿易を調査する貿易是正部を設置する」と、名指しで中国を非難した。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
日本の歴史的遺産が負のかたちで 今日なお台湾政治を動かしている
2012年1月28日号これまで複数回、台湾の総統選挙を取材したが、今回は日本の台湾統治の後片づけは終わっていないという特別な想いを抱いて帰国した。敗戦後の日本は戦後の台湾事情に関しては基本的に無関係で過ごしてきた。
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韓国による朝鮮半島の平和統一の 支持を野田政権は宣言すべきだ
2012年1月21日号北朝鮮の金正恩氏ほど、世界がその実像を知らない指導者はいない。なんといっても、約二〇年も前に「金王朝」の料理人だった人物の解説が今も各種メディアで珍重されるのである。
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野田首相の基本的方針は正しい 価値観を掲げて総選挙に挑め
2012年1月14日号年明け、新聞が総選挙近しとして立候補者および選挙区動向を特集し始めた。四日の年頭会見で、税と社会保障の一体改革を最重要課題とし、消費税の増税法案提出にこだわる野田佳彦首相の前途を、各紙は「非常に困難」と分析し、解散総選挙を予測する。
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科学的知見を基に被災者と 共に立ち直っていきたい
2012年1月7日号一二月一五日、NPO法人のハッピーロードネット(HRN)とシンクタンク国家基本問題研究所の企画委員らとともに、福島県二本松市安達運動場仮設住宅と福島市南矢野目仮設住宅を訪れた。
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“ひとり負け”を脱したCOP17 枠組み外でも温暖化防止に注力したい
2011年12月24日号南アフリカ共和国のダーバンで開催された第一七回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP17)は、日本にとって事実上“ひとり負け”だった京都議定書から脱する第一歩となった。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
ニクソン米大統領の訪中と酷似した クリントン長官のビルマ訪問の真意
2011年12月17日号一一月三〇日から三日間、ビルマを訪れたクリントン米国務長官と民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チー氏との対面の様子に、思わず目が吸い寄せられた。