記事一覧:特集10409

  • 特集 Part7
    【63 ベンチャー】 既存のモデルをぶっ壊す 変革者たちの大きな挑戦

    2014年12月27日号  

    直径10センチメートルに満たないL字に曲がったパイプの中を、数珠つなぎになった球体のロボットがその体を回転させながらゆっくりとはって進んでいく──。東京工業大学発ベンチャーのハイボットが開発した「テース(THES)」に、石油会社や化学メーカーが熱い視線を送っている。

  • 特集 Part8
    【68 火山】 富士山噴火は数年内に起きる 火山灰で首都圏大停電のリスク

    2014年12月27日号  

    突然、噴き上がった白い煙。視界は噴煙に包まれ、やがて空から巨大な岩石が降ってきた──。9月27日発生した、長野・岐阜県境の御嶽山の噴火。登山客ら57人が死亡、6人が今も行方不明のままだ。11月25日には熊本・阿蘇山も噴火。活発な噴火活動が続いているが、それでも、100年以上前に日本人が経験した火山の爆発と比べると、規模は小さい。

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記者の目

  • 編集部 宮井貴之

    カレー物価指数と締切と時々ダイエット

     スパイスを買いそろえて自ら作るほどカレーライスが好きだ。もちろん食べ歩きも好きで、以前の職場にいたインド出身の同僚からお薦めの店を聞いては、開拓するのが日々の楽しみだった。
     だが、そんなささやかな趣味にも値上げの波が容赦なく押し寄せた。帝国データバンクによると、カレーライス1食当たりのコストを示す「カレーライス物価」が6カ月連続で最高値を更新したという。野菜の価格が下落した一方、コメ価格の高騰が全体を押し上げた。
     趣味を奪われると嘆いたものの、足元を見るとたるんだ腹が。原稿の締め切りが近づくたびに暴食してきたのだ。趣味を運動に切り替える好機か。そうポジティブに捉えることにしよう。

  • 副編集長 清水量介

    酔い止め対策で自動車需要喚起?

     かつては自動車の運転が好きで、マツダのロードスターに乗っていました。しかも、マニュアルです。
     ところが、今は自動車を所有していません。所有しない理由は二つです。「家から徒歩で1分程度のところにカーシェアの拠点が複数登場した」ことが一つ。
     もう一つは「子どもたちの車酔いが激しく遠出ができない」ことです。近場の移動だけに多大なコストがかかると思うと、所有する気が起こらないのです。都市部では、そんな人たちが増えているのではないでしょうか。
     自動車メーカーや部品メーカーの方々は、自動車需要の底上げのために「画期的な子どもの酔い止め」対策にトライしてみるのもいいかもしれませんね。

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表紙

特集自動車・サプライヤー非常事態

トヨタ自動車が空前の利益をたたき出す一方、サプライヤーは生産コストを価格に転嫁できず、苦境にある。部品メーカーが完成車メーカーに依存し支配される現状は、技術革新で出遅れる原因にもなっており、このままでは自動車業界が地盤沈下しかねない。サプラ…

特集2ビール 最後のバブル

ビール業界に追い風が吹いている。2023年秋の酒税改正によるビールの値下げで販売が上向いているのだ。ビール市場全体が縮小傾向にある中、ビール各社は最後のチャンスをどう生かすのか。最新動向を追った。