記事一覧:特集 Part11222

  • 特集 Part1
    メディア業界の序列を決める 4つの格差

    2018年10月27日号  

    新聞制作を活版印刷からコンピューターに変革する大新聞社の技術革新を追った『メディアの興亡』が世に出たのは1986年のこと。そして、金融情報の覇権をめぐる日米欧メディアの情報革新を記した『勝負の分かれ目』の出版は99年だった。2冊の傑作ノンフィクションで、杉山隆男と下山進の両氏が描いたのは激動のメディア史だった。『勝負の分かれ目』から20年近くを経た今、混迷の度を深めるメディア業界はテクノロジーの劇的な進化によって、さらなる変革の大波にさらされている。

  • 特集 Part1
    「平成勝ち組」「平成負け組」は?

    2018年10月20日号  

    名門私立大学の平成時代を総括すれば「平成勝ち組」が慶應義塾大学、明治大学、「平成負け組」が早稲田大学、立教大学、中央大学である。偏差値において、あるいは両方に合格した受験生がどちらに進学するかの「ダブル合格勝負」などから判断すると、早稲田は慶應に、立教、中央は明治の勢いに負けた。志願者数でも明治が伸びた。

  • 特集 Part1
    あなたの知らない新宗教の世界

    2018年10月13日号  

    新宗教に縁がないという読者も多いだろう。各教団の詳細に入る前に、新宗教界の全体像を押さえておきたい。

  • 特集 Part1
    創価学会をも襲う構造不況 新宗教は日本社会の縮図だ

    2018年10月13日号  

    創価学会の実権は、原田稔会長や谷川佳樹主任副会長ら「四人組」と呼ばれる執行部が握っている。執行部は例年、池田大作名誉会長の誕生日の1月2日に、池田氏が療養中とされる東京・信濃町の学会施設に“池田詣で”を行うのが慣例だ。ところが今年、かつてない異変が起きた。「執行部の面会が初めて池田家側から拒否された」(池田家に近い関係者)というのだ。

  • 特集 Part1
    安全神話も4時間の壁も崩壊

    2018年10月06日号  

    永遠のライバルである陸の王者・新幹線と空の王者・飛行機。50年余りの長きにわたり、両者は移動の覇者の座を懸けてしのぎを削ってきた。新幹線と飛行機が激戦を繰り広げてきたからこそ、乗り物やそれに付随するサービスが拡充され、日本の交通手段が独自の発展を遂げてきたことは紛れもない事実だ。だが最近、この最強モビリティーの様子がおかしい。陸・空共に、安全神話が崩れつつあるのだ。

  • 特集 Part1
    あなたの知らないキャッシュレスの世界

    2018年09月29日号  

    夕闇迫る福岡・天神の屋台街──。屋台というとちょっと年配の客が多そうなイメージだが、大丸福岡天神店の前というロケーションからか、若者や外国人客が多い。どの屋台もすでに満席で、順番待ちのために並んでいる客もいる。8月下旬の残暑が厳しいその日、屋台街で見慣れない光景が広がっていた。若い女性客が店頭に置かれたQRコードにスマートフォンのカメラを向けている。なんと、スマホでQRコードを読み取って「お勘定」していたのである。

  • 特集 Part1
    「買い物」の常識を変える メルカリ経済の破壊力

    2018年09月22日号  

    これはまずいかもしれない──。2013年7月2日。今や日本人の誰しも知るフリーマーケットアプリ「メルカリ」(アンドロイド版)のリリース日に、メルカリ共同創業者の富島寛は肝を冷やしていた。前日にテスト版を公開したところ、ダウンロードがわずか60件ほどと振るわない。富島の経験上、特段の宣伝をしなくとも数百件はダウンロードされるはずだった。

  • 特集 Part1
    日本企業を蝕む病気! PL脳をぶっ壊せ!

    2018年09月15日号  

    あなたの職場にもいないだろうか。「安売りしてでも売り上げを増やせ! でも利益は減らすな!」と言う上司。あるいは、ひたすら「トイレの電気は消せ!」と言って、固定費削減に血眼になり、前年と同じ利益だけは死守しようとする経営者。

  • 特集 Part1
    スルガスキーム 破綻の全貌

    2018年09月08日号  

    スルガ銀行の不正融資は1兆円規模になるのか──。今年2月、スマートデイズ(旧スマートライフ、以下SD)が運営する、投資用シェアハウス「かぼちゃの馬車」への融資をめぐり問題が起こった。

  • 特集 Part1
    最初から破綻している 悪夢の事業計画

    2018年09月08日号  

    スルガ銀行と三為業者が組んで投資家に売りまくった地方のRC造マンション。今後相次いで収支が悪化し、破綻するとみられている。当初の事業計画があまりにも甘い見通しだったからだ。

  • 特集 Part1
    【Interview】 銀行にバレて取引停止も! 現役社長が明かす闇の手口

    2018年09月08日号  

    融資額の水増しなど、スルガ銀行をめぐる不正融資。不動産会社側はどのように“闇のスキーム”を作り上げていたのか。ある仲介会社の現役社長が、匿名を条件に暴露した。

  • 特集 Part1
    「かぼちゃの馬車」被害者たちが赤裸々告白 スルガ銀行・スマートデイズの闇

    2018年09月08日号  

    多数の被害者を出した「かぼちゃの馬車」問題。その中心的役割のスルガ銀行とスマートデイズが描いた「スルガスキーム」の闇について、被害者のオーナー3人の話を基に明らかにしていく。

  • 特集 Part1
    トヨタ-中国、30年越しの雪解け

    2018年09月01日号  

    トヨタ自動車が中国との歴史的な“和解”に向けて動き始めている。トヨタは3点セットを準備している。一つ目はガソリン車を含む中国での生産拡張だ。現状の生産能力116万台から200万台以上へ引き上げる算段のようだ。

  • 特集 Part1
    野口悠紀雄(早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問)インタビュー

    2018年08月25日号  

    1989年、バブルの到来とともに幕を開けた平成。そのバブルを当時、いち早く指摘した野口悠紀雄氏は、その後の平成30年間をどのような時代だと見ているのだろうか。

  • 特集 Part1
    平成とは、昭和から次なる時代への変革をつなぐ 長い助走期間だったのか

    2018年08月25日号  

    戦争と平和、貧困と繁栄という明暗で彩られた六十余年にわたる昭和時代が幕を閉じ、1989年1月8日、平成時代が始まった。

  • 特集 Part1
    全ての働く人の必須教養! 簿記知識不要の決算書読解術

    2018年08月11日号  

    今まで財務3表を理解しようとしてつまずいた人は、やり方が間違っていた。難しい数式や簿記の知識は不要で、大枠さえ理解していればいいのだ。必須スキルを簡単に身に付けよう。

  • 特集 Part1
    【CF】 本当のおカネの流れを示す <キャッシュフロー計算書>

    2018年08月11日号  

    財務3表の最後の一つがキャッシュフロー計算書(CF・シーエフ)だ。一口で言うならば、企業の1年間の「現金(キャッシュ)の流れ」を教えてくれる表だ。ここまで読んで、「え!? PLの利益は現金じゃないの!?」と思ったかもしれない。実はPLには欠点が幾つかあり、CFはその欠点を補うのだ。PLの欠点を知ると、CFの重要性が分かるはずだ。

  • 特集 Part1
    日本企業の世界展開により急増中 「のれんの減損」って何!?

    2018年08月11日号  

    ニュースなどで「のれん代」という言葉を見聞きすることが多くなった。日本企業による買収が増えていることが一因だ。内容は中級なので「のれん代」を知りたい人だけ読んでほしい。

  • 特集 Part1
    【なるほど! ランキング】 経営指標の王様に躍り出た! ROEとROAを簡単理解

    2018年08月11日号  

    近年、多くの企業が目標に掲げる経営指標がある。ROE(自己資本利益率)だ。この“経営指標の王様”を理解することは必須となる。端的には「BSの視点を持とう」ということだ。

  • 特集 Part1
    【BS】 どうおカネを集め何に使ったか <貸借対照表>

    2018年08月11日号  

    PLに比べて、少しややこしいのが、「貸借対照表(BS、ビーエス)」だ。実際、財務3表を理解しようとしてつまずく人が多いのもBSだ。しかし、それは全てを細かく理解しようとして混乱しているから。大枠だけ押さえれば十分で、それなら理解は簡単だ。

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記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

最新号の案内24年4月27日・5月4日合併特大号

表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…