記事一覧:連載4635件
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ものつくるひと
「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」 井上一鷹(ジンズ JINS MEMEグループマネジャー)
2017年10月28日号目の前の物を「見る」のではなく、自分の脳や体の状態を「知る」ことができるメガネ──。従来のメガネの定義を根本から覆したのは、メガネメーカーのジンズが開発したJINS MEME(ジンズ・ミーム)だ。「メガネを視力矯正の道具としてではなく、ヘルスケアのデバイスとして開発し提案した」(同社JINS MEMEグループ マネジャーの井上一鷹)のである。
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連載小説 ハゲタカ5 『シンドローム』
第六章 伸るか反るか[第98回]
2017年10月28日号芝野は、内閣府の第三者機関による事故調査委員会(TOAI)委員長室で、資料読みに追われていた。TOAIの初会議が明日に迫っていたからだ。資料に没頭していたら、事務局次長の歌川が「芝野さん、これを」と言ってノートパソコンの画面を見せた。暁光新聞のスクープだった。鷲津が首都電力株の過半数を取得し、「日本のためにひと肌脱ぐ」とある。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
「『超』整理法は最適」と 数学的に証明された
2017年10月28日号最近日本で翻訳書が刊行されたブライアン・クリスチャン、トム・グリフィス著の『アルゴリズム思考術──問題解決の最強ツール』(早川書房、2017年)の中で、「『超』整理法」が数学的に正しい方法であることが述べられている。「超」整理法は、拙著『「超」整理法 情報検索と発想の新システム』(中公新書、1993年)で提案した書類の整理法だ。これが「効率的であるだけでなく、最適である」と評価されたことは大変うれしい。
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Key Wordで世界を読む
resistance movement(レジスタンス運動)
2017年10月28日号日本では民進党の分裂で立憲民主党が誕生するなどリベラル派の再編が起きている。米国も日本に続くかもしれない。リベラル派を敵視するドナルド・トランプ大統領の誕生を受けていわゆる「レジスタンス運動(resistance movement)」が広がっているからだ。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
北朝鮮危機の先に待ち受ける悪夢の筋書き 中国支配の朝鮮半島へ守り方問われる日本
2017年10月28日号朝鮮半島問題でいつも深い示唆を与えてくれる「統一日報」論説主幹の洪熒氏がこのところ頻りに繰り返す。 「韓国も北朝鮮もレジームチェンジが必要だ」と。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長がその国民を幸せにせず、周辺諸国に重大な危機をもたらしていることから考えれば、北朝鮮のレジームチェンジに多くの反対はないのではないか。では、韓国の文在寅政権の場合はどうか。洪氏が語る。
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孫家の教え
創造力を育む「先生不在」の新教育
2017年10月28日号今年8月、千葉・柏の葉でロボットコンテストを開きました。制限時間の5分間に、約1.8メートル四方のステージ内に置かれたボールを自作のロボットで拾い集め、その得点を競う競技です。参加者は2日間で延べ24人。その中心は小・中学生ですが、大人のメンバーも7人参加しました。中にはソニーのエンジニアという経歴を持つ人もおり、大人も子どもも真剣勝負だったのです。
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新日本酒紀行
飛良泉(HIRAIZUMI)/秋田県にかほ市
2017年10月28日号魏志倭人伝に「日本人は、酒が大好き」と記されるほど古い歴史を誇る米の酒、日本酒。酒造りは神饌に生えたカビを利用して始まったとされ、後に宮中や僧坊での酒造りを経て、巧緻な技術が確立された。15世紀、杉製の木桶が発明されて大量生産と輸送が可能になり、各地に酒造りが広がっていく。
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夢の狭間で
シンデレラボーイ誕生か? 車の営業マンからプロ目前
2017年10月28日号10月2~8日、台湾・新北市を中心に開催された第28回アジア野球選手権大会で、社会人で編成された日本代表は、プロで固めた韓国と、バルセロナ五輪の銀メダリストで元・阪神の郭李建夫が監督を務めるチャイニーズ・タイペイを破り、2大会ぶり19回目の優勝を果たした。
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ダイヤモンド・オンライン発
神戸製鋼も… 名門企業が起こす不正の元凶は「世界一病」だ
2017年10月28日号鉄鋼3位の名門、神戸製鋼所で「不正ドミノ」が起こりつつある。10月8日、アルミニウムや銅の製品の一部で、契約した製品仕様に適合するようにデータを改ざんして約200社に出荷していたと発表した。さらに調査を広げたところ、鉄粉でも同様の改ざんが行われていた疑いが出てきた。
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深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
胸を張って姿勢良く歩こう
2017年10月28日号ゴルフというスポーツは、18ホールをラウンドするのに5時間ほどかかりますが、実際にボールを打っている時間はほんのわずかですよね。大半の時間は、歩いています。昨今は乗用カートでのプレーが多くなりましたが、それでも「ゴルフは歩くスポーツ」といえます。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
何を食べていましたか? 認知良好な69~71歳の場合
2017年10月28日号男女とも「人生80年」が当たり前になった日本人。健康寿命を引き延ばし、いかに認知機能を維持するかは個々人の生活習慣にかかっている。そこで気になるのは認知機能を保っている高齢者の食生活だ。
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世界遺産を撮る
カトマンズの谷(KATHMANDU VALLEY)
2017年10月28日号ネパールの首都であるカトマンズ、それとパタン、バクタプルという三つの市の間に位置するカトマンズ渓谷。その朝は、街の至る所に祭られている仏像に祈りをささげることから始まる。
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大人のための最先端理科
【数学】 自然界の「形」が美しい理由 シャボン玉が教える普遍法則
2017年10月28日号「自然は無駄なことはしない。もっと少しで済むのに多過ぎるのは無駄である。自然は単純を好み、余計な原因でいたずらに飾り立てるのを好まないからだ」(アイザック・ニュートン『プリンキピア』)。自然界には美しい形が満ち溢れている。天体、雪の結晶、水滴、波紋、ハチの巣など、全く異なる材料、サイズ、形成過程であるにもかかわらず、いずれにおいても対称性が高く調和の取れた幾何学的な模様を生み出す自然の造形技には感嘆する。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
事実を伝えないメディアの責任大きい 韓国の重大事態から日本が学ぶべき教訓
2017年10月21日号小池百合子氏が選挙戦の最前線で、安倍晋三首相への非難を強めている。小池氏の安倍非難にちりばめられているのが「モリ・カケ問題」「お友達だ、忖度だ」などの言葉だ。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
自民党優位、希望の党苦戦の裏で 注目高まる無所属ネットワーク
2017年10月21日号やはり選挙は怖い。時々刻々と情勢が変わる。東京都知事の小池百合子による「小池劇場」で始まった衆院選挙は、10日の公示前後から様相が一変した。12日付の在京6紙の朝刊の見出しがそれを証明する。 「自民堅調 希望伸びず」(朝日新聞)、「自公300超うかがう 希望伸び悩み 立憲に勢い」(毎日新聞)、「自民単独過半数の勢い 希望伸び悩み」(読売新聞)、「与党、300議席に迫る勢い 自民、単独安定多数も」(日本経済新聞)、「自公300議席うかがう 希望、伸び悩み」(産経新聞)、「自公堅調、希望伸び悩み」(東京新聞)。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
社会保障財源について選挙で選択できるか?
2017年10月21日号増大する社会保障費の財源をどうするかは、国民の誰もが強い関心を持つ極めて重要な政策課題だ。まず留意したいのは、「消費税率を10%に引き上げるだけでは、決して十分でない」ということだ。
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ものつくるひと
「オンライン医療事典」 豊田剛一郎(メドレー代表取締役医師)
2017年10月21日号代表取締役医師──。受け取った名刺には、聞き慣れない肩書が記されていた。名刺の差し出し主は、「医療」と「テクノロジー」を掛け合わせたヘルステック会社メドレーを率いる豊田剛一郎だ。豊田は実際に医療活動に従事しているわけではない。旧態依然とした日本の医療を病院の外から変えたいと、医師から起業家へと転じて、新規ビジネスを立ち上げてきた。
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連載小説 ハゲタカ5 『シンドローム』
第六章 伸るか反るか[第97回]
2017年10月21日号「任意同行なら断る。村上さん、それで突っぱねてくれ」サムが強い口調で命令したが、村上は動かなかった。「サムの指示に従ってくれ」鷲津がそう言うと、村上は覚悟を決めたように唇を強く結んで部屋を出た。「サム、さっき財務省の仕業だと言ったが、俺には濱尾の悪あがきに思えるが」「それも可能性の一つだな。いずれにしても、今すぐホテルを脱出しよう」
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シリコンバレーの流儀
【特別対談】 校條 浩×ジェシー・マクウォータース
2017年10月21日号今後、フィンテックの影響力が増す上で、既存の金融機関はどう対処すべきか(連載第5回参照)。「世界経済フォーラム」で調査・研究をしてきたジェシー・マクウォータース氏の来日を機に、校條浩氏が対談した。
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ダイヤモンド・オンライン発
上司の「早く帰れよー」が部下を怒らせダメにする
2017年10月21日号勤務時間の終わりに上司からかけられる、「時間だぞー」「早く帰れよー」という決まり文句の掛け声。こうした掛け声は、従来、主として残業管理の目的でかけられていたように思う。今日では、働き方改革の実行プランの主要項目になっている一斉退社を促すため、このような掛け声がかけられる。