記事一覧:連載4635

  • 「KOIKEYA PRIDE POTATO」白井秀隆(湖池屋マーケティング本部商品開発部部長)

    ものつくるひと
    「KOIKEYA PRIDE POTATO」 白井秀隆(湖池屋マーケティング本部商品開発部部長)

    2017年11月18日号  

    パリッ、ポリッ。ポテトチップスの音が、研究室に鳴り響く。快音とは対照的に、その中心にいる白井秀隆の顔はさえなかった。 「これからの湖池屋にふさわしい、全く新たなポテトチップスを作ってほしい」この言葉が頭にこびりついて離れなかった。言葉の主は、社長の佐藤章。かつて、キリンビバレッジで生茶などを大ヒットさせた、伝説的なマーケッターだ。

  • 日米首脳が2日で4回も食事蜜月強調で影響力増大の思惑

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    日米首脳が2日で4回も食事 蜜月強調で影響力増大の思惑

    2017年11月18日号  

    「トランプ狂騒曲」が終わった。露払い役の長女、イバンカ・トランプと入れ替わるように5日に来日した米大統領のドナルド・トランプは、日本中を席巻した。過去に多くの米大統領が来日しているが、良くも悪くもこれほど話題を振りまいた大統領はいなかった。随所にハリウッド映画さながらの派手な演出のにおいが付きまとった。

  • “勝ち運”を持つ男が率いて掴み取った4度目の日本一

    夢の狭間で
    “勝ち運”を持つ男が率いて掴み取った4度目の日本一

    2017年11月18日号  

    社会人野球界で「名門」と呼ばれるヤマハは、1990年の都市対抗で3回目の優勝を果たしたのを最後に日本一から遠ざかる。現監督の美甘将弘が入社した97年は、「そろそろ4回目の日本一を」と言われていた時期だった。

  • スタートアップとどう向き合うか

    シリコンバレーの流儀
    スタートアップとどう向き合うか

    2017年11月18日号  

    事業創造には、帰納法的アプローチと演繹法的アプローチがあることは前回述べた。多くの既存企業は帰納法的アプローチを取っている。顧客を観察することから共通のニーズを理解することが基本だ。一方、ベンチャー企業、とりわけスタートアップと呼ばれる急成長する企業は、演繹法的アプローチを取る。仮説に基づいて潜在ニーズを想像し、事業設計するのである。既存企業が思いも寄らない事業を展開することにより大きな成功が期待できる一方で、失敗の確率が高い。

  • 第六章 伸るか反るか[第101回]

    連載小説 ハゲタカ5 『シンドローム』
    第六章 伸るか反るか[第101回]

    2017年11月18日号  

    資源エネルギー庁長官の生駒と共にホテルニューオータニに向かう車中で湯河は、鷲津が首都電力を電撃訪問したという報告を受けた。電話の向こうで首都電原子力本部管理部長の森上が激しく動揺している。「森上さん、落ち着いて下さい。鷲津氏は、本当に東海林先生の後ろ盾があると言ったんですか」「濱尾会長ご自身が、東海林先生と電話で直接話されたんだ。そして、東海林先生から引導を渡された」

  • 十二六(JYUNIROKU)/長野県佐久市

    新日本酒紀行
    十二六(JYUNIROKU)/長野県佐久市

    2017年11月18日号  

    宮沢賢治作の『税務署長の冒険』は、「イーハトヴの友」という酒をめぐり、どぶろく密造村を税務署長が摘発する丁々発止を描いている。どぶろくは別名もろみ酒、しろうまと呼ばれ、1000年以上にわたり自由に造られてきた。

  • 中国の紙幣はなぜ汚いのか、その意外な理由とは

    ダイヤモンド・オンライン発
    中国の紙幣はなぜ汚いのか、その意外な理由とは

    2017年11月18日号  

    スマホ決済、シェア自転車、滴滴出行(タクシーの配車アプリ)……。中国に住む中国人にとっては、スマホ1台さえあればこの上なく便利でも、出張や旅行で中国を訪れる日本人にとっては、中国でスマホ決済ができないため、逆に不便になってしまう。そんな現象が起きている。

  • Pandora's box in Hollywood(ハリウッドのパンドラの箱)

    Key Wordで世界を読む
    Pandora's box in Hollywood(ハリウッドのパンドラの箱)

    2017年11月18日号  

    「恋におちたシェイクスピア」「パルプ・フィクション」などで知られる米映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタイン氏をめぐるセクハラ(sexual harassment)疑惑が表面化したことで、ハリウッドが蜂の巣をつついたような騒ぎになっている。

  • 【脳科学】「脳の90%は使われていない」迷信打ち砕く細胞数の推計法

    大人のための最先端理科
    【脳科学】 「脳の90%は使われていない」 迷信打ち砕く細胞数の推計法

    2017年11月18日号  

    「ヒトの脳は1000億個の神経細胞を持つ」とよく耳にする。神経科学の世界的な教科書にもそう書かれているが、根拠は示されておらず、とうの昔に確立した事実であるかのように扱われている。実を言えば、信頼に足る見積もりがなされたのはほんの8年前であり、その数は1000億ではなかった。

  • ボールとカップの中間地点に立ってみよう

    深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
    ボールとカップの中間地点に立ってみよう

    2017年11月18日号  

    グリーン上で、「傾斜が上りか下りか分からなくなった」「スライスラインをフックラインと間違えてしまった」ということはありませんか?パットのラインを読む、いわゆる「ライン読み」という作業は、私たちプロにとっても難しく、間違えてしまうことがあります。

  • 対人過敏は早く老ける?遺伝子レベルに影響

    カラダご医見番 ライフスタイル編
    対人過敏は早く老ける? 遺伝子レベルに影響

    2017年11月18日号  

    ある転職サイトの調査によると、転職・退職理由の第1位は「人間関係」だそうだ。前職の経験から対人関係を過剰に意識してしまい、転職を繰り返してしまうケースも少なくないとか。しかも先日、山形大学の研究グループから、対人関係に過敏な人は細胞レベルで「老けやすい」という研究結果が報告された。

  • ブリュッセルのグラン-プラス(LA GRAND-PLACE, BRUSSELS)

    世界遺産を撮る
    ブリュッセルのグラン-プラス(LA GRAND-PLACE, BRUSSELS)

    2017年11月18日号  

    ベルギーといえばチョコレートである。グラン-プラスに着いて早速、人気のゴディバやレオニダスに向かった。ベルギー人はキロ単位でチョコを買う。価格も手頃で種類も豊富なことからも、チョコは彼らの日常必需品であることがよく分かる。

  • 民進党代表に「元祖中間派」遠く険しい野党勢力の復活

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    民進党代表に「元祖中間派」 遠く険しい野党勢力の復活

    2017年11月11日号  

    勝者がいれば敗者がいる。衆院総選挙で大勝を果たした自民党総裁でもある安倍晋三(63)は余裕しゃくしゃく。早々に党執行部と全閣僚の再任を決定、1日召集の特別国会で第98代の内閣総理大臣に指名され、第4次安倍内閣を発足させた。これに対して敗者の“戦後処理”は難しい。選挙前には野党第1党だった民進党が四つに分かれ、大混乱の中の後始末だからだ。

  • 「グランエイジ」大菅聡和(日本生命保険 商品開発部 商品開発G 課長補佐)小松啓伸(日本生命保険 商品開発部 数理G 課長補佐)

    ものつくるひと
    「グランエイジ」 大菅聡和(日本生命保険 商品開発部 商品開発G 課長補佐) 小松啓伸(日本生命保険 商品開発部 数理G 課長補佐)

    2017年11月11日号  

    「まさかこういった商品を御社が作るとは思いませんでしたよ!」2016年4月、生命保険業界のガリバーこと日本生命保険が、長生きリスクに備えた新型の年金保険「グランエイジ」を発売し、生保業界の度肝を抜いた。理由は、生保業界で初めて「トンチン性」を組み込んだことに加え、加入時に終身年金を選べることだ。

  • リップル事件の原因は誤解と見当違いの規制

    野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
    リップル事件の原因は 誤解と見当違いの規制

    2017年11月11日号  

    リップルトレードジャパンの代表者が逮捕された。当初の報道では、「リップルとはインターネットで送金などに用いられる仮想通貨の一種であり、リップルトレードジャパン社はその関連会社だ」と説明された。しかし、リップルは、仮想通貨とはいっても、ビットコインなどとは、仕組みがだいぶ違う。そして、「関連会社」というのも曖昧な表現だ。

  • ユネスコ巡る日本外交は三連勝も中韓との歴史戦争はまだこれから

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    ユネスコ巡る日本外交は三連勝も中韓との歴史戦争はまだこれから

    2017年11月11日号  

    久々にほっとするニュースだ。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の国際諮問委員会(IAC)が、中韓両国等九カ国一五団体が「世界の記憶」として共同申請した慰安婦資料の登録の見送りを一〇月三一日、正式決定した。彼らの申請資料は二七四四点、慰安婦を「強制連行の被害者」「性奴隷」ととらえて日本を非難するものだ。

  • 第六章 伸るか反るか[第100回]

    連載小説 ハゲタカ5 『シンドローム』
    第六章 伸るか反るか[第100回]

    2017年11月11日号  

    リンの記者会見の映像を、鷲津はアカマ自動車の最高級車マーヴェルの車内で見ていた。そして、彼女が暁光新聞の北村の質問に対して啖呵を切ったのを見届けると、首都電力本社前の車寄せに車を着けるように言った。

  • 想定外を生むコミュニティーの力

    孫家の教え
    想定外を生むコミュニティーの力

    2017年11月11日号  

    千葉・柏の葉にある「VIVISTOP(ヴィヴィストップ)」では日々、小学生を中心とした多くの子どもたちが創作活動に励んでいます。その中に、ストップモーション・アニメーションを制作している姉妹がいます。人形や家の模型を作って、その動作を1こまごとにスマートフォンで撮影し、あたかも動いているように見せる作品です。

  • inflation conundrum(インフレ・コナンドラム)

    Key Wordで世界を読む
    inflation conundrum(インフレ・コナンドラム)

    2017年11月11日号  

    米中央銀行の連邦準備制度理事会(FRB)が何年にもわたって頭を悩ませている重大問題の一つは何か。いわゆる「インフレ・コナンドラム(inflation conundrum)」である。「謎」や「難問」を意味するコナンドラムは、元々は2005年にアラン・グリーンスパン元FRB議長が使った言葉だ。

  • 羽根屋(HANEYA)/富山県富山市

    新日本酒紀行
    羽根屋(HANEYA)/富山県富山市

    2017年11月11日号  

    富山県は3000m級の立山連峰から、水深1000m以上の富山湾まで高低差4000m。県土の3分の2は森林で、万年雪の雪解け水が落葉の堆積層を抜けて浄化され、富山平野へ流れ出る。水田率は95%以上と日本一。良質米の産地で、特に南砺産の五百万石は兵庫県の山田錦に迫る評価を受け、全国の酒蔵が使用する。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…