記事一覧:連載4635

  • 朴槿恵氏を選んだ大統領選挙「大人たちが韓国を死守した」

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    朴槿恵氏を選んだ大統領選挙 「大人たちが韓国を死守した」

    2013年1月5日号  

    一二月一九日、韓国大統領に朴槿恵(パク・クネ)氏(六〇歳)が選ばれた。「左翼の中の左翼」といわれる文在寅(ムン・ジェイン)氏に一〇〇万票の差をつけた。五年前、李明博氏は他の二人の候補を退け、五〇〇万票の差で選ばれたが、この五年間李大統領には保守派としての実績は何もない。支持率低下にあえぐ政権末期には求心力を高めるべく竹島に不法上陸までしてみせた。五〇〇万票差で当選しても左翼陣営に振り回され、妥協を重ねざるを得なかったのであれば、一〇〇万票差の朴氏の立場はどう分析したらよいだろうか。

  • 経産省と財務省が主導権争い安倍政権では早くも“内紛”勃発か

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    経産省と財務省が主導権争い 安倍政権では早くも“内紛”勃発か

    2013年1月5日号  

    「カド番大関が勝ち越しできればいいと思って臨んだ本場所で、思わぬ全勝優勝を果たした。衆院選の結果に一番驚いているのは安倍晋三総裁ではないか」──。自民党選対幹部はこう解説した。安倍自身も投開票日から一夜明けた12月17日午後の記者会見で率直な思いを口にした。「自民党に完全に信頼が戻ったとは言えない」確かに選挙戦を振り返ると与党民主党が小選挙区候補者を立てられない選挙区が続出、結果として事実上の「自民党の不戦勝」がいくつもあった。第三極も「稽古(経験、実績)」が足りずに相撲にならなかったと言っていい。

  • 閉塞感は強まるがチャンスはいくらでも

    野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
    閉塞感は強まるが チャンスはいくらでも

    2013年1月5日号  

    2013年の経済環境は、これまでの事業を継続しようとする人や企業にとっては、ますます厳しいものになるだろう。しかし、それは、チャンスがないことを意味するものではない。新しい事業を始めようとする人や企業にとっては、これまでにも増してチャンスに溢れた年になるだろう。私は、講演で地方都市に行く機会が多い。そこで地元企業の方々と話す場合がある。業種は、圧倒的に製造業の方々が多い。伝統的な地場産業というよりは、何らかの形で大企業の系列と関連している企業である。「昔からの地場産業が強いはず」と想像される地域においてもそうだ。

  • 天使か悪魔か(第47回)

    連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
    天使か悪魔か(第47回)

    2013年1月5日号  

    ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!

  • 最新ドライバーは軽く持ったほうが飛ばせる!

    鹿島田明宏の「脱」セオリーで飛距離アップ!
    最新ドライバーは軽く持ったほうが飛ばせる!

    2013年1月5日号  

    ドライバーの振りやすさ(飛距離アップ)に、大きな影響を与えるのが「総重量」です。総重量とは、ヘッド、シャフト、グリップを含めた重さのことで、昨今のドライバーは300グラム前後。ちなみにその内訳は、ヘッドがだいたい200グラム、シャフトとグリップがそれぞれ約50グラムです。ここ数年は各素材の軽量化がさらに進んだことで、総重量が200グラム台というドライバーが登場し、飛距離性能をより高めています。

  • 胃がんを自腹で予防する成功率が高いピロリ除菌療法は?

    カラダご医見番 ライフスタイル編
    胃がんを自腹で予防する 成功率が高いピロリ除菌療法は?

    2013年1月5日号  

    胃がん発症要因の一つと見なされているヘリコバクター・ピロリ菌(ピロリ菌)。最近は一般にも認識が広まり、除菌療法を受ける人が増えてきた。ところが、ピロリ菌も並行して抗菌薬に対する「耐性」を獲得。除菌失敗例が増えつつある。

  • 「PBR1倍」の意味を考える

    山崎 元のマネー経済の歩き方
    「PBR1倍」の意味を考える

    2013年1月5日号  

    12月10日終値の日経平均株価は9533円だったが、翌日の「日本経済新聞」を見ると、この株価で、日経平均構成銘柄の平均PBR(株価純資産倍率)がちょうど1倍となる(純資産は前期末基準)。東証1部上場全銘柄の平均PBRは0.97倍とわずかに1倍を下回るが、こちらもほぼ1倍だ。PBR1倍というと、「株価の下値めどだ」と言われることが多かった。「下値めど」というのは、株価が下落した場合、そのあたりが「底」になるという意味だ。

  • 選挙後の焦点は自民党役員人事カギ握る石破、菅、麻生の処遇

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    選挙後の焦点は自民党役員人事 カギ握る石破、菅、麻生の処遇

    2012年12月22日号  

    「強い強いと言われても実感が湧かない」──。衆院選の情勢報道で各メディアとも自民党優位を伝える中で、自民党総裁の安倍晋三は首を傾げた。投票日まで1週間を切った12月10日午後9時すぎ。安倍は都内の応援演説を終えると、自民党本部に直行した。選挙戦最後の“作戦会議”に出席するためだった。そこで示された世論調査の結果で、自民党が単独で過半数を占める数字がはじき出されていた。

  • 日本経済立て直し第一歩は教育拡充

    野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
    日本経済立て直し 第一歩は教育拡充

    2012年12月22日号  

    総選挙の結果は本稿執筆時点ではわからないが、新政権がいかなる政治勢力になったとしても、経済政策面での最大の課題は、日本経済の立て直しである。憂慮されるのは、「金融緩和をすれば景気が回復する」という類いの安易な考えが広がることだ。日本経済の不調は、景気循環的なものではない。だから、金融政策で対処できるものではない。1999年のゼロ金利政策、2001年以降の量的緩和、そして10年以降の包括的緩和政策と、次々に金融緩和政策が行われたにもかかわらず、日本経済の不調は、90年代以降継続している。

  • 金正恩体制はミサイル発射で深刻な負の影響を受ける

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    金正恩体制はミサイル発射で 深刻な負の影響を受ける

    2012年12月22日号  

    一二月一二日午前九時四〇分ごろ、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを北西部の東倉里(トンチャンリ)から発射した。予告通りの軌道を通過して、衛星「光明」を「予定の軌道に乗せた」とし、北朝鮮は「衛星打ち上げ」に成功した旨、発表した。ミサイル発射の前日、どのメディアもいっせいに、北朝鮮がミサイルを発射台から取りはずし始めたと報じた。政府も発射は延期との見方を取った。完全に「裏をかかれた」わけである。北朝鮮による情報操作であれば、周辺諸国の裏をかくという意味で金正恩氏は成功したといえる。しかし、少し視野を広げて考えれば、正恩体制は深刻な負の影響を受けることになるだろう。

  • 天使か悪魔か(第46回)

    連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
    天使か悪魔か(第46回)

    2012年12月22日号  

    ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!

  • 飛ばすためにはゴルフクラブに“仕事”をさせる!

    鹿島田明宏の「脱」セオリーで飛距離アップ!
    飛ばすためにはゴルフクラブに“仕事”をさせる!

    2012年12月22日号  

    ゴルフクラブ、とりわけドライバーの性能は、目覚ましい進化を遂げています。クラブヘッドは大型化し、460立方センチメートルクラスの体積に。シャフトは長尺化し、45~46インチの長さが主流になりました。そしてクラブ全体の軽量化が図られ、総重量が300グラムを切るモデルが次々に開発されています。その結果、飛距離に占めるクラブの役割が大きく変化しました。パーシモン時代は、飛ばすために体の深い捻転やリストターンなど「自分でやる仕事が7割、クラブが3割」程度でしたが、今は「自分が2割で、クラブが8割」。自分が何か特別なことをしなくても、クラブに仕事をさせてあげれば、飛距離も方向性も簡単に手に入る時代になったのです。

  • 術後の食事に配慮が必要高糖質食は大腸がん再発と関連

    カラダご医見番 ライフスタイル編
    術後の食事に配慮が必要 高糖質食は大腸がん再発と関連

    2012年12月22日号  

    最近なにかと旗色が悪い糖質だが、先月、大腸がんの再発と糖質との関連を示すデータが報告された。米国国立がん研究所ジャーナルの掲載論文から。調査研究にはステージ3の大腸がん患者、およそ1万人が参加。それぞれの食事内容を、どれだけ血糖値を上げやすいかの指標である「グリセミック・インデックス(GI値)」と実際の食事の量から計算される「血糖負荷(グリセミック・ロード:GL)」から5グループに分け、術後化学療法中の半年間、追跡した。

  • 持ち家か、賃貸か、を整理する

    山崎 元のマネー経済の歩き方
    持ち家か、賃貸か、を整理する

    2012年12月22日号  

    持ち家がいいか、賃貸がいいかは、「永遠のテーマ」なのだそうだ。住宅雑誌でも、一般誌でも、繰り返し取り上げられる。ちなみに、筆者は、この種の企画で、「賃貸派」として取材されることが多い。確かに、筆者は、就職してからでも12回の引っ越しを経験しているし、ずっと賃貸住宅暮らしだ。背景は二つある。一つには過去の(特にバブル期の)明らかに高過ぎる住宅価格で家を買うほど筆者が愚かではなかったことだが、もう一つは、筆者が採算を度外視して自分の家を買えるほどのお金持ちではなかったことだ。

  • 大目標を共有する勢力の結集が衆議院議員選挙後の大きな課題

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    大目標を共有する勢力の結集が 衆議院議員選挙後の大きな課題

    2012年12月15日号  

    一二政党が林立する衆議院議員選挙が眼前に迫っている。各政党の名前や各党の政策の詳細も不確かなまま、投票する人は少なくないだろう。そんな中、一二月六日の各紙は選挙予測を報じた。大筋において自公が過半数を取り、民主が一〇〇議席を割り得るとの見方だ。小選挙区制では信頼を失った党は議席を激減させられるが、今度もそのようになるのであろう。

  • 現実的な安定政権で浮上する「自公」と「みんな」の連携

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    現実的な安定政権で浮上する 「自公」と「みんな」の連携

    2012年12月15日号  

    衆院の選挙戦は早くも折り返し点を迎え、各党ともラストスパートに入った。16日深夜には次の日本の政治を担う480人の衆院議員が決まる。ただし前半戦を見る限り、過去2回の「郵政選挙」(2005年)、「政権交代選挙」(09年)の熱気はない。落ち着いた選挙と言えば聞こえはいいが、それとは明らかに次元が違う。12党の乱立に加え、選挙本番直前まで繰り広げられたドタバタ劇。とりわけ本番前の主役たちが立候補しないことが有権者の失望を招いた大きな要因と言っていい。

  • 総選挙で社会保障の負担の全体像を示せ

    野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
    総選挙で社会保障の負担の 全体像を示せ

    2012年12月15日号  

    今回の総選挙で、TPPや脱原発は重要な争点とされている。しかし、社会保障制度の改革は重要な争点とは見なされていない。こうなるのは、いくつかの理由がある。第1は、緊急の問題ではないことだ。TPPのようにここ数カ月の間に基本的な態度を決めなければならないような問題ではない。第2は、社会保障制度の改革を真面目に考えれば負担増や給付削減を提案せざるを得ないが、それは確実に不人気な政策となるからだ。どの党も負担増には口をつぐむ。昔からそうだったが、今の日本では特にそうだ。他党が口をつぐんでいるなら、わざわざ言いだして批判されることはない。第3の理由は、脱原発などに比べて、わかりにくい問題であることだ。脱原発の是非を判断するにはさまざまな情報が必要だが、論点自体は極めて明瞭だ。それに比べて社会保障の問題は、「どこに問題があり、なぜそれが問題か」が明確に理解されていないのである。

  • 天使か悪魔か(第45回)

    連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
    天使か悪魔か(第45回)

    2012年12月15日号  

    ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!

  • クラブの両端を持ち目標方向に真っすぐ投げてみよう!

    鹿島田明宏の「脱」セオリーで飛距離アップ!
    クラブの両端を持ち目標方向に真っすぐ投げてみよう!

    2012年12月15日号  

    ゴルファーにとって、「飛距離アップ」は永遠のテーマです。1ヤードでも遠くに飛ばしたい、ライバルに勝ちたい、と思っている人が多いのではないでしょうか。この新連載はそのような夢をかなえるべく、飛ばしのテクニックをレッスンしていきます。

  • 甘いもの、塩辛いもの、脂質etc. 寝不足は不健康な食事を誘発

    カラダご医見番 ライフスタイル編
    甘いもの、塩辛いもの、脂質etc. 寝不足は不健康な食事を誘発

    2012年12月15日号  

    寝不足の身体は不健康な食事を渇望するらしい。米心理学会誌に報告された研究から。研究ではBMI22~26(日本では標準~肥満体型)の米国人男性14人、女性13人の計27人(年齢30~45歳)を対象に行われた。参加者は午前1時~5時の4時間睡眠と、午後10時~翌朝7時の9時間睡眠をそれぞれ6日間(5晩)ずつ実施。眠り始めの浅い睡眠をステージ1、最も深い状態をステージ4とし、睡眠ポリグラフ検査で脳波、呼吸状態、眼球運動からレム睡眠、ノンレム睡眠の状態などを記録した。また、それぞれの期間中にエネルギー代謝率を測定し、食事内容と量、食欲や満足感について問診を行った。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…