記事一覧:連載4635

  • 税制改正大綱づくりが本格化試される自民党のニュー税調

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    税制改正大綱づくりが本格化 試される自民党のニュー税調

    2013年1月26日号  

    まだ道路に14日の雪が残る東京・永田町。その中で自民党本部だけは冬の寒さを忘れさせるほどの熱気で覆われる。9階の一番広い901号室を目指して連日のように次々と党所属の国会議員が玄関をくぐる。自民党税制調査会の来年度の税制改正大綱づくりが本格化したからだ。15日午前からはその中のハイライトとも言える会議が始まった。

  • 天使か悪魔か(第50回)

    連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
    天使か悪魔か(第50回)

    2013年1月26日号  

    ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!

  • アマチュアが勘違いしやすい二つのセオリー

    鹿島田明宏の「脱」セオリーで飛距離アップ!
    アマチュアが勘違いしやすい 二つのセオリー

    2013年1月26日号  

    セオリーとは、最も正当とされる理論や学説のことであり、ゴルフの世界にも数多くのセオリーが存在します。しかし、それらは決して万人向けではなく、中には上達を妨げるものもあるので注意しましょう。その一つが、アドレスで胸を張って背すじを伸ばす、というセオリーです。こうすると見た目はプロのような美しい構えになりますが、背すじを伸ばすにはある程度の筋力や体幹の強さが必要になるため、これはプロやアスリート向けのセオリーといえます。

  • 新腫瘍マーカーとなるか?アディポネクチンとがん

    カラダご医見番 ライフスタイル編
    新腫瘍マーカーとなるか? アディポネクチンとがん

    2013年1月26日号  

    アディポネクチン(以下、アディポ)をご存じだろうか。脂肪細胞が分泌するホルモンで筋骨格での糖消費を促進し、インスリン抵抗性を改善するなど抗糖尿病、抗動脈硬化に働く「善玉ホルモン」として知られている。脂肪量が下がると、逆に分泌量が上昇するという特徴を持つ。研究の歴史が浅く生理作用の全容は解明されていないが、ここ数年は抗がん作用が注目されている。

  • 運用のため「だけ」の株価指数の可能性

    山崎 元のマネー経済の歩き方
    運用のため「だけ」の 株価指数の可能性

    2013年1月26日号  

    以前に本欄で触れたことがあるが、現実に存在する株価指数には、複数の機能がある。これらが混在することによって、単独の機能に対して不具合が生じている。株価指数の機能は、控えめに見ても三つある。まず、株式市場の動向を表す統計データだ。もともと時価総額の変化と平均的な株式投資のパフォーマンスをリンクさせた指標であったTOPIX(東証株価指数)はこの性格が濃い。他方、日経平均株価は、人気銘柄で見た日々の市場の動きに敏感な指数と考えるべきだろう。

  • 政権交代で実現した南鳥島沖のレアアース2万年分の海底調査

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    政権交代で実現した南鳥島沖の レアアース2万年分の海底調査

    2013年1月19日号  

    文部科学省所管の独立行政法人、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が小笠原諸島・南鳥島沖の海底に眠るレアアース(希土類)泥の調査に乗り出すことになった。東京大学大学院工学系研究科の加藤泰浩教授の研究チームが六年前から指摘してきたレアアースの宝庫がこの海底に眠っている。加藤教授は南鳥島の海底調査を行うべく経済産業省に調査・研究への支援を要請してきたが、今回、文科省によって調査が実現することになった。

  • ASEANを重視する安倍外交問われる米中との向き合い方

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    ASEANを重視する安倍外交 問われる米中との向き合い方

    2013年1月19日号  

    「国益を守る主張をする外交を取り戻さなければならない」首相の安倍晋三は昨年末の就任記者会見で、安倍外交の基本姿勢をこう表明した。その上で、「米国、ロシア、インド、ASEAN諸国など、世界地図を俯瞰するような視点で戦略を考えていく必要がある」と語った。こうした言動を重ね合わせると、安倍外交の狙いが浮かび上がる。「日米同盟を固めて、中国と向き合う」(政府高官)──。安倍が訪米を急いだ背景もここにあった。

  • 幻の輸出立国を追い円安を求め続ける愚

    野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
    幻の輸出立国を追い 円安を求め続ける愚

    2013年1月19日号  

    日本の貿易収支は、東日本大震災以来、若干の例外を除き月ベースで赤字になっている。2012年1~10月は5.3兆円の赤字だ。これは、前年同期の赤字1.7兆円の3倍を超える。11年の貿易統計ベースの赤字は2.6兆円だった。年中の1~10月の比重が変わらないとすると、12年の貿易収支は8.2兆円という巨額の赤字になる。サービス収支の赤字を加えると、10兆円程度になる。所得収支の黒字は14兆円程度あると考えられるので、経常収支の黒字は維持できるだろう。しかし、震災前に比べて状況が大きく変化したことは間違いない。したがって、貿易赤字拡大の要因を把握することが重要である。

  • 実現する見込みのないアメリカの期待

    スティグリッツ教授の真説・グローバル経済
    実現する見込みのないアメリカの期待

    2013年1月19日号  

    オバマ大統領の再選は、格差是正などの観点からは祝うべきだろう。だが、大きな前進を期待できるものではなく、アメリカ経済の沈滞も続きそうだ。

  • 天使か悪魔か(第49回)

    連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
    天使か悪魔か(第49回)

    2013年1月19日号  

    ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!

  • 誰でも簡単にできる飛距離アップ&うまくなる呼吸法

    鹿島田明宏の「脱」セオリーで飛距離アップ!
    誰でも簡単にできる飛距離アップ&うまくなる呼吸法

    2013年1月19日号  

    今回は、いつもとちょっと違った視点から、飛ばしについて考えてみましょう。皆さんはスウィングするときに、「呼吸」をしていますか。パット時は無意識に呼吸をしていても、ドライバーで思い切り飛ばそうとするときは、息を止めている人が多いのではないでしょうか

  • 1日卵3個が効果的!?コレステ食品の汚名返上か

    カラダご医見番 ライフスタイル編
    1日卵3個が効果的!? コレステ食品の汚名返上か

    2013年1月19日号  

    コレステロール含有量が高い、として脂質異常症患者は「避けるよう」指導されてきた卵。1日1個までと制限されている方も多かろう。内臓脂肪型肥満のメタボ親父なら、なおさらである。ところが先月、「メタボリズム」という医学雑誌に載った研究によれば、メタボリック症候群患者の減量食に全卵を加えると、脂質バランスが改善され、糖尿病の原因となるインスリン抵抗性が改善されたというのである。

  • 日本版ISA構想の注目点

    山崎 元のマネー経済の歩き方
    日本版ISA構想の注目点

    2013年1月19日号  

    通称「日本版ISA」と呼ばれている、英国のISA(個人貯蓄勘定)に範を取ったと目される少額の投資優遇税制の仕組みが金融庁を中心に検討されており、2014年度から導入されそうだという観測がある。現時点で構想されているらしき日本版ISAは、率直に言って使い勝手の悪い、中途半端な制度だ。これは、金融庁の責任というよりは、優遇税制の枠を広げたくない財務省側に問題がありそうだ。

  • 金融緩和で日本経済は海図なき航海に出る

    野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
    金融緩和で日本経済は 海図なき航海に出る

    2013年1月12日号  

    総選挙は、自由民主党の圧勝に終わった。安倍晋三総裁が選挙前に金融緩和を標榜していたこともあり、これから大幅な金融緩和に向けての政策が取られるだろう。株式市場はこれを好感し、大幅に上昇した。しかし、日本経済の実情は極めて厳しい。対中輸出の減少などを原因として、景気が落ち込んでいる。巨額の赤字に直面する家庭電器産業の問題も、なんら解決されていない。また、エコポイントやエコカー購入補助などの支援策を再開するのも困難だ。そして、製造業の海外移転も続く。これまでのような大企業だけでなく、部品メーカーをはじめとして中小企業も海外移転するだろう。このため、2013年においては、企業城下町での工場閉鎖が相次ぎ、失業率が高まる可能性が高い。

  • 安倍は長期政権を築けるか命運握る内閣官房参与の3人

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    安倍は長期政権を築けるか 命運握る内閣官房参与の3人

    2013年1月12日号  

    2013年の年明けとともに新首相、安倍晋三が始動した。安倍にとって2007年以来2度目の首相としての新年だが、来年も同じ立場で新年を迎えられるだろうか。そもそも「賞味期限1年」の首相交代が続くようになったのも安倍がきっかけだ。はたして安倍は長期政権を手繰り寄せることができるかどうか。安倍がやるべき課題は決まっている。何をおいても「経済」と「外交」、この二つの立て直しだ。安倍もそのことを十分に理解しているのだろう。この2大テーマで一定の成果を短期間で出さなければ、7月の参院選で再び手痛いしっぺ返しを食らうことになるに違いない。

  • なぜ韓国人は日本人を憎むほどに中国人を憎まないのだろうか

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    なぜ韓国人は日本人を憎むほどに 中国人を憎まないのだろうか

    2013年1月12日号  

    日韓米中で新政権が発足し、二〇一三年のアジア・太平洋地域ではこれら四カ国の外交政策が複雑に交差する。その中で、日本外交の基本は日米関係の修復と緊密化であるが、韓国との関係も重要な変数となる。韓国外交を観察していてしばしば驚くのが彼らの親中ぶりだ。歴史上、朝鮮半島を最も苦しめたのは中国である。侵略回数は数百回を数え、朝貢制度で中国は毎年、美しい女性や優れた料理人、陶磁器作りの匠などを召し上げた。そんな屈辱的な扱いをされたにもかかわらず、なぜ、韓国人は日本人を憎むほどには中国人を憎まないのだろうか。

  • 天使か悪魔か(第48回)

    連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
    天使か悪魔か(第48回)

    2013年1月12日号  

    ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!

  • かかとを浮かせてスウィングすると無駄な動きが取れる

    鹿島田明宏の「脱」セオリーで飛距離アップ!
    かかとを浮かせてスウィングすると無駄な動きが取れる

    2013年1月12日号  

    今どきのドライバーを打ちこなしてより遠くへ飛ばすには、昔のスウィングから、今の時代(クラブ)に合ったスウィングに変える必要があります。スウィング改造というとハードルが高くて大変そうですが、練習する時間が取れない多忙なビジネスマンでも大丈夫です。今までの「頑張っていた自分」から、クラブに仕事をさせて「自分は頑張らない」という簡単で楽な方向へ進むだけだからです。

  • 非力でも、肥満でも前途多難…10代の筋力で寿命が決まる?

    カラダご医見番 ライフスタイル編
    非力でも、肥満でも前途多難… 10代の筋力で寿命が決まる?

    2013年1月12日号  

    青少年の肥満に警鐘を鳴らす研究報告は数々あるが、どうやら「非力」も早死にリスクを高めるらしい。英国医学誌「BMJ」に掲載されたスウェーデンはカロリンスカヤ大学の研究から。

  • 日本の投資信託の現状を知っておこう

    山崎 元のマネー経済の歩き方
    日本の投資信託の現状を知っておこう

    2013年1月12日号  

    投資信託評価会社のモーニングスター社の社長である朝倉智也氏が書いた『低迷相場でも負けない資産運用の新セオリー』(朝日新聞出版社)は大変参考になる。特に、日本の投資信託の現状を、データに基づいて批判的に説明した第1章は、例えば投信を顧客に薦める可能性があるファイナンシャルプランナーなら、赤線を引きながら、精密に読む価値がある。言い方を換えると、ここに書いてある事実を知らずに、他人に投信についてアドバイスしてはいけないということだ。

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記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…