記事一覧:連載4635件
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後藤謙次 永田町ライヴ!
党内対立に気の早い内閣改造論 与野党共に乱は参院選後にあり
2013年3月23日号参院選まであと4カ月もあるというのに、気の早い永田町は参院選後をにらんで動き始めた。首相の安倍晋三が「リベンジ(仕返し)」を心に誓った参院選での「衆参ねじれ国会」の解消が、ほぼ確実になってきたことが最大の要因だ。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
実体経済は厳しいが 株価だけが上昇する
2013年3月23日号2月上旬の輸出額は1兆6109億円で、昨年の1兆8626億円に比べて、実に13.5%の減となった。1月の輸出額は4兆7985億円で、対前年比6.4%増となったのだが、再び減少したわけだ。なお2月上中旬では3兆4270億円となっている。円安が進んでいるため、輸出の価格指数は上昇している。円ドルレートは、2012年2月初めの1ドル77.65円から13年3月初めの93.28円になっているから、仮にドル建て価格が一定なら、価格指数は20%程度の上昇になっているはずだ。したがって、輸出額が13.5%も落ち込んだのは、数量指数が30%以上落ち込んだことを意味する。これは、極めて深刻な事態である(実際には、ドル建て価格も下落しているのかもしれない。それでも、深刻な事態であることに変わりはない)。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
お金の使い方に人、社会、国家の性格が最も正確に表れる
2013年3月23日号春闘で軒並み満額回答が出されている。裾野が広く経済全体に大きな影響を与える自動車業界では、大手一〇社中マツダを除く全社が満額回答だ。円安の影響もあるが、安倍晋三首相の経済界に対する賃上げ要請がきっかけになっているのも確かであろう。国内需要も中国市場も低迷する中での賃上げはかなりの負担だとの分析もあるが、一連の満額回答の背景に日本的経営の精神があるのではないかと思えてならない。
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スティグリッツ教授の真説・グローバル経済
リーダー不在で現状維持に満足 Gゼロの時代
2013年3月23日号欧米諸国は景気後退を引き起こしたのに、緊縮財政を続けながら成長と雇用に力を入れると口をそろえる。だが、具体的な政策すらない
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連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
衝撃と瓦解(第58回)
2013年3月23日号ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!
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鹿島田明宏の「脱」セオリーで飛距離アップ!
右手一本でクラブを丸く振ると スライスが直る!
2013年3月23日号アベレージゴルファーにとって、右に大きく曲がる「スライス」を直すのも、飛距離アップの一つの手段です。そこで今回は、誰でもすぐにできるドリルを紹介しましょう。方法は至って簡単。「右手一本」でクラブを振るだけです。番手は、クラブヘッドの重さを感じやすいドライバーがお薦めです。アマチュアの悪い癖は、手や腕に無駄な力を入れて、クラブを力任せに振ってしまうこと。右手一本で振るとそれができずに、脱力した状態で、クラブの重さを感じながら振ることができます。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
冷たいご飯で大腸がんを予防 コンビニ弁当は温めず、が正解?
2013年3月23日号お弁当、温めますか? お昼時のコンビニでは当たり前の会話。ところがここに疾病リスクが潜んでいるかもしれない。コロラド大学・がんセンターの研究グループが消化器病の専門誌に発表した研究によれば、「すし飯やパスタサラダなど、加熱後に冷ました炭水化物に含まれる“難消化性デンプン”は大腸がんを予防する可能性がある」らしい。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
株式・債券・為替各市場の アベノミクス解釈
2013年3月23日号先日、あるブログを読んでいたら、株式市場はアベノミクスでインフレになるとはやして株高で反応し、債券市場はアベノミクスではインフレにならないとわかっていて冷静に長期金利低下で反応し、為替市場は心理戦の世界なので「アベノミクスは円安材料だ」と人々が信じていると推測して円安に反応したが、いずれかの市場が間違っているのではないかという記事があった。その記事の筆者は、株式市場の参加者はあまり頭がよくないので、間違っているのではないかと言いたげだった。筆者は3商品をすべて売買したことがあるが、主なキャリアは株式のファンドマネジャーだ。腹を立ててもいいところかもしれないが、若いころに株式運用の世界に入って、「株の世界の連中は、経済のことをこんなに知らないのか!」と同様の感想を持ったことがあるので、気持ちはわかる。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
スピーディな決断で安倍が狙う TPP交渉への早期の参加表明
2013年3月16日号「復興は少なく見ても1年は遅れた」──。あの3・11から満2年。福島県出身の復興担当相、根本匠はこう悔しがる。民主党政権の「間違った政治主導がもたらした結果だ」と根本はみる。各省庁の横の連携が不可欠な復興事業が縦割りでは復興計画が前に進むはずはないというのが、旧建設省の官僚だった根本の分析だ。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
大震災後、円安は収益悪化要因に
2013年3月16日号円安は、素材型産業の収益を悪化させる。前回は、このことを個別企業について見た。この結論は、マクロ的にも確かめることができる。以下では、素材型産業の輸出額と、その産業が原料等で輸入している額の比較を行うことによって、円安の収益悪化効果を示すこととしよう。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
自然に親しんできた生活を守りつつ数百年に一度の大災害に対処したい
2013年3月16日号東日本大震災から二年になる。この間、復旧復興はどれほど進んだかといえば、極めて遅い速度である。典型的なのががれき処理である。昨年一二月時点で、岩手、宮城、福島三県の平均で三三・六%しか処理されていない。これは一にも二にも、政治の責任である。例えば新潟県の泉田裕彦知事は、柏崎、三条両市が岩手県のがれきを一般ゴミとして処理したことを「犯罪行為」と非難した。しかし、これらのがれきの放射能レベルは一般の県内のゴミと同じである。心ないのみならず、科学の知識を欠く知事や、民主党政権首脳部の誤った政策が復旧復興を妨げ、かつ、風評被害も広げている。
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連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
衝撃と瓦解(第57回)
2013年3月16日号ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!
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鹿島田明宏の「脱」セオリーで飛距離アップ!
腰から上のラインを 平行にすると 正しくアドレスできる
2013年3月16日号目標に対して真っすぐ構えているつもりでも、右を向いたり左を向いたりしてしまうのがゴルフの難しいところです。練習場はマットの線が目安になるので真っすぐ立てますが、コースでは目印もないため、体の向きが不安定になってしまいます。正しくアドレスするには、まずボールの後方に立ち、目標とボールを結んだ「ターゲットライン」をイメージします。そしてそのラインに対して、クラブフェースを直角にセットし、体の向きをターゲットラインと「平行」にします。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
サプリも適正量を守って カルシウム過剰と心疾患リスク
2013年3月16日号米国ほどではないが「疾病予防」「健康増進」目的でサプリメント(サプリ)を愛用する人が増えてきた。昨年公表された厚生労働省のアンケート調査によれば、50代以上の約3割が日常的に健康食品・サプリを利用している。購入時に最も重視するのは、「効能・効果」と「成分含有量」。一方で「安全性」に対する関心は低かった。サプリは無害、というイメージが強いのだろう。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
広告付きの記事や講演にご用心!
2013年3月16日号誰でも「評論家」になることができる。そのビジネスモデルは、(1)本を書いて「先生」と呼ばれ、(2)テレビ等で顔を売り、(3)講演でもうける、のおおむね3段階だ。投入時間当たりの報酬は講演が圧倒的にいい。だが、経済系、特に運用関係がテーマの講演の仕事は、リーマンショックで半減、東日本大震災でまた半減という感じで減っていた。しかし、最近の「アベノミクス相場」で増加に転じたようだ。資産運用を考えるセミナーや講演が目に付くようになった。特定の媒体を批判するつもりはないので詮索しないでもらいたいが、先般、筆者はある紙媒体が主催する資産運用をテーマとする講演の仕事を引き受けた。一般向けの講演を行い、講演内容を記事にして、記事と同ページに広告が入るという企画だった。「広告」の片棒を担ぐことが少し心配だったが、部数の多い媒体であり、多くの読者にメッセージが届くことが魅力的だった。主催者も、今回は「レベルを少し上げて、率直な内容を伝えてほしい」という。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
円安で原料価格が上昇 企業利益が減少する
2013年3月9日号前々回、「円安は、輸入原材料の円建て価格を引き上げるという点で、輸出産業の利益を圧迫する」と述べた。そして、輸出額に対する輸入額の比率は、日本全体で平均すると半分程度であるが、素材装置産業ではもっと大きいだろうと述べた。つまり、こうした産業では、円安が収益圧迫要因になっている可能性がある。以下では、そのことを、個別企業について具体的に検証してみよう。まず、住友化学を取り上げる。同社は、日本経済団体連合会会長・米倉弘昌氏の出身企業であるが、そのために取り上げるのではない。日本の大企業を代表する存在であるからだ。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
日本の運命を決する情報戦 情報発信本部の設置が急務
2013年3月9日号訪米の成功と日米同盟の強化、さらにTPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加決定で、安倍晋三首相の支持率が右肩上がりである。内政外交共にスピード感を伴った政治を見るのは久しぶりであり、大きな山場を、安倍首相は一つも二つも越えたといえる。順風満帆の安倍自民党政権だが、依然として大きな問題が残されている。戦後レジームからの脱却を標榜してきた安倍首相にとっても決して避けて通ることのできない歴史問題だ。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
安倍を陰で支える郵政造反組 右肩上がりの支持率も後押し
2013年3月9日号首相、安倍晋三の勢いが止まらない。やることなすことがズバズバ的中する。2月26日夕の参院本会議場でもドラマが起きた。2012年度補正予算案の採決。与党は参院では過半数に16議席足らない。常識的には否決とみられていたが1票差で逆転可決したのだ。安倍も採決後、盟友関係にある新党改革幹事長、荒井広幸に「すごい」と驚きの声を上げた。予兆は、本会議に先立つ参院予算委員会の採決からあった。与党の自民、公明に加え、みどりの風、日本維新の会、新党改革が賛成に回り、賛成多数で可決されていたからだ。しかし、参院本会議では票が読み切れず「1票差の攻防」(荒井)が続いた。採決直前には「可否同数」の見方もあったが、自民党執行部の望みは民主党を離党した植松恵美子(香川選挙区)が賛成に回ってくれること。そうなれば「1票差で可決の可能性あり」と読んでいた。ところが植松は欠席。いよいよ117対117で「可否同数」の可能性が高まった。
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連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
衝撃と瓦解(第56回)
2013年3月9日号ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!
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鹿島田明宏の「脱」セオリーで飛距離アップ!
左の3本指を離すと 左脇が締まってヘッドが走る!
2013年3月9日号スウィングづくりの重要なセオリーとして、インパクトで「左脇を締める」というものがあります。このセオリーを忠実に実践している人も多いのではないでしょうか。ダウンスウィング以降、左脇を締めながらクラブを振り下ろすと、左腕が体から離れず、腕と体の同調性が高くなるため、ボールを体の正面で正確にとらえることができます。パワーロスが少なくなり、エネルギーの伝達効率がよくなるため、飛距離アップも可能です。