記事一覧:連載4635

  • 発想型デザイナーの活用が日の丸メーカー復活のカギ

    ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
    発想型デザイナーの活用が 日の丸メーカー復活のカギ

    2013年6月29日号  

    「一緒に仕事をする外部のデザイン事務所を、どう選んでいいのかわからない」という声を聞きます。よくあるパターンは、プロジェクト担当者がデザイン誌を読み漁ってなんとなくフィーリングで決めたり、たまたま知り合いに紹介されたり、といったケース。それはそれでいいと思うのですが、海外にはデザイナーのマッチングに特化した企業やエージェントが多数存在していることを考えると、真剣度合いには温度差がずいぶんあるようです。

  • 横浜市長と待機児童

    フロンティアの横顔
    横浜市長と待機児童

    2013年6月29日号  

    安倍晋三首相が2017年度までに「待機児童をゼロに」と表明したが、「待機児童」の文字を目にするたびに、まだ解決していないのかともどかしさを感じていた。だが、2年前まで待機児童数が1500人と全国最多だった横浜市が今年、ついにゼロを達成した。国の規制の枠がある中、自治体の行政は成果を収めることができるのだと再認識し、新鮮だった。

  • いっそセ・パ2リーグ制をやめてみたらどうか

    采配【第二幕】
    いっそセ・パ2リーグ制を やめてみたらどうか

    2013年6月29日号  

    9年目を迎えたセ・パ交流戦が、福岡ソフトバンクホークスの優勝で幕を閉じた。その舞台裏、12球団による代表者会議では、交流戦の1球団当たりの試合数を現行の24から18に縮小しようという案を巡って、議論が交わされている。 交流戦は、メジャー・リーグが新たなファン開拓を目指して1997年に実施した。そしてその頃から、日本でもパ・リーグ側が交流戦の実現を提案してきた。

  • 中国の太平洋進出の野望と焦りが明らかになった米中首脳会談

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    中国の太平洋進出の野望と焦りが明らかになった米中首脳会談

    2013年6月22日号  

    六月七、八日の両日、米西海岸の美しい保養地に立つアネンバーグ別荘で行われた米中首脳会談の全容についての情報はいまだ明らかではない。したがって、会談の意味について断定はできない。そうした中でも確かなことは、米中両国が友好関係の確立を演出したものの、ほとんどの事柄について、合意が得られなかったこと、中国の野望と焦りが明らかになったことなどであろう。

  • 虚のアベノミクスは実に転換できるか?

    野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
    虚のアベノミクスは 実に転換できるか?

    2013年6月22日号  

    安倍晋三内閣の経済政策の本質は、資産価格のバブルを利用して、経済活動が好転しているような錯覚を人々に与えることだ。実体経済の構造を改革しようとするものではない。「期待」が強調されるのは、そのためだ。現代世界では、実需に基づかない資金の国際間移動が自由化されているので、バブルは国境を越えて次から次へと伝播する。いわば、世界中にガソリンがまかれていて、マッチを擦ればたちどころに火が燃え上がる状態になっている。

  • 政府が描く中国包囲網の裏で敷かれる日本包囲網の脅威

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    政府が描く中国包囲網の裏で 敷かれる日本包囲網の脅威

    2013年6月22日号  

    米大統領のバラク・オバマと中国国家主席の習近平による米中首脳会談が行われたカリフォルニア州パームスプリングス。全米有数のリゾートに全世界の視線が注がれた。今から23年前、このパームスプリングスは当時の首相、海部俊樹と米大統領のジョージ・ブッシュ(先代)との日米首脳会談が行われた舞台でもあった。当時筆者は海部に同行してこの会談を取材した。

  • 睡眠不足と前立腺がん長時間の眠りでリスクが低下

    カラダご医見番 ライフスタイル編
    睡眠不足と前立腺がん 長時間の眠りでリスクが低下

    2013年6月22日号  

    先日、米国のがん専門誌に睡眠と前立腺がんとの関連についての調査が報告された。 調査では67~96歳のアイスランド・レイキャビク市在住の男性約2000人を追跡。参加者は事前に(1)睡眠薬を服用しているか、(2)ベッドに入っても寝つけない、(3)夜中に目が覚めて再び眠ることができない、(4)朝早くに目覚めてしまい再び眠ることができない、という質問に回答してもらった。5年間の追跡調査中に前立腺がんと診断されたのは6.4%だった。

  • 築地で仕入れる新鮮素材

    最強一皿図鑑
    築地で仕入れる新鮮素材

    2013年6月22日号  

    寸分違わぬ完璧さで盛りつけられた「いわし刺」。毎日築地で仕入れるから素材は新鮮だ。艶やかな色彩とフレッシュな食感がたまらない。器はイワシ刺のために作られたような有田焼の特別な皿。皿の真ん中にある自家製のポン酢は、産地にこだわった柑橘類に出汁などを合わせている。

  • 練習場でできる傾斜地の簡単攻略術

    鹿島田明宏の「脱」セオリーでスコアアップ!
    練習場でできる 傾斜地の簡単攻略術

    2013年6月22日号  

    ゴルフ練習場とゴルフコースの最大の違いは、アドレスしたときの足元が「平坦」であるかどうかです。コースはティーグラウンド以外、平らなところがほとんどありません。一見、平らなフェアウェイにも、微妙なアンジュレーション(起伏)がついています。

  • Androidはウィジェットを使おう

    デジビジ覚え書
    Androidはウィジェットを使おう

    2013年6月22日号  

    NTTドコモからキャリアを変えたくないからiPhoneではなく、Androidを選んだ──よく聞く話だ。いまだにアプリの質ではiPhoneが大きく先行していて、Androidスマホを使っていると悔しい思いをすることも少なくない。

  • 酸味の「赤」と甘みの「赤」色を通じて味を区別する

    ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
    酸味の「赤」と甘みの「赤」 色を通じて味を区別する

    2013年6月22日号  

    海外出張中です。今回はパリ、ミラノ、コペンハーゲン、ニューヨークを10日間で回るというものですが、この時期にしては涼しく、世界の猛者どもの“体臭”がまだ感じられません。逆に言うと、彼らの体臭が漂いだすと夏の訪れを予感させるという、いわば「季語」です。なぜかフランスやイタリアといった国は特に強烈です。

  • 猪瀬都知事の発想

    フロンティアの横顔
    猪瀬都知事の発想

    2013年6月22日号  

    数年前、シンガポールで感じたことがある。東京23区ほどの広さしかない小さな国が、外資系企業誘致のため、ありとあらゆる手だてを講じていたのを見るにつけ、東京の世界におけるハブ機能がかすんで見えた。そうした東京の起死回生を図ろうと猪瀬直樹・東京都知事が先日、打ち上げた「アジアヘッドクオーター構想」が面白い。その中身は、東京の標準時間を2時間前倒しするというものだ。

  • 3~4歳幼くなっているプロ野球選手の精神年齢

    采配【第二幕】
    3~4歳幼くなっている プロ野球選手の精神年齢

    2013年6月22日号  

    十数年前、なかなかのストレートに加え、鋭いスライダーを投げる、ある新人投手がデビューした。「巨人の松井秀喜だって、あのスライダーは打てないよな」私はそう思っていたが、新人王にも輝いたその投手は、下位打線には自分の武器を生かした投球を見せる。だが、中軸打者に対しては決め球にスライダーを使わず、いつもストレートを痛打されていた。自分のスライダーの威力を理解していなかったのだ。プロの世界で、これほど不幸なことはない。

  • 【武藤山治「温情主義」の本質】階級構成者の変化が生む社会のダイナミズム

    週刊ダイヤ 日本経済100年
    【武藤山治「温情主義」の本質】 階級構成者の変化が生む 社会のダイナミズム

    2013年6月22日号  

    第1次世界大戦後、世界的に大きな問題の一つとして浮上してきたものに労働問題があった。日本も、1919年に設立された国際労働機関(ILO)に政府代表、資本家代表、労働者代表を送り、討議に参加した。資本家代表として参加した鐘淵紡績社長の武藤山治は、この時期からしばしば「ダイヤモンド」に論文を寄稿したり、インタビューに答えたりする回数が増えている。武藤山治といえば、「温情主義」「経営家族主義」を唱えた経営者として有名であるが、主張された内容はそう単純なものではなかった。

  • カタストロフィ(第70回)

    連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
    カタストロフィ(第70回)

    2013年6月22日号  

    ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!

  • 国益に直結する安倍の健康管理不安視される過密スケジュール

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    国益に直結する安倍の健康管理 不安視される過密スケジュール

    2013年6月15日号  

    首相官邸の中で、首相の安倍晋三の過密スケジュールを心配する声が上がっている。6月1日から3日間の日程で開かれた第5回アフリカ開発会議(TICAD)で議長を務めた安倍は、約40人のアフリカ諸国の首脳とのマラソン会談をこなした。さすがに官房長官の菅義偉もまずいと思ったのだろう。5月30日の記者会見で懸念を表明した。

  • 中国に利用され国益を損ねた野中広務氏の不明瞭な発言

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    中国に利用され国益を損ねた 野中広務氏の不明瞭な発言

    2013年6月15日号  

    野中広務元自民党幹事長が北京を訪れ、六月三日、中国共産党政治局常務委員の劉雲山氏と会談した。その席で、野中氏は、「尖閣諸島の棚上げは日中共通認識だった。日中国交正常化交渉の際、当時の田中角栄首相と中国の周恩来首相の間で棚上げの合意があったという趣旨の話を、田中氏から後に聞いた」と伝えたそうだ。野中発言は中国の思惑にぴったり沿うもので、中国メディアが大きく報道したのも当然だ。私は氏の発言を知って、思わず慰安婦問題を連想した。

  • 投機に翻弄される日本経済と金融市場

    野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
    投機に翻弄される 日本経済と金融市場

    2013年6月15日号  

    4月4日の新金融政策発表の直後、株式市場は歓迎し、株価は上昇した。ただし、債券市場は乱高下した。5月になってからの金融市場で、二つの重要な異変が生じた。第1は、長期金利が高騰したことだ。常識的に考えれば、金融緩和の目的は金利を低下させることだから、これは、一見すると不思議な現象だ。第2は、株価が5月23日に暴落したことである。その後、本稿執筆時点までの間、株価は大きく変動している。

  • カタストロフィ(第69回)

    連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
    カタストロフィ(第69回)

    2013年6月15日号  

    ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!

  • 手の位置を逆にした「クロスハンド」で球を打ってみよう!

    鹿島田明宏の「脱」セオリーでスコアアップ!
    手の位置を逆にした「クロスハンド」で球を打ってみよう!

    2013年6月15日号  

    今回から「スコアアップ」編がスタートします。苦手分野の克服法やコース攻略術を正しくマスターして、ベストスコアの更新を実現しましょう。コース上では、飛ばすだけでなく、狙ったところにボールを運ぶという正確性が求められます。そこでショットの曲がりに悩んでいる人は、次のようなドリルでミスヒットの原因を取り除き、正確性を高めていきましょう。

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記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…