記事一覧:連載4635件
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
呉氏の韓国入国拒否事件 背景に内戦と情報戦あり
2013年8月17日号呉善花氏が韓国入国を拒否された事件は、「産経新聞」が一面トップで報じるなど、日本では大きく扱われた。拒否の理由は不明だが、彼女の韓国批判が原因であるのはほぼ間違いないだろう。呉氏は一五年前に日本国籍を取得した。元韓国国民による祖国に対する批判は許せないという感情が、韓国内にあるのは確かだ。しかしそれが入国拒否という政府の行動につながっていくのは常識では考えられない。彼女が語ったように、これは言論の自由への挑戦であるとともに韓国の文明度をおとしめるだけのことだ。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
日中首脳会談の開催に薄日 障害は安倍の靖国神社参拝
2013年8月17日号袋小路に入り込んでいた対中国外交が本格的に動きだすのか──。首相の安倍晋三は27日、訪問先のマニラで行った記者会見で大きくかじを切った。「日中関係は最も重要な2国間関係の一つで、外交当局間の対話を進めるよう指示している。条件をつけることなく、なるべく早く外相、首脳レベルの会合を持ちたい」
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カラダご医見番 ライフスタイル編
その場しのぎは裏目に出る 食育は体系的に、が効果的
2013年8月17日号食生活の乱れが生活習慣病につながる──現代日本の常識だが、身についた食習慣を変えることは難しい。そこで子ども時代に健全な食行動を身につけるべく、家庭での「食育」が注目されている。しかし、自分自身の食生活すら改善できないのに、子どもに何と言えばいいのだろう。先月、この悩みに応える研究報告が米国の心理学専門誌に載った。
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連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
ジョーカー(第77回)
2013年8月17日号ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!
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週刊ダイヤ 日本経済100年
【二・二六事件】 軍国主義国家の先鞭をつけた クーデター未遂事件
2013年8月17日号未明からの雪が降り積もった1936年2月26日、帝都東京で天皇親政による国家改造を目指す陸軍皇道派青年将校らによるクーデター未遂事件が起こった。「昭和維新」断行を目的とした決起であったが、29日、天皇は彼らの討伐を命じ、反乱はあっけなく鎮圧された。しかし、この事件で高橋是清蔵相や斎藤実内大臣らが命を奪われ、陸軍内部では合法的手段で国防の強化を目指す東条英機らの統制派が実権を握った。事件後成立した廣田弘毅内閣では、陸海軍大臣に現役武官を充てねばならない制度が復活。日独防共協定が締結され、単に武力だけでなくあらゆる活動を国防面から再組織する「広義国防国家」建設のための経済統制を強めるなど、軍国主義国家の先鞭をつけることとなった。
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鹿島田明宏の「脱」セオリーでスコアアップ!
アプローチは胸の面を正面に向けて振ればピタッと寄る!
2013年8月17日号アプローチで「突然、シャンクやトップが出る」「方向性が安定せず、打球も高く上がらない」という人は、ダウンスウィングで体が早く開いて、頭が目標方向に突っ込んでいる可能性があります。
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最強一皿図鑑
とろんと涼味の夏野菜
2013年8月17日号暮れなずむ空の下、築地場外市場の区画から築地4丁目交差点を挟んで斜向かいの裏道へ。まだ真新しさの残る、木目の肌合いを活かした粋な意匠のお店が、「おかみ丼々 和田」。両翼4席ずつのL字カウンターに腰を据えます。
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デジビジ覚え書
パソコンとスマホでファイルをやりとり
2013年8月17日号今回はアンドロイドスマホとパソコンの間でファイルをやりとりするのに便利なアプリを紹介しよう。スマホで撮影した写真を印刷したいなら、パソコンにファイルを転送するのが手っ取り早い。逆にパソコンで作った仕事の書類を出先で見たいこともあるだろう。オンラインストレージを使う方法もあるのだが、ちょっと面倒だし転送時間もかかる。
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ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
アイデアの「整腸薬」は 日常に潜んでいる
2013年8月17日号外出時は常に「正露丸糖衣A」と「ストッパ」をダブルで持ち歩くほど、相変わらず腸弱な私です。連日の真夏日で冷たい飲み物が増えたせいもあって、いっそうお腹がデリケートになっています。お尻が昨今多発している「ゲリラ豪雨」のようです。
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フロンティアの横顔
痛みがわかる日系人アンカー
2013年8月17日号日本の農業の国際化が他国と比較して後れを取ったのと同様に、日本の映像メディアの国際化も遅れている。そうこうしているうちに、アジア諸国の映像メディア・コンテンツも日増しに成熟度を高めつつある。「映像メディアの質における日本とアジア諸国の差はどんどん縮まってきている」と分析するのは、ダルトン・田野中氏。ハワイ、日本、香港、インドネシアなどのいずれも大手テレビ局でアンカーを務めたハワイ出身の日系3世である。
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采配【第二幕】
指導者受難の時代に 認められる上司になる法
2013年8月17日号スポーツの世界には「指導者の言うことは絶対」という不文律があった。指導者に対しては「はい」という答えしか許されず、鉄拳制裁も教育の一つだと考えられていた。そんな時代が過ぎ去ったことは、最近のスポーツ界を取り巻く話題が示す通りだが、今度は指導者にとって受難ともいえる時代になってきたようである。若い選手が指導者を値踏みするのだ。「俺の言うことはすべて正しい」という根拠のない指導には聞く耳を持たず、指導者が選手時代からどんな実績を残しているかを重視する。私自身にも経験がある。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
新たな質的ねじれの解消 公明党に期待される役割
2013年8月3日号安倍自民党の圧勝に終わった参議院議員選挙を振り返ると、いろいろなことが見えてくる。NHKをはじめ各テレビ局が主催した党首討論会では、自民党対その他の政党という構図の中で、自民党が孤立しているかに思えた。原子力発電、集団的自衛権の行使、憲法改正などを例に取れば、公明党および野党にニュアンスの違いはあってもほぼ反対一色で、安倍晋三首相一人がその他の党首を相手に闘っているという風情だった。自民圧勝という結論は、メディアが報ずるこの雰囲気が世論の実態と大きく乖離していたことをあらためて感じさせた。国民が考え、感じている方向に沿って、事前の党首討論のあり方をもっと充実させる方法はないのだろうか。そうすれば議論は深まり、国民にとって考える材料を提供できるはずだ。政策論争のあり方にひと工夫もふた工夫も凝らす責任がメディアにあると思うことしきりである。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
政府支出に依存する 従来型の景気回復
2013年8月3日号日本銀行は、7月11日の金融政策決定会合で、景気の基調判断を「緩やかに回復しつつある」とした。会合後の公表文では、景気の基調判断を前月の「持ち直している」から1段階引き上げた。個別項目では、生産を「緩やかに増加している」、輸出を「持ち直している」へそれぞれ上方修正した。設備投資も「持ち直しに向かう動きもみられている」へ引き上げた。黒田東彦総裁は、会合後の記者会見でも、国内景気は「緩やかに回復しつつある」との見方を繰り返した。基調判断を引き上げた理由は、国内景気が底堅く推移し、輸出が持ち直している中で、「所得から支出への前向きな循環メカニズムが働いている」ことだとした。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
消費増税めぐりゴング鳴った 安倍と麻生の静かなバトル
2013年8月3日号参議院選挙は予想通り自民党の大勝に終わった。首相の安倍晋三は悲願の衆参ねじれ解消を実現させた。開票が進行中の21日夜、自民党本部に現れた安倍の表情は、これまでに見たこともないほど晴れやかだった。翌日の記者会見でも、安倍は胸を張った。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
「王の病気」の原因は? 痛風リスクは遺伝子診断で
2013年8月3日号欧米では「Disease of Kings(王の病気)」と呼ばれる痛風。美食ゆえのぜいたく病とやゆされてきたのだが、どうも遺伝的な影響が大きい疾患らしい、ということがわかってきた。
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連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
カタストロフィ(第76回)
2013年8月3日号ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!
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週刊ダイヤ 日本経済100年
【後期高橋財政】 金融政策が中心だった 「高橋財政」の実像
2013年8月3日号金再禁止とインフレ政策(現代でいうところのリフレ政策)の成功によって、1933~34年に日本経済は戦前で最も好調といえる時期を迎えていた。しかし、1934年に起こった「帝人事件」によって斎藤実内閣は崩壊し、高橋是清大蔵大臣もその職を辞した(帝人事件はその後、政府関係者を含む全員が無罪となり、「検察ファッショ」と批判された)。
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デジビジ覚え書
スマホのバッテリーを長持ちさせる
2013年8月3日号今回は、アンドロイドスマホのバッテリーを長持ちさせるアプリを紹介する。アプリを入れることによって、バッテリーの容量が増えるわけではないので、早い話が節電できるわけだ。特にちょっと古いスマホを使っていて、バッテリーの持ちが悪いと嘆いている方におすすめだ。節電系アプリは数多いが、高機能ながらわかりやすい「Du節電」(アイコンは点心節電となる)を使ってみるとよいだろう。
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鹿島田明宏の「脱」セオリーでスコアアップ!
アプローチが苦手な人は体の回転スピードを一定にしよう!
2013年8月3日号アプローチが苦手で、ダフリやトップのミスを繰り返してしまうという人には、二つの悪い癖があります。一つは、ボールに当てようとする意識が強過ぎて、クラブを手先で動かしてしまうこと。もう一つは、インパクトで体の回転を止めてしまうことです。いずれもスウィングの再現性が低くなるので、ミート率が悪くなります。
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最強一皿図鑑
肉も魚も野菜も楽しむ
2013年8月3日号滑らかで光沢のある団子の上に色鮮やかなラディッシュの千切り。中に何が隠されているか、その見た目からは予想がつかない。ほのかな生姜の香りが食欲をそそる。中に詰まっていたのはソラ豆、うぐいす豆、豚のひき肉、カレー、おぼろ、エビ、ジャガイモ。スプーンを入れるごとに、これらの具材が入り混じって微妙に味が変化していく。