記事一覧:連載4635件
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フロンティアの横顔
LINEが描く未来
2013年9月14日号アジア発のIT企業が世界で成功した例は未だかつてない。しかし、そんな現状を覆しつつあるのが、コミュニケーションツール「LINE」だ。今や世界でのユーザー数が2億3000万人を誇るほどの巨大プラットフォームである。
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采配【第二幕】
選手の話をじっと聞き 外に漏らさない名コーチ
2013年9月14日号最近、「落合さんが監督だったころ、チームではこんなことがありましたね」と昔話(といっても数年前の話だが)を向けられ、私の知らない内容だったことが何度かある。選手と指導者、また選手間のちょっとしたトラブルなど、時がたてば笑い話になるレベルのものばかり故、おそらく森繁和ヘッドコーチ(当時)が「こんな話まで監督の耳に入れる必要はない」と判断し、解決してくれたのだと思う。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
消費増税延期より 電気料金抑制が重要
2013年9月7日号円安によって輸出関連企業の利益が増加している。2013年4~6月期決算で、円安による利益増は、自動車産業大手7社で5000億円を超えた。上場企業全体の経常利益は、前年同期に比べて42%増加した。自動車産業の計数は四半期のものなので、年間ベースでは約2兆円ということになる。また、東京証券取引所の上場企業(市場第1部・2部・マザーズ合計、連結、全産業)の経常利益は、13年3月期決算で23.5兆円だ。したがって、その42%は、ほぼ9.9兆円になる。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
異例の予算編成で演じられる 「族議員ごっこ」は空騒ぎか
2013年9月7日号「テレビカメラが入り、インタビューを受けるとなれば、仕方がないかもしれない」(政府高官)──。 8月最後の1週間。東京・永田町の自民党本部は久しぶりに国会議員と各種団体の陳情者でごった返した。昨年末に政権与党に復帰してから初めて翌年度の予算編成をめぐる概算要求を迎えたからだ。
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連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
ジョーカー(第80回)
2013年9月7日号ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
【1000回記念拡大版】 前を見つめる次元に立った日本 自らへの信頼が国力の基礎である
2013年9月7日号自民党が政権を取り戻して半年余り、私は、「外交にも物理的原則が働く」と喝破した清澤洌の言葉をかみ締めている。外交は「厳にその国の実力の線に沿う」のであり、国の実力とはその国の総合力と同義である。客観的に測れる経済力や軍事力とともに、数量では表現できない国民の良識や気概、勇気や信念の固さを含めた日本の力を、考えるべきときだと思う。
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週刊ダイヤ 日本経済100年
【「ダイヤモンド」再刊】 巻頭で新しい進み方を表明 誌面作りに図解を導入
2013年9月7日号敗戦から2カ月半後の1945年11月1日、ダイヤモンドは5カ月の休刊を経て再刊された。「復興号」と題されたこの号は、わずか26ページ。しかし、表紙に印刷された会長・石山賢吉の「再刊の辞」には、敗戦を経験した日本がこれから「諸事新発足」をするため、雑誌も「新構想の下に新しい進み方」をしなければならないとの前向きの決意が述べられていた。
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新浪剛史の悩み抜く力
慈心を学べば仕事にもプラス まずは半日休暇から始めよう
2013年9月7日号こんにちは、新浪です。ビジネスで大切なことは、気力と体力。本連載では、働く日々の中で感じる悩みや課題について皆さんと一緒に考え、ポジティブに仕事と向き合える解決策を探っていきたいと思います。
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鹿島田明宏の「脱」セオリーでスコアアップ!
パットはストロークと ボールのスピードをそろえよう!
2013年9月7日号パットには「左右対称にストロークする」というセオリーがあります。テークバックとフォローの大きさ(振り幅)を同じにすることで、安定したストロークをつくる、というものです。ところが、左右対称の形を意識するあまり、次のようなミスを招いている人が多くいます。一つはフォローを無理に大きくしようとして、体が左にスウェーしてしまう(目標方向に流れる)。もう一つは「ボールを打つ」という本来の目的がおろそかになり、ストロークのスピード、もしくはインパクトの強さがばらばらになってしまうことです。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
良い幸福、悪い幸福!? 幸せの質でゲノムに変異
2013年9月7日号幸福を感じているときは心身共に健康──だが、幸せの「質」の違いが遺伝子レベルで免疫系に影響するらしい。米科学アカデミーの機関誌に掲載された調査研究から。同研究は、長年ヒトの感情とゲノムとの関連を調べてきた米ノースカロライナ大学の研究者らによるもの。80人(35~64歳)の男女に協力してもらい、専門の質問表で「hedonic(自己の欲に基づく快楽的幸福)」と「eudaimonic(より深い認知や人生の意味と関わる幸福)」を感じている度合いを査定。回答後、被験者の身体検査と生活習慣、既往歴などを調べ、血液を採取した。
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最強一皿図鑑
羽根もつまみになる餃子
2013年9月7日号餃子の激戦区、東京・阿佐谷の中でも異彩を放つのが「餃子坊 豚八戒」。5種類ほどある餃子の一番人気は「華餃子」だろう。
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デジビジ覚え書
老眼対策アプリで眼鏡いらず
2013年9月7日号老眼などで視力が落ちた人におすすめのアプリを2本紹介しよう。「でか文字スコープ」(iPhone)は、虫眼鏡の役目をする無料アプリだ。
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ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
「捨てる」文化の日本に 必要な「リデザイン」
2013年9月7日号ゼロからアイデアを考えるのもデザインですが、すでに存在するものにアイデアを付加することも、立派なデザインです。デザインリテラシーの低い地域では、これを「盗作」と誤解してしまうこともあるようですが(さらにリテラシーが低い地域では、パクること自体が日常的なのでそんな議論も巻き起こりませんが……)、欧米では「リデザイン」という名称で市民権を得ています。
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フロンティアの横顔
変わる映画の世界
2013年9月7日号1960年に日本全国の映画館のスクリーン数は7457でピークを打ち、93年には1734まで減少して最低を記録した。その後、盛り返して3290まで増加したが、「すでに飽和状態」と話すのは、東映の岡田裕介社長だ。
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采配【第二幕】
強くなるチームに必要な 選手より練習するコーチ
2013年9月7日号監督に就任直後の秋季キャンプでのことだ。ある日の打撃練習で、私は打撃投手に1人30分ずつ投げさせるように指示したが、練習を見ていると15分で交代する者がいることに気づいた。その理由を打撃コーチに問うと、こう返してきた。「個々の疲労度から判断しました」。 打撃投手というのは、文字通り毎日のように打撃練習の際に投げる専門職だ。大半が元現役投手だから、自分の得意分野を生かせる恵まれた仕事だという人もいる。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
根本において動物である 人間の生後3年間に必要な安心感
2013年8月31日号六年前に創設したシンクタンク「国家基本問題研究所」でこの秋、教育問題委員会を明星大学教授の髙橋史朗氏を迎えて設置することになった。教育は長年考えていたテーマの一つだ。だが教育ほど幅広く、奥深い課題はない。大学以上の専門的な知的分野、中学高校を中心とする分野、基本としての小学校、根源的に重要な部分としての家庭教育などがある。いずれも重要性において優劣つけ難い。けれどあえて言えば、日本の教育の最も深刻な問題は家庭教育における失敗ではないかと思えてならない。私たちは長く、人間の生きる力、その力強さを、子どもたちの中から引き出すことに失敗してきたのではないか。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
長期的GDP成長の核は 消費支出の順調な増加
2013年8月31日号内閣府が発表した4~6月期のGDP速報によると、同期の実質GDP(季節調整済み)の対前期比は、0.6%(年率換算2.6%)となった。この値は、1~3月期の0.9%(年率3.8%)より低い。4月に日本銀行が異次元金融緩和措置を導入し、これによって経済が好転しつつあるとの見方が多かった。しかし、実際にはそうなっていない。民間調査機関による事前の予測では、年率3%台後半が多かったが、それは裏切られた。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
夏休み明けの安倍にのしかかる 汚染水処理と廃炉という難問
2013年8月31日号「気分転換もできたし、すっかり体のコンディションも整った」首相の安倍晋三は20日夕、10日間にわたる夏休みを終えてこう語った。早くも24日には中東3カ国(カタール、バーレーン、クウェート)とアフリカのジブチ歴訪に向けて出発した。側近によると、安倍の最大のストレス解消法がゴルフだ。夏休み中に安倍は難コースで知られる山梨県富士河口湖町の富士桜カントリー倶楽部などで6ラウンドをこなした。多いように思えるが、首相の夏休みの“記録”としては1992年の宮澤喜一の11ラウンドがある。
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連載小説 ハゲタカ4 『グリード』
ジョーカー(第79回)
2013年8月31日号ベストセラー『ハゲタカ』のシリーズ4作目。作家・真山仁が金融業界の裏側を赤裸々に描き、人間の強欲「グリード」の本質に迫る!
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週刊ダイヤ 日本経済100年
【戦争中のダイヤモンドと言論統制】 検閲と紙の配給統制で 困難を極めた雑誌出版
2013年8月31日号太平洋戦争開戦直前の「ダイヤモンド」の論調は、近衛文麿らが主唱した「新体制運動」を支持するものであり、1940年9月11日号には、「皇国は、国内の新体制建設を声明し、あらゆる制度・機構を改革して、(中略)世界新秩序の形成者たる自覚へ進まんとしてゐるのであります。かゝる際、経済界並に経済言論界も独り従来の行き方を許されるものでなく、一切を挙げて国家に奉仕し国策に協力し、以て国家目的の一日も早き実現へ進まねばなりません」とした「声明」を掲載した。