記事一覧:連載4635

  • 消費増税で財務省に完勝の安倍10%には早くも先送りを示唆

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    消費増税で財務省に完勝の安倍 10%には早くも先送りを示唆

    2013年10月12日号  

    「最後の最後まで考え抜いた」。首相の安倍晋三は10月1日夕、消費税率を来年4月1日から法律通り、現行の5%から8%に引き上げることを表明した。消費増税をめぐる安倍と財務省の攻防の第1ラウンドは、安倍が財務省を力でねじ伏せる形で決着した。安倍は増税と引き換えに「経済対策」の要求を財務省に突きつけた。安倍の迫力に気おされた財務省はほぼ「満額回答」をせざるを得ないところに追い込まれた。とりわけ、最終場面で登場した東日本大震災の復興特別法人税の廃止1年前倒しは全くの想定外だった。舞台裏の暗闘はほぼ半年にわたって繰り広げられた──。

  • 住宅が支えた景気はすでに終わりつつある

    野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
    住宅が支えた景気は すでに終わりつつある

    2013年10月12日号  

    不動産市場は活況を続けている。東京都や愛知県などで、住宅地と商業地の地価が5年ぶりに上昇に転じた。さらに、オリンピックで建設ブームが到来すると期待する向きもある。では、地価上昇の時代が再び日本に来るのだろうか?まず最初に企業の業績を見ると、ここ数年、全般的には停滞が続く中で、不動産業の好調が続いてきた。

  • 五輪招致交渉の強固な相手は宮内庁と「朝日新聞」だった

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    五輪招致交渉の強固な相手は 宮内庁と「朝日新聞」だった

    2013年10月12日号  

    九月二六日、私の出演しているインターネットテレビ番組に下村博文文部科学大臣を招き、オリンピック・パラリンピック招致の苦労話などを聞いた。招致の成功は日本が、ご皇室、首相、選手を含む「オール・ジャパン」の総力戦で臨んだ成果だった。その中で、気にかかったのが宮内庁の対応であり、「朝日新聞」の社説だった。両者共に高円宮妃久子さまがブエノスアイレスでの国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席なさることへの反対論を展開した。

  • 高い球、低い球はスタンス幅とボール位置で打ち分ける

    鹿島田明宏の「脱」セオリーでスコアアップ!
    高い球、低い球はスタンス幅とボール位置で打ち分ける

    2013年10月12日号  

    コースマネジメントとして、打ち上げのホールやフォローの風のときなどは「高い球」、打ち下ろしのホールやアゲンストの風のときなどは「低い球」が武器になります。今回はその打ち分け術をレッスンしましょう。

  • 【「もはや『戦後』ではない」】国民経済生活の目線から歴史的な経済白書に苦言

    週刊ダイヤ 日本経済100年
    【「もはや『戦後』ではない」】 国民経済生活の目線から 歴史的な経済白書に苦言

    2013年10月12日号  

    1956年7月に発表された経済企画庁の年次経済報告(いわゆる「経済白書」、2001年の省庁再編以降は内閣府が「年次経済財政報告」として発表)は、官庁エコノミストであった後藤誉之助が執筆の指揮を執り、その名文句「もはや『戦後』ではない」のフレーズで歴史に名を刻んでいる。

  • 果物ジュースはかえって裏目!?糖尿病予防なら丸ごと果物

    カラダご医見番 ライフスタイル編
    果物ジュースはかえって裏目!? 糖尿病予防なら丸ごと果物

    2013年10月12日号  

    野菜と果物は体によいが、食べるのが面倒──なので果汁飲料を愛用する諸兄も多いだろう。ところが、これが裏目に出るらしい。8月、英国の医学誌「BMJ(オンライン版)」に掲載された米ハーバード公衆衛生大学院の研究グループの報告から。

  • 無濾過の酒と土佐料理

    最強一皿図鑑
    無濾過の酒と土佐料理

    2013年10月12日号  

    大皿に盛りつけられた鰹は分厚く切り分けられ、炙った皮目の香ばしい香りと、断面の鮮やかな色彩が食欲をそそる。東京・池袋にある「樂旬堂 坐唯杏」は、長年にわたり土佐料理の店で働いてきた店主がこだわって作る本場の味が魅力の居酒屋。「鰹土佐たたき」は、いかにも男の料理という感じの豪快な盛りつけで、ボリューム満点だ。

  • ネタにもなる写真&ビデオアプリ

    デジビジ覚え書
    ネタにもなる写真&ビデオアプリ

    2013年10月12日号  

    今回は、とても楽しい写真・ビデオアプリを紹介する。写真アプリは、大変に人気の高いジャンルで、撮影した画像をフィルターで加工するものが主だ。色や明るさを変えたり、トイカメラ風の仕上がりを楽しむものもたくさん登場している。今回取り上げる「PIP Camera」なら、さらに極めつきの加工ができる。

  • 「仕事は一人ではできない」そう気づけば成長できます

    新浪剛史の悩み抜く力
    「仕事は一人ではできない」 そう気づけば成長できます

    2013年10月12日号  

    Nothing is too late ! 何につけ、遅過ぎるということはありません。やろうと思ったときが始め時。ですが、ただ突っ走るよりも、時には立ち止まって将来の絵を描く──実りあるビジネスマン人生を送るためには欠かせないことです。

  • 頑張るほど儲からない…悲しいデザイン事務所事情

    ネンドの鮮度「デザイン目線」タテヨコナナメ
    頑張るほど儲からない… 悲しいデザイン事務所事情

    2013年10月12日号  

    大学を出てからそのままデザイン事務所を始めて、約12年が経ちました。デザイン事務所がどのように運営されているかはあまり一般的に知られていませんが、大掛かりな設備投資や好立地の店舗などを構える必要がなく、基本的には依頼されたデザインをして、報酬を頂くという、なんとも単純な商売です。

  • 米国金融への警鐘

    フロンティアの横顔
    米国金融への警鐘

    2013年10月12日号  

    リーマンショックから5年が経ち、「米国経済は回復に向かいつつある」という見方がある。一方で、局所的なバブルを懸念し、「第二のリーマンショックの芽はまだ摘まれていない」との指摘も出ている。

  • 勝負事に勝つためには無用な刺激は避けるべし

    采配【第二幕】
    勝負事に勝つためには 無用な刺激は避けるべし

    2013年10月12日号  

    今から振り返ること3年前、2010年のセ・リーグは、中日ドラゴンズ、阪神タイガース、読売ジャイアンツが三つどもえの混戦でシーズン終盤になだれ込んだ。勝負の9月を迎えた時点で、首位の阪神から1.5ゲーム差で巨人、さらに1ゲーム差で中日が続いていた。

  • 泉田裕彦新潟県知事が展開する論は理解不能

    櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
    泉田裕彦新潟県知事が 展開する論は理解不能

    2013年10月5日号  

    東京電力福島第1原子力発電所(以下1F)の一連の事故を防ぐ第一歩が、早期にベント(排気)を行って水素爆発を防ぐことだった点について異論はないであろう。そのベントに関して、新潟県知事の泉田裕彦氏が展開する論は、正直言って訳がわからない。

  • 米国金融緩和終了で投機の時代は終わるか

    野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
    米国金融緩和終了で 投機の時代は終わるか

    2013年10月5日号  

    来年1月に任期満了を迎えるアメリカのFRB(連邦準備制度理事会)議長の後任人事が難航している。最有力候補だったローレンス・サマーズ元財務長官が指名を辞退し、本稿執筆時点では、その後の新しい人事提案はなされていない。この人事に世界中の注目が集まるのは、言うまでもなく、アメリカの金融緩和政策の行方に関係しているからだ。緩和政策に懐疑的と言われるサマーズが辞退したことを受けて、ニューヨーク市場では株価が一時は上昇した。

  • 敵なしの首相唯一の「死角」公明党は物言う与党を貫けるか

    後藤謙次 永田町ライヴ!
    敵なしの首相唯一の「死角」 公明党は物言う与党を貫けるか

    2013年10月5日号  

    灯台下暗しとはこのことだろう。向かうところ敵なしの首相、安倍晋三に「死角」が顔をのぞかせた。同じ与党の公明党との“神経戦”がエスカレートしてきたのだ。やや旧聞に属するが、夏の霞が関の省庁幹部人事で安倍と公明党の国土交通相、太田昭宏の間で火花が散ったことがあった。安倍は幹部人事のほとんどを官房長官の菅義偉に任せたが、いくつかのポストについては安倍自身が強くこだわった。その中の一つが海上保安庁長官ポストだ。

  • 次世代歩数計で健康を管理する

    デジビジ覚え書
    次世代歩数計で健康を管理する

    2013年10月5日号  

    最近徐々に話題になっている「アクティビティモニター」をご存じだろうか? 簡単に言うなら次世代の歩数計で、「活動量計」のことだ。歩数計が主に歩数を計測するのに対して、アクティビティモニターはさまざまな運動量を記録していけるのだ。さらに、最新のトレンドはスマホとの連動。スマホで情報を管理することで、歩数計より小さくて体に装着しやすいのがメリットだ。

  • 【創刊40年】世界42位の貧乏国・日本外交で米国援助を引き出す

    週刊ダイヤ 日本経済100年
    【創刊40年】 世界42位の貧乏国・日本 外交で米国援助を引き出す

    2013年10月5日号  

    「ダイヤモンド」は1953年5月、創刊40年を迎えた。「創刊四十周年記念特大号」と題された5月1日号の巻頭には、社屋の変遷写真と初代社長の石山賢吉から第2代阿部留太、第3代野崎龍七、そして現職社長(4代目)の加藤一の顔写真を掲載している。さらに「日本経済40年の歩み」と題して、日銀券の40年、生産活動の消長、産業構造の変遷などが、グラフなどを用いて示され、大正期から昭和戦前期まで右肩上がりの成長を遂げてきた日本経済が戦時の大きな落ち込みを経て、戦後、再び成長を開始している様子が一目でわかるようになっている。

  • 打ち下ろし、打ち上げホールのティーショット術

    鹿島田明宏の「脱」セオリーでスコアアップ!
    打ち下ろし、打ち上げホールのティーショット術

    2013年10月5日号  

    今回は、打ち下ろし、打ち上げのホールのティーショット攻略術です。アマチュアが思わぬミスをするのは、打ち下ろしのティーショットだと思います。ボールの落下地点を見ようとして、ターゲットへの目線を下げ過ぎてしまうことがその原因で、右肩がかぶった(前に出た)構えになるのです。インパクトでも上体が突っ込みやすく、チョロやヒッカケ、スライスなどあらゆるミスを招いてしまいます。

  • AGA治療薬で前立腺がん予防?ただし、高悪性度の病変は上昇

    カラダご医見番 ライフスタイル編
    AGA治療薬で前立腺がん予防? ただし、高悪性度の病変は上昇

    2013年10月5日号  

    医師処方の男性型脱毛症(AGA)治療薬の「フィナステリド」。男性ホルモンを、毛根を弱らせるジヒドロテストテロンへと変換する酵素の働きを阻害する薬だ。薄毛予防ばかりか前立腺がんの発症予防効果もあるらしい。この8月、英医学誌「NEJM」に延べ18年間にわたる対象の追跡調査の報告が載った。

  • 大ぶりレアのむっちり

    最強一皿図鑑
    大ぶりレアのむっちり

    2013年10月5日号  

    焼き鳥の旨い店、安い店はいくつかあるが、旨くて安い店といえば、東京・阿佐谷にある「鳥久」をお薦めしたい。特に、高級有名店にも負けないのが、「レバー」だ。大ぶりのレバーに、塩をしてレアに焼いたそれは、口にすると、むっちりとした弾力ときめの細かさに魅了される。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…