記事一覧:連載4635件
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Key Wordで世界を読む
holdout creditor(不同意債権者)
2014年8月23日号日本では米系ヘッジファンドは「短期利益ばかり追い求める」と批判されがちだ。13年ぶりの債務不履行(デフォルト)に追い込まれたアルゼンチンではその比ではない。政府から公然とハゲタカ(vulture)のレッテルを貼られ、「ヘッジファンド悪玉論」が渦巻いている。
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田島創志の「100ヤード以内」完全攻略!
とっても簡単! バンカーが うまくなる練習法
2014年8月23日号グリーンを囲んでいるバンカー、いわゆる「ガードバンカー」からのショットが大の苦手で、いつまでたっても上達しない、という人にお薦めの練習法があります。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
年寄りの冷や水? 中高年のヘッドバンギング
2014年8月23日号真夏のロックフェスも一巡し、往年のロック小僧たちも一息ついているだろうか。今年は年初からザ・ローリング・ストーンズをはじめロック界のレジェンドの来日が相次いだ。身過ぎ世過ぎに汲々としている若年層より、可処分所得に余裕がある中高年層をターゲットにしたエンターテインメントが盛り上がっているのは世界的傾向で、ついに世界五大医学誌の「ランセット」にまで「オヤジとロック」に関連する症例報告が掲載された。
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週刊ダイヤ 日本の経営100年
【製鉄合同による日本製鐵の発足】 狙いは戦時体制構築 満鉄、東電に次ぐ企業に
2014年8月23日号王子製紙、富士製紙、樺太工業の3製紙会社が合併して新王子製紙が誕生した翌年の1934年1月、さらなる大型合併が世間の耳目を集めた。官営製鉄所と輪西製鉄、釜石鉱山、三菱製鉄兼二浦製鉄所、九州製鋼、富士製鋼の民間5社との「製鉄合同」が実現し、日本製鐵が発足したのである。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
本塁打王バレンティンと意見交換 活躍外国人に共通の“ずる賢さ”
2014年8月23日号前回、外国人選手と接する上では、彼らの考えや文化を尊重することが大切と書いた。東京ヤクルトスワローズでうまく付き合うことができた外国人選手といえば、2013年にシーズン60本塁打でプロ野球記録を更新したウラディミール・バレンティン外野手になるだろうか。
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新浪剛史の悩み抜く力
会食も仕事の一つです 「学び」の姿勢でいきましょう
2014年8月23日号目上の方との会食となると、何を話していいのか分からない……気持ちは分かります。しかし、嫌なことでも全力を尽くして結果を出すのが、プロフェッショナルというもの。会食は苦手だ、などと言っている場合ではありません。若いころ、私は会食の予定が決まるとよく同席される目上の方について下調べをしました。その方の趣味や出身校、現在に至る経歴などです。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
スタグフレーションに 突入しつつある日本
2014年8月9日号政府は、経済財政諮問会議で、2014年度の実質GDP成長率を0.2ポイント引き下げ、1.2%に修正した。日本銀行も、7月の金融政策決定会合で、14年度の実質経済成長率の見通しを0.1ポイント引き下げ、1.0%とした。これらに先立ち、7月の月例経済報告は、基調判断を引き上げた。個人消費の落ち込みが和らいだからだという。しかし、以下に述べるような経済の実態を考えると、判断引き上げは信じられないことだ。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
どこか焦点がずれている 安倍政権の女性・少子化対策
2014年8月9日号安全保障・外交政策などでは安倍政権を高く評価するが、家族の捉え方、女性の役割の評価の仕方については、疑問を抱く。
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週刊ダイヤ 日本の経営100年
【3社による新王子製紙の誕生】 経営史に残る衝撃の合併 “大企業の時代”が到来
2014年8月9日号1933年5月、王子製紙、富士製紙、樺太工業の三大製紙会社は合併して、新たな王子製紙が発足した。この合併は、製紙産業史だけでなく日本の経営史全体にも大きな衝撃を与える出来事であった。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
軽視できない期限切れ鶏肉問題 日中間の最重要課題に急浮上
2014年8月9日号工場の床に落ちた肉片を拾って製造マシンに入れ直す従業員。青カビが付いたステーキ肉──。何ともおぞましい映像がテレビから流れる。中国の上海福喜食品で行われていた使用期限切れの鶏肉の出荷問題。このとんでもない映像が全世界に流れてから10日余がたつが、その余波は収まる気配がない。
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Key Wordで世界を読む
Putin Doctrine(プーチン・ドクトリン)
2014年8月9日号ブレジネフ・ドクトリン(Brezhnev Doctrine)からシナトラ・ドクトリン(Sinatra Doctrine)、そして今はプーチン・ドクトリン(Putin Doctrine)──。過去半世紀を見ると、旧ソ連・ロシア外交政策はこんな変遷をたどっている。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
「幸せ」より「感謝の心」 小利を捨て大利を得るには
2014年8月9日号国や宗教は違っても、人類が共通して尊んできたのは「感謝の心」だ。社会的な関係の潤滑油として発達してきたのだろうが、もっと個人的な行動に関係していることが解ってきた。米「サイコロジカル・サイエンス」誌に掲載された感謝の心と自制心についての試験結果から。
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田島創志の「100ヤード以内」完全攻略!
スウィング軌道を コントロールすれば 傾斜地が攻略できる
2014年8月9日号今回は、「爪先上がり」「爪先下がり」の傾斜地(斜面)の攻略術です。普段、スライスのミスが多い人でも、爪先上がりのアプローチになると、左に引っ掛けてしまうことがありませんか。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
「助っ人」選手の考えを尊重する 異文化コミュニケーションの鍵
2014年8月9日号プロ野球のチームには、外国人選手が在籍している。「助っ人」と呼ばれることも多いわけだが、彼らとのコミュニケーションには気を使うことが多かった。長年、チームを引っ張ってきた古田敦也監督が現役を引退し、高田繁監督(現横浜DeNAベイスターズ・ゼネラルマネジャー)となった2008年のこと。2月に沖縄県浦添市で行われた春季キャンプで、アダム・リグス内野手と言い合いになったことがあった。
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新浪剛史の悩み抜く力
サッカーもビジネスも根っこは同じ 徹底した「準備」なくして勝てません
2014年8月9日号ドイツ優勝で幕を閉じたサッカーW杯・ブラジル大会。ヨーロッパ勢の強さが印象に残りました。残念ながら、日本代表は1次リーグで敗退しましたが、予選を通過し出場したことはあっぱれです。何がいけなかったのか?
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
国際社会への理解深めるため 必要な比較文化史からの視点
2014年8月2日号「空気を読むな」「真珠湾攻撃は武士道にかなったものだった」「言うべきことは言わなければならない」ハッと胸に突き刺さる言葉で、平川◎弘(ひらかわ・すけひろ。◎は示に右)氏は日本人の覚醒を促す。氏の著書『日本人に生まれて、まあよかった』(新潮新書)は、比較文化史の大家が平易な表現で物した日本人のための教養の書である。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
撃墜事件で一変する日本外交 プーチンとは絶縁の可能性も
2014年8月2日号ウクライナで起きたマレーシア航空機撃墜事件が、首相の安倍晋三が掲げる「地球儀を俯瞰する外交」を揺さぶる。安倍は就任以来、ロシア大統領、プーチンとの個人的な信頼関係を背景に多国間外交で足場を固め、その延長線上に北方領土問題の決着を目指すという大きな戦略を描いてきた。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
異常な低金利から 日本は脱却できるか
2014年8月2日号FRB(アメリカ連邦準備制度理事会)が量的緩和政策の縮小を進めている。FOMC(連邦公開市場委員会)は、6月18日に、債券購入額を月350億ドルにする方針を発表した。これで5会合連続で100億ドルずつ縮小した。
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週刊ダイヤ 日本の経営100年
【大衆消費社会への離陸】 実は内需主導型だった 日本経済の成長パターン
2014年8月2日号このシリーズの第5回でも述べたように、日本経済は第1次世界大戦ごろから長期にわたる成長軌道に乗るようになった。昭和恐慌や第2次世界大戦の敗北による一時的な落ち込みはあったものの、1910年代から1980年代にかけて、わが国は経済成長率の点で主要な資本主義国の中でトップランナーであり続けた。
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Key Wordで世界を読む
substantially stretched valuations(大幅に割高な株価バリュエーション)
2014年8月2日号最高値更新を続けるニューヨーク株式相場を見て、米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長はバブルの発生(emergence of a stock-market bubble)を懸念したのだろうか。7月15~16日の議会証言(testimony)に合わせて議会へ提出した報告書の中で、株式市場についてこんな評価を示しているのだ。