記事一覧:Book Reviews オフタイムの楽しみ418件
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Book Reviews オフタイムの楽しみ
【スポーツ・ホビー】 大スターがいなくても強い スワローズ小川監督の必勝戦略
2012年9月22日号「東京ヤクルトスワローズの監督は誰だ?」と聞かれて、プロ野球ファンでも答えられない人がいるかもしれない。それほどこの監督は地味で、自らを主張することを好まない。監督に就任する際にも「チームカラー=監督の色」ではないと発言。
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【ファッション】 50年のデザイナー人生の集大成 格好いい男「タケ先生」の半生記
2012年9月15日号菊池武夫が自ら立ち上げたブランド「TAKEO KIKUCHI」に今秋から復帰。それを機に50年のデザイナー人生を集大成したのが『菊池武夫の本』。菊池の自伝は何度か発刊されたことがあるが、これまで触れられていなかった部分も掘り下げていて、資料的な価値も高い。
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【料理・食文化】 国賓から彼女、患者まで 食卓でもてなす術とは?
2012年9月8日号『饗宴外交 ワインと料理で世界はまわる』の著者、西川恵は、前著『エリゼ宮の食卓』で、フランス政府が外国の賓客をエリゼ宮での晩餐会に招き、料理の内容やワインの種類によって格付けし、美食饗宴外交を展開してきたことを明かしたジャーナリストである。
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【伝統芸能・文化】 物語を語り仏を供養する 大震災が突きつける怪談の本質
2012年9月1日号夏も終わりに近づくこの時期、目が離せないのは東京ドームシティ アトラクションズ。楳図かずおのオリジナルお化け屋敷や、靴を脱いで体験する「足刈りの家」など、斬新なお化け屋敷が客を驚かせてきた。これらのアトラクションをプロデュースした五味弘文氏が、『お化け屋敷になぜ人は並ぶのか』で集客の極意を明かしている。
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【ミステリー】 読み始めたらやめられない YA(ヤングアダルト)ファンタジー『心のナイフ』
2012年8月25日号首藤瓜於『大幽霊烏賊 名探偵面鏡真澄』は、昭和初期の精神科病院を舞台にしたミステリーで、隔離された患者は何者なのかというシンプルな謎をめぐって展開する。同時に古風な雰囲気を持つが、とはいってもおどろおどろしくはない。この点が読みやすい。
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【映画(DVD)】 高速・多機能がうたい文句 最新の改良作品の見どころ
2012年8月18日号われわれの身の回りにアッと驚く新発明はもう少なくなった。大部分は【改良品】で、ケータイ、PC皆そうだ。映画・テレビなどの映像作品も同じで、一つ発明があるとそれを繰り返し改良して多数の製品を作り出すのが現代のシステムだ。
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【コミック】 今コミックでぜひ読みたい 古き時代の日本人の肖像
2012年8月4日号幻の『のらくろ』が復活した。『のらくろ』といえば、戦前の日本の漫画界での最大のヒット作であり、戦後も広い世代の人気を集めた国民的作品だ。とぼけた味わいのギャグコメディとして人気があったが、41年に内務省の戦時規制により連載が終了している。
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【科学読み物】 温暖化、宇宙人、魚類で読む 生命を宿した奇跡の星「地球」
2012年7月28日号ブラジルのリオデジャネイロで「地球サミット」が開かれたのは1992年6月。地球温暖化防止への取り組みは、この国連会議から始まった。『「地球温暖化」神話』は、過去20年間の対応は無意味だったと批判する。温暖化懐疑派の1冊だ。
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【子育て・教育】 子どもは自分の人生を生きる 大人は信じて支援しよう
2012年7月21日号世界を驚かせた“はやぶさ”の帰還。その独創的なプロジェクトのマネジャーでJAXA(宇宙航空研究開発機構)の教授である川口淳一郎氏が著した『「はやぶさ」式子育て法』は、子育てや教育を真剣に考える人たちに極めて豊かな示唆を与えてくれる。
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【音楽・演劇・演芸】 時代を超えて衝撃を与える ロックアーティスト
2012年7月14日号かつてオリコンが実施した「最も衝撃を与えた“伝説”と呼べるロックアーティストは?」というアンケートで、第1位に選ばれたのは尾崎豊であった。26歳での若過ぎる死から20年が経過するが、尾崎豊は今も幅広い年齢層のファンを魅了し続けている。
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【健康・医療】 うつ病治療・精神科診療は 根本的な診療改革時代到来!
2012年7月7日号“薬漬け医療”という言葉が以前からよく使われてきた。生活習慣病を発症する50代、60代の人々となると、健康そうに見える人でも1日に10錠程度の薬を服用しているのはザラである。
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【旅行・乗り物】 鉄道を見直し、応援しよう 世界の流れは鉄道回帰
2012年6月30日号新幹線の延伸が話題になる一方で、地方のローカル線が次々と廃止になる現状。鉄道先進国だ、鉄道ブームだといわれながらも、実際には苦境にあえぐ鉄道が多いのが、わが国の現状だ。
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【映画(DVD)】 頑張り目立つ米国娯楽映画 一貫した個性が面白さの理由
2012年6月23日号あまり知られてないが、映画の娯楽部門は最近かなり頑張っている。特に米国映画のシリーズものがえらい。
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【スポーツ・ホビー】 将棋名人は奇人・変人・超人 痛快な勝負師たちの横顔
2012年6月16日号『将棋名人血風録』を手にしたのは、第70期名人戦の真っただ中だった。名人誕生400年目を飾る今回は、羽生善治からタイトルを奪った森内俊之に再び羽生が挑むリベンジ戦。本書で2人の棋風や人柄を知ると、将棋中継も、この上なく楽しいものになる。
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【ファッション】 男の装いに軸を通すには 戦いの歴史をたどるのも妙手
2012年6月9日号スーツもそのルーツは軍服にあると説く『図説 軍服の歴史5000年』。街語りの達人、泉麻人が今様の言葉でナビゲートした『東京考現学図鑑』。銀座最古のテーラー、高橋洋服店の3代目店主、高橋純が著した『「黒」は日本の常識、世界の非常識』。
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【料理・食文化】 最高峰の飲食の現場に 情熱溢れる料理の達人あり
2012年6月2日号古代ギリシャ人の食生活を解き明かしてゆく『食べるギリシア人』、料理界のベテランシェフたちに、生い立ちから料理の第一線で働けるようになったところまでをつづる『料理の旅人』、旅人を迎え入れて宿に泊めるということは何なのかを語る『俵屋相伝』をご紹介。
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【伝統芸能・文化】 信用こそビジネスで最も大切 西鶴に見る江戸のお金と仕事観
2012年5月26日号私は『世渡り 万(よろづ)の智慧袋』で、江戸時代の人のお金と仕事観を伝えたかった。『森林の江戸学』は、日本が森林崩壊の危機にあった江戸時代に、育林に転じたことがわかる本である。経済とは何の関係もないが『股間若衆』とは何とも気になる題名だ。
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【ミステリー】 感涙のラストまで一気読み 愛する者を守る兄弟の物語
2012年5月19日号翻訳ミステリーは、マイクル・コナリー『真鍮の評決』から。今年度のおそらくはベスト1と思われるのが、ジョン・ハート『アイアン・ハウス』。日本作家は、上田早夕里『ブラック・アゲート』。
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【DVD(映画)】 表情の細部を作り込む ビジュアル、映画の勝利
2012年5月12日号なんとモノクロ&サイレントの『アーティスト』がアカデミー作品賞に輝いた(DVD未発売)。VFXや3Dにうつつを抜かしていないで映画の原点に返れ、ということだろうが、今度は芸術かぶれの流行が心配だ(ノミネート作品の『ツリー・オブ・ライフ』がいい例)。娯楽作が欲しい。
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【コミック】 快作? 怪作? 規格はずれの むちゃぶりコミックスたち
2012年5月5日号漫画というのは、作者のアイデア次第で思い切った試みが可能なメディアだが、実際にはそうそうむちゃな作品は現れない。今回は、そんな現実のハードルを越えて、日の当たるところに登場してきた規格はずれの新刊を3作紹介しよう。