記事一覧:Book Reviews オフタイムの楽しみ418件
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Book Reviews オフタイムの楽しみ
【旅行・乗り物】 東京駅、SL、ねこに特化 分野を極めた鉄道本3冊
2020年2月8日号東京駅に魅せられたわが国唯一の東京駅フォトグラファー、佐々木直樹氏がまとめた最新作『東京駅の扉』。副題にもあるように東京駅の設計者辰野金吾没後100年を期してささげる31のエッセーをまとめたものだ。
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【ファッション】 言葉の裏にある深い美の世界 格好良さを理解するための本
2020年2月1日号哲学者志望から服飾デザイナーへ転身。現在はmatohu(まとふ)というブランドで活躍する著者が、これからの服のスタイルとして提言したのが『言葉の服』である。
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【酒・酒文化】 世界が認めた日本ウイスキー 新たな担い手たちの挑戦
2020年1月25日号近年、新たなウイスキー造りに参入する動きが活発で、新しく誕生、あるいは生産を再開した蒸留所を中心に、13人の挑戦者たちを紹介したのが『新世代蒸留所からの挑戦状』だ。
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【音楽】 伝説の音楽フェスを追体験 楽曲作りの実践ハウツー本
2020年1月18日号『ウッドストック1969』には、実際にこのフェスに参加した数少ない日本人の室矢憲治(音楽評論家)と佐野元春の対談が収録されていて興味深い。
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【子育て・教育】 教育問題の目利きが示した道 若者に学問の魅力を伝える本
2020年1月11日号教育改革が叫ばれて久しいが、大学入試改変の頓挫が象徴するように、百人百様に自らの経験談を語る審議会をよりどころとするような施策には未来はない。課題の在りかを精緻に見極める「目利き」が必要で、新井紀子氏は間違いなくその一人であろう。
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【サイエンス】 人々の意識を変えた激動の世紀 心に訴えるアートのメカニズム
2019年12月21日号会議やウェブ上でいくら事実を示し説明しても、意見を曲げず意固地になる相手に手を焼いた人は多いだろう。『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』は人間の心理的特性を十分に受け入れた上で、相手を導く方法を具体的に指南する良書だ。
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【マンガ】 保護司のヒロインの奮闘物語 共感できるアイドルオタクの愛
2019年12月14日号『前科者』は保護司として奮闘するヒロインを描く。保護司とは罪を犯した人たちの更生を支援する無報酬の国家公務員である。
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【料理・食】 地域の風土、文化を料理で表現 日本人を元気にする新視点
2019年12月7日号いま、JR東日本では12月31日まで「日本海美食旅 新潟・庄内ガストロノミー」と題して、新潟県・庄内エリア デスティネーションキャンペーンを行っている。JR駅構内のポスターを見掛けた方も多いのではなかろうか。
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【健康・医療】 増える慢性腎臓病を予防・改善 簡単に実践できる減塩・腎臓リハ
2019年11月30日号一般的なビジネスマンは減塩が叫ばれているのに、まだ1日15グラムもの塩を摂取している。いかに減塩が難しいかだが、『はじめての減塩』には減塩の基本、簡単なコツが示されている。
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【ミステリー】 ノリに乗った作家のベスト作 海外作のアクションの切れ味
2019年11月23日号今月のお薦めは、宇佐美まこと著『展望塔のラプンツェル』。いまノリに乗っている著者の新作だが、今回もたっぷりと読ませる。
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【スポーツ】 命を絶ったマラソンランナー なぜ? を追った執念のルポ
2019年11月16日号1964年の東京五輪を知る世代にとってマラソンの円谷幸吉は特別な存在だ。彼が銅メダルを取ったことを誇りに思いながらも、どこかで悔いを残す。国立競技場に入ってからヒートリー(英国)に抜かれてしまったことが、敗者のイメージとして記憶されているからだろうか。
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【旅行・乗り物】 鉄道の旅で知る英国の今 「最も近いヨーロッパ」の魅力
2019年11月9日号『ウィーンこだわり旅ブック』は、あえて音楽以外で著者の思い入れのあるデザイン性に富んだお店、カフェ、ホテルなどを丁寧に紹介している。
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【ファッション】 衣服を詠んだ短歌で発見する 外観ではなく心を装う楽しみ
2019年11月2日号生活の中で着る衣服を通し、与謝野晶子が恋のときめきを、岡本かの子が愛の悩みを、北原白秋が青春の輝きを、そして石川啄木が人生の苦悩を短歌に託して歌う。それら衣服の歌を、実力派の歌人である著者が豊富な学識を踏まえて解説していく内容。
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【酒・酒文化】 偉人たちの酒の失敗に学ぶ 外国人目線で学び直す酒文化
2019年10月26日号今ほど飲酒にまつわる事故や事件に厳しい目が向けられる時代はない。『人生で大切なことは泥酔に学んだ』には、歴史上の人物から現代まで、27人の偉人たちの生きざまが紹介されている。
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【音楽】 ロックに人生を捧げた男の言葉 独自視点のポピュラー音楽史
2019年10月19日号『内田裕也 反骨の精神』は今年3月17日に永眠したロックンロールに全人生を捧げた男・内田裕也の過去のインタビューや対談などを一冊にまとめた発言集。享年79歳の波乱万丈でジェットコースターのような彼の人生が、79個のエピソードとして実体験から語られている。
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【マンガ】 マンガの枠を超えた思考実験 数字に立ち向かうロック精神
2019年10月12日号『アルキメデスの大戦』は、若き数学の天才が戦艦大和のデタラメな予算計画を暴くことで日米開戦を回避しようと奮闘する姿を描く。
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【サイエンス】 AIの道義的責任は問えるか 科学技術の最大課題を考える
2019年10月5日号自動運転車が人をひいたら誰が責任を取るのか? 無人兵器が民間人を傷つけたら? いまやロボット・AI(人工知能)倫理は最重要課題だ。
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【子育て・教育】 引きこもり問題に中学受験 現場を知る論者たちの説得力
2019年9月28日号「8050(80代の親が、長期の引きこもりの50代の子を抱えている)問題」という言葉に象徴される、社会的引きこもりの高齢化は、近年の各種事件の背景にもしばしば見られるように深刻だ。
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【料理・食】 「肉を育てる」プロの哲学 エッセーで寿司をより深く知る
2019年9月21日号近年、「熟成肉」が話題に上るが、牛肉を熟成させれば、ステーキでもすき焼きでもしゃぶしゃぶでも、何でも美味しくなるのかといえば、なかなか本当のところが分からない。
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【健康・医療】 正しく病気と向き合うための 「専門外来」の上手な活用法
2019年9月14日号標榜してよい診療科は、医療法で決められている。一方、届け出を必要としない「専門外来」はその種類も数も増えている。細分化が進み、患者にとってはより分かりやすくなってきた。