記事一覧:ものつくるひと169件
-
ものつくるひと
「防水防寒スーツ イージス」 飯田貴浩(ワークマン商品部 セーフティグッズチーフバイヤー)
2018年8月4日号アウトドアブランドのレインウエアといえば、何万円もする高価なものが多い中、作業着専門店のワークマンが2013年に発売した防水防寒スーツ「イージス」は、上下で4900円(当時。税込み、以下同)と破格だった。
-
ものつくるひと
「ランドスケープアート」 石原和幸(石原和幸デザイン研究所代表取締役)
2018年7月28日号今年5月、英国ウィンザーは、ヘンリー王子とメーガン妃のロイヤルウエディングで沸き立った。同じころ、「チェルシー・フラワー・ショー」(CFS)が開催される、ロンドンに隣接する都市チェルシーの地に、ランドスケープアーティストの石原和幸は降り立った。
-
ものつくるひと
「ミラトコット」 中島雅之(ダイハツ工業製品企画部チーフエンジニア)
2018年7月21日号ダイハツ工業のチーフエンジニア(開発責任者)として、主に派生車の開発に数多く携わってきたその経歴から「何でも屋」を自任する。「タント」から派生した「タントエグゼ」(2009年発売)、衝突回避支援システム「スマートアシスト」を搭載した新型「ムーヴ」(12年発売)。ダイハツが誇るヒット車に新たな価値を加え、次々と市場に送り出してきた。
-
ものつくるひと
「IMACEL(イマセル)」 菅原 皓(エルピクセル 研究開発本部チーフエンジニア)
2018年7月14日号半年前からフランスで共同研究プロジェクトにいそしむ菅原皓、30歳。彼には二つの顔がある。一つは東京大学特任研究員。もう一つは東大発ベンチャーであるエルピクセルのチーフエンジニア。学術研究のために海を渡り、オフィスから離れて勤務する「リモートワーク」の実践者なのだ。
-
ものつくるひと
「カンタン酢」 佃 知彦(Mizkan(ミツカン) 商品企画部商品企画1課兼味確認室主任)
2018年7月7日号「ついにここまできたか」。ミツカンの歴史を塗り替える出来事を目の当たりにし、食酢の企画を担当する佃知彦は感慨にふけった。
-
ものつくるひと
「終身ガン治療保険プレミアムDX」 野口俊哉(チューリッヒ生命チーフ・マーケティング・プロポジション・オフィサー)
2018年6月30日号日本にがん保険が誕生してから40年余り。1974年に外資系生命保険会社が、単品のがん保険を発売したのがその始まりだ。実は、それから二十数年にわたって、がん保険や医療保険など単品の第三分野の保険商品は、外資系生保の独壇場だった。米国との合意があったためだが、その後、96年の日米保険協議を経て、日本の生保に販売が解禁されたのが2001年のことだ。
-
ものつくるひと
「液体ガラス」 塩田政利(ニッコー代表取締役)
2018年6月23日号液体ガラスは、塩田政利の日本のインフラへの危機感から生まれた。道路など多くのインフラには、鉄筋コンクリートが使われている。コンクリートは時がたつにつれ、中の水分が蒸発し、隙間ができる。その隙間に水が入り、中の鉄がさびる。雪の多い地方では、融雪のために塩をまくが、塩も鉄のさびを加速させる。そのため、鉄筋コンクリートの耐用年数は50~60年だ。
-
ものつくるひと
「今治タオルのブランディング」 藤高豊文(藤高社長)
2018年6月16日号ハイブランドが集まる東京・銀座最大の商業施設「GINZA SIX」のすぐ裏手の一等地──。6月20日、タオル国内生産売上高ナンバーワンの藤高(愛媛県今治市)の直営店「FUJITAKA TOWEL GINZA」が、この地にオープンする。
-
ものつくるひと
「遺伝子解析キット」 高橋祥子(ユーグレナ執行役員、ジーンクエスト代表取締役)
2018年6月9日号がんや糖尿病の発症リスクから太りやすさ、祖先のルーツまで、これまでは知ることができなかった遺伝情報を手軽に教えてくれる。そんな遺伝子解析サービスがじわりと人気を集めている。手掛けているのは、ジーンクエスト代表取締役の高橋祥子。遺伝子の深遠なる世界に魅せられた「東大リケジョ」の起業家である。
-
ものつくるひと
「量子アニーリング応用研究」 田中 宗(早稲田大学グリーン・コンピューティング・システム研究機構主任研究員(研究院准教授))
2018年6月2日号田中宗が夢を懸けるのは、量子アニーリングの活用研究である。米グーグル、NASA(米航空宇宙局)などが実現に力を注ぐ革新的な領域だ。田中はこの分野で企業から引っ張りだこの若手研究者である。
-
ものつくるひと
「IT保育関連サービス『るくみー』『MEEBO』」 赤沼寛明(ユニファ取締役CTO)
2018年5月26日号開幕が迫るサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会。日本代表は前監督の電撃解任で雲行きが怪しいが、実は産業界ではある“侍”ITベンチャーが昨年、「W杯優勝」という輝かしい快挙を成し遂げていたことをご存じだろうか。
-
ものつくるひと
「双腕スカラロボット『duAro(デュアロ)』」 長谷川省吾(川崎重工業 精密機械・ロボットカンパニー ロボットビジネスセンター FAソリューション第二総括部長)
2018年5月19日号そのロボットは、携帯電話などの部品を製造するある会社のトップに“挑戦状”をたたき付けられたことから開発が始まった。「うちの工場には、なかなかロボットは入れられないなあ」。挑戦状を受け取ったのは、川崎重工業の橋本康彦精密機械・ロボットカンパニープレジデントだ。さかのぼること約4年、登壇した講演会の懇親会でのことだった。
-
ものつくるひと
「アクアセラミック」 谷口慎介(LIXIL WATER TECHNOLOGY JAPAN トイレ・洗面事業部 衛陶開発部 大便器開発グループ グループリーダー)
2018年5月12日号愛知県西部に位置する細長い知多半島の西岸にある常滑(とこなめ)市は、平安時代の末期(12世紀末)から壺(つぼ)や甕(かめ)などの焼き物の産地として知られる。常滑市は、日本古来の伝統を引き継ぐ六古窯(ろっこよう)の一つに数えられ、今日でも窯業(ようぎょう)は常滑市を代表する産業だ。近年は、陶器製招き猫の日本一の生産地であることから、“とこにゃん”という巨大な猫のオブジェが観光客を迎える。
-
ものつくるひと
「aibo(アイボ)」 松井直哉(ソニー 事業開発プラットフォーム AIロボティクスビジネスグループ 商品企画部 統括部長)
2018年4月28日号むっくりと起き上がって大きく「伸び」。そして頭をブルブル。気だるそうな様子で目を覚ましたアイボは「ワン!」と親しげにほえた。まさに電源が入るというより、目覚めの瞬間だった。
-
ものつくるひと
「水なしでも飲める錠剤(口腔内崩壊錠)」 迫 和博(アステラス製薬執行役員、アイルランドプレジデント)
2018年4月21日号朝90%、昼30%、夜70%──。これは、薬に関する1980年代終わりごろのデータ。何を示すか想像できるだろうか。答えは、薬を飲むべき人を分母に、実際に薬を飲んでいる人を分子にしたパーセンテージである。つまり、昼間で言えば、7割の人が薬を飲むことをサボっている。
-
ものつくるひと
「VR ZONE SHINJUKU」 柳下邦久(バンダイナムコアミューズメント プロデュース3部 ゼネラルマネージャー)
2018年4月14日号東京・新宿の歌舞伎町にある新宿ミラノ座の跡地に、ひときわ目立つ青い建物がある。バンダイナムコアミューズメントが運営するVR(バーチャルリアリティー)専用のゲーム施設、「VR ZONE SHINJUKU」だ。1100坪もあるVR専用施設としては日本最大級だ。
-
ものつくるひと
「三鷹データセンターEAST」 堀口茂美(NTTデータファシリティマネジメント事業部三鷹EAST推進担当部長)
2018年4月7日号「公共システムから産業、スポーツ、芸術まで、人の活躍するあらゆる現場でデジタルへの変革が起きている。その鍵となる技術を駆使する拠点となるのが、データセンターだ」3月20日、東京都三鷹市で開かれたNTTデータのデータセンター「三鷹データセンターEAST」の竣工式。社長の岩本敏男が冒頭のように演説する姿を、感慨深げに見詰める男がいた。
-
ものつくるひと
「ブランパン」 村田文子(ローソン商品本部ドライ商品部マーチャンダイザー) 柴崎 誠(ローソン商品本部デイリー商品部チーフマーチャンダイザー)
2018年3月31日号「糖質オフ」をうたう食品は今や当たり前となり、「糖質制限ダイエット」に挑んだことがある読者も多いだろう。これらが一般的になる前に商品化され、むしろブームをつくってきたのが、ローソンの「ブランパン」である。
-
ものつくるひと
「パネイルクラウド」 名越達彦(パネイル社長CEO(最高経営責任者))
2018年3月24日号「パネイルクラウドを使えば、電力流通コストを半分にすることができる」。パネイル社長CEOの名越達彦は、さも当たり前のように言ってのけるが、これが電力業界に与えるインパクトは計り知れない。
-
ものつくるひと
「恐竜ライブショー」 金丸賀也(ON-ART代表取締役)
2018年3月17日号まるで、恐竜が生きているかのように目の前で躍動する、世界初のライブショー、DINO-A-LIVE(ディノアライブ)。記者は2017年5月、実際にこのショーを見たが、あまりの迫力に腰を抜かしそうになった。