記事一覧:ものつくるひと169件
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「有機EL材料」 舟橋正和(出光興産電子材料部電子材料開発センター所長付)
2019年6月15日号バブル崩壊で日本経済が停滞していた1997年。石油元売り大手の出光興産では、千葉県袖ケ浦市にある中央研究所(現次世代技術研究所)の近くの合宿所に有機EL材料の研究開発チームが集められた。
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「次世代新幹線試験車両ALFA-X」 浅野浩二(東日本旅客鉄道 JR東日本研究開発センター 先端鉄道システム開発センター所長)
2019年6月8日号ぐんと伸びた22メートルものロングノーズ(長い鼻のような形状)で風を切り、最高時速(営業運転時)360キロメートルを目指して突っ走る。JR東日本は5月に次世代新幹線開発の試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」を完成し、東北新幹線の仙台~新青森間で走行試験をスタートした。
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「テーマ投資」 甲斐真一郎(フォリオ代表取締役CEO)
2019年6月1日号「VR(仮想現実)」「カジノ解禁」「ドローン」など、興味のあるテーマをインターネット上で選ぶだけで、簡単に投資ができる「テーマ投資」。これを日本で初めて手掛けたのがオンライン証券のフォリオだ。
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「コンセプトカー」 車載プロジェクトチーム(京セラ)
2019年5月25日号自動運転車の基幹部品となる高感度カメラなどを製造しているのに、自動車産業の中で目立たぬ存在だった京セラ。同社初の“完成車”であるコンセプトカーの開発に成功し、シェア拡大ののろしを上げた。
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「贈るほけん」 川上史人(マイシュアランス社長)
2019年5月18日号「保険はお守りのようなもの」──。保険の加入を勧める現場で、押しの一手としてこれまで使い古されてきた言葉だが、それをまさに地でいくかのような商品が今年3月、産声を上げた。
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「沖縄・奄美のきびオリゴ」 平林克樹(伊藤忠製糖執行役員 営業・研究開発 担当兼研究開発室長)
2019年5月11日号砂糖はいつから、日本人に悪者扱いされるようになったのだろう。貴重なエネルギー源である砂糖の消費量は世界的には増加傾向だが、国内では昨今の糖質制限ブームで「砂糖=健康の敵」というイメージがすっかり定着し、人々の食事から排除される対象となってしまった。
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「ブルガリアヨーグルト LB81 カルシウムと鉄分」 相澤雄馬(明治マーケティング本部発酵乳マーケティング部ヨーグルトG)
2019年4月20日号「絶対に崩しちゃいけない部分を守りつつ、時代に合うように変える。そのギリギリの線を模索しました」 プレーンヨーグルト市場でトップシェアを誇る「明治ブルガリアヨーグルト」。現在、そのマーケティングを統括する明治マーケティング本部発酵乳マーケティング部ヨーグルトGの相澤雄馬は、昨年10月に投入された新商品「ブルガリアヨーグルト LB81 カルシウムと鉄分」の狙いをそう語る。
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「IoT分電盤」 西野高明(竹中工務店 技術研究所 建築環境部 電磁・振動環境グループ 研究主任)
2019年4月13日号工事現場は携帯電話がつながりにくい。こう聞くと、山の中やトンネルの現場を思い浮かべるかもしれないが、街中にあるビルの高層階や地下も例外ではない。
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「重希土類フリー駆動モーター」 貝塚正明(本田技術研究所四輪R&Dセンター主任研究員)
2019年4月6日号ホンダがハイブリッド車(HV)を造れなくなってしまうかもしれない──。ホンダの100%子会社、本田技術研究所の貝塚正明らモーター開発陣に戦慄が走った。
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「非対面型営業システム『ベルフェイス』」 中島一明(ベルフェイス代表取締役社長)
2019年3月30日号「営業は足で稼ぐ」。そんな日本の商慣習に風穴をあけたサービスがある。相手の端末やブラウザーを問わず、即時にオンラインで商談ができてしまう日本初のサービス「ベルフェイス」だ。1契約当たり月7万2000円から利用でき、法人向け営業の分野で急拡大している。
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「人工知能エンジン『KIBIT(キビット)』」 武田秀樹(FRONTEO〈フロンテオ〉取締役最高技術責任者〈CTO〉)
2019年3月23日号約4000億円──。1998年以降に、米国でカルテル制裁を受けた日本企業に科された課徴金の総額である。欧米や韓国の企業と比較しても、突出して大きい金額だ。
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「BASE Q」 光村圭一郎(三井不動産ベンチャー共創事業部事業グループ統括)
2019年3月16日号およそ1年前、東京の新しいランドマークとして誕生した東京ミッドタウン日比谷。そのフロアの一角に昨年5月、「BASE Q」が誕生した。新しいビジネスのヒントを社外に求めてイノベーションを起こしたり、オープンイノベーションを支援したりする空間だ。
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「プルーム・テック・プラス」 山田 学(JT たばこ事業本部 R&Dグループ 開発責任者)
2019年3月9日号加熱式たばこの普及が進んで久しい。火を使わない加熱式たばこは、紙巻きたばこに比べにおいや有害物質が少ないといった特徴があり、今やたばこ市場で21%のシェアを占めるまでに成長している。
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「液体式急速冷凍機 凍眠」 山田義夫(テクニカン代表取締役)
2019年3月2日号気温がマイナス20度の状況で、外出する場合、通常の服装でもある程度の時間は耐えられるだろう。一方、マイナス20度の液体に漬かっていたら、あっという間に体温を奪われて耐えられないどころか命を落としてしまうだろう。
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「ゴーゴーカレー」 宮森宏和(ゴーゴーカレーグループ代表取締役)
2019年2月23日号自分もメジャーになる。そして、ニューヨークに行く」。2003年4月8日、ニューヨークヤンキースの松井秀喜が本拠地デビュー戦で放った満塁ホームランをテレビで見た宮森宏和は、一瞬で決意を固めていた。「本当に人生を変えた一発だった」。
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「スマートOCR」 勝本竜二(アイリックコーポレーション代表取締役社長CEO) 勝本伸弘(アイリックコーポレーション取締役CTOシステム本部本部長、インフォディオ代表取締役社長)
2019年2月16日号新入社員のころ、会社を頻繁に訪れる生保レディに勧められ、半ば強引に加入させられた生命保険。子どももできたので、そろそろ見直したい。だが保険証券を引っ張り出してみると漢字の羅列で、内容が全く分からない。いったい何の保険に入ったんだろう……。
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「フルサイズミラーレスカメラ『αシリーズ』」 宮井博邦(ソニー イメージングプロダクツ&ソリューションズ デジタルイメージング本部 商品設計第1部門 副部門長)
2019年2月9日号2006年、米国。キャリーバッグに着替えとカメラとレンズ数本を入れて、ソニーのデジタルカメラ設計エンジニアの宮井博邦はその日も成果の出ない店舗行脚を続けていた。
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「光格子時計」 香取秀俊(東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻教授)
2019年2月2日号香取秀俊は「光格子時計」の発明者である。光格子時計とは、特別な波長のレーザー光で作ったごく小さな格子の入れ物に、100万個ものストロンチウム原子を入れ、それぞれの原子の振り子の振動数を同時に観測することで、驚異的な精度を実現する時計だ。
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「ボウリングボール」 加藤 章(日本エボナイト代表取締役社長)
2019年1月26日号平成最後の紅白歌合戦を沸かせたサザンオールスターズの桑田佳祐が今年の元日、「レッツゴーボウリング」という名の新曲をリリースしたことを耳にした人は多いかもしれない。
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「クラフトボス」 大塚 匠(サントリー食品インターナショナルブランド開発事業部課長)
2019年1月19日号発売から27年になるサントリー食品インターナショナルのコーヒー飲料「BOSS」(以下ボス)で異変が起きている。2017年4月に発売したペットボトルコーヒー、「クラフトボス」が初年度にいきなり1000万ケースの売り上げを達成、18年度は2度も計画を上方修正し、前年度比2.6倍の2600万ケースの売り上げを見込む。サントリーの飲料事業においても久々の大ヒットである。