記事一覧:Book Reviews 目利きのお気に入り419件
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平凡でも楽しくなる勉強法 子どもに読ませるお金の話
2018年11月3日号自分の経験でも東京大学に入るような子は、確かに頭は良いけれど、「勉強の仕方が上手だ」と漠然と感じていました。それが確信になったのが『東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法』。
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MBAよりMFA美術学修士 データのうそを見抜く技法
2018年10月27日号米国のビジネスシーンで、MBA(経営学修士)よりもMFA(美術学修士)が重宝されるトレンド変化が起きているといいます。その辺りの状況を伝えてくれるのが『ビジネスの限界はアートで超えろ!』。
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人生100年時代に問われる よりよく学ぶための方法論
2018年10月20日号「ハーイ、△△。○○して」と声を掛けるだけでAI(人工知能)が答えを探してきてくれる時代ですが、人生における「究極のサバイバルツール」といえば、やはり「学び」。
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直筆マンガで説くがんの新常識 悪党に鉄槌を下す新経済小説
2018年10月13日号四十路になりながら人間ドックはもちろん、バリウムさえ飲んだことがないだけに、著者トークにお招きした近藤慎太郎医師のがんにまつわるお話は衝撃的でした。
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時間で解き明かす最適仕事法 いいとこ取りの経営学論文集
2018年10月6日号時間配分の効用を説いた発言の多い勝間和代さんならではの監訳本といえるのが『When 完璧なタイミングを科学する』。
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リアルなリーダー実践論と 中間管理職のための課題解決
2018年9月29日号「セゾングループ」を知らない人も増えています。セゾンを源流とする一員とすれば、なんとも言えぬ寂しさがありますが、創業リーダーの姿と思いに触れ、背筋を伸ばしたのが『セゾン 堤清二が見た未来』。
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巨大帝国と迎え撃つライバル 躍進と抵抗の最新レポート
2018年9月22日号小売りの巨大帝国は、次にどのような仕掛けを考え、存亡の機にひんしているライバル企業はどのように対抗しようとしているのか。『デス・バイ・アマゾン』は、アマゾンを台風の目とする小売業界の最新レポート。最初から「必読」と言っておきます。
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気持ち良く分かれば人は動く 多様な「理解」を究める書
2018年9月15日号今回は「気持ち良く伝わるとは、気持ち良く理解できることで、それで人は動く」を、実感する3冊。
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人を魅了するものづくり 仕組みづくりと発想の秘訣
2018年9月8日号ものづくりの力とは創造する力であり、横文字風に言えばコンテンツを生み出す力です。力を維持したり拡大したりするための仕組み自体を創造する力も、また不可欠。
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アマゾンの全容に倒産学概論 ありそうでなかった納得の著
2018年9月1日号eコマース界の巨人の実態については、創業者のジェフ・ベゾスの評伝や取材記事はあるものの、アマゾンそのものの全容を紹介する著作に触れたことがありませんでした。しかし本書は、「10年後には必ず経営学の教科書に載る企業」の事業姿勢、マーケティング、資本政策など経営を丸ごと解剖します。しかも著者は、日本マイクロソフトの元社長。ITのプロがIT界の巨人に挑み、最終的にたどり着くのが「ユーザー至便」。では「お客さま第一主義」を掲げてきた日本企業とは何が違っていたのか。370ページの大部で、内容も読み応えも大納得です。
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世界を牛耳る「四騎士」の正体 大ヒットの「テンプル騎士団」
2018年8月25日号今夏の休日読書は、豊作です。まずは、『the four GAFA』。現代世界の覇者であるグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの力の源泉と支配のルールを解き明かします。副題にある「四騎士」とはヨハネの黙示録に登場する破壊の騎士たちのこと。
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内向きな日本へのメッセージ 経済常識が根底から揺らぐ本
2018年8月11日号著者は、今夏まで本田圭佑選手のゲーム戦術をアドバイスする専属分析官を、今は欧州のプロサッカーチームでコーチを務めている人物。サッカーを志したのは18歳で、大学ではサッカー部への入部を拒否された遅咲き。ならばと南米に渡ってプロを目指し、その後、コーチに転じます。「夢中になるものがあれば、努力は努力でなくなる」「やれない理由ではなく、やる理由を考える」に象徴される超前向き人生。これは起業家の姿勢そのもので、スポーツ系自己啓発本としては異例の“内向き日本”へのメッセージとなっています。
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習慣化の法、成功する転職 タイトルに偽りなしの3冊
2018年8月4日号今月は、「タイトルに偽りなし!」の3冊。『イノベーターのジレンマ』(邦題は『イノベーションのジレンマ』)を名著と認めつつも、「説明が舌足らず」と物足りなさを感じた経済学者が、「返歌」として著したのが『「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明』。
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読めば勇気が湧く再建物語 煎餅工場4代目兄弟の挑戦
2018年7月28日号新しい働き方を示そうとする著作が相次いでいますが、インテリアショップの創業者の手による『LIFE STYLE DESIGN』は、家具の在り方と人生を重ねて考えているのがユニーク。
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W杯西野監督流の人材活用術 地方のバンカーへのエール
2018年7月21日号W杯で西野ジャパンは悔しい結果でしたが、「これは西野監督の組織づくりや人材活用の神髄そのものだ」と膝を打ったのが『ストレッチ』。私たちは、資本や人材などの経営リソースが豊富であれば良い成果を出せると考えがちです。
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奇才マスクの真意と影響力 メールで論理思考を育てる法
2018年7月14日号EV(電気自動車)、ロケット、ロボット、EV地下鉄など次々と未来型事業への挑戦を続けるイーロン・マスク。彼の一種狂気じみた事業意欲が、既存の産業や企業に及ぼす“影響力と余波”を報告するのが『イーロン・マスクの世紀』。
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言葉から浮かぶ経営者の実相 刺さる片づけ法のアドバイス
2018年7月7日号経済記者として文句なしのキャリアを積んだ著者が、取材ノートを振り返り、記事にできなかった経営者の言葉や実像をつづったのが『経営者』。
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圧倒的な熱のこもった人生論 ネガティブ成功法の説得力
2018年6月30日号名編集者にして幻冬舎社長による『読書という荒野』のタイトルから読書論かと思いがちですが、それは大間違い。読むという行為と言葉を軸にした圧倒的な熱量の人生論です。
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人口減少のピンチとチャンス 自由と安心、寛容の大切さ
2018年6月23日号『宇宙兄弟』『君たちはどう生きるか』などを仕掛けた編集者の、コミュニティーとビジネスについての所感が、『WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE.』。ネットは、家庭や会社など既存のコミュニティーになじめなくとも、価値を共有する人々と新たなコミュニティーを創造できることを証明しました。
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人物伝の快作のドラマチック 起業家の半生記にヒットの予感
2018年6月16日号リクルートの創業者にしてリクルート事件で会社を追われた男への毒や批判はひとまず置いて、起業家、ビジネスマンとしての一生を「よくぞここまで」と唸るほど丹念に取材しています。まずは一枚の死体検案書から始まるドラマは、「東大新聞」の創刊と後のリクルートに受け継がれる営業スタイルの創造へとつながり、当時としては画期的だった女性活用や適性検査商品の開発の背景へと進みます。江副氏が、成績が悪く心理学の中では傍流の教育心理学にしか進めなかったことが、後のビジネスと深く関わる鍵となります。