記事一覧:マーケット・人物2504件
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金融市場 異論百出
「尖閣国有化」で事態が急変 9月が日本に大打撃の理由
2012年9月22日号日本政府が9月11日に尖閣諸島国有化を決定する数日前まで上海にいた。上海の街中では反日的ムードは全く感じられなかった。中国の代表的な経済雑誌「財経」(9月3日号)も社説で冷静な議論を示していた。
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株式市場 透視眼鏡
中国経済減速で業績悪化懸念 日本株の上昇余地は限られる
2012年9月22日号9月8日のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の会合で、中国の胡錦濤国家主席は、「経済成長は、著しい下押し圧力に直面しつつある。一部の中小企業は厳しい状況に置かれ、輸出企業は一段と困難に直面しつつある」と異例の表明を行った。
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短答直入
シャンタヌ・ナラヤン(アドビシステムズ社長兼CEO(最高経営責任者))
2012年9月15日号デジタルコンテンツの作成・閲覧ソフトウエアで数々の業界標準を築いた世界最大のソフト専業メーカーが、新たに狙う分野とは。
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早耳聞耳
米山好映(富国生命保険社長) 金利上昇リスク避け 国債依存からじわり外債投資へ
2012年9月15日号「日本国債に、これ以上依存するほうが高リスクだ」富国生命保険の米山好映社長は、外債運用計画を前年度から420億円増加させる理由をそう話す。
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短期集中連載 誌面版・金融政策決定会合
金融緩和と銀行行動
2012年9月15日号中央銀行がいかに資金を供給しても、今は銀行の貸し出しは増えていかない。むしろ過剰債務問題や世界的な金融規制への対応を控えた欧米の銀行は、借金を減らすべく資産を圧縮するディレバレッジが課題となっている。
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株式市場 透視眼鏡
効果が過大評価されるQE3 ないほうが日本株にはプラス
2012年9月15日号9月12~13日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、株式市場では量的緩和第3弾(QE3)を望む声が根強い。しかし、筆者はQE3の株価押し上げ効果は期待されるほど大きくなく、逆になくてもマイナス効果は小さいと考えている。
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Data Focus データフォーカス
披露宴にかける金が増えて 結婚式場業の売上高が増加
2012年9月15日号経済産業省の特定サービス産業動態統計の中に「結婚式場業」のデータがある。6月の売上高(確報)は前年同月比14.2%増、取扱件数は同9.4%増だった。今年に入ってプラスの月が目立って増えている。
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金融市場 異論百出
特例公債法案の先送りで露呈 末期的な日本の議会制度
2012年9月15日号ここ3カ月ほどの間に、英国、米国、メキシコ、ブラジル等を回り、今は中国に来ている。どの国の政治もそれぞれ問題を抱えている。しかし、それらよりも日本の国会の混迷ぶりは深刻である。「衆参ねじれ現象」により国会の機能が著しく低下している。
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新社長 Who's Who
岩本敏男(NTTデータ)
2012年9月15日号岩本敏男には逸話がある。副社長時代、ある大規模なシステムの障害が起きた際のことだ。陣頭指揮を執って別室に精鋭部隊を組織。現場が解決策を見いだせず四苦八苦する中、岩本はあっという間にトラブルの本質を見抜き、改善策をすらすらとホワイトボードに書き出していった。
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短答直入
井上 亮(オリックス社長)
2012年9月8日号2012年度の第1四半期決算で、前年同期比50%増となる347億円の純利益を出したオリックス。トップに今後の戦略を聞いた。
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早耳聞耳
生井一郎(阪急交通社社長) シルバー層の海外旅行意欲を くすぐり業界2位に浮上
2012年9月8日号「円高が追い風となり、欧州などの海外旅行が好調だ。特に、65歳以上の年齢層の旅行意欲は根強い」と話すのは、旅行会社の阪急交通社の生井一郎社長。
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Data Focus データフォーカス
消費税と厚生年金保険料の滞納額年1兆円 徴収強化を
2012年9月8日号2012年8月10日、消費増税法が国会で可決・成立した。消費税は14年4月から8%に、15年10月から10%に引き上げられる。税率引き上げで税金の滞納額も増える恐れがある。厚生年金の保険料も同様だ。滞納する企業や個人は後を絶たない。
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金融市場 異論百出
FRB緩和策を公然と批判 腰座ったブラジル女性大統領
2012年9月8日号米フォーブス誌(9月10日号)は「100人の最もパワフルな女性」を掲載、ブラジルのジルマ・ルセフ大統領をトップに選んだ。
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株式市場 透視眼鏡
海外不安消えぬ今は内需かつ 低PER・高利益率銘柄に注目
2012年9月8日号残暑を迎える季節になると、株式市場では3月期決算企業の上期決算の行方が意識され始める。このように投資家の視点が企業業績に向かう場面で効果的な投資指標はやはりPER(株価収益率。株価÷1株当たり予想税引き利益)である。値が低ければ割安株であることを示す。
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新社長 Who's Who
菊地 哲(伊藤忠テクノソリューションズ)
2012年9月8日号伊藤忠商事でエネルギー畑を二〇年来歩んできた菊地哲は、自身がIT企業の社長になるとは思っていなかった。門外漢だったためだが、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)前社長の奥田陽一から「専門的なことは期待していない。それよりも、グローバル化の観点から会社の方向性を決めてほしい」と言われ、自身の役割を再確認したという。
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短答直入
前村哲路(ユニー社長)
2012年9月1日号ユニーは今年4月、株式公開買い付けによりサークルKサンクスを完全子会社化した。グループの成長戦略などについて話を聞いた。
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早耳聞耳
牛野健一郎(伊藤忠丸紅鉄鋼社長) 海外での生産加工拠点を拡充し 「地産地消」の動きに対応する
2012年9月1日号「海外の拠点における現地調達を増やし、調達から消費までを現地で完結することが重要だ」と話すのは、鉄鋼商社大手、伊藤忠丸紅鉄鋼の牛野健一郎社長。
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短期集中連載 誌面版・金融政策決定会合
金融政策と財政政策
2012年9月1日号世界の中央銀行が財政政策の領域に踏み込んでいる。日本では財政政策による景気刺激策が、中銀に押し付けられている。その効果は財政政策と比べて小さい一方、国の統治機構と市場機能を混乱させる危険をはらむ。
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Data Focus データフォーカス
大幅赤字計上の日本の家電と 安全資産米国債投資の共通点
2012年9月1日号パナソニック、シャープ、ソニーの家電3社は、2012年3月期に、大幅な赤字を計上した。彼らの「失敗の本質」についての数多くの分析が行われている。コンセンサスは「戦う土俵を誤った経営の失敗」といったところだろうか。
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金融市場 異論百出
高コスト体質のブラジルに残る ハイパーインフレの「残像」
2012年9月1日号ブラジルのリオデジャネイロに行った。季節は真冬だが、寒くはない。ビジネス街から車で15~20分程度のコパカバーナ海岸では水着姿の人が多く歩いている。