記事一覧:カラダご医見番 ライフスタイル編405件
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カラダご医見番 ライフスタイル編
「男の更年期」改善効果に疑問符 テストステロン補充療法
2017年3月25日号団塊世代を狙い、日本でも「テストステロン(男性ホルモン)」の低下に伴う心身の不調に対し、ホルモン補充療法(TRT)が注目され始めた。ところが昨年来、TRT先進国の米国から「TRTには期待するほどの効果はない」という複数の試験結果が報告されている。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
玄米でカロリー消費!! 30分程度の運動に匹敵
2017年3月18日号玄米など全粒穀物食は、肥満を防止して慢性疾患のリスクを減らすといわれている。米国では、国の「食事ガイドライン」で全粒穀物製品を少なくとも毎日3オンス(85グラム相当)食べるよう推奨しており、全粒穀物=健康の図式は定着したようだ。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
電子たばこで禁煙補助? 英米で見解の相違
2017年3月11日号受動喫煙対策をめぐる議論が沸騰しているが、先日「キャンサー・リサーチUK(英国)」から「電子たばこ」の安全性に関する研究結果が報告された。研究では、普通のたばこの喫煙者、喫煙+ニコチン補充療法(NRT)、もしくは電子たばこで禁煙を試みている最中の人、そして禁煙後にNRTか電子たばこに切り替え、半年以上を経過した181人について、唾液と尿中の有害物質濃度を検査。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
不安やうつはがんの初期症状? 結腸・直腸、膵臓などで関連
2017年3月4日号うつ病など気分障害と身体の病気は強く関連し、うつ病があると心筋梗塞の発症リスクは4倍以上に上昇する。近年はがんとの関連が指摘されている。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
二つの睡眠時無呼吸症候群 閉塞性か中枢性かで違い
2017年2月25日号眠っている間に10秒以上呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群(SAS)。日中のひどい眠気や集中力の低下が自覚症状だ。肥満が発症リスクだが、顎が引っ込んでいる人や首回りが43cm以上ある人もリスクが高い。ただしこれは“閉塞性”睡眠時無呼吸症候群(OSA)の話。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
赤身肉は魚や鶏肉に置き換えて 大腸憩室炎の発症リスクを軽減
2017年2月18日号大腸憩室炎という病名を聞いたことがあるだろうか。耳慣れないが、食生活の変化でじわじわ増加している疾患の一つだ。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
学会監修の防災セットが限定販売 災害時に心臓を守るリスト付き
2017年2月11日号日本循環器学会は、今年3月の学術集会を記念して循環器救急医療・災害対策委員会が監修した「循環器防災セット」(1セット5000円、税別)1000個を事前予約制で限定販売する。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
運動再開時期は7日以内に? 子供とスポーツ脳振とう
2017年2月4日号スポーツ少年団などで子供たちの指導をする人は、ケガへの対処法を知っておく必要がある。このうち、脳振とうは頭を強く打ったときに生じると思いがちだが、正確には「頭部、顔面への直接、あるいは首へ伝達する他の身体の部位への衝撃で生じる『頭部外傷』」を指す。直接、頭を打つだけでなく、頭が激しく揺れるような衝撃でも生じるわけだ。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
サウナで認知症リスクが低下 本場フィンランドの報告
2017年1月28日号お父さんたちの疲労回復に、若い女性の美肌・痩身にと根強い人気がある「サウナ」。さらに昨年末、サウナの本場フィンランドから「認知症予防に良い」という報告があった。研究者らは、フィンランド在住の中年男性(42~60歳)2315人を対象に、サウナを利用する頻度とアルツハイマー型認知症(以下AD)および、その他の認知症リスクとの関係を検討。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
ポケモンGOで運動量up! ただし、最初の1週間だけ
2017年1月21日号巷で噂される「ポケモンGO(ポケGO)」の運動量増進効果は、控えめに見積もったほうがいいらしい。昨年末、英国医学雑誌(BMJ)のクリスマス特集号に掲載された報告から。研究者らはインターネット経由で参加者を募集し、2016年8月に「ポケGO」で生じる運動量の調査を実施。米国在住の「iPhone6」ユーザー1182人(年齢18~35歳)が参加した。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
悪性腫瘍ばりの「足の狭心症」 運動・禁煙で早期に対応を
2017年1月14日号血管が硬く、もろくなる「動脈硬化症」。糖尿病や高血圧症、脂質異常症(高脂血症)がリスク因子で、近年は手足に血液を送る末梢動脈の動脈硬化症:PADが注目されている。PADの自覚症状は手足の冷え、しびれ、痛みなど。進行すると「間欠性跛行」──しばらく歩くと足の筋肉が痛み歩けなくなるが、数分休むと歩ける、という特有の症状が出てくる。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
子供の感染性急性胃腸炎に 家庭でできる経口補水療法を
2016年12月31日号年末年始はノロウイルスなどによる感染性胃腸炎発症のピーク。抗ウイルス薬がないので、嘔吐や下痢といった症状に対応する「対症療法」しか打つ手はない。小さい子供や高齢者は脱水症状に陥りやすく、重症化を防ぐには家庭での経口補水療法(ORT)が鍵を握る。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
ワクチンを接種し損ねても インフル予防に補中益気湯
2016年12月24日号インフルエンザの季節だ。予防には、マスク着用と手洗いの徹底を。おつかれ気味なら、漢方薬の補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を試してみよう。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
高齢者は健康生活でも… 若い世代の生活習慣に課題
2016年12月17日号先日、厚生労働省から「平成27年国民健康・栄養調査」が公表された。これによると、過去10年間で糖尿病と脂質異常症が疑われる人の割合は、ほぼ変化がなかった。加齢が発症リスクであることを考えると「健康を気遣う高齢者」が増えたと推測される。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
痛風発作の薬は低用量で 米国のガイドラインが推奨
2016年12月10日号俗に、疾病の三大激痛の一つといわれる痛風発作。後の二つは尿路結石だ、心筋梗塞だ、胆石だ、急性膵炎だと諸説あるが、痛風の地位は揺るがない。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
社会文化的伝統は肥満のもと 年末~春は危険だらけ
2016年12月3日号世界各国の祝祭日の過ごし方はそれぞれだが、一つ共通点がある。それは家族で美味しい物をたくさん食べること。先日、米マサチューセッツ内科外科学会発行の「NEJM」にユニークな研究結果が報告された。米コーネル大学の研究チームによるそれは、米国、ドイツ、そして日本の国民の祝日と体重の変化率の関係を調べたもの。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
偽薬効果は学習効果? 慢性的な腰痛が軽減
2016年11月26日号プラセボ(偽薬)効果という言葉がある。有効成分が全くない偽薬を投与したのに、症状が改善する現象のことだ。偽薬を「本物」と思い込むことで心身が反応すると考えられているが、そう簡単でもないらしい。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
「過剰診断」か「見落とし」か マンモグラフィー検診のリスク
2016年11月19日号日本では40歳以上の女性に対し、2年に1度のマンモグラフィー(以下、マンモ)検診が推奨されている。日本人女性は、30代後半~40代に乳がん発症のピークがあるからだ。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
どちらか一つじゃだめ? カロリー制限か運動療法か
2016年11月12日号特定健診の結果で、メタボ中高年は食習慣の改善と運動療法を迫られる。せめてどちらか一つで、と思うのだが。米国の研究によれば、適度な減量ができれば「カロリー制限」と「運動療法」の効果は同じらしい。対象は、肥満やあまり運動をしない“座りっぱなし症候群”の45~65歳の男女52人。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
サルコペニア肥満で糖尿病!? 筋肉減でインスリン分泌低下
2016年11月5日号国民健康・栄養調査(2012年)によると、糖尿病が強く疑われる成人男女は950万人、糖尿病予備群は1100万人に上る。男性の4人に1人、女性の5人に1人が糖尿病かその予備群だ。最近、2型糖尿病の発症リスクとして「サルコペニア肥満」という概念が注目されている。