記事一覧:カラダご医見番 ライフスタイル編405件
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カラダご医見番 ライフスタイル編
認知症の発症を予防する 10代から意識すべき9因子
2017年8月26日号先日、世界四大医学誌のひとつ「ランセット」に認知症の発症と関連する10リスク因子が発表された。同誌の「認知症予防・介入・ケア委員会」によると、10因子のうち、遺伝的要因を除く9因子は「修正が可能」であり、すべて改善できれば「認知症の発症リスクを35%低下させる可能性がある」という。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
10代の望まない妊娠を防ぐ 長期間効果がある避妊法を選択
2017年8月12日号米国立健康統計センターの調査によると、米国のハイティーン男女のセックス経験率は40%程度のようだ。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
ヒアリにどう対処する? アナフィラキシーに注意
2017年8月5日号この5月以降、神戸、名古屋、大阪の各港で強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」が確認された。日本国内に定着した可能性が指摘されている。環境省自然環境局は、2009年に公開していた「ストップ・ザ・ヒアリ」を再度周知し、一般に注意を呼びかけている。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
HBV/HCV検査を受けていますか? 7月28日は世界肝炎デー
2017年7月29日号知名度は低いが7月28日は「世界肝炎デー」である。肝炎と聞くと脂肪肝やアルコール性肝障害が思い浮かぶが、この日は特に、ウイルス性肝炎に焦点を当て啓発が行われる。日本では、非転移性(原発性)肝臓がんの1、2割はB型肝炎が、6割はC型肝炎が原因とされている。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
主食は誘惑への防波堤? 高炭水化物食で公平な判断
2017年7月22日号炭水化物、つまり主食をしっかり食べたほうが目の前の損得に影響されないようだ。独リューベック大学の報告から。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
梅雨明け~お盆は熱中症の季節 運動・仕事中の男性、高齢者は要注意
2017年7月15日号日本救急医学会によると、熱中症の救急搬送は、梅雨明けの7月上旬から上昇、7月中旬~8月上旬にピークを迎える。発症時刻は12~15時が最も多い。熱中症=高齢者のイメージが強いが発症数をみると、実際は運動中や仕事中の10代~壮年男性の比率が高い。「男性」は熱中症のリスクの一つなのだ。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
尿のpHで糖尿病の発症予測 酸性度が高いとリスクが上昇
2017年7月8日号前糖尿病、いわゆる2型糖尿病予備群は40歳以上の日本人男性の6人に1人、女性の8人に1人だといわれている。かといって、職場や自治体の健診で「黄色信号」が灯った日くらいは節制しても、一晩寝ればどこ吹く風。自覚症状がないので、何か動機付けがないと続かないのだ。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
ボルダリングがうつに効く 悲観的な自動思考を解消
2017年7月1日号切り立った崖や壁を身一つで登るボルダリング。装備は専用シューズと手指の汗を止めるチョークくらい。東京オリンピックの追加種目でもあり、このところ競技人口が増えている。このボルダリング、どうやら「うつ病」の治療に有効らしい。その効果が先月開催された米国の心理学関連の学会で紹介された。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
歯の衛生週間は終わったけれど 歯周病と全身疾患の関係
2017年6月24日号6月4~10日は「歯の衛生週間」だった。少々遅いがお口の健康に関するクイズを。以下の項目から、歯周病と関係があるものをあげよ──(1)2型糖尿病、(2)動脈硬化、(3)早産。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
だるいときほど階段昇降? カフェインより効果的
2017年6月17日号低気圧続きで「だるい」「集中できない」季節だ。低気圧に自律神経系が反応して、「休息とエネルギー温存モード」の副交感神経優位に切り替わることが原因。省エネのため血圧や体温、血糖値は下がるわ、心拍数は減るわで、昔ながらの狩猟採集生活なら休日一直線である。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
成人ADHDの予備診断 六つの質問でスクリーニング
2017年6月10日号少しずつ、認識が広まりつつある大人のADHD──注意欠陥・多動性障害。調査によってばらつきがあるが、日本の成人ADHDの有病率はおおむね成人総人口の2.5~4%とされる。少なくとも250万人以上は潜在している可能性があり、決して稀な障害ではない。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
塩分過剰でお腹がすく!? 高血圧どころかメタボに
2017年6月3日号塩は血圧と関係が深い。食塩摂取量を1日1グラム減らすと上の血圧が1mmHg下がる。たかが1mmHgだが、日本人の1日の平均食塩摂取量11グラム前後からWHO(世界保健機関)推奨の5グラムまで塩分を減らせば、血圧は6mmHgも下がる。軽症高血圧の140/90mmHgなら薬に頼らず正常値に戻せるのだ。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
収入が低い世帯は主食頼み 満腹より栄養素に目を向けて
2017年5月27日号国立健康・栄養研究所の調査によると、世帯収入が低い家庭は摂取エネルギーを専ら米やパンなど主食に頼り、野菜や果物、魚介類を食べないようだ。研究者らは、2011年度と12年度の国民健康栄養調査に回答した5475世帯、1万1015人(年齢20~79歳、男女比はほぼ1対1)の食事内容と世帯収入との関係を分析。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
糖尿病網膜症リスクを軽減 26メッツ・時/週以上の運動を
2017年5月20日号糖尿病の三大合併症の一つ、糖尿病網膜症。緑内障につぐ中途失明原因でもある。糖尿病網膜症は、血糖が高い状態のなかで眼の一番内側の網膜に酸素と栄養を運ぶ細い血管が少しずつボロボロになり、酸欠状態に陥ることで悪化する。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
ギャンブル依存症ってなに? 最新の定義は「プロセス依存」
2017年5月13日号厚生労働省の調査によると「都市圏の成人の2.7%はギャンブル依存症の経験がある」らしい。約100項目の質問からなる面接調査の結果なので、信ぴょう性が高い推計値だろう。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
グルテンフリー食の功罪 結局、2型糖尿病に?
2017年4月29日号プロテニス選手、ノバク・ジョコビッチ氏の著書で注目されたグルテンフリー食。タンパク質の「グルテン」を含むパンやシリアル、うどんなど麦類を排除、制限することで、体重が減るばかりか「集中力や記憶力が高まる!!」と、ダイエット情報に敏感な女性だけでなく、ビジネスマンの間にも広まっている。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
“ベンゾ系薬剤”に注意 常用量でも薬物依存を形成
2017年4月22日号先月21日、厚生労働省は睡眠薬や抗不安薬として使われている「ベンゾジアゼピン受容体作動薬(ベンゾ系薬剤)」と「バルビツール酸系薬」など49薬品(44成分)について、薬の説明書(医薬品添付文書)に「連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避けること(後略)」と明記するよう指示を出した。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
現代的な生活は健康リスク 狩猟・採集民族のチマネの人々に学ぶ
2017年4月15日号飽食、活動量の低下、有害物質への曝露と、現代の生活は「健康的」とは言い難い。不健康生活の最先端をひた走る米国からは、時々思い出したように「原始的だが、健康的な生活を営む民族に学ぼう」という類いの研究報告が発表される。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
アジア系2型糖尿病でも 全がん死リスクが上昇
2017年4月8日号2型糖尿病(2DM)患者は、がん死リスクが非患者より高いことが知られている。ただ、それを裏付ける研究の大半は欧米人が対象。もともと糖を代謝するホルモン「インスリン」の分泌が少ない東アジア人でも、欧米人と同様に発がんリスクが上昇するかは曖昧だった。先日、中国、日本、台湾などアジア7カ国で行われている19の疫学調査から、2DMと発がんリスクについて統合解析した結果が報告された。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
認知症を予防する飲酒量は? 1日あたり0.5合程度が上限
2017年4月1日号飲酒は認知症の発症リスクになることが知られているが、少量飲酒は予防に働くらしい。中国海洋大学(山東省)の研究チームからの報告。