記事一覧:大人のための最先端理科269件
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大人のための最先端理科
【地球】 海底地滑りと巨大津波の要因!? “諸刃の剣”メタンハイドレート
MARCH 関関同立2011年の東北地方太平洋沖地震で破局的な被害をもたらしたのは、最大遡上高約40メートルの津波だった。また南海トラフ巨大地震でも、広範囲の津波被害が予想されている。
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【脳科学】 多様な心の機能は脳の中で どう割り振られているか?
2020年6月27日号心の出来事は多岐にわたる。感覚、知覚、運動から、感情、記憶、睡眠、さらには言語、感謝、思いやり、自己意識といったものまで、さまざまである。いったい、この多様な心の機能は脳ではどのように割り振られているのだろう。
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【天文】 宇宙が生み出した偶然の賜物 夏至の日の天体ショー「日食」
2020年6月20日号日食とは地球と月、太陽が一直線上に並び、月が太陽の一部または全部を隠す現象である。月が太陽をすっぽり隠してしまう場合を皆既日食、太陽の一部のみを隠す場合を部分日食と呼ぶ。今回、日本で見えるのは後者である。
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【生命科学】 新型コロナの治療法を探せ! ワクチンと薬の開発最前線
2020年6月13日号新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う緊急事態宣言がようやく解除された。そして今、誰もが望んでいるのが治療法の確立だ。これまでの新たなウイルスとの闘いの中で、診断法や治療法の開発が進みつつある。
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【気象】 地球の気候変化の鍵を握る 雲の中で何が起こっているか
2020年6月6日号空に浮かぶ雲にふと目が行き、癒やしを感じた経験は誰しもあるだろう。われわれ人間は、海辺の波のさざめきや木々の佇まいなど、聴覚的にも視覚的にも、いろいろな周波数、波長の交ざったある程度の不規則性を持ったものに癒やしを感じるようだ。
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【数学】 超難問のABC予想を証明 望月教授のIUT理論の衝撃
2020年5月30日号4月3日、新型コロナウイルスの感染拡大で閉塞感の漂う中、数学界のビッグニュースが日本を駆け巡った。京都大学数理解析研究所の望月新一教授が構築した「宇宙際タイヒミュラー理論(IUT理論)」の論文が、ついに数学の専門雑誌「PRIMS」に受理されたという内容である。
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【生物】 抜いても抜いても生えてくる 雑草たちのしたたか生存戦略
2020年5月23日号新型コロナウイルスの感染症が猛威を振るっている。日本でも緊急事態宣言が発せられ、外出の自粛が要請されている。
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【地球】 「日本の屋根」の北アルプスに 世界一若い花崗岩がある理由
2020年5月16日号日本と同じ島国である英国の最高峰は、「ザ・ベン」として親しまれているスコットランドのベン・ネビス山だ。だがその標高は1344メートルにすぎない。一方、山国の日本には3000メートルを超える山が21ある。
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【脳科学】 新型コロナと「嗅覚」の異常 緊急下で進む研究の新動向
2020年5月2日号4月7日、新型コロナウイルスへの感染拡大を受けて政府による緊急事態宣言がなされ、引き続いて自治体による外出、イベント、施設営業などの自粛、さらには学校の休校や自宅待機の要請が出ている。これらの方策が感染の広がり防止に奏功するかどうかは、発症までの最長潜伏期間である2週間を経て初めて分かる。
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【天文】 5月の日没後に長い尾が出現? 光明となるか「アトラス彗星」
2020年4月25日号世の中は新型コロナウイルス禍だが、夜空は変わらずに星々が輝き続けているように見える。ただ、天界は何事もなく静かなのかというと決してそうではない。
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【生命科学】 一夜で髪は真っ白になる? ストレスで脱離する色素細胞
2020年4月18日号1770年4月、当時14歳のマリー・アントワネットは、後のルイ16世に嫁ぐため、オーストリアのウィーンからフランスのパリへと赴いた。多々知られる彼女の逸話の一つに、革命裁判で死刑を宣告された後、一夜にして髪が白くなったというものがある。
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【気象】 記録的な暖冬となった今冬 「極端気象」は今後も続く?
2020年4月11日号今年は、花見を楽しむ余裕がなかった方も多いだろう。新型コロナウイルスの猛威ですっかり影が薄くなってしまったが、実は今冬は記録的な暖冬だった。平年より12日も早い東京の桜の開花宣言がこれを象徴している。
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【数学】 ミルクボーイの漫才で学ぶ ネットワークを操作する圏論
2020年4月4日号最中の兄弟は生八ツ橋で、もみじまんじゅうはいとこ。アイスクリームの「モナ王」は最中の子供で、最中の子孫にはマカロンがいる──。
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【生物】 行動生態学者を悩ませてきた 子の性別が偏るメカニズム
2020年3月28日号雄と雌がある有性生殖の動物の多くでは、集団中の雄と雌の数はおよそ1対1だ。どうしてそうなっているのか、最初にその数理モデルを考えたのは、集団遺伝学者のロナルド・フィッシャーだった。
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【地球】 鬼界カルデラ掘削で見えた 2度の超巨大噴火の痕跡
2020年3月21日号7300年前、鹿児島県南部海域の「鬼界カルデラ」で噴火が起き、九州南部の縄文文化が壊滅した。火山灰や軽石が降り積もり、高さ40キロメートルにも達した噴煙柱が崩壊して高温の「火砕流」が襲来。豊かな森や内湾の環境が破壊されたのだ。
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【脳科学】 脳にも暗黒エネルギー? ぼんやり時に働く脳の回路
MARCH 関関同立なんだか疲れたな──。そんな時は、しばらく窓の外をぼんやり眺めたり、ソファに寝転がり腕枕でもしてくつろいだり、布団にくるまりぐっすり眠るなどして、身も心も休めるに限る。しかし、このような時も脳は働いている。それどころか、体を休めている時にこそ活発に働くシステムが脳の中にはある。
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【天文】 南の空に輝くオリオン座に異変 暗くなった赤い星ベテルギウス
コンビニ 搾取の連鎖この季節、南の空を見上げると、冬の明るい星座たちが輝いているのが分かる。特に目立つのはオリオン座だろう。
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【生命科学】 もはや封じ込めは難しい 新型コロナの有効な備え方
2020年2月29日号今年の春節はお祝いどころの騒ぎではなくなってしまった。新型コロナウイルスが原因の感染症による死者は日に日に増加し、中国で1770人(2月16日時点)を超える事態となった。日本にも中国に次ぐ数の感染者がいるとみられる。
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【気象】 熱帯の巨大雲塊の動きが影響? 微妙に変わる1日の長さ
2020年2月22日号1日は何時間?──もちろん、24時間である。ところが精密に計ると、1日の長さは毎日24時間ちょうどではなく、微妙に長くなったり短くなったりしているという。
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【数学】 プログラミングやAIに応用 「矢印」を使い計算する圏論
2020年2月15日号宇宙のどこか、人間とは異なる知的生命体が操る数学は、地球と同じなのだろうか? 数学は地域や時代に依存しない普遍的な学問だから、宇宙のどこでも同じだろう。だから、宇宙人だって、人間と同じ数学を発展させるに違いない。