記事一覧:World Scope ワールドスコープ669件
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【from アジア】 意外とあり得る? シンガポールが芸術の都に変身
2018年1月20日号人や国家は十分な富を手にしたと感じた後、どこへ向かうのか。あるいは物質主義に疲弊した先にある選択肢は何か?1月17~28日は「シンガポール・アート・ウイーク(SAW)」で、ナショナル・ギャラリーをはじめ島内多くの施設・場所でさまざまな催しが行われる。今回で6年目となる国家イベントで、国内外から多くの芸術家が参加する。
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【from 欧州】 労働力不足解消のために高学歴移民を招くドイツ 門戸を閉ざし続ける日本
2018年1月20日号日本とドイツは、社会の高齢化・少子化による労働力不足という共通の問題を抱えている。2017年第2四半期にドイツでは、ITスペシャリストなどを中心に約110万人の人材が不足。30年にはドイツで610万~780万人の労働力が不足するという予測もある。だが日独の労働力不足への対応の仕方は、真逆である。
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【from 中国】 世界最先端を切り開く中国のドローン産業 米国との競争が激化
2018年1月13日号中国のドローン産業の成長が目覚ましい。軍事用を含まない民生用ドローンでは、中国が金額で260億元(約4400億円)、台数で世界の9割以上を生産している(軍事用では米国が圧倒)。中でも深圳市大疆創新科技(DJI)が、消費者用ドローンで世界の7割を占めており、ドローン産業をけん引している。
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【from アジア】 2018年のASEAN6 内外需の回復基調が続き高成長を維持する見込み
2018年1月13日号2018年の年頭に当たり、東南アジアで注目度の高いASEAN6(インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナム、シンガポール)について、17年の経済を振り返りつつ、一年を展望したい。
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【from 欧州】 救いがたき欧州委員会 法案・規制の透明化は単なるジェスチャー
2017年12月23日号「特級と1級のキュウリは、10センチメートル毎に10ミリメートルの曲がり具合を『許容』する。2級はその倍の20ミリメートル。それ以上の曲がり具合があるキュウリは売買を禁じる」2008年に欧州委員会が設けたこの規制に対して、抗議の嵐が巻き起こった。
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【from 中国】 汪洋副総理の論文が示す改革開放政策の新局面 一方でネットは規制強化
2017年12月23日号「中国の開放のビッグゲートは閉まることはなく、開ければ開けるほど大きくなる」10月25日、第一九回党大会が閉幕し、新たな政治局常務委員がお披露目された直後、習近平総書記は談話の中でこう指摘し、「中華民族の偉大なる復興は改革開放のプロセスの中でこそ実現できるのだと固く信じている」と主張した。
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【from 欧州】 生産性向上に向けて大幅に投資を増額した英国の2018年度予算
2017年12月16日号11月22日、英国政府は2018年度(18年4月~19年3月)の予算書である「秋季予算案」を発表した。英国では従来、毎年11月ごろに来年度の税制・財政政策の方針を示す「秋季財政報告」が発表され、翌年3月に正式な予算書である「春季予算案」が出されていたが、今年からは秋に予算書が発表されることになった。
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【from 米国】 独り勝ちのNetflixに作品を供給できない「鎖国」日本の現状
2017年12月16日号日本の動画配信サービス、プレミアムGYAO!が、サービスを終了する。乱立する動画配信サービスの中で、早くも淘汰が始まったのだろう。このところ筆者は、米Netflixの「独り勝ち」を痛感している。それは、オリジナルドラマを世界に配信できるほか、世界中のコンテンツに投資をし、国境を越えて縦横無尽に配信できるという点だ。
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【from アジア】 東南アジア3カ国で 2018年に行われる総選挙を予測する
2017年12月9日号東南アジアでは、2017年には国政レベルの重要な選挙がなかったが、18年には3カ国で総選挙が実施される予定となっている。実施順に、5月に下院議員の任期満了を迎えるマレーシア、7月29日のカンボジア、11月のタイである。
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【from 欧州】 欧州各国が進める脱石炭の時期めぐり 意見が割れるドイツ
2017年12月9日号欧州では、日本以上に地球温暖化問題への関心が強い。各国で石炭・褐炭によるエネルギー供給の段階的な停止を求める声が高まっている。英国は2025年までに石炭火力発電所を全廃する方針を明らかにしている。今年11月にドイツのボンで開かれたCOP23(第23回国連気候変動枠組み条約締約国会議)では、英国やフランス、カナダなど25カ国が「石炭エネルギー廃止連合」というグループを結成した。
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【from 中国】 世銀ランキングが示す中国のビジネス環境 鍵は「時間」の読み方
2017年12月2日号10月末、世界銀行は15回目となるビジネス環境ランキングを発表した。中国の順位は習近平政権が始まった2013年から18も上昇したが、なお78位と厳しいものであった
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【from アジア】 難産の末「イレブン」がTPPチームを再結成 米国抜きでの勝算は?
2017年12月2日号カナダもTPP(環太平洋経済連携協定)から離脱か? こんな報道がベトナムで流れた。11月前半、ベトナム中部の都市ダナンでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)の開催に合わせ、米国抜きの新TPP11の閣僚会合が開催された。いったんは大筋合意到達と発表されたものの、合意を確認し合う首脳会合を、カナダのトルドー首相が「ドタキャン」したのである。
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【from 米国】 米・メキシコ国境に建つトランプの「壁」の試作品 国境の街の反応は?
2017年11月25日号「メキシコとの国境に巨大な壁を建てて不法移民をシャットアウトする」。そう公言して大統領になったトランプ氏。その壁の試作品8点が、カリフォルニア州のオータイメイサ地区に建設された。現地に行ってみると、荒涼とした平原が広がっていた。高さ9メートルの壁の試作品が並ぶ場所は公道から1キロメートル以上離れた所にあり、公道から壁は見えない。
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【from 中国】 日系コンビニ初の南京出店 日本の6倍売り上げる店もローソン快進撃の理由
2017年11月25日号日系コンビニエンスストアの中国における2016年末の店舗数は、セブン-イレブンが1371、ファミリーマートが1810、ローソンが1003。いずれもざっと日本の店舗数の1割程度にすぎないが、近年急激に増加している。その中で最近話題なのが、日系として初めて南京に進出したローソンだ。
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【from 欧州】 もう一つの東西分裂 LGBTへの偏見が深く残る東欧諸国
2017年11月18日号今年6月にセルビアの新首相に就任したブルナビッチ氏は、同性愛者であることを公表している。9月にはLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の祭典「ゲイ・プライド」にも参加した。これは同性婚や反差別などの法的権利を求める社会運動だが、セルビアではいまだ国民のほぼ半数が同性愛は直さなければいけない「病気」だと思っている(セルビアでは2008年まで、同性愛は「病気」だと公式に定義されていた)。
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【from アジア】 タイとマレーシアが 外国人労働者の人権対策を進める理由
2017年11月18日号このところタイとマレーシアで、外国人労働者に関連する規制が強化されている。まずタイでは、2017年6月23日、外国人を不法に就労させた場合、雇用主に40万~80万バーツ(約130万~260万円)の罰金を科す規制を施行した。
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【from 欧州】 英航空・防衛大手企業が受注苦戦で大リストラ 英国のEU離脱も影響か
2017年11月11日号10月10日、英国の航空・防衛大手BAEシステムズは、来年1月から国内で約2000人の人員整理に着手する方針を発表した。本件は、7月に就任したウッドバーン新CEOが進める構造改革の一環と位置付けられている。
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【from 中国】 新任常務委員お披露目 ネクタイの色が示す習総書記の権力基盤
2017年11月11日号10月25日午前11時50分、北京・人民大会堂。習近平総書記が他の6人を引き連れて新たな政治局常務委員をお披露目した。李克強首相は同委員を続投、他の5人は政治局委員からの昇格となった。
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【from アジア】 度重なる不祥事で日本企業のイメージ失墜 アジア商戦にも逆風
2017年11月4日号神戸製鋼所による検査データ改ざんや日産自動車の不適切検査のニュースは、東南アジアのメディアでも連日大きく取り上げられている。今やアジアでも見慣れたお決まりポーズ「平身低頭」の画像とともに、「チーティング・スキャンダル」などという不名誉な見出しが紙面やインターネット上を席巻。
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【from 米国】 トランプ大統領が描く従来と違うレッドライン 北朝鮮は世界の問題に
2017年11月4日号10月22日、日本の衆議院議員選挙速報を見聞きしながら、本稿を書いている。久しぶりに選挙期間中の日本に滞在したが、驚いたのは「お願い」が多く、北朝鮮問題を語る候補が極めて少なかったことだ。日本単独では何かをするのは難しいが、最大の外交問題として、その現状や国際的な取り組みについて語るべきではないか。日本の国会議員は、「平和」に慣れ過ぎていないか。