記事一覧:World Scope ワールドスコープ669件
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【from 欧州】 総論賛成・各論反対 紆余曲折が予想される日・EU経済連携協定
2017年8月12日号7月5日に日本政府と欧州連合(EU)は、乳製品や自動車などに対する関税の段階的な撤廃を目指す日・EU経済連携協定(EPA)の交渉について、大筋で合意に達したと発表した。だがドイツなど欧州の産業界は、日本側に引き続き厳しい要求を突き付けており、最終的な合意までには紆余曲折が予想される。
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【from 米国】 機能まひの連邦政府 自動走行車ブームに法整備が追いつかず
2017年8月12日号首都ワシントンや、大都市ニューヨークの街中を、ドローンやロボットがピザや本の配達に飛び回り、自動走行車で帰るビジネスマンは夕方のニュースや好きなドラマを車内で楽しめる。そんな姿を想像すると、まるで未来都市のようだ。米国では法制度や都市整備が追いつかないほど、これらの技術のブームが起きている。
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【from アジア】 市内からバイクが消える? 賛否が真っ二つに割れるハノイ市の衝撃的な決定
2017年8月5日号500万台──。人口760万人を擁するベトナムの首都ハノイを走るバイクの台数だ。飽和状態に近づきつつあるため新車販売の伸び率は低調だが、それでも台数ベースでは四輪自動車の10倍以上。モータリゼーションが進んでいる国の渋滞は四輪が中心だが、ベトナムではバスや電車などの公共交通機関が未発達ゆえ、移動・運搬の手段としてバイクが必需品なのだ。
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【from 米国】 ベッド・バストイレ完備 豪華エアストリームで過ごす究極のキャンプ
2017年8月5日号アウトドア派の憧れのキャンピングカー「エアストリーム」。銀色に輝く丸いフォルムは、キャンピングトレーラー界の“ロールスロイス”と称される最高級品。古き良きアメリカンドリーム感も満載だ。このエアストリーム、価格は新品なら1台6万ドル以上。庶民にはなかなか手が出ない高級品だ。
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【from 中国】 ネット化がもたらす 消費・流通の進化とイノベーション
2017年7月29日号中国の消費の好調が続いている。2017年に入って、自動車、スマートフォンが鈍化しているにもかかわらず、小売販売はなお2桁の伸びを維持している。引き続き活発な雇用や都市への人口移動など、幾つか理由は挙げられるが、最も注目される理由は、ネット化とそのインパクトだ。
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【from 欧州】 カタルーニャ独立ならスペイン経済は大打撃 欧州金融危機の再来か
2017年7月29日号スペインがフランコ独裁政権による長い抑圧から解き放たれた1970年代、同国のカタルーニャ州では独自の文化や言語への回帰現象が見られた。それから四十数年、再び同州が独自色を強めている。カタルーニャは10月1日に独立を問う住民投票を行うことを決め、独立の票が残留を上回った場合、48時間以内にスペインからの独立を宣言すると公表した。
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【from 中国】 美に目覚めた中国人男性 女性向けより伸び代ある男性化粧品市場に期待
2017年7月22日号中国のとあるECサイトで、消費投資と市場価値を基にしたセグメント別のランキングが発表された。少女>児童>若い女性>老人>犬>男性という順番だ。なんと、男性のランキングは犬よりも下……。しかし、最近の動向を見る限り、男性市場も決してばかにはできない。
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【from 米国】 トランプ大統領就任と共和党・保守勢力拡大で後退する銃規制論議
2017年7月22日号6月30日午後。携帯電話に一報が届いた。「市内で乱射事件が起きた」──。場所は、ニューヨーク市北部にある、ブロンクス・レバノン病院。男が侵入し、無差別に発砲したという。名の通った大病院だ。近くには野球チーム、ニューヨーク・ヤンキースの本拠地であるヤンキー・スタジアムがある。
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【from アジア】 安価で優秀な労働力で外資を吸引するベトナム 国内企業育成が長期課題
2017年7月15日号このところのベトナムの輸出は、目覚ましい成長を遂げている。2005年には0.3%だった世界貿易に占めるベトナムの輸出シェアは、16年には1.2%に上り、ASEAN10カ国の中ではシンガポール、タイ、マレーシアに次ぐ4番手にまで躍進した。
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【from 欧州】 再生可能エネルギーの電力供給に占める比率が英国史上初めて5割超え
2017年7月15日号6月7日、英国では、電力供給に占める再生可能エネルギーの比率が短時間ながら史上初めて5割を超えた。この日は、全国的に強い風と日照に恵まれたことで風力発電と太陽光発電の稼働率が上昇し、正午前後に再生可能エネルギーによる発電量が全体の50.7%に達した。
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【from 中国】 1年半で80カ国が加盟 着実に影響力を高めるアジアインフラ投資銀行
2017年7月8日号「米国と日本はアジアインフラ投資銀行(AIIB)のメンバーではないが、米日の企業もプロジェクトに入札する際は、公平・公正に扱われる」6月16~18日、韓国・チェジュ島で開催されたAIIBの第2回理事会兼年会にて、同行の金立群初代総裁はそう語った。自国の戦略や利益を考慮してAIIBに加入していない、あるいはしようとしない日米に対して、中国の器の大きさを示そうとしているように筆者には聞こえた。
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【from 欧州】 世界経済を混乱に陥れる米国のパリ協定離脱に 批判を強める欧州産業界
2017年7月8日号6月1日に米トランプ大統領が、温室効果ガス削減のためのパリ協定を離脱する方針を発表したが、欧州では政界や学界だけでなく産業界からも、強い批判と懸念の声が上がっている。日本経団連に相当するドイツ産業連盟(BDI)のケンプ会長は、「トランプ氏の決定は、国際政治に対する大きな打撃だ。
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【from 米国】 トランプ大統領の武器はキャッチーなフレーズ 疑惑への捜査を矮小化
2017年7月1日号「魔女狩り」という魑魅魍魎のような響きがある単語を、ドナルド・トランプ大統領が使い始めた。しかも、大文字で表記し、「あの~」というように特定の事象を指すものとして使っている。
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【from 欧州】 「欧州のゴミ箱」扱いに憤慨する東欧諸国 深まるEUの東西分裂
2017年7月1日号欧州を東西に分断した鉄のカーテンが開かれたとき、チェコやスロバキア(当時はチェコスロバキア)の国民は隣のオーストリアへなだれ込んだ。映画でしか見られなかった西欧の製品を手に取って買えるようになったからだ。
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【from 米国】 不法入国や薬物密輸を探知 国土安全保障省も注目する最先端IoTセキュリティ
2017年6月24日号シリコンバレーのIoT技術者が集結する最大のイベント「Internet of Things World」が5月に開かれた。今年の目玉はずばり「IoTセキュリティ技術」だ。中でも、米国政府の国土安全保障省(DHS)のブースは、お役所組織とIoT最先端の技術という異色の融合で、注目の的だった。
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【from アジア】 シンガポールは安全? 政府報告書ににじむテロ脅威への切迫感
2017年6月24日号各種調査により、シンガポールは世界で最も安全な国の一つとランク付けされてきた。世界中から集う外国人たちも、「シンガポールは安心して暮らせる国。こんな国は東南アジアには他にない」との認識を共有する。だが、この認識が揺らぎ始めている。
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【from 米国】 トランプ大統領弾劾で盛り上がる「抵抗運動」 クリントン氏も参加示唆
2017年6月17日号「議会の下院で過半数の賛成票を得ることができれば大統領は訴追され、裁判が上院で開かれます。そこで3分の2以上の議員が同意すれば、罷免できます」ここはニューヨークのマンハッタンにある某大学の一室。最近、弁護士が法律に関心のある市民を招待して研究会を開いた。
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【from 中国】 国際的な認知を獲得し 内陸部の拠点整備が進む 中国の「一帯一路」構想
2017年6月17日号2013年9月7日、習近平主席がカザフスタンで「シルクロード経済ベルト構想」を打ち出してから3年8カ月。5月14、15日に北京で「一帯一路」フォーラムが開催された。「一帯一路」とは、ユーラシア大陸の陸のシルクロードと、南シナ海からインド洋を通り欧州に繋がる海のシルクロードからなる交通・交流というのが表面的な解釈だが、実際には「政治、経済、文化の利益・責任・運命共同体の理念」のことである。
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【from 欧州】 領内で高まる独立機運 Brexitで失われる 英国の地政学的優位性
2017年6月10日号スコットランドの英国からの独立で最も大きな障害となっていたのは、独立後に欧州連合(EU)への加盟が阻止されることだった。阻止の動きの陣頭に立っていたのは、欧州内の独立運動に対して過敏になっていたスペインだった。カタルーニャ地方の分離独立派に頭を痛めるスペイン政府としては、欧州内のいかなる地域独立運動も容認しない姿勢を崩さなかった。
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【from 中国】 モノ消費が満たされ体験に飢える中国人 コト消費に商機あり
2017年6月10日号日本にやって来る中国人観光客の中には、今でもジュエリー店で一度に1000万円も消費するような人もいるが、このような高額消費は落ち着きを見せ始め、買い物の対象が日用品へシフトしてきている。