記事一覧:株式市場 透視眼鏡127

定期購読のご案内

記者の目

  • 副編集長 大矢博之

    個人にはどうしようもない就職氷河期世代の不遇

     就職氷河期の後期世代です。ですが、自分は運が良かった。大学で1年留年した上に、理系だったため大学院へ進学。この3年間のズレのおかげで、就職の最悪期を回避できました。
    「おまえらは運が悪い。1年後なら就活はもっと楽だろう」。当時の就職セミナーの講師の言葉を今も覚えています。事実、前の職場では後から入社してきた後輩の人数が、年々増えていきました。
     景気動向や企業の採用減は個人にはどうしようもありません。自己責任や時代のせいにするのは救いがなさ過ぎます。特集の取材で改めて、氷河期世代の不遇っぷりを実感しました。生まれた年が違えば、どんな人生になっていたのだろうか。釈然としない気持ちが残っています。

  • 編集長 浅島亮子

    市販は残り2号!表紙も「歌舞伎町風」から大刷新

    「週刊ダイヤモンド」が書店でお買い求めいただけるのも、今号を含めてあと2号となりました。弊誌は4月より、30年ぶりに大刷新。装いも新たに、定期購読を前提とした「サブスク雑誌」として生まれ変わります。
     先日、リニューアル後の新雑誌のデザインが上がってきました。ロゴも表紙もコンテンツも、劇的に変わります。あるデザイナーに「歌舞伎町風」と評された原色カラーの表紙は、通勤バッグに収納しラグジュアリーな雰囲気になります。
     かといって、コンテンツをおとなしくするつもりはありません。データで迫る・忖度なしで迫る・企業産業の深淵に迫るをスローガンに、企業産業記事を拡充してまいります。ご期待ください!

最新号の案内25年3月29日号

表紙

特集階級社会の不幸

日本の格差問題が「岐路」に立っている。不十分な賃上げと、非正規雇用の固定が、日本を衰退の道へ導こうとしているのだ。その元凶は、もうかってもため込み、賃上げも人的投資も国内投資も怠った大企業にある。中でも最も割を食ったのが氷河期世代だ。大企業…

特集2就職人気企業ランキング2025年春

就職・採用戦線は早期化。売り手市場が強まる中、業績好調な大手企業、中でも働き方改革や若手の待遇改善を進め、早期から積極的に学生との接点を提供した業界トップ企業に人気が集まる。