記事一覧:特集10409

  • 特集 Part2
    【目で見て追う「行動観察」】 コンロ開発や店舗集客に 威力を発揮する新手法

    2013年02月16日号  

    今年2月、住宅設備大手のLIXIL(リクシル)が画期的なガスコンロの販売を始めた。その名も「ひろまるコンロ」といい、かわいらしいデザインで広々とした使いやすさが特徴である。実はこれ、主婦の行動を徹底的に「見る」ことで生まれたもの。単に新機能を積み上げていくような通常の製品開発とは一線を画している。

  • 特集 Part3
    「友人に薦めるか」で測る NPSという新指標の威力

    2013年02月16日号  

    顧客満足度を追求しているのに業績が上がらない──。多くの企業が直面している課題に対し、ベイン・アンド・カンパニーが提唱している新たな指標が世界で成果を上げている。シンプルな指標を「利益ある成長」につなげるカギとは?

  • 特集 Part3
    【Column】 【アパレル最新事情】 リアルとネットが覇を競う 最新技術による新・購買体験

    2013年02月16日号  

    鏡に見立てた60インチの大型モニターの前に立ち、iPadを改造したタッチパネル式の操作盤に触れながら好きな洋服を選ぶと、その洋服を着た自分自身の姿がモニターに映し出される。横を向いたり、手を上げたりすると、人の動きに合わせて洋服も伸び縮みしたり、裾が翻ったりと形を自在に変える。AR(拡張現実)技術で試着を楽しめる「ARフィッティング」のシステムが設置されているのは、東京・原宿のファッションビル「東急プラザ表参道原宿」にある「HUMOR SHOP by A-net(ユーモア・ショップ・バイ・エイ・ネット)」だ。昨年4月のオープン時には、順番待ちで長蛇の列ができた。

  • 特集 Part2
    【Column】 店員の配置換えで売り上げ急増 日立が開発した驚きの「顕微鏡」

    2013年02月16日号  

    日立製作所は昨年10月、人の行動データとPOSデータなどの業績データを組み合わせることで、業績改善の要因を見つけ出すデータ解析技術を開発。実証実験では驚きの結果を出している。

  • 特集 Part3
    【音楽教室】 入会したら楽器を無料で贈呈 講師も生徒もハッピーな環境

    2013年02月16日号  

    音楽教室というと子供の習い事のイメージが強いが、ターゲットを大人に絞り、顧客目線のサービスで生徒数を急激に伸ばしているのがEYS音楽教室だ。目玉は楽器の無料プレゼント。音楽教室に入ると普通は月々のレッスン料のほかに楽器購入費が生徒の負担となるが、EYS音楽教室では入会から1年続けることを条件に和太鼓とコントラバス、琵琶を除き、サックスやバイオリン、三味線などの楽器を無料でプレゼントする。

  • 特集 Part3
    【マクドナルド】 「作りたて」を消費者にアピール 60秒チャレンジに込められた狙い

    2013年02月16日号  

    「ただいま、60秒チャレンジを実施中です」カウンターの中の店員はそう言うと、会計が終わるとともに砂時計をひっくり返す。注文した商品が会計後60秒以内に出てこなければ、「ビッグマック」などのハンバーガー類と交換できる無料券が提供されるのだ。60秒以内でもコーヒー無料券がもらえる。

  • 特集 Part3
    【帝国ホテル】 1000人以上の顧客を記憶 非ITのヒューマンサービス

    2013年02月16日号  

    顧客がロビーを横切り、玄関に向かう。すると誰に伝えたわけでもないのに、その客の車がスーッと車寄せに近づき、待機している。帝国ホテルで、こんな光景が頻繁に見られるようになったのは、この数年のことだ。別段、手品を行っているわけではない。種明かしをすれば、ロビーマネジャーと呼ばれるスタッフが顧客を見つけるや否や、インカムでドアマンに連絡、車を呼ぶよう指示したのである。

  • 特集 Part3
    【Column】 【メルセデス・ベンツ】 カフェとレストランで集客 あえて売らないショールーム

    2013年02月16日号  

    メルセデス・ベンツが東京・六本木で展開するショールーム「メルセデス・ベンツ コネクション(MBC)」は、連日、多くの若者や会社員らでにぎわっている。人気の理由は施設内にあるカフェとレストランだ。1階にはラテ・アートの元世界チャンピオンが監修するカフェがあり、2階にはミシュラン二つ星レストランのシェフが監修するカジュアルフレンチのレストランとバーがある。

  • 特集 Part3
    【カシータ】 感動のサービスを生み出す 超人気レストランの裏側

    2013年02月16日号  

    「感動のサービス」が約束されたレストランがある。東京・青山のレストラン「カシータ」は、客単価が1万4000円前後と決して安くはないにもかかわらず、週末のディナーは常に予約で埋まるという超人気店だ。その理由の一つは客の予想をはるかに上回る、徹底したおもてなしにある。例えば、ある日の客は結婚式ができなかったという夫婦だった。

  • 特集
    公共工事バブルで踊るゼネコン

    2013年02月09日号  

    長く暗いトンネルをさまよい続けていたゼネコン。だが、公共事業を軸に経済再生を掲げる安倍晋三内閣の誕生により、ようやく光が差す出口が見えてきた。その先にあるのは、大金がもたらされる「楽園」に見えるが、もしかしたら「蜃気楼」なのかもしれない。

  • 特集 Part1
    政権交代で公共工事バブル到来

    2013年02月09日号  

    「うれしい悲鳴とはこのことや。関西の業界内じゃ、“和歌山バブル”って呼んでるわ」(地元ゼネコン幹部) 紀伊半島の南西、和歌山県の南部に位置し、風光明媚な海岸線で知られる田辺市。1市4町村が合併しても人口わずか8万人余りの小さな街が、突然にぎわい始めた。

  • 特集 Part3
    【Column】 道路や橋梁会社の株が上昇中 「国土強靭化」銘柄はこれだ!

    2013年02月09日号  

    自民党が掲げる「国土強靭化」を受けて、土木関連株が上昇している。「今後10年で200兆円」という数字に期待が寄せられているのだ。中でも道路と橋は要注目だ。

  • 特集 Part3
    山内隆司(大成建設社長)インタビュー

    2013年02月09日号  

    ──自民党と公明党の連立政権に代わって1カ月。建設業の時代が再び来たとの声も聞かれる。年末年始に顧客のところを回ると、多くの方から、そのようなお声をかけていただいた。しかし、手放しで喜べるとは思っていない。確かに仕事は増えるだろう。東日本大震災の復旧・復興工事はまだまだ続いているし、インフラ整備もしなければならない。しかし、復旧・復興は地域限定。インフラ整備に関しても、厳しい財政状況なのだから、大盤振る舞いとはいかないだろう。

  • 特集 Part3
    【Column】 被災地で賃金ピンハネ疑惑! 下請けが抱える意外な事情

    2013年02月09日号  

    「元請けは高い労務費を支払っているのに、労働者はさほど高い賃金を受け取っていない」──。昨年ごろから、被災地を中心にこんな現象が話題になっている。途中で誰かがピンハネしているに違いない。事態を重く見た国交省も調査に乗り出しているというが、そこには意外な事情があるようなのだ。

  • 特集 Part3
    工事急増で現場は大混乱 行政と業界に必要な意識改革

    2013年02月09日号  

    急激な工事量増加を吸収するためには、発注の仕組みや見積もりのやり方を効率的にする必要がある。行政やゼネコン業界の意識改革は進むだろうか。

  • 特集 Part1
    藤井 聡(内閣官房参与、京都大学大学院教授)インタビュー

    2013年02月09日号  

    2010年に出版した拙著『公共事業が日本を救う』でも、巨大地震が必ず起きること、そして道路やトンネル、橋などのインフラが老朽化し危険なことを指摘してきた。日本は米国や欧州と比べても、台風や地震などの災害が非常に多い。また、これだけ国土が狭いから、大草原にまっすぐ道路を造ることができる国と比べると、工事にかかる費用は大きくなる。

  • 特集 Part1
    太田昭宏(国土交通大臣)インタビュー

    2013年02月09日号  

    日本全国のインフラは、第3ステージに入っている。第1ステージは戦後復興に伴う産業基盤整備、第2ステージは1975年ごろからの生活インフラ整備だった。そして今は、東日本大震災で国土の脆弱さが浮き彫りになり、今後も南海トラフの巨大地震や、首都直下型地震が予想されている。しかも、東京オリンピック前に整備されたインフラは、50年が経過しようとしており老朽化も進む。いわば「国土のメンテナンス」を進めなければならないステージで、命を守るための「防災」「減災」を図るインフラ整備が必要だと考え、計上した。

  • 特集 Part2
    笹子トンネル事故に端を発し 盛り上がるゼネコンの“皮算用”

    2013年02月09日号  

    「構造物の老朽化や劣化が顕在化している」──。NEXCO東日本、中日本、西日本の高速道路会社3社が、共同設置した技術検討委員会。その「設立趣旨」で、危機感を表明してから1カ月もたたずして、大惨事が発生した。昨年12月に中央自動車道で起きた笹子トンネル事故だ。

  • 特集 Part2
    【Column】 貿易立国の港湾施設に見る 老朽化対策の“お寒い”状況

    2013年02月09日号  

    日本は海外との貿易によって経済発展した。国際的な物流の拠点となる港湾施設こそ、日本の経済成長を下支えしてきた最重要なインフラだが、老朽化は確実に進んでいる。

  • 特集 Part3
    国土強靭化のボトルネック ゼネコン襲う人手・資材不足

    2013年02月09日号  

    東日本大震災の発生からまもなく2年。被災3県では復旧・復興工事が続いているが、人手や資材の不足とコスト高に悩まされる日々だ。国土強靭化計画が進めば、全国的な問題となる。

定期購読のご案内

記者の目

  • 編集部 重石岳史

    富裕層は健康への投資も抜かりない

     今回の特集で、数年前に知り合った富裕層の方々と久しぶりに再会しました。コロナ禍を経て資産を減らした人もいれば増やした人もいて、不謹慎かもしれませんが、その各人各様のエピソードがなかなか興味深い。プライベートバンカーや税理士、資産家仲間など、彼らの周りにはさまざまなプロがおり、そこからもたらされる情報で「もうけた」「損した」と話題は尽きません。
     富裕層といっても資産の中身は千差万別ですし、お金の使い道も人それぞれ。ただし必ず共通の話題となるのが健康です。高額サプリメントなどに皆詳しく、健康への投資も抜かりないようです。数年後にまた再会したとき、その投資効果が分かるかもしれません。

  • 副編集長 大矢博之

    時代のトレンドを反映していた高額納税者公示制度

     かつて5月の風物詩といえば長者番付でした。高額納税者の氏名や住所が税務署に掲示されるという、個人情報保護の意識が浸透した今となっては信じられないような制度があったのです。
     子供の頃の私も、長者番付の記事はひそかな楽しみ。芸能人や文化人の番付を見て、とんねるずの2人で差があるのはなぜなんだろうと疑問に思ったり、「ドラゴンクエスト」生みの親の堀井雄二さんの番付入りに、「これからはゲームの時代だ」と想像を膨らませたりしていました。
     時代のトレンドを反映していた長者番付。今も存続していたならば、ユーチューバーなども番付入りしていたのでしょうか。絶対に無理だとは分かっていますが、復活してほしい制度です。

最新号の案内2024年5月25日号

表紙

特集億万長者 カネを生む知恵

日本国民の実質賃金がマイナスとなる中、純金融資産1億円以上の富裕層は約150万世帯に達するとされ、拡大を続けている。歴史的な円安や金利上昇局面において、彼らは資産をいかに生み出し、守っているのか。億万長者のお金事情に迫る。

特集2石油ムラ 大異変

2代続けてのセクハラでENEOSホールディングスは、旧日本石油出身者から旧東燃出身者へトップが代わった。出光興産のトップ人事では非主流派の起用も取り沙汰される。コスモエネルギーホールディングスは、異例の資本提携に踏み切った。石油元売り業界は…