記事一覧:特集10409

  • 特集
    “仕事消失時代”に 生き残る ビジネスマン

    2013年05月11日号  

    ミドル世代“受難”の時代がやって来た。日本的雇用慣行のひずみ、スキルの陳腐化といった雇用激変の嵐が襲い、「今ある職場」「今ある職種」が消失しようとしている。最もその割を食うことになりそうなのがミドル世代なのだ。壮絶な「仕事争奪戦」を制するための処方箋を伝授しよう。

  • 特集 Part2
    菅野和夫(労働政策研究・研修機構理事長)インタビュー

    2013年05月11日号  

    日本の終身雇用・長期雇用システムは、法律で強制し出来上がったものではない。戦後、労使が自主的に選択しながら形成されたものだ。その雇用システムが存続し、転職など外部労働市場が未整備の状況で、解雇ルールのみを変えるのは、不公正な結果を生む。「整理解雇の4要件」など、現行の解雇ルールは裁判所の判断、判例の積み重ねであり、日本企業の典型的な雇用システムを反映したものでもある。

  • 特集 Part2
    1 狙われる中高年社員 賃金抑制・雇用調整の包囲網

    2013年05月11日号  

    幾度とないリストラの危機を乗り越え、居場所を確保してきた40~50代の中高年社員。喉元を過ぎて熱さを忘れたころにやって来たのは、抵抗しようのない雇用制度改革という嵐だった。

  • 特集 Part2
    【Column】 アプリ開発で勃発! “主婦との競争”

    2013年05月11日号  

    機械に直接仕事を奪われなくても、機械が起こした環境変化に職が脅かされるケースもある。ソフトウエアの開発がまさにそれだ。機器の低価格化、IT技術の進歩により、パソコンやスマートフォンは、今や主婦などの一般の人にも身近な存在になった。かつて、パソコンのソフトウエアを開発するには、難解なプログラミング言語をはじめ、膨大な専門知識が不可欠とされた。ところが、ITやプログラミングの知識の重要性に気付く一般の人が増える一方で、スマホなどのアプリ作成のハードルは下がり続けている。

  • 特集 Part2
    4 有資格者も安心できない! ホワイトカラーと機械の競争

    2013年05月11日号  

    仕事を機械化し、効率化してきたのは製造現場だけではない。ホワイトカラーの世界でも、古くから進む事務作業の機械化が加速し、有資格者の仕事にも侵食が始まっている。

  • 特集 Part2
    3 サービス業への産業シフトで男は仕事喪失、女は雇用創出

    2013年05月11日号  

    電機産業の凋落と自動車産業の海外シフト加速により、製造業の雇用吸収力は低下しつつある。製造業からサービス業へ。産業の主役交代は男性の雇用機会を奪うことになりそうだ。

  • 特集 Part2
    【Column】 MBOと成果主義が生む弊害 “勘違い社員”はリストラ候補

    2013年05月11日号  

    近年、人事評価の仕組みとして、あらかじめ上司と目標を設定し、その達成度を評価するMBO(目標管理制度)や、成果主義を採用する企業が増えている。もっとも、企業にとって、社員の能力と仕事の成果を正確に評価することは、“永遠の課題”といえるほど難しいテーマだ。例えば目標設定一つ取っても人事担当者の悩みは尽きない。結局、社員は自分に見えている問題しか目標として設定できないから、本人や上司の視野が広いか狭いかで、設定する目標の質に差が出てしまう。

  • 特集 Part2
    2 能力やスキルの陳腐化で あなたの居場所がなくなる

    2013年05月11日号  

    目まぐるしく環境が変化する現代では、会社にとって必要な能力やスキルが刻一刻と変化する。あなたが必死に磨いてきた能力も、すでに時代遅れになっているかもしれない。

  • 特集 Part2
    5 日本人の居場所を脅かす トップ級“外国人との競争”

    2013年05月11日号  

    中国やインドなど、アジアで毎年大量に輩出される有能で勤勉な学生たち。今や、世界の企業が目の色を変えて獲得競争に奔走し始めている。注目が集まる外国人たちの活躍ぶりを追った。

  • 特集 Part3
    【Column】 ミドル世代の受け皿になるか 雇われない働き方「IC」とは

    2013年05月11日号  

    サラリーマン時代に身に付けた高度な専門知識・技術を生かして、雇用契約ではなく、業務単位の請負契約を複数企業と結んで活動する。そうした独立した個人のことをインディペンデント・コントラクター(IC。個人業務請負)と呼ぶ。いわば、自営業者と雇用者の中間形態だ。自営業者と異なるのは、契約期間中ならばあたかも契約先企業内部の従業員のように仕事ができること。一方の契約先企業にとっては、必要なときに、必要な人材を、必要な業務にのみ外部調達できるメリットがある。業務領域は、人事、企画、リスク管理のような経営コンサルティング、ITエンジニア、出版業、金融など多岐にわたる。

  • 特集 Part3
    業種・職種の垣根を越える “ポータブルスキル”を磨け

    2013年05月11日号  

    大企業に属するホワイトカラーの人余りが深刻化しそうだ。労働市場からはじき出されないために、そして、納得のできるキャリアチェンジを成功させるためには、どう自衛するべきなのか。

  • 特集 Part3
    【元人事部覆面座談会】 こんなあなたも“隠れ”リストラ候補

    2013年05月11日号  

    会社にとって有益な存在であり続けるためには、いったいどうしたらいいのか。社員の異動を差配する人事部の経験者に、リストラ候補として目を付けられる社員のタイプを聞いた。

  • 特集 Part3
    【Column】 失業給付、健康保険、年金、税金 忘れると損! 転退職時の手続き

    2013年05月11日号  

    さまざまな理由で退職した人が気を付けたいのが、保険や年金、税金の諸手続き。「忘れてしまってお金がもらえない」「もっとお得な方法があった」とならないよう、確かな知識を付けておきたい。

  • 特集 Part3
    組織に属して働く人も “市場で生きる力”を身に付けよ

    2013年05月11日号  

    大学を卒業し、70歳まで働くことになれば47年間。ずっと同じ会社で働き続ける人は、今後はごく一部となる。経済・雇用環境が変化する中、生き残るために身に付けるべきスキルとは何か。

  • 特集 Part2
    【Column】 聖路加は入居金が最大5億円 富裕層向け“無届けホーム”!?

    2013年05月04日号  

    「無届け老人ホーム」といえば、生活保護受給者などを“食い物”にした施設が思い浮かぶことだろう。老人福祉法29条では、高齢者を入居させ、食事の提供や入浴、排泄、食事などの介助、洗濯、掃除、健康管理などのサービスを提供する施設は有料老人ホームとして、自治体への届け出を義務付けている。これに該当しながら届け出ないホームの多くは、地域や入居者からの苦情や通報によって発覚し、自治体による調査・指導の対象となる。

  • 特集 Part1
    住まい・介護選びのフローチャート

    2013年05月04日号  

    住まいと介護にはさまざまな種類がある。あなたや家族にどれが向いているかをフローチャートで確認しよう。該当する住まいと介護について本特集で取り上げたページも参考にしてほしい。

  • 特集 Part1
    高齢者住宅市場に“新顔”登場

    2013年05月04日号  

    橋田宏さん(仮名)が、熱を出して寝ている母に寄り添っていると、玄関のドアをたたく音がした。「まもなく先生が診察にいらっしゃいますので」。声をかけるスタッフに「ありがとう」と答えながら、「やっぱりここで暮らしてもらってよかった」と独りごちた。隣の妻がその言葉にうなずいた。この日、夫婦が週末を利用して大阪から首都圏の郊外に住む母を訪ねると、風邪をひいていた。母は元の自宅から程近いところにある「サービス付き高齢者向け住宅」(サ高住)に住んでいた。

  • 特集
    親子で選ぶ「老後の住まい」

    2013年05月04日号  

    有料老人ホームなどの介護施設を凌ぐ勢いで、「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」と呼ばれる賃貸住宅の戸数が急増している。介護施設とサ高住のどちらが老後の住まいにふさわしいのか。玉石混交とされるサ高住物件をどう選べばいいのか。高齢者の住まいと介護を徹底調査した。

  • 特集 Part2
    【施設vsサ高住】 新しい高齢者住宅のサ高住は 生活の“自由度”がウリ

    2013年05月04日号  

    石川次郎さん(仮名)は、田舎で一人暮らしをしている90歳を超えた母親のことが心配でたまらない。深夜に救急車で運ばれたことが何度かあり、夜に携帯電話が鳴るとドキリとする。そんな石川さんは、母親を説得し、地元で評判の有料老人ホームへ見学に行ったが、そのホームは満室だった。代わりに薦められたのが、その有料老人ホームを経営する会社がオープンしたサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)である。

  • 特集 Part3
    【Column】 土地活用でサ高住提案が急増 建設会社の甘い試算は要注意

    2013年05月04日号  

    土地活用を考える地主に「補助金や税制優遇のあるサービス付き高齢者向け住宅がお勧め」と提案する業者が増えている。高利回りをうたっていても、ずさんな提案も多いので慎重に検討しよう。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…