記事一覧:特集22552

  • 特集2
    鬼頭弘泰(GMOクリック証券 代表取締役社長)インタビュー

    2017年7月15日号  

    フィンテックという言葉の独り歩きはよくないと思っています。なぜなら、フィンテックとはテクノロジーそのものであり、あくまでも手段。テクノロジーで解決できるのは顧客の「制約とお金」の問題で、「制約」は取引上の時間や場所の問題、「お金」は取引コストや顧客が収益を上げる上で必要な環境整備に関わる課題のことです。

  • 特集2
    松井道夫(松井証券 代表取締役社長)インタビュー

    2017年7月15日号  

    フィンテック「1.0」でも「2.0」でもいいのですが、一番の根源は何でしょうか。物事には根源があり、単なる現象だけではないのです。インターネットを使う使わないとか、表層的な面で物事を判断しがちですが、ネットの本質とは何か、なぜ競争に勝ち負けが生じたのか、といった形で突き詰めるのが商売では大事だと思います。

  • 特集2
    楠 雄治(楽天証券 代表取締役社長)インタビュー

    2017年7月15日号  

    テクノロジーの進化は今後、投資家層を広げる一つのトリガーになると考えています。投資はまだ本当の意味で大衆化していません。真に大衆にも広がりを持たせていく上では、フィンテックによる投資分野の革命はまだ始まったばかりの状況にあると思います。

  • 特集2
    松本 大(マネックス証券 取締役会長)インタビュー

    2017年7月15日号  

    インターネット取引が始まって以降、売買コストの低減をはじめ、投資しやすい環境が急速に整った点で大きな進歩がありました。ただし「投資したい人」の利便性を高めたとはいえ、そもそも投資を身近に感じていない人にとってのハードルは高いままです。

  • 特集2
    北尾吉孝(SBI証券 代表取締役会長)インタビュー

    2017年7月15日号  

    オンライン証券会社は何社かありますが、宇宙のように広範囲に金融業を手掛けているグループはSBIの他にありません。僕は金融業の生態系、言い換えれば金融コングロマリットを築こうと創業時から取り組んできました。

  • 特集2
    【大図解】 証券業界・新旧勢力マップ

    2017年7月15日号  

    インターネットを通じた株取引で個人の投資の在り方を大きく変えたネット証券。業界の中でどんな位置を占めているのか、読み解いてみよう。

  • 特集2
    “元祖フィンテック”の火付け役 ネット証券が直面する悩み

    2017年7月15日号  

    何かと耳にすることが増えた「フィンテック」。実は最初に日本で火付け役となったのは、株のインターネット取引を始めたネット証券各社だ。そんな彼らが今、岐路に立たされている。

  • 特集2
    岐路に立つネット証券 トップ6人が描く未来像

    2017年7月15日号  

    今や世の中を席巻する「フィンテック」。実は、この“元祖”といえる存在が、約20年前に始まったインターネットでの株取引だ。だが、その火付け役となったネット証券も成長一辺倒とはいかず、岐路に立たされている。こうした状況下で、黎明期を率いた重鎮たちは今、金融投資や業界の未来像をどのように構想しているのか。トップ6人へのインタビューを軸にこれからの時代のヒントを探った。

  • 特集2
    2018年iPhoneが鍵握る JDI取り巻く生き残りゲーム

    2017年7月8日号  

    アップルが2017年に発売するiPhoneに有機ELを採用することで、ディスプレイの潮流は液晶から有機ELに一気にシフトしつつある。JDIは、生き残りを果たせるか。

  • 特集2
    危機のJDIは格好の獲物 鴻海シャープ拡大戦略の行方

    2017年7月8日号  

    台湾・鴻海精密工業傘下のシャープは、液晶テレビの拡販で大型液晶を拡大させる戦略が鮮明。一方のスマホ用の中小型ディスプレイで、ジャパンディスプレイと連携する道はあり得るか。

  • 特集2
    資金繰りと資本調達に奔走 混乱のJDI「危機管理内閣」

    2017年7月8日号  

    スポンサー探しに入ったジャパンディスプレイ。資金繰りや構造改革など課題が山積し、今期は4期連続の最終赤字が確実だ。6月に発足した新経営陣は危機にさらされている。

  • 特集2
    革新機構がエグジット意向 危機のJDIの最終出口

    2017年7月8日号  

    ジャパンディスプレイの筆頭株主の産業革新機構が、同社株のエグジット(投資回収)の検討を始めた。日の丸ディスプレイの行き着く先をめぐり、早くも思惑が渦巻く。

  • 特集2
    経営危機のJDIに鴻海シャープの影 日の丸ディスプレイ最終決戦

    2017年7月8日号  

    液晶パネル大手のジャパンディスプレイが危機に陥っている。筆頭株主の官民ファンド、産業革新機構の支援は期待できず、外部からの資本増強が待ったなしの状況だ。シャープを買収した鴻海精密工業や、巨大資本の中国勢は、日の丸ディスプレイの危機を虎視眈々とうかがっている。

  • 特集2
    【Column】 経営再建中でも健在 シャープの「おもろい家電」

    2017年7月1日号  

    経営再建中のシャープでひそかに「世界的ヒット」を放った家電がある。「蚊取空清」がそれだ。2015年9月の東南アジアでの発売後、蚊に悩む各国から引き合いが殺到し、空気清浄機としては異例のわずか1年半で世界15カ国で販売された。

  • 特集2
    パナソニック1強体制の不安 30年来最高シェア達成の“次”

    2017年7月1日号  

    2016年度、白物家電でここ30年間での国内最高シェアを記録したパナソニック。同業が軒並み家電から手を引く中、生き残った「白物家電のラストマン」。その戦略に死角はないのか。

  • 特集2
    ジェームズ・ダイソン(ダイソン会長)インタビュー

    2017年7月1日号  

    私が事業参入を決めるのは、「商業的に理にかなっているから」ではない場合も多い。「そこにある問題を解決したいから」の方が多い。それが事業として掃除機のように大きな売り上げを生むことも、そうでないこともある。

  • 特集2
    日本に食い込み日本が育てた ダイソン・ルンバ成長物語

    2017年7月1日号  

    その土地の生活に密着した商品が強いはずの白物家電市場で、「アウェー」の外資系2社がシェアを握っているのが掃除機だ。その裏には、日本市場に食い込む地道な取り組みがあった。

  • 特集2
    テレビから王座を奪取 家電の王様に返り咲く白物

    2017年7月1日号  

    「白物家電」が変わった。生活必需品から、キッチンやリビングに置きたくなる憧れの存在になりつつある。変革をけん引するのは新進気鋭の「新星」たちだ。

  • 特集2
    「新星」たちが起こすビッグバン 白物家電の逆襲

    2017年7月1日号  

    「大手が寡占する、どれも似たような製品の枯れた市場」──。そんなレッテルは、もはや白物家電には当てはまらない。多種多様な「新星」が登場し、市場全体が大きく変わろうとしているのだ。世界で一番競争が熾烈な日本の白物家電市場で起こっている“ビッグバン”の深層をのぞいてみよう。

  • 特集2
    【Part 2】 総会“大荒れ”が必至の5企業 無責任経営陣の「質し方」

    2017年6月24日号  

    荒れる株主総会には、そうなるだけの理由がある。ここでは、今年、関心を集めそうな問題企業5社を抜粋した。株主は経営陣をどう追及すべきか。総会での正しい質問方法を教えよう。

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記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…