記事一覧:特集22552件
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特集2
医薬品と消費財のはざまで OTCメーカーはつらいよ
2017年10月21日号看板製品があればそれなりに食っていけるOTC業界。同族経営が多いこともあって再編機運は小さかったが、武田子会社のM&A宣言や外部環境の変化で、機運は醸成されつつある。
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特集2
淡輪 敏(三井化学代表取締役社長)インタビュー
2017年10月14日号何よりも、実際に会社が変わるということが大切だと思います。そうしたイメージの払拭は一朝一夕に実現するものではなく、ある程度の時間がかかるものだと考えている。まだ、どん底から抜け出して3~4年なのですから、そう簡単な話ではありません。
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特集2
ここ10年で収益構造は劇的に変化 硬直した組織の変革が鍵
2017年10月14日号迷走を続けた三井化学に大きな転機が訪れたのは、2014年2月6日の「臨時経営概況説明会」だった。登壇した田中稔一社長(当時)が説明を終えると、会場ではスタンディングオベーションが起きた。アナリストたちは、立ち上がって拍手を送ることで田中社長の決断に最大限の賛辞を送ったのだ。
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特集2
世界経済の激変で3期連続赤字転落 なぜ軌道修正が遅れたのか
2017年10月14日号95%以上の人が、三井化学の技術力の世話になっている──。結論を急げば、メガネレンズの材質の話である。メガネに使うレンズは2種類あるが、今日ではガラスレンズよりもプラスチックレンズが主流で、95%以上のシェアがある。その原料となる素材を供給しているのが三井化学なのだ。
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特集2
脱・石油化学市況連動銘柄 三井化学 創業105年目の大転換
2017年10月14日号1997年10月に旧三井石油化学工業と旧三井東圧化学が合併して三井化学が誕生してから20年。その源流は、旧三井鉱山の石炭化学事業にある。実質的に、創業105年目を迎えた老舗メーカーは、2000年代の初頭に経営の迷走が続いた。ところが、業績が好転してからの三井化学は、大胆不敵な体質転換に乗り出す。本当に変われるのか。
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特集2
【Column】 中学生のうちから青田買い 人情に訴える用具無償提供
2017年10月7日号「2軍のやつらにグラブなんてあげなくていいよ。俺たちのころは自分で買ってたんだから」──。プロ野球を担当する大手用品メーカー社員は、自分が担当する球団のベテラン選手から、そう言われたことがある。現在、日本のプロ野球選手は、1軍、2軍を含め、9割以上がなんらかの形で用具提供を受けている。
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特集2
眠っていた500億円の金脈 新たな“黒船”が総取り
2017年10月7日号野球を“観る側”は増えている。プレーをしない層にグラブなどを使ってもらうのは難しくても、好きな選手のユニホームだったらどうか。球団を通じたファンビジネスに金脈はあった。
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特集2
上位5社の鼻息と青息吐息 王者ミズノも大幅テコ入れ
2017年10月7日号中学生における野球部員数がサッカーのそれに抜かれ、頼みの高校球児も年々減少。悲愴感漂う野球用品業界でメーカーの鼻息と青息吐息が入り交じる。最後に笑うのは誰なのか。
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特集2
西前 学(アシックスジャパン 社長)インタビュー
2017年10月7日号東京2020オリンピック・パラリンピック(以下、東京五輪)で12年ぶりに野球が復活することが、大きな決め手になりました。われわれは東京五輪のゴールドパートナーでもあります。企業としての売り上げ拡大を図る上で、この追い風を利用しない手はありません。
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特集2
侍ジャパン公式ユニホーム奪取 ミズノの牙城崩すアシックス
2017年10月7日号長年、日本の球界をけん引してきたミズノ。しかし、東京五輪の侍ジャパンのユニホーム契約をゲットしたのはアシックスだった。これを機に、ミズノの牙城をついに崩すのか。
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特集2
観戦人口増でも競技人口減 野球用品業界の崖っぷち
2017年10月7日号プロ野球は2年連続で史上最多の観客動員数を更新。高校野球では今夏も、球児の感動物語に日本中が熱狂し、涙した。一方で、それを支える用品の需要は芳しくない。“見る”側が増えても、“やる”側が減っている現状に、各メーカーは危機感を募らせている。
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特集2
新たな収益源確立を目指す大手百貨店 出遅れた三越伊勢丹HD
2017年9月30日号“百貨店の凋落”が指摘されて久しい。各社が多角化を進める中、三越伊勢丹HDは本業の立て直しに臨んだが、方針転換。その先が見えない。
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特集2
“策士”杉江社長に秘策なし ビジョンなき新体制の前途
2017年9月30日号「8月のショーウインドーの宝石関連の展示は、従来ほど手の込んだ感じがせず、つまらなかった」──。伊勢丹新宿本店のヘビーユーザーだという会社員の40代女性はそう話す。
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特集2
業界の再起を目指して旧弊にあらがった 大西改革の理想と現実
2017年9月30日号「誰よりも百貨店ビジネスの限界を感じていた」(ある大手百貨店幹部)といわれる大西洋前社長。業界の本丸で旧弊打破を目指したが、挑んだ壁は高く、改革は道半ばで終わった。
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特集2
改革つぶしの同床異夢で漂流 弱体化進む百貨店の“王者”
2017年9月30日号「大西のいない三越伊勢丹など怖くない。チャンスだからどんどん攻勢をかけろ」──。ある大手百貨店トップは、社内でこんな大号令をかけているという。
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特集2
内乱に沈みゆく名門百貨店 三越伊勢丹
2017年9月30日号緑地のタータンチェックの包み紙といえば、とりわけ東日本の人々にとっては特別な思い入れがある。世界一の売上高を誇る伊勢丹新宿本店と、日本の百貨店の礎ともいえる三越の店舗を擁する業界最大手の三越伊勢丹ホールディングス。改革を掲げたトップを追い出すも再出発の道筋は見えず、このまま沈みゆくのだろうか。
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特集2
巨額買収に透ける“リスク回避” 安定志向で選んだ欧州シフト
2017年9月23日号欧州事業の買収で、世界に大きく打って出たアサヒ。高値つかみとの指摘もあるが、その実、堅実な読みがのぞく。安定志向であるが故、アジアから欧州へ海外展開の軸足を移したのだ。
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特集2
アジアより欧州で稼ぐ アサヒ 巨額買収の勝算
2017年9月23日号去年から今年にかけて1.2兆円を投じた巨額買収で世界大手の欧州事業を手中にしたアサヒグループホールディングス。これは出遅れていた海外展開で巻き返したいという焦りによる賭けなのか。壮大な野心を秘めた大勝負なのか。あるいはリスクの高いアジアを捨て、収益基盤が整った欧州で“無難”に稼ぐための一手なのか。欧州シフトの深層を探る。
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特集2
小路明善(アサヒグループホールディングス社長兼COO(最高執行責任者))インタビュー
2017年9月23日号欧州ビジネスの巨額買収は、手堅く収益を確保せんがための戦略なのか、新たな稼ぎを生み出すための野心溢れるものなのか。アサヒグループのトップにグループの伸びしろを問うた。
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特集2
【Column】 国内でスーパードライに異変 「夕日ビール」時代再来リスク
2017年9月23日号国内事業が高収益だからこそ海外で勝負できるのだが、大黒柱の「スーパードライ」がたそがれ始めた。国内を守るための改革なくしては、かつての低収益時代に逆戻りしかねない。