記事一覧:特集22552

  • 特集2
    2012年『べスト経済書』 ランキング11~18位

    2012年12月22日号  

    BEST 11~18に寄せられた「推薦の言葉」とランキングを紹介する。

  • 特集2
    2012年『ベスト経済書』 ランキング4~9位

    2012年12月22日号  

    BEST 4~9に寄せられた「推薦の言葉」とランキングを紹介する。

  • 特集2
    著者が語る 3 『高品質日本の起源』 小池和男

    2012年12月22日号  

    国際競争力がいつまで続くかを知るためには、その源泉は何かを知らなければいけない。日本が他国よりも優れた取りえは、職場の中堅層の、自発的な“仕事の工夫”である。例えば自動車の設計のかなり初期の段階で、技術者ではなく、生産現場のベテラン労働者が「この設計では作りにくい」と意見を言い、のみならず「こう変えれば品質不具合が出にくい」という提案までする。こうした品質への発言や生産過程の工夫は、戦前の日本の綿紡業や製綱業などで既にあり、日本の産業が世界を席巻する力となった。

  • 特集2
    著者が語る 2 『「失われた20年」と日本経済』 深尾京司

    2012年12月22日号  

    これまで日本経済の長期停滞については、不良債権問題や企業のバランスシートの毀損など金融的な側面で議論されることが多かった。しかしそれらが解決した後も、停滞が続いている。そこでこれを構造的な問題として捉え、分析してみようというのが、そもそもの問題意識である。その際に、長期のデータ、企業や事業所などのミクロのデータを使い、また国際比較を行うという、新しい視点での分析を試みた。わかったのは、需要不足が最も根にある問題であり、さらにその需要不足の一因として、生産性の停滞があるということだ。

  • 特集2
    著者が語る 1 『貧乏人の経済学』 A・V・バナジー、E・デュフロ

    2012年12月22日号  

    貧困問題は誤解されている──。これが本書を書こうと思ったきっかけだ。専門家たちは、これという解決策が一つ見つかれば、すべての貧困問題が解消できると考えている。だが、それでは貧しい人たちが直面する複雑な問題や、彼らの生活の中にある巧みさを捉え切れない。われわれにわかっていることは何か、わからないことは何かを正直に示し、なぜ貧困問題は単純なアプローチによって即時に解決できるようなものではないのかを説明する本が必要だと感じた。貧しい人をまるで漫画の主人公のように扱うことをやめ、豊潤さに満ちた彼らの生活を探索する本があってしかるべきだと考えたのだ。

  • 特集2
    年末年始に読みたい 経済学者・経営学者・エコノミスト139人が選んだ 2012年の『ベスト経済書』

    2012年12月22日号  

    2012年に出版された経済・経営書、ビジネス書の中で、最も優れたものを選定する年末恒例企画。経済・経営学者、エコノミストの投票で「ベスト」に選ばれたのは、貧困という古くて新しい問題に真正面から取り組み、開発経済学の分野で新たな地平を開いた『貧乏人の経済学』だった。

  • 特集3
    新型ブリオの開発現場へ潜入! タイで始まるホンダの大攻勢

    2012年12月15日号  

    ホンダの開発体制が一新された。先進国偏重から新興国重視へ、大型車からスモールカーへ。リーマンショック直後に登板した伊東孝紳社長が手がけた開発改革の成果が見え始めている。

  • 特集3
    伊東孝紳(ホンダ社長)インタビュー

    2012年12月15日号  

    2009年6月に社長に就任して3年半が経過した。リーマンショック直後の経済危機、東日本大震災、タイ大洪水と度重なる試練を乗り越えてきた伊東孝紳社長に、心血を注いできた開発変革の中身について聞いた。

  • 特集3
    【Column】 技術研究所の壁を取り払え! 二輪、四輪で加速する開発改革

    2012年12月15日号  

    本田技術研究所の開発メンバーが二輪車、四輪車の製作所へ大異動し、生産拠点で開発を行う取り組みが加速している。長らく研究所の独立性を堅持してきたホンダが開発改革に打って出た。

  • 特集3
    「規模」と「個性」の二兎を追う ホンダの勝算

    2012年12月15日号  

    伊東孝紳・ホンダ社長が今期見通しの約1.5倍に相当する「四輪600万台」販売計画をぶち上げた。かつて、自動車業界の生命線とされた「400万台クラブ」を断固否定し、規模至上主義から距離を置いたホンダが、自社目標を声高に語ることは珍しい。とかく、生産効率、コスト競争力が優先されがちな規模拡大路線は、これまでホンダの強さの“源泉”であり続けた個性、技術本位、比類なき革新性といった思想と相いれないものだ。さらに、計画達成の手段として示された「6地域同時開発」「現地最適図面」といったマーケットインの開発手法は、技術主導のプロダクトアウトを志向してきたホンダの開発方針と乖離しているようにも見える。あえて、明確なターゲットを定めた伊東社長の真意はどこにあるのか。また、未踏の地へ進むホンダに「規模」と「個性」の二兎を追うことができるのか。

  • 特集2
    アナログかデジタルか? 2013年の「手帳論」

    2012年12月15日号  

    2013年を前に、手帳を新調しようとしている人は多いだろう。街の文具店には、来年の手帳がズラリと並んでいる。一方、周りを見ればスケジュール管理をはじめ、手帳の機能はスマートフォンに置き換えている人もいる。確かに今や多様なアプリがそろっていて、ほとんどの作業ができる。来年の手帳はアナログかデジタルか? この年末の悩ましき問題だ。

  • 特集2
    【手帳対談 陰山英男×和田裕美】 スケジュール管理はデジタル でも、手書きもやっぱり重要

    2012年12月15日号  

    大人の仕事力向上にも応用できる「陰山メソッド」を盛り込んだ「陰山手帳」、外資系教育会社で驚異の成績を残した営業ノウハウが詰め込まれた「和田手帳」。二つの手帳の作者が、手帳に込めた思いを語った。

  • 特集2
    選択の幅が広がったからこそ 自分なりのカスタマイズが重要

    2012年12月15日号  

    「僕は、打ち合わせの場で相手が紙の手帳を出したら、即座に『この人は仕事ができない』と断じる。言ってみれば、計算するときにソロバンを出すのと同じ。今どき、デジタルよりアナログの手帳のほうが生産性が高まるなんてことは、絶対にない」そんな過激な発言をするのは、仕事術、企画書、IT活用などをテーマに多くの著作を持つビジネス書作家の戸田覚氏だ。戸田氏は2000年以降、手帳をデジタルに全面的に切り替えている。

  • 特集2
    【医療保険】 本当に「もっと頼れる」の? 新エヴァーに上がる不満

    2012年12月8日号  

    保険商品の鉄則として、新しい商品のほうが、昔よりよいとは限らない。2009年にモデルチェンジして発売されたアフラックの医療保険「もっと頼れる医療保険 新EVER(エヴァー)」にも、その鉄則が当てはまるとの声は、関係者の間で少なくない。旧エヴァーの月額保険料(入院給付金日額1万円プラン)は、例えば40歳男性で4390円なのに対して、新エヴァーは4370円とわずかに安い。それにもかかわらず、「事実上の値上げに近い」とあるアフラック関係者は明かす。その理由は、新旧のエヴァーにおける手術給付金の給付額の変更だ。

  • 特集2
    【がん保険】 競合商品の台頭で輝きを失う 巨船アフラックの“代名詞”

    2012年12月8日号  

    「契約件数No.1」──。アフラックの広告には、必ずと言っていいほど、この文言が躍る。特に、がん保険は「アフラックの代名詞」と他の生命保険会社も兜を脱ぐほど、その存在感は圧倒的だ。だが、牙城たるがん保険に今、ほころびが見え始めている。現行商品は、昨年3月に投入された「生きるためのがん保険Days(デイズ)」だ。アフラックの2011年度のがん保険国内販売件数は、約77万4000件と他社を圧倒し50%を超えるシェアを誇る。だが「この数字だけ見ても、実情は捉えられない」と、あるアフラック関係者は声を潜める。その実情とは、デイズの関連商品「Days+(デイズ・プラス)」が占める契約件数だ。

  • 特集2
    【Part 3 保険商品の迷走】 利益至上主義へと変質? アフラック商品に“改悪”の声

    2012年12月8日号  

    「利益至上主義のような現在の商品に、昔日の姿が見いだせない」。あるアフラック関係者は、声に悔しさをにじませる。「商品構成や開発コンセプトが変わった転換点」(同じ関係者)は奇しくも、現在の「レイク・外池体制」に移行した2007年。その典型的な商品とされるのが、同年9月発売の「がん保険f(フォルテ)」だ。保険に詳しいファイナンシャルプランナーは、関係者の言葉の背景を説明する。「フォルテ以降、格安で配偶者と子どもの保障を付加できると好評だった『ご家族コース』を廃止し、家族内であっても個々人で別個の契約が必要となった。改悪としか言いようがない」。

  • 特集2
    【代理店 覆面座談会】 テレマで混乱、商品に難あり 問題山積の代理店事情

    2012年12月8日号  

    アフラックの商品を最前線で販売し、顧客と直接対話する代理店。日頃どんな問題意識を持ち、何に困っているのか。現場の本音は経営陣に届いているのだろうか。

  • 特集2
    【Column】 150人中約50人が退職 中途採用にも疑問の声

    2012年12月8日号  

    アフラック子会社のアフラック保険サービス(AIS)。がん保険や医療保険に加え、死亡保障などをコンサルティングセールスする部隊が昨年立ち上がった。保険のコンサルティングセールスといえば、ソニー生命保険やプルデンシャル生命保険が有名どころだ。両社の営業マンは、保険に関する高度な知識を有し、優秀な人材が豊富なことで知られる。だが、同じコンサルティングセールスを標榜していても、AISが同様だと考えるのは早計だ。

  • 特集2
    【Part 2 営業現場の迷走】 AISは営業支援か、黒船か? 代理店に吹き荒れる不満の嵐

    2012年12月8日号  

    競争が激化するがん保険と医療保険のマーケットは、伸びが鈍化し始めている。そのための新たな施策を打ち出すアフラック。だが、代理店との対話が少なく、不協和音が鳴り響いている。

  • 特集2
    【Part 1 経営の迷走】 運用、商品、オペレーション 複雑化する三つのリスク

    2012年12月8日号  

    債券投資が大半のアフラックの運用は、安定的と見られていたが、金融危機の勃発で知られざるリスクが顕在化した。他にも商品の多様化などで、新たなリスク要因が増え始めている。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    農協から届いた「抗議文」を読んで、しばし感傷に浸る

     JA全中から毎年、抗議文をもらうのですが、今年は雑誌の発売前に届きました。特集の一部を「組合長165人が“辛口”評価 JA上部団体の通信簿」としてダイヤモンド・オンラインで先に配信したからです。
     抗議文は、「19万人の農協役職員の0.2%の意見で記事が構成されており、(中略)偏った先入観を植え付ける意図があった」として、続編の配信中止を求める内容でした。
     組合長ら幹部200人超を含む役職員434人の声には傾聴する価値があるはずです。抗議文を読み、自分は若いと思い込んでいる人が鏡に映った老いた姿を見て、こんなはずはないと怒っているような印象を持ちました。自戒を込めて、鏡のせいにしてはいけないと思いました。

  • 編集長 浅島亮子

    ロングセラー第9弾でも攻め続ける農業特集

     今年も人気企画「儲かる農業」特集の第9弾が刷り上がりました。身内ながら感心するのが、毎年新しいコンテンツを加えて特集構成を刷新していることです。今回の新ネタは農協役職員アンケート。ロングセラー企画の定番を変えるには勇気が必要ですが、果敢に新機軸を打ち出しているのです。
     昨年、千本木デスク率いる農協問題取材チームは、共済の自爆営業などJAグループの不正を暴いたことが評価され、報道実務家フォーラム「調査報道大賞」優秀賞を受賞しました。訴訟に屈することなく、問題の本質を突く取材活動を貫いた結果と受け止めています。今回の特集でも粘り強い取材は健在。取材チームの熱量を存分に感じていただければ幸いです。

最新号の案内2024年5月11日号

表紙

特集儲かる農業2024

いよいよ儲かる農業が実現するフェーズに入った。「台頭する豪農」と「欧米のテクノロジー」と「陰の仕掛け人」が”令和の農業維新”というムーブメントを起こしている。他方、農業を牛耳ってきた旧来勢力である農協と農水省は、存在意義を問われる”緊急事態…

特集2家計・住宅ローン・株が激変! 金利ある世界

日本銀行が17年ぶりの利上げで金融政策の正常化に踏み出した。”金利ゼロ”に慣れ切った家計や企業経営、財政はどうなるのか。日本は「成長期待が持てない経済」から抜け出せるのか。それとも低金利は続き、物や資本が余った経済への道を歩むのか。「金利あ…