記事一覧:特集 Part32549

  • 特集 Part3
    【レッスン1】 投資を開始する前にまずは リスクと分散を理解しよう

    2015年01月10日号  

    税金もかからない分かりやすい新制度が大人気な上に、インフレ時代も到来する。今や、投資に乗り遅れたら負けという雰囲気すらあるが、その前に基本を学ぶ必要がある。

  • 特集 Part3
    【19 規制緩和】 岩盤規制改革は法制化が鍵 成長への覚悟試される1年

    2014年12月27日号  

    安倍晋三首相は2014年1月のダボス会議で「今後2年で、残された岩盤規制を全て打ち抜く」と宣言した。この方針は、6月に政府がまとめた成長戦略(日本再興戦略改訂版)や、12月の総選挙での自民党公約でも踏襲された。アベノミクス「第3の矢」の最大のポイントは、この「岩盤規制改革」を主軸に据えたことだ。歴代政権も毎年のように成長戦略を示し、「これからの成長分野」として農業、健康・医療、環境・エネルギーなどを掲げ、政策的な支援・誘導を図ってきた。しかし、いずれも、「これからの成長分野」のままだ。理由は、これらの分野は新規参入や創意工夫を制約する岩盤規制の宝庫で、そこに手を付けずにきたからだ。

  • 特集 Part3
    【18 政局】 与党大勝で始まりを告げる 自民1強の「2014年体制」

    2014年12月27日号  

    首相の安倍晋三は、ワンチャンスといっていい乾坤一擲の衆院選で勝利を収め、長期政権への歩みを開始した。安倍自身は選挙が公示される直前にはこう語っていた。 「30議席ぐらい減ってもしょうがない。むしろ、その程度の方が政権運営はしやすい」 安倍の女房役でもある官房長官の菅義偉も「(選挙前勢力の)295議席から1割ぐらいは減るかもしれない」と語っていた。

  • 特集 Part3
    【28 温暖化】 パリで開催のCOP21 実効性なき合意の可能性大

    2014年12月27日号  

    苦労を一時的に回避するため問題を先送りするケースが近頃、多く見られるが、地球温暖化もその一つだ。猛暑や集中豪雨などの異常気象が増えている現実を目の当たりにしつつ、その原因を温暖化以外に求めようとする声や、そうはいっても今の生活を変えられないという声が依然、聞かれる。2013年から14年にかけて公表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書では、CO2などの温暖化ガス排出量の増加で温暖化が生じており、大胆な対策を講じても温暖化を止めるのは困難になっていることがあらためて認識された。温暖化するか否かではなく、どれくらい温暖化の速度を遅らせられるかが争点となっているのだ。

  • 特集 Part3
    【27 TPP】 経済連携で米中主導権争い 米大統領選迫り漂流も

    2014年12月27日号  

    TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉は、目標としてきた2014年中の大筋合意が果たせず、漂流の危機にある。こうした中で、日本の経済団体幹部が描く15年のベストシナリオは、(1)TPP交渉が夏前までに大筋合意、(2)それを追い風に、日本とEU(欧州連合)のEPA(経済連携協定)などの交渉も合意、というものだ。

  • 特集 Part3
    【26 年金】 厚労省が法案提出目指すも 改正に冷淡な官邸と与党

    2014年12月27日号  

    年金制度がどうなるか、2015年は注目の年だ。ポイントは二つある。一つは、マクロ経済スライド見直しの行方だ。マクロ経済スライドは、04年の年金改正で導入された給付水準抑制のための仕組みである。給付水準を段階的に2割程度抑えることにより、高齢化が進む下でも、年金財政は持続可能となるはずだった。

  • 特集 Part3
    【25 介護】 自己負担増に補助金カット 制度創設以来の改革が始まる

    2014年12月27日号  

    介護保険制度が2000年度に創設されて以来、初めてとなる大改革が15年に実施される。背景にあるのは、介護保険制度の維持が困難になってきていることだ。介護給付の総費用は、スタート当初こそ3.6兆円だったものの、右肩上がりで増え続け14年度にはついに10兆円を突破。団塊世代が75歳以上になる25年度には、なんと21兆円に上る見込みだ。

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    【24 民法改正】 約120年ぶりに抜本見直し 契約ルール変更で実務に影響

    2014年12月27日号  

    明治時代(1896年)に制定されて以降、約120年にわたって条文が大きく変わらず、判例の積み上げによって場当たり的な解釈をしてきた民法が、とうとう抜本改正される。多くの判例によって明確化されたルールを条文化し、分かりやすくかつ現在の国民生活や経済実態に即した法律にしよう、というのが改正の出発点だ。

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    【23 相続】 大増税で広がる課税の網 待ったなしの節税対策

    2014年12月27日号  

    いよいよ、相続の「大増税」時代が到来する。税制改正によって2015年1月1日から、相続税の非課税枠(基礎控除)は、従来比で4割も圧縮される(3000万円+600万円×相続人の数)ことになり、これまで一部の富裕層などにだけかかっていた課税の網が、一般家庭にまで広がってくる。東京都千代田区や中央区など都心部では、課税される人の割合が10%を超えるという民間の試算もあり、影響は甚大だ。

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    【22 法人税】 法人減税は成長戦略たり得ず 改革の本丸は社会保障制度

    2014年12月27日号  

    政府は法人税の減税を成長戦略に位置付け、2015年度から数年で、税率を20%台に引き下げる方針だ。法人税減税が企業の競争力を向上させるという考えは、法人税が企業活動のコストだという誤解に基づいている。法人税は利益にかかる税なので、コストにはならない。従って、税率を変更しても、企業活動には影響しない。

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    【21 普天間移設問題】 辺野古ノーの翁長知事就任で 深刻化する政府と沖縄の対立

    2014年12月27日号  

    俳優の菅原文太さんが11月28日亡くなった。沖縄の米軍普天間飛行場の移設が計画される名護市辺野古を2012年に訪れ、反対する市民らを激励。「政府はむちゃくちゃやっている」。青い海面に、そうつぶやく姿は映画のワンシーンを見ているようだった。菅原さんは亡くなる4週間前、沖縄を訪れた。県知事選で辺野古移設に反対する翁長雄志氏の総決起大会に参加、「政治の役割は戦争をしないこと」と声を振り絞った。

  • 特集 Part3
    【20 安全保障】 第2次世界大戦終結70周年で 歴史認識の問題に敏感な一年

    2014年12月27日号  

    日本の安全保障は、どれだけ安全保障体制が拡充されるかと同時に、日本を取り巻く環境がどれほど改善されるか、に懸かっている。中でも集団的自衛権行使の一部容認の閣議決定の法制化と、これを反映した日米防衛協力のガイドライン策定は重要だ。閣議決定の具体化に当たって、最大の問題は集団的自衛権行使の「範囲」だ。広げ過ぎれば、むしろ安全保障体制の安定性を損ないかねない。現行憲法9条の下で国内外に合理的に説明できることが大前提で、曖昧さを極力排し、日本の安全保障にとっての必然性を明確に示すことが必要になる。

  • 特集 Part3
    労働問題の“デパート” ワタミ是正勧告の全容

    2014年12月20日号  

    労働基準監督官は企業のどこに目を向けて監督しているのか。大手居酒屋チェーンのワタミに出された是正勧告書から、監督官が炙り出す企業の“穴”を見てみよう。

  • 特集 Part3
    夢の国にもある労務トラブル 労働者の賢い戦い方を伝授

    2014年12月20日号  

    労務トラブルを抱える労働者は企業とどう戦えばいいのか。労働基準監督署に垂れ込むだけでは、求める結果は得られない。一人の男性の戦いから労働者の戦い方を総ざらいしよう。

  • 特集 Part3
    労基署が目を光らせる4業界

    2014年12月20日号  

    労働問題には業界特有の事情をはらむものもある。労働基準監督署が重点的にチェックする製造、ゼネコン、運送、介護4業界の最新状況をまとめた。

  • 特集 Part3
    メンタル、出向、みなし労働 三大労務訴訟判決で常識一変

    2014年12月20日号  

    企業は労基署対策だけをやっていればいいと思ったら大間違い。時代の労働問題を映し出すのが労務訴訟で、対策を誤れば大炎上する。最新の訴訟から労務対策の新常識を学んでいこう。

  • 特集 Part3
    選挙で注目の銘柄

    2014年12月13日号  

    解散風が吹き始めた11月中旬以降、株価が急騰した“選挙関連銘柄”。果たして「買い」なのか。

  • 特集 Part3
    争点なき選挙で株価は動かず 与党過半数割れなら急落懸念

    2014年12月13日号  

    総選挙は政権を選択する選挙である。その結果は経済政策にも影響する。選挙と景気動向、株式市場との関連性はどうなっているのか。過去のケースから分析してみた。

  • 特集 Part3
    【Column】 次の解禁で株価は10倍超? ネット選挙銘柄が狙う“本丸”

    2014年12月13日号  

    昨年解禁されたインターネット選挙の追い風を受け、株価が一時10倍超に膨れ上がった銘柄がある。自らは選挙銘柄であることを否定するが、次の“解禁”ではさらなる爆騰も予想される。

  • 特集 Part3
    2億円あれば当選は確実? 選挙とカネの意外な関係

    2014年12月13日号  

    選挙には巨額のカネが掛かるといわれる。一方で、選挙活動は公費で賄われるケースも多く、意外に支出は少なくて済むという。では一体、そのカネはどこに消えているのだろうか。

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記者の目

  • 編集部 重石岳史

    富裕層は健康への投資も抜かりない

     今回の特集で、数年前に知り合った富裕層の方々と久しぶりに再会しました。コロナ禍を経て資産を減らした人もいれば増やした人もいて、不謹慎かもしれませんが、その各人各様のエピソードがなかなか興味深い。プライベートバンカーや税理士、資産家仲間など、彼らの周りにはさまざまなプロがおり、そこからもたらされる情報で「もうけた」「損した」と話題は尽きません。
     富裕層といっても資産の中身は千差万別ですし、お金の使い道も人それぞれ。ただし必ず共通の話題となるのが健康です。高額サプリメントなどに皆詳しく、健康への投資も抜かりないようです。数年後にまた再会したとき、その投資効果が分かるかもしれません。

  • 副編集長 大矢博之

    時代のトレンドを反映していた高額納税者公示制度

     かつて5月の風物詩といえば長者番付でした。高額納税者の氏名や住所が税務署に掲示されるという、個人情報保護の意識が浸透した今となっては信じられないような制度があったのです。
     子供の頃の私も、長者番付の記事はひそかな楽しみ。芸能人や文化人の番付を見て、とんねるずの2人で差があるのはなぜなんだろうと疑問に思ったり、「ドラゴンクエスト」生みの親の堀井雄二さんの番付入りに、「これからはゲームの時代だ」と想像を膨らませたりしていました。
     時代のトレンドを反映していた長者番付。今も存続していたならば、ユーチューバーなども番付入りしていたのでしょうか。絶対に無理だとは分かっていますが、復活してほしい制度です。

最新号の案内2024年5月25日号

表紙

特集億万長者 カネを生む知恵

日本国民の実質賃金がマイナスとなる中、純金融資産1億円以上の富裕層は約150万世帯に達するとされ、拡大を続けている。歴史的な円安や金利上昇局面において、彼らは資産をいかに生み出し、守っているのか。億万長者のお金事情に迫る。

特集2石油ムラ 大異変

2代続けてのセクハラでENEOSホールディングスは、旧日本石油出身者から旧東燃出身者へトップが代わった。出光興産のトップ人事では非主流派の起用も取り沙汰される。コスモエネルギーホールディングスは、異例の資本提携に踏み切った。石油元売り業界は…