記事一覧:特集 Part32549件
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特集 Part3
【三井住友銀行】 鍵は若返りと組織のねじれ
2015年09月19日号三井住友銀行は今、「世代の若返り」と「組織のねじれ」というトップ人事をめぐる二つの問題に揺れている。世代の若返りとは、次期頭取レースの本命が、「昭和55(1980)年入行組」から「57(82)年入行組」に移ったということ。これまでは、旧住友銀行のエースとして米州本部長などを歴任してきた橘正喜副頭取。その対抗馬で、旧三井銀行のプリンス、車谷暢昭副頭取という55年組の2人が有力とされた。
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特集 Part3
【みずほ銀行】 後継候補は旧行別々の3人
2015年09月19日号みずほフィナンシャルグループ(FG)の絶対権力者、佐藤康博グループCEOは、後継候補を議論する指名委員会メンバーに、「すでに自分がいつ退任するか伝えた」という。グループCEOに就任したのが2011年6月で、4年余りがたっており、もしこれが「すぐにでも」となれば、佐藤CEOの後継指名は過去にポスト佐藤として名前の挙がった花の「昭和55(1980)年入行組」だったかもしれない。腹心の高橋秀行取締役や、システムに強い安部大作副頭取、国内営業戦略を担う岡部俊胤FG副社長など、手堅い人材がそろう。
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特集 Part3
【三菱東京UFJ銀行】 3代先の頭取の見つけ方
2015年09月19日号減点主義の銀行では、一度こけたら全て終わりだ。失敗の許されない世界で、優に1000人を超す同世代のライバルを相手に、頭取への出世競争を勝ち残ってきたのが、ここに出てくるメガバンクの頭取候補たち。足元ではにわかに、彼らの運命を左右するトップ人事をめぐる動きが慌ただしくなってきた。
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特集 Part3
【三菱東京UFJ銀行】 平野頭取の大胆人事は 三菱支配の終わりの始まりか
2015年09月19日号頭取ランキングでも4位にランクインした頭取の平野信行。彼が発する人事は、トップバンクの未来を左右する。
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特集 Part3
【三井住友銀行】 最強の企画部エリートは 住友流営業を改革できるのか
2015年09月19日号頭取ランキングで2位に食い込んだ頭取の國部毅。最強の企画部エリートが住友流の営業を大きく変えようとしている。
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特集 Part3
【みずほフィナンシャルグループ】 脱銀行派CEOがぶち上げた 日本一の運用会社と研究所
2015年09月19日号みずほフィナンシャルグループの権力を握るグループCEOの佐藤康博。彼が進める「脱銀行」戦略を本人に直撃した。
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特集 Part3
主要11通貨為替予測
2015年09月12日号米国の利上げ観測が高まる中、米ドルやユーロ、英国ポンドなどの先進国通貨、BRICSやフラジャイル5(脆弱な5通貨)などの新興国通貨はどう動くのか。
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特集 Part3
【新興国編】 中国失速と米利上げで 危ない新興国はここだ!
2015年09月12日号中国経済の失速に米国の利上げ観測が追い打ちをかけ、通貨下落圧力にさらされている新興国・資源国。果たして通貨危機は回避できるのか。主要国の危険度を検証してみた。
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特集 Part3
【Column】 北京冬季五輪で囁かれる トップ摘発の不吉なジンクス
2015年09月05日号国際オリンピック委員会(IOC)は7月31日、2022年に予定されている冬季五輪の開催都市に中国・北京を選んだ。すでに会場では雪不足や大気汚染といった懸念事項が挙がっているが、政治好きである北京市民たちの関心はある「不吉なジンクス」に向いている。
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特集 Part3
天津爆発事故でかい間見えた 地方幹部と企業の癒着の闇
2015年09月05日号真っ赤な炎と立ち上るきのこ雲──。8月12日夜、天津市内で発生した化学物質による爆発事故は、135人を超える死者と大量の行方不明者を出してなお混乱が続いている。この大惨事は中国の官民癒着の現実をあらためて世間に知らしめることになった。
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特集 Part3
完全図解 閣僚級失脚リスト
2015年09月05日号中国の最高指導部のメンバーから名門自動車メーカーのトップ、省トップ、約230万人を束ねる人民解放軍の腐敗軍人まで──。反腐敗キャンペーンでは77人の閣僚級の党高官と、39人の軍高官を摘発した。その顔触れをご覧いただこう。
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特集 Part3
【潜入レポート】 山西省の凍れる巨大プロジェクト 腐敗摘発の「地雷原」で見えた深層
2015年09月05日号8月上旬、山西省の省都・太原市からクルマに飛び乗った。埃っぽい黄土高原を高速道路で突っ切って走ること約70分、中国酒「汾酒」の産地として知られている杏花村にたどり着いた。美しい陶磁器に詰められた酒の広告看板が道路脇の至る所に立ち並んでおり、商店街には酒の原料であるカオリャンの甘い香りが漂っていた。
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特集 Part3
【Column】 米ロス発! 腐敗官僚が女を囲い 子を産ませる“愛人村”を歩く
2015年09月05日号米カリフォルニア州ロサンゼルス市中心部から東へ車で40分走るとローランドハイツに着いた。看板には中国語がやたらと目に付く。車の窓を開けると唐辛子や香辛料を混ぜたような独特な臭いがしてきた。中国の街中で嗅いだのと同じだ。赤信号で止まっていると、横断歩道を十数人の女性が横切った。大きなおなかを抱えるようにゆっくり歩いている。「月子中心」の妊婦だ──。
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特集 Part3
加藤嘉一(ジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院客員研究員)インタビュー
2015年09月05日号最近、知人である中国人の官僚たちは午後6時にもなると皆、帰宅しています。なぜなら取り組む仕事がないからです。中国では「賄賂なきところにプロジェクトなし、プロジェクトなきところに経済成長なし」というのがビジネスの基本です。
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現場は知っている! 習近平政治の舞台裏 峯村健司(朝日新聞社国際報道部)インタビュー
2015年09月05日号今、習近平たち革命元老の子弟に当たる「紅二代」の人々は、大きな危機感を持っていると思います。それは親たちがつくってくれた財産でもある共産党が、ここ何年かでおかしくなっているということです。
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特集 Part3
習近平の不都合な真実! 腐敗摘発の手が及ばない 貴族階級が巣食う“聖地”
2015年09月05日号今年2月下旬、旧正月である「春節」を迎えた北京では、中国の特権階級の子弟のみが参加することができる集いが開かれていた。「延安児女聯誼会」──。これは「延安で育った子供たちの友情を深める会」という意味だ。この陝西省延安市というのは、取りも直さず日中戦争や国共内戦当時の共産党の本拠地があった中国革命の聖地であり、そこで育った子供たちは高級幹部の子弟を意味する。
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特集 Part3
【Column】 「デザイン利権」は蜜の味 汚職官僚らの稼ぎの手口
2015年09月05日号公安警察の「発明王」の正体は、特許を使って金もうけをする腐敗官僚だった──。習近平体制が突き進めている反腐敗キャンペーン。中央紀律検査委員会が政府高官たちや軍関係者の汚職などを取り調べる過程で、日本人の常識では思いも寄らぬ商売のネタが浮き彫りになっている。
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特集 Part3
【図解】 あなたの食卓から消える! 人気の定番のメニュー
2015年08月29日号10年後のレストランのメニューは、今と様変わりしているだろう。本誌編集部が輸入依存度の高い食品の価格を9~10年前と比べたところ、軒並み単価が上がっていた。
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特集 Part3
メガ経済連携の難しさが露呈 TPP“空中分解”の全内幕
2015年08月29日号日米両国の思惑はもろくも崩れ去った。TPP(環太平洋経済連携協定)の最終合意が見送られたのだ。交渉はどこでもつれ、どこでつまずいたのか。内幕をつまびらかにする。
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特集 Part3
爆食にとどまらぬ中国リスク 農産物版「AIIB」構想
2015年08月29日号中国の爆食が世界の食料需給のバランスを崩し、日本の食卓を脅かしている。ここに、また一つかく乱要因が加わった。中国がアジア全域の「食農」市場を牛耳る構想が動き始めている。