記事一覧:特集 Part32549件
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特集 Part3
【24 欧州・経済】 イタリア財政、政策の余地乏しいECB 下振れリスクは小さくない
2018年12月29日号ユーロ圏は2019年に景気拡大7年目に入る。輸出環境は厳しく、19年の成長率は1.6%と17年をピークとする減速傾向は続きそうだが、失速は免れる見通しだ。
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特集 Part3
【23 中国・地政学】 問題は米中貿易戦争だけではない 出口のない「三重苦」が続く
2018年12月29日号世界経済の不透明感が増してきた。中国経済も減速を始めた。国際通貨基金(IMF)は中国が世界の成長の3分の1を占めると言うので、減速の影響は世界に及ぶだろう。
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特集 Part3
【22 中国・経済】 貿易戦争や不動産バブルなど懸念多く 成長率6%程度まで減速も
2018年12月29日号まず2018年の中国経済を振り返れば、習近平政権2期目の初年度は、予想外に内憂外患の状況に陥った。無駄な公共投資に加え、国有企業の過剰設備が重くのし掛かっている。量的拡大より質的向上を目指す習政権の経済政策は、米国のトランプ大統領が仕掛けた貿易戦争により挫折している。
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特集 Part3
【21 米国・地政学】 トランプ政権が避けたい最悪シナリオ 世界同時多発の地政学危機
2018年12月29日号米国の外交・安全保障の当事者は、東アジアや東欧、中東、南米で起きる問題を同時に捕捉する必要があり、世界地図上で優先順位を定めての対応が求められる。
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特集 Part3
【20 米国・経済】 雇用が伸び、減税効果は持続する 減速するも潜在成長率上回る
2018年12月29日号米国経済は、2018年と比べて減速するが、19年の成長率は2.7%と潜在成長率を上回ると見込まれる。
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特集 Part3
【19 世界の賢人が語る】 マイケル・フロマン(前米通商代表部〈USTR〉代表 現米マスターカード副会長)
2018年12月29日号かつては古くさく、専門的で、正直なところいささか退屈だった貿易絡みの事案が、今では新聞の1面や雑誌の表紙の見出しに躍る。米ケーブルテレビ局HBOの(人気風刺番組である)「ラスト・ウィーク・トゥナイト」で、(コメディアンの)ジョン・オリバー氏がコメディー調のドキュメンタリーに取り上げるまでになった。
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特集 Part3
【18 2019年の"爆弾" 世界経済リスクイベントマップ】
2018年12月29日号ここからは、上にあるような世界地図を使いながら、「経済」と「地政学」の観点から有識者の方々に2019年を占ってもらいます!
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特集 Part3
【おカネ編】 お金をコントロールするのであって、お金にコントロールされないようにする。 そうして、お金が独立の精神にとって、わずかな障害にもならないようであってほしいと願っているのです。 (『学問のすすめ』)
2018年12月22日号諭吉は明治時代の偉人で、しかも「勉強せよ!」と言っていた。そう聞くと、諭吉は「おカネなんて必要ない」という清貧の思想を説いたと思われるかもしれません。それは不正解です。おカネをためて、しかも消費しなさいとアドバイスしているのです。
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特集 Part3
【コミュニケーション編】 栄誉や人望は積極的に求めるべきものでしょうか。 その通り。努力してこれを求めなさい。 (『学問のすすめ』)
2018年12月22日号現代でこそ、人望やマネジメントについて指南する書籍はたくさんありますが、諭吉が書いたのは、株式会社という考えがようやく広がり始めた明治時代です。
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特集 Part3
【独立編】 独立の気概がない者は、必ず人に頼ることになる。 人に頼る者は、必ずその人を恐れることになる。(『学問のすすめ』)
2018年12月22日号まず、大前提として頭に入れておいてほしいのは、諭吉は「独立すること」を何よりも重視していたということ。諭吉は独立を「自分で自分の身を支配し、何かを頼りにしようとする気持ちがないこと」(『学』)と定義しています。
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特集 Part3
現代人こそ身に付けたい 福沢諭吉 10の教え
2018年12月22日号諭吉が教えを説いたのは、およそ150年前のこと。人生の半分は江戸時代です。諭吉の兄がそうだったように当時は、カネもうけは汚いという意識がありました。
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特集 Part3
【コミュニケーション編】 言葉遣いも見た目も、人間の心と体の働きなのだから、これを放っておいて上達するわけがないのです。 それなのに、昔から日本の習慣では、誰もが、この大切な心身の働きをほったらかして顧みない。 (『学問のすすめ』)
2018年12月22日号「勉強して、議論せよ!」。諭吉にそう言われると、なんだか討論会のような激しさをイメージするかもしれません。でも、それは違います。思い切って意訳すれば、諭吉は「聞き上手になりなさい」と言っています。そのためには、見た目、容姿が大事だよ、と。
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特集 Part3
【コミュニケーション編】 およそ人間には、いろいろな欠点があるものだが、 人間社会において最大の害があるのが、「怨望(※)」である。(『学問のすすめ』)
2018年12月22日号諭吉が何より嫌い、社会の最大の害悪とまで言ったのが「怨(うら)み」です。どんな人間の悪事も怨みから生まれてくるとまで断言します。
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特集 Part3
【コミュニケーション編】 日本人が議論しないという習慣に縛られて、安んじるべきでない穏便さに安んじ、開くべき口を開かず、議論すべきことを議論しないことに驚くのみである。
2018年12月22日号諭吉は英国の議会で議論というものの神髄を目の当たりにします。当時の日本は、意見の異なる者は暗殺さえしてしまうような状況。ところが、英国では白熱した議論で解決するものの、議会が終われば談笑している。そのことに衝撃を受けました。
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特集 Part3
【スキル編】 学問は事を成すための技術なのです。 (略)その技術を会得した者は、貧しさや苦しさ、困難を乗り越えて、持っている知見を現実の文明のために使ってください。(『学問のすすめ』)
2018年12月22日号『学問のすすめ』は実際には「学問と実践のすすめ」を説いています。諭吉は「学問を身に付けたら、実際に活用しよう」と言っているからです。いや、実のところ、そんな生易しい言い方ではありません。
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特集 Part3
【スキル編】 専念した方がいいのは、人間の暮らし、 日常生活の役に立つ「実学」でしょう。 (『学問のすすめ』)
2018年12月22日号はっきり言って、日本の大人の「勉強しよう」という意欲はめちゃくちゃ低いです。大人が勉強しているかどうかの多くの調査で、日本は先進国の中で最下位クラスです。
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特集 Part3
【独立編】 人々に能力があっても目的というものがないから、ただ身を守る方法だけを追求する。数百年にわたってこの状況が続いたので、その習慣はついに日本人の本性になってしまい、物事を「やってみる」精神を完全に失ってしまうに至った。
2018年12月22日号諭吉はタイムマシンに乗って、今の日本の状況を見ていたんじゃないか。諭吉の著作を読んでいると度々、そう錯覚するような記述にぶち当たります。
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特集 Part3
【独立編】 人間が自分で衣食住をまかなうのは難しいことではありません。(略) こんなことはアリでさえやっているのに、世の中にはそれで満足している人がいます。(『学問のすすめ』)
2018年12月22日号「働くだけでもヘトヘトで、家事や子育てまでやるんだから、それじゃダメなの? もう勘弁してよ」。正直、そんな人がほとんどではないでしょうか。でも、諭吉はそれで満足しちゃいかんというわけです。
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特集 Part3
【インタビュー】ノーベル賞学者かく語りき 田中耕一(2002年 ノーベル化学賞受賞)
2018年12月08日号論文数が減っているのが数字として出ているので、そうなのでしょうね。大学の基礎研究の予算を配分し直すのも手なのかもしれませんが、そういう危機に対して私たちが企業としてできることは、産学連携や産産連携で、オープンイノベーションの場をつくることだと思っています。
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特集 Part3
【インタビュー】ノーベル賞学者かく語りき 天野 浩(2014年 ノーベル物理学賞受賞)
2018年12月08日号日本の研究開発費で一番多いのは企業ですが、企業の論文が減っているのは確かです。知的財産戦略であえて論文を出さなくなっているのかもしれませんが、株主が強くてもうけを出さなくてはいけないので、昔のようにいろいろな研究に投資できなくなっていることもあるでしょう。