記事一覧:連載4635件
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カラダご医見番 ライフスタイル編
夏場の2型糖尿病予防習慣 炭酸飲料を1本控えること
2015年6月20日号蒸し暑い季節の到来である。全国清涼飲料工業会の調べによると、国内の清涼飲料水の生産量は2013年に過去最高の2000万キロリットルに達し、一人当たりの消費量は年間160リットルに迫る勢いらしい。暑さと疲労で渇いた身体には、炭酸飲料の刺激と甘みがありがたい。しかし、何事もホドホドが肝心だ。実際、各国の調査報告からは、甘い炭酸飲料を好む人は、現体重にかかわらず2型糖尿病の発症率が高いと判明している。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
責任を負わない解説者と 常に勝負が懸かる指導者
2015年6月20日号当欄を担当して1年がたった。元プロ野球選手が経済誌でコラムを書くというのは珍しいと思うのだが、読者の皆さんには楽しんでいただけているだろうか。2013年に現役を引退して、プロ野球解説者としては2年目。今回は解説者について書いてみたい。
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深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
ドライバーのボール位置は 「左股関節」の前
2015年6月20日号私たちプロは日々、アドレスのポスチャー(姿勢)やアライメント(方向)といった部分をチェックしています。それは体調などの内的要因と、コースから受けるプレッシャーや錯覚などの外的要因によって、アドレスにわずかな「ずれ」が生じるためです。
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大人のための最先端理科
【地球】 地震は噴火を誘発するのか 3・11は火山活動を変えたか
2015年6月20日号「大地震は火山噴火を引き起こすのか?」。マグマ学者である私には、最近こんな質問がよく投げ掛けられる。2011年3月11日、マグニチュード(M)9.0の超巨大地震が東北地方を襲った。私たちが懸命にこの試練に立ち向かう一方で、列島は火山活動を繰り返す。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
鬼門の年金で苦悩する安倍は 再び重要法案を葬り去るのか
2015年6月13日号首相の安倍晋三にとって「年金」は“鬼門”かもしれない。6月1日午後、日本年金機構の理事長、水島藤一郎が厚生労働省内で行った緊急記者会見で頭を下げた。機構がサイバー攻撃を受け、約125万件の個人情報が漏えいしたというものだった。安倍は夜になって記者団に政府の対応を語った。 「国民の皆さまにとって大切な年金です。年金受給者のことを第一に考え、万全を期すように厚生労働大臣に指示した」
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
物価上昇で消費減少 原油価格下落で増加
2015年6月13日号2014年度の実質GDP成長率はマイナス1.0%となった。マイナス成長は、リーマンショック直後の09年度以来のことである。しかも、政府が目標としていたマイナス0.5%よりも落ち込みが激しかった。マイナスの経済成長をもたらした原因として、通常次のことが指摘される。第1は、住宅投資が対前年度比マイナス11.6%となったことだ(寄与度はマイナス0.4%ポイント)。これは、消費税増税前の駆け込み需要が消滅したためだ。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
国益観を欠く安保法制の国会論戦 ニクソン外交に学ぶ戦略的視点
2015年6月13日号安保法制に関連する国会論戦はわが国の政治家、殊に野党政治家に国益観が欠けていることを示している。五月末にシンガポールで開かれた「アジア安全保障会議」で、中国人民解放軍副総参謀長の孫建国氏は南シナ海問題でふてぶてしく開き直った。氏は演説で中国の埋め立てもインフラ整備も「軍事目的」であると認めながらも、それは「平和」「繁栄」「ウィンウィンの関係」に資するもので「中国の主権の範囲内」「正当な行為」であり「話し合い重視」で行っているなどと、あきれるほどの虚偽を三七分間にわたって語った。多くの質問は「演説で回答済み」として退けた。
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ホリエモン的常識
仕事なんて別に選ぶものじゃない
2015年6月13日号Q 新著『あえて、レールから外れる。逆転の仕事論』(双葉社)からは、会社を辞めて活躍する人々へのインタビューを通じ、「没頭できる仕事を選べ」と伝えたかったように感じます。会社勤めの人にどのようなメッセージを届けたかったのでしょうか。
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深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
手打ちのミスは 1本足打法の素振りで解決!
2015年6月13日号ゴルフは野球と違い、「止まっている球」を打ちます。そのため、ゴルフをやらない野球経験者からすると、「動いている球を打つ方がはるかに難しい。なぜ止まっている球が打てないのか」と思うことでしょう。
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Key Wordで世界を読む
liftoff tantrum(リフトオフかんしゃく)
2015年6月13日号市場関係者にとって今年後半の最大関心事の一つは米国の利上げ(interest-rate hike)だ。米連邦準備制度理事会(FRB)が対応を誤れば、市場が大波乱に見舞われるのは必至だからだ。米経済通信社ブルームバーグは5月22日配信記事で面白い見出しを掲げている。FRBのジャネット・イエレン議長に触れ、「利上げのタイミングが近づく中、イエレン議長は『テーパーかんしゃく』の悪夢に付きまとわれている(Yellen haunted by taper tantrum as Fed rate rise draws closer)」と報じているのだ。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
発症前の禁煙より野菜と果物? 大腸がんの生存率を上げるには
2015年6月13日号日本人の死因第1位は悪性新生物=がんである。そのなかでも、大腸がん死は男性の第3位、女性ではトップ。男性の33人に1人、女性の44人に1人が大腸がんで死亡する計算になる。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
三浦知良選手、山本昌投手に思う現役を長く続ける真の「すごさ」
2015年6月13日号先日、巨人などで活躍された張本勲さんが、テレビ番組でサッカーの三浦知良選手に「もうお辞めなさい。若い選手に席を譲ってやらないと」と引退を勧めて話題になった。三浦選手は1967生まれ。48歳になった今年も現役を続けている。野球とサッカーとで競技は違うが、何より驚くのは三浦選手の「気力」だ。
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大人のための最先端理科
【脳科学】 なぜ顔や表情が分かるのか? 認識メカニズムの不思議
2015年6月13日号私たちは、何百人という知り合いや著名人の顔を区別できる。その一方、親しげに会釈しながら通り過ぎていった今の人は一体誰だっただろうと首をかしげることもある。顔や表情を見分けるという日々の出来事は、ありふれているようでいて、多くの不思議に満ちている。
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ものつくるひと
「BaFe磁気テープの開発」 野口 仁(富士フイルム・記録メディア研究所所長)
2015年6月6日号「俺たちがこの磁気テープ業界を変えるんだ!」。2011年春、相模湾を間近に望む神奈川県小田原市。海鮮を売り物にした飲み屋が立ち並ぶ駅前の一角。そこには酒を片手に春先の空気にそぐわないほどの熱い気炎を上げ、盛り上がる団体の姿があった。市内に研究所を構える富士フイルムの研究者たちだ。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
中国脅威論に言及なく成立急ぐ 安保関連法案の審議は隔靴掻痒
2015年6月6日号戦後の安全保障政策を大きく変える安全保障関連法案を審議する特別委員会が5月26日から始まった。衆院3階にある第1委員会室がその舞台。その委員会室を見渡してまず驚くのが自民党議員の多さだ。委員総数45人のうち6割以上の28人が自民党所属議員。民主党代表の岡田克也がトップバッターとして質問席に立ったが、岡田の後ろに座っているのも自民党議員。テレビの委員会中継を見ると、質問者以外は野党議員が映らない。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
新ビジネスの実現には 参入規制の緩和が必要
2015年6月6日号Uber(ウーバー)というタクシー配車サービスが注目を集めている。スマートフォンに入れたアプリに行き先を入力すれば、タクシーを呼べる。到着時間や料金の目安もあらかじめ分かる。支払いはクレジットカードで行われる。私が注目したいのは、運転手の評価ができることだ。タクシー運転手のあまりに非礼な態度に、「何とかならないものか」と考えていた人は、私以外にも大勢いるだろう。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
財務省の教員削減は本質知らず 解決策は民間の力の活用にあり
2015年6月6日号五月二六日、安倍晋三首相の開催する教育再生実行会議と、下村博文文部科学大臣の諮問に応える中央教育審議会の意見交換会が行われた。私は中教審の委員の一人として出席したのだが、交換会では近未来社会に生ずる大きな変化に対応する教育の在り方に注目が集まった。
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Key Wordで世界を読む
dividend king(配当王)
2015年6月6日号一般に企業の配当(dividend)は成長スピードで決まる。低成長であれば高配当、高成長であれば低配当だ。成長分野が豊富にあれば利益を再投資し、さらなる成長を目指せばいい。配当ではなく株価上昇で株主に報いようとするわけだ。だが、高成長の代表格である米アップルは大幅増配を続け、高配当企業の代表格である米エクソンモービルとデッドヒートを繰り広げるようになった。
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大人のための最先端理科
【宇宙論】 夜空はなぜ暗いのか? 「宇宙の始まり」が解いた疑問
2015年6月6日号SF作家アイザック・アシモフの出世作『夜来る』は、六つの太陽を持つ惑星ラガッシュの物語である。この惑星の空は、六つの太陽が交代で照らしているので、住民たちは、これらの太陽以外に天体のあることを知らなかった(図1)。
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深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
飛ばすには 力を入れるべきか 抜くべきか
2015年6月6日号超一流プロのドライバーショットは、力を入れずに、クラブを軽く振っているように見えますよね。それはスウィングのバランスが抜群に良いことに加えて、「力の入れどころ」と「抜きどころ」が適正だからです。彼らはドライバーで300ヤード以上も飛ばすのですから、全部の力を抜いて軽く振っているわけではありません。