記事一覧:産業レポート Industrial Analysis115件
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産業レポート Industrial Analysis
国内大手造船メーカーの正念場 釡 和明(日本造船工業会会長)インタビュー
2012年4月21日号明治時代以来、日本の造船業は、性能に優れた船舶を建造し、それらを海運業に供給することを通じて、貿易国家・日本の発展を支えてきた。日本は、第2次世界大戦で壊滅的な被害を受けたが、戦後の復興と、その後の高度経済成長期を引っ張ってきたのは海運業と造船業だったという自負がある。
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産業レポート Industrial Analysis
産業としての存続が危ぶまれる 国内大手造船メーカーの正念場
2012年4月21日号過去30年以上、総合重機メーカーの造船部門は、低迷を続けている。かつて、連結営業利益の50%以上を稼ぎ出していた造船は、現在10%以下に落ち込んでおり、1%を切ることもある。周期的に好況と不況を繰り返してきた造船業は、韓国と中国に抜かれて相対的な地盤沈下が進む。なかなか業界再編が進まないという問題を抱えながら、日本の造船業はどこへ向かうのか。
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産業レポート Industrial Analysis
「ガス革命」に取り残される日本 もはやガスの“脇役”ではない 各地で進む非在来型ガス開発
2012年4月21日号「CBMにはシェールガスと変わらない可能性を感じている」東京ガス原料部の棚沢聡マネジャーは自信を込めてこう話す。
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産業レポート Industrial Analysis
「ガス革命」に取り残される日本 地下2000メートルに眠る大量の秘宝 三つの技術革新で開発ラッシュ
2012年4月21日号シェールガスは、地下100~2600メートルにある頁岩(シェール)層に横たわっている。従来のガスとは違い、大きな貯留層があるわけではなく、岩石の微細な割れ目に封じ込められているのが特徴だ。
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産業レポート Industrial Analysis
世界のLNG調達戦で「独り負け」 「ガス革命」に取り残される日本
2012年4月21日号LNG(液化天然ガス)がこれまでになく注目を集めている。米国で「革命」と呼ばれる市場変革があったのに加え、国内でも電気料金に直結する問題になった。しかし世界を見ると、原発停止後は日本だけがLNGを高値でつかむ「独り負け」の状態。
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産業レポート Industrial Analysis
「ヒカリエ」誕生はほんの序章 14年越しで動く渋谷大改造計画
2012年3月31日号東京・渋谷に巨大なガラス張りのビルがそびえ立った。東京急行電鉄が開発した「渋谷ヒカリエ」がまもなく開業する。だが、これは壮大な渋谷大改造計画の始まりにすぎない。この街が変貌できるかどうかは、“渋谷村”の大地主・東急電鉄のリーダーシップにかかっている。
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産業レポート Industrial Analysis
運送業のコスト削減に貢献する リトレッドタイヤ普及の行方
2012年3月17日号欧米では一般的だが、日本では“安かろう、悪かろう”という印象が強いトラックタイヤのリトレッド。近年、ブリヂストンが本格普及に乗り出したことで、風向きが変わりつつある。コスト削減の救世主として運送業者に受け入れられるだろうか。
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産業レポート Industrial Analysis
ANAはLCC連結、JALは保守的 対照的な航空2社の中期経営計画
2012年3月17日号“LCC元年”といわれる今年、JALとANAがそろって中期経営計画を公表した。環境激変が見込まれる中、一見すると2年後の利益計画は大差ないが、LCCに対する考え方は正反対、燃油や為替の前提条件も異なるなど、中身は大きく異なる。その詳細を分析した。
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産業レポート Industrial Analysis
欧州債務危機の波及に戦々恐々の当局 地銀が抱える日本国債リスクの恐怖
2012年2月11日号欧州債務危機に端を発した国債の金利上昇懸念が、日本にも及んでいる。仮に金利が急上昇すれば、日本国債を大量に抱える日本の金融機関、特に体力が弱い地方銀行にとって影響は甚大だ。本誌は金利上昇時のストレステストを実施、資本不足に陥る地銀を洗い出した。
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産業レポート Industrial Analysis
穴だらけの食品放射能検査体制 4月の新基準値導入で混乱必至
2012年2月4日号福島第1原子力発電所事故による放射能漏れで、食を取り巻く環境は一変。公的検査の信頼性が失墜するなか、食品関連企業は独自に放射能検査を始めた。ずさんな食品放射能検査体制の実態を明らかにする。
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産業レポート Industrial Analysis
日の丸技術“炭素繊維”が急成長期へ 自動車向けの技術革新が急務
2012年1月28日号「夢の素材」といわれてきた炭素繊維が、本格的な成長期に入った。軽量で高強度、高弾性という特性を持つため、航空機や風力発電のブレード(翼)などに次々と採用され、いよいよ自動車への採用も始まったのだ。普及拡大に向けてさらなる用途開発、技術開発が欠かせない。
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産業レポート Industrial Analysis
新興勢の台頭で大混戦 タイヤ設備投資合戦の行方
2012年1月21日号タイヤメーカーが生産能力の拡大を急いでいる。新興国でモータリゼーションが本格化し、タイヤ需要は爆発的に伸びるからだ。一方、業界勢力図は新興勢の台頭で様変わりし、日本の中堅メーカーはその地位を脅かされている。勝ち残りの道はあるのか。
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産業レポート Industrial Analysis
東証と大証が経営統合に至る 8ヵ月にわたる交渉の舞台裏
2012年1月14日号2011年3月10日の新聞報道から8ヵ月、ついに経営統合の合意に至った東京証券取引所と大阪証券取引所。それぞれの思惑が交錯し難航を極めたが、金融庁の複数回の介入を経てようやく幕を閉じた。その交渉過程を追った。
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産業レポート Industrial Analysis
日本発の世界製品で市場を席巻 建機業界が担う次代の付加価値
2012年1月14日号建機は、新興国の国づくりやインフラ整備には欠かせないものであり、一方で先進国の都市開発でも必要になる。とりわけ、日本が原型モデルを開発した“油圧ショベル”は、アジアを中心に新興国の開発で重宝されてきた。建機ビジネスの将来展望を探る。
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産業レポート Industrial Analysis
30代中心に支持集める アパレルセレクトショップ成長の秘密
2011年12月17日号アパレル業界が長期縮小傾向を続けるなかで、高いファッション性をウリにした「セレクトショップ」がじわじわと勢力を伸ばしている。単なるインポートショップとは違い、オリジナル品も多数販売しているのが特徴で、その比率は60%近いショップさえある。なぜこの時代にセレクトショップは顧客の心を揺さぶることができるのか。