記事一覧:NEWS2438件
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大口債権者が独自の再生案 スカイマーク再建に漂う暗雲
2015年6月13日号「ANAホールディングスを事業スポンサーとする案に反対する」。スカイマークの最大の債権者であるイントレピッドが、スポンサーに内定していたANAに牙をむいた。関係各者の思惑が渦巻くスカイマークの再建はどう決着するのか。債権者集会に向けて鍵を握るのは債権者2番手のエアバスの動向だ。
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金融界の規制緩和で再燃する 銀行と証券の“壁”撤廃議論
2015年6月13日号規制業種の銀行にとって千載一遇のチャンスが来た。首相の諮問機関である金融審議会で規制緩和案が話し合われているのだ。業務範囲の拡大によるIT活用や異業種進出などがうたわれたが、その場へ呼ばれた銀行は、議論の中では傍流だったある問題を持ち込んだ。
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人事天命
【タカラトミー】 初の非創業家&外国人社長が誕生 老舗玩具企業の救世主となるか
2015年6月13日号タカラトミーの社長兼CEOで、創業家の3代目に当たる富山幹太郎氏(61歳)が大きな決断を下した。28年間務めた社長の座を、6月末、1年前に副社長兼COOにヘッドハンティングしたばかりのハロルド・ジョージ・メイ氏(51歳。写真)に譲るのだ。
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Inside
【市場】 バブル期に次ぐ株価12連騰 過熱感なき上げ相場の“正体”
2015年6月13日号バブル期以来の上げ相場である。日経平均株価が5月15日から6月1日まで12営業日連続して上昇、1988年2月に記録した13営業日連騰に次ぐ記録となった。株価は2万0569円を付けた後下がり、6月3日には2万0500円を割り込んだものの、売りが売りを呼ぶ展開とはなっていない。
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Inside
【化学】 中国人のおむつ“爆買い”で 三井化学に迫られる決断
2015年6月13日号国内化学大手の三井化学が頭を悩ませている。悩みの種は、紙おむつ。同社は紙おむつの材料である不織布を生産しており、それが品不足に見舞われてきているのだ。原因は中国人による紙おむつの“爆買い”で、数字を見てもその影響は明らか。衛生材料の業界団体の統計によると、2014年の国内の乳幼児用紙おむつの生産枚数は、少子化にもかかわらず前年比で12%も増えた。
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Inside
【電力政策】 老朽原発の大半が運転延長 政府案に透ける強引な思惑
2015年6月13日号日本の原子力政策が揺れている──。2030年度の電源構成(総発電量に占める各電源の割合)の政府案が、有識者会議での議論を経て決定した。注目された原子力の比率は20~22%程度、再生可能エネルギーは22~24%程度で決着した。しかし、この数字の裏には、政府の強引な思惑が透けて見える。委員を務めた橘川武郎・東京理科大学教授は、「老朽原子力発電所の運転延長と再稼働の可否を判断する原子力規制委員会の頭越しに、再稼働を許可すると言っているのも同然だ」と批判する。
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【特別インタビュー】 ソニー、パナソニックの カンパニートップが語る テレビ事業の生きる道
2015年6月13日号「その時々で経営者は最善を尽くしたと思うが、一貫した戦略でやっていれば、ここまで長引かなかった」 10年連続で赤字が続いたテレビ事業について、ソニーの完全子会社、ソニービジュアルプロダクツの高木一郎社長はそう総括する。ソニーは2014年7月、不振のテレビ事業を分社化。「(販売)規模を追わない」(平井一夫CEO)という戦略に方針を転換し、直販店の整理・統合をはじめ、固定費の削減を徹底して進めてきた。
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Inside
【銀行】 1兆円も飛び出る銀行好決算 裏で“バブル”終焉の足音
2015年6月6日号銀行界の2014年度決算がおおむね出そろい、好業績に沸いている。最大手の三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)が国内金融機関で初めて純利益1兆円を突破。また、三井住友FGが7500億円超、みずほFGが6100億円超をたたき出し、上場企業の純利益で3メガバンクグループがそろってトップ5入りを果たした。
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人事天命
【東レ】 絶好調時代の社長を継ぐのは スーパー研究者か花形事業の幹部か
2015年6月6日号「ミスター東レ」を名乗り、自社に大いなる愛着を見せた榊原定征・東レ会長が、経団連会長としての職務に専念するため、6月24日に退任する。会長の席は空くことになるが、日覺昭葊社長(66歳。写真)がすぐさまそれを埋めることはなさそうだ。
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【電機】 不適切会計の過半を占める 東芝の“非スマート”メーター
2015年6月6日号3月2日、東京電力のホームページ上に出されたお知らせを見て、あるメーカー関係者は戦慄した。それは「電気メーター検針員募集の案内(武蔵野支社)」。使用した電力量を目視確認する検針員を募集するものだった。なぜ、このお知らせが関係者たちの注目を集めたのか。それは、東電がその1カ月前に、武蔵野支社がカバーする多摩地区で、スマートメーターを活用したサービスの先行導入を発表していたためだ。
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【観光】 全国で建設ラッシュ間近!? 外国人観光客で沸く温泉施設
2015年6月6日号「浅草ビューホテル」などを手掛ける日本ビューホテルが、今秋開業予定の大型商業施設「ららぽーと立川立飛」の近くに、ホテルを建設することが分かった。同社は東京都立川市中心部に広大な土地を所有する立飛ホールディングスと5月、業務提携。2020年に客室数200程度のホテルを開業する計画だ。
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【飲料】 JT飲料争奪戦に勝利でも 晴れないサントリーの憂鬱
2015年6月6日号ついに、飲料業界の命運を握る“天下分け目の戦い”に決着がついた。本誌5月30日号で既報の通り、JT(日本たばこ産業)の自動販売機子会社、ジャパンビバレッジホールディングスを手中に収めたのは、業界2位のサントリー食品インターナショナルだった。
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【特別インタビュー】 窪田 良(アキュセラ・インク会長・社長兼CEO)
2015年6月6日号2014年に東証マザーズへ上場した米製薬ベンチャー、アキュセラ・インクの日本人創設者である窪田良氏が同年末、CEOの座を追われた。15年5月に復帰した窪田氏が、内紛騒動の顛末を語った。
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Inside
【化粧品】 資生堂が美容部員を正規採用 低迷市場で戦略転換した訳
2015年5月30日号「ブランド価値の伝道師」──。化粧品最大手、資生堂の魚谷雅彦社長は4月末の中期経営計画発表の席上、美容部員をこう称して彼女らを11年ぶりに正社員採用するという戦略転換を打ち出した。
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人事天命
【LIXILグループ】 急進的なグローバル化で 再浮上する“意外な人物”
2015年5月30日号今年1月、この6月で任期満了を迎える東京電力の數土文夫会長の後任に、藤森義明・LIXILグループ社長兼CEO(63歳。写真)の名前が一部報道で取り沙汰された。
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【外食】 自己資本比率7.4%に転落 改善策なきワタミの絶体絶命
2015年5月30日号ワタミの経営に黄信号がともっている。2期連続の最終赤字に陥り、財務状況が急激に悪化しているからだ。2013年3月期末、自己資本比率は25.4%、純資産は320億円あった。それが、15年3月期末にはそれぞれ7.4%、102億円にまで落ち込んだ。
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【スクープ!】 大詰めの「JT飲料」争奪戦 サントリー最有力で交渉へ
2015年5月30日号業界勢力図を塗り替えることになるJT(日本たばこ産業)の飲料事業の争奪戦。4月17日の入札には、飲料メーカー、小売りなどの異業種、ファンドが参戦した。それから1カ月余り。JTは、サントリーを売却先の最右翼として交渉を進めていることが、本誌の調べで分かった。
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人事天命
【J.フロント リテイリング】 4人の“奥田チルドレン”から 抜け出した2人の社長候補の名前
2015年5月23日号かつて、平の部長から13人抜きで大丸(現大丸松坂屋百貨店)の社長に抜てきされた山本良一・J.フロント リテイリング社長(64歳。写真)は誰を後継に選ぶのか。
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【インド】 時代錯誤の「牛肉禁止令」導入で ムンバイ駐在員“妻”が戦々恐々
2015年5月23日号経済成長著しいインド最大の商業港湾都市ムンバイで、20年ぶりに復活した「牛の屠殺禁止令」(牛肉禁止令)が波紋を呼んでいる。この3月4日に大統領府で即日発効した牛肉禁止令から2カ月後の5月5日には、イスラム教徒が中心の食肉販売業者などが大規模な反対集会を開いたばかり。
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【食品】 国税庁に盾突いたサッポロ 「極ゼロ」酒税返納戦争の真相
2015年5月23日号4月28日、サッポロホールディングス(HD)の元に一通の通知書が届いた。送り主は国税庁。書面にはむなしくも、サッポロが国税庁に返還を求めていた追加納税115億円を「返さない」旨が記されていた。